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工務店としての日々の仕事の中から、「これは家を建てる前に是非知っておいて欲しい」という
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家を建てる前に読みたいお話
2020.02.19

木の家の外観 外壁材に木を使う

木の家の外観 外壁材の種類

 

木の家の外観 ウッドデッキに面したそとん壁の外壁

 

木の家の外観 羽目板の外壁

 

家の外観(外壁材)は外から誰にでも見られる、印象を左右するとても大事な部分です。

 

本物の木を使った外観は、やはり似せた物にはない質感があります。年月が経つことにより風格や落ち着きが現れます。

 

外壁材には窯業系サイディングやタイル張りなどもあるのですが、(実は日本の新築のほとんどは窯業系サイディングと思われますが!)このブログでは木の家の外観に合うもの、板張りの外観のバリエーションを見ていきたいと思います。

 

味のある木の家の外観にしたい、板張りの外壁材の採用を検討されている方に参考になればと思います。

 

ちなみに上の画像は弊社の施工例で、オレンジがかった茶色い部分は塗装した杉板です。白い部分はそとん壁という塗り壁になります。

 

 

日本で一番使われているサイディングについて少し

冒頭で「実は日本の新築のほとんどは窯業系サイディングと思われますが」と書きました。

 

ここ案外大事なところで、ほとんどの窯業系サイディングは継ぎ目処理に使うシーリングの耐久性が低く、10年以内に打ち直しが必要です。2階部分もサイディングで仕上げているでしょうから、足場代だけでも馬鹿になりません。(1回あたり100万円~)

 

建築コストは安く抑えられても、後々のメンテナンス費用が定期的に必要になります。

30代で建てて50年住むと考えて4回の打ち直しで400万円以上!!

 

ただ、最近のサイディングはシーリングレスシーリング自体が高耐久なものが出ていますから、もしあなたの家の外壁仕様がサイディングなら担当者にその辺のことよーく聞いてください。念のため、サイディング自体も高耐久な物か確認してくださいね。ここはケチっては絶対いけないところです。

 

こちらが大手サイデイングメーカーの高性能商品です。

ニチハの商品はこちら

アサヒトステムはこちら

 

 

木の板の外壁

 

 

さて、木の板の外壁というと、腐りそうとか劣化しそうとか思われがちですが、そうでしょうか?

 

近所にある寺社を思い浮かべてください。まあまあ古い木の外壁だったりしていませんか?有名どころでは法隆寺や正倉院ですね。

 

木は腐りさえしなければ、銀色っぽく退色していたりはあってもボロボロになって崩れるとかはありません。

経年変化はありますが経年劣化はありません。性能がほぼ落ちないのです。

 

もともと日本の風土によく合っている外壁材なのです。

 

ということは、家を建てた後にかかるお金が圧倒的に少なくて済むのです。

 

ウッドロングエコ(木材防護材塗装)仕上げ

 

木の家の外観 ウッドロングエコの外壁

 

ウッドロングエコは、木材を腐らせる「腐朽菌」を繁殖させない、健康・安全で、自然に優しい木材防護剤です。防腐剤のように環境に悪いものではなく、土に埋土しても、溶け出すことなく、長期に渡って、効果を発揮することから、欧米では、学校や公園などの公共施設でも実績の高い製品です。

 

手袋もマスクもなしで施工出来るくらい安全なものですから、親子でウッドデッキを塗るなんてことも出来ますね。

 

通風と水はけがよければメンテナンスフリーな外壁になります。欧米では100年持つと言われていますが、日本ではまだそこまでの実績は正直ありません。

 

また、色を付けるものではないので塗る材によって色味の仕上がりに差が出ます。風や雨の当たり具合により経年変化でも差が出るので好き嫌いの個人差が大きく、築年数の経った施工例の確認が必須です。

 

上の画像は弊社施工例になります。

 

経年変化の例

 

木の家の外観 ウッドロングエコの経年変化

 

木の家の外観 ウッドロングエコの経年変化

 

2年と6か月経過した例です。古びた落ち着きが出てきました。☚ ここのとらえ方の個人差が大きいです。ご夫婦で喧嘩などにならないように要チェックです!

 

有限会社小川耕太郎∞百合子社からお借りしました。。

 

焼杉仕上げ

 

木の家の外観 モダンな焼き板の外壁

 

上の画像は弊社の施工例です。

 

焼杉にはバーナー焼きと三角焼きというものがあります。

 

 

上の画像が三角焼の様子です。天竜焼杉様のHPよりお借りしました。

 

文字通り焼くことにより表面を炭化させ、「腐朽菌」の繁殖に必要な栄養素などをなくすため外壁に適した材になります。

 

バーナー焼きよりも三角焼のほうが炭化層が厚く仕上がります。焼杉のメリットはやはり炭化層にあるので、そういう意味では三角焼のほうが優れていると言えます。ただし見ての通り手間はかかりますね。

 

経年変化により炭の部分が徐々に落ちてゆき、いずれは本来の木の地色が出てきますが、条件にもよりますが50年ノーメンテナンスの例もあり、30年持つとはよく言われる言葉です。木の地色が出た部分は適した塗装でメンテナンス出来ます。また、面積が大きい場合は貼り替えも比較的簡単にできるので、やはり長持ちする外壁材と言えると思います。

 

焼杉も木が経年変化していくものなので、やはり好き嫌いが分かれるところです。また、焼杉とは簡単に言えば表面が「炭」ですから触れば黒い色が手につきます。ここも採用するかは判断の分かれるところですね。

 

塗装杉羽目板

 

木の家の外観 塗装杉板

 

木の家の外観 塗装羽目板の下見貼りの外壁

 

 

上の2枚の画像は弊社の施工例です。

 

塗装羽目板の一番の魅力は、好みの色で耐久性を向上させることにあります。

ただし、やはり生地が木ですから経年変化があります。色が退色したりはげた風になります。

もともと好みの色で外観を整えたわけですから、性能の問題ではなく美観の問題として塗り替えが必要になるかもしれません。

 

さて、羽目板の種類ですが塗装済みで販売されている羽目板と、自社で塗装する羽目板があります。

弊社も自社で塗装することが多いのですが、使う塗料はいろいろと種類があります。

 

自然素材系の塗料の種類としては、

 

オイル系:木の内部に浸透して表面に塗膜を作らないため、美しい木目の質感が浮かび上がり、しっとりとした仕上がり

ワックス系:表面をコーティングして汚れから守る。無塗装のような自然な仕上がり

オイルワックス系:両者を兼ねているもの

 

があり、代表的なメーカーは

 

オスモ(ドイツ製)

リボス(ドイツ製)

いろは(日本製)

 

弊社ではいろはを使うことが多いです。各メーカーのリンクを貼りました。

 

経年変化

 

木の家の外観 塗装杉羽目板の経年変化

 

上の画像の黒い壁の家の4年後の様子です。雨風の当たり具合などにより経年変化の様子も違います。

今現在で8年が経過しましたが、塗り替えは行っていません。

 

木の外壁と相性が良い塗り壁とガルバリウム

 

木の家の外観 ウッドロングエコとそとん壁の外壁

 

この記事の冒頭にある画像は塗装杉羽目板と塗り壁の組み合わせです。

 

上の画像はウッドロングエコと塗り壁の組み合わせで、どちらも「そとん壁」という火山灰由来の材料で出来ている塗り壁になります。

 

木の家の外観 木とガルバリウム

 

こちらの画像はガルバリウムの外壁に玄関周りにだけ木を使っています。

どちらかというとガルバリウムの外壁の場合はポイントで塗装杉羽目板を使うと相性が良いようです。

 

そとん壁にしろガルバリウムにしろ、どちらも無垢の素材、本物の素材同士ということでとても相性が良いです。

 

繰り返しになりますが、木の外壁はいずれにせよ経年変化が起こります。その変化の具合を経年美ととらえられる方にはとてもおすすめの外壁材ですが、そうではない方には塗り壁やガルバリウムをお勧めします。

 

最後に価格の話です。

本物の木というだけで内装材にしろ、今回のような外装材にしろ「高そう」と思われる方がホントに多くて残念です。内装材についてはまたの機会に書くとして、今回の外装材ですが、高くはありません。

 

工事店によって多少の違いはあるでしょうが、今回ご紹介したような木の外壁材は、定期的なメンテナンスが必要になる(建てた後にお金がかかる)、安価なサイディングに比べると高いです。

 

ですが、実は高耐久のサイディングと比較すれば変わりはありませんよ。

 

ということで、あなたの家づくりの外壁材の検討材料に是非加えてみてくださいね。

 

長く暮らす家だからこそ自然素材を使う

 

 

 

家を建てる前に読みたいお話
2020.02.13

ベタ基礎だからと安心できない。布基礎との比較

家を建てようと思っている人ならば、住宅の基礎工事には「ベタ基礎」と「布基礎」があるのをご存じかと思います。最近の基礎工事といえばここ10年くらいで「ベタ基礎」が主流になった気がします。やはり阪神淡路大震災からいくつかの大地震を経験したからでしょうか。

 

弊社でもベタ基礎を標準としています。

 

では「ベタ基礎」ならば 即、安心安全なのでしょうか? 逆に布基礎はまるでダメなのでしょうか?

 

そのあたりをわかりやすくお伝えできればいいなと思います。

 

基礎工事の重要性を認識しよう

 

 

出来上がってしまったら見えない基礎工事

そもそも基礎工事は何の為にするか?

 

『基礎』を辞書で調べると、

 

その上に建物を建てたり大きな装置を設置したりするために据える土台。いしずえ。

建造物や構造物の自重による荷重や、地震や風によって加わる水平方向の荷重を最下部で支持し地盤に伝える部分。物事の根幹となる物。基本。

というように書かれている通り、いくら建物を頑丈に作っても、基礎がいい加減なものではその強度を保てません。しっかりした基礎無しでは大事な生命財産を守れません。

 

ベタ基礎と布基礎の違いは何?

 

 

 

上の写真、実はベタ基礎と布基礎です。

どっちがどっちかわかりますか?わかりませんね。

正解は上がベタ基礎で、下が布基礎です。

 

このように出来上がってしまうとなかなか分かりにくいものですし、仕様の違いも見えませんね。

写真を使ってそれぞれの違いと特徴を説明したいと思います。

 

ベタ基礎とは

 

 

上の写真のように建物の部分全面を鉄筋コンクリートの底板(ベース)で支えるものです。

住宅の重みを面で受け止めるため、荷重を分散しやすく耐震性が高くなります。

 

布基礎とは

 

 

布基礎は上の写真のように建物を支えるのは立ち上がっている部分のみになります。鉄筋もこの部分にのみしか入りません。点で支える構造になります。

 

このあと立上り部分以外の地面に防水シートを敷き、その上からコンクリートを打設します。

出来上がると最初にお見せしたような、ベタ基礎と変わらない見た目になります。

 

ベタ基礎に比べ一番のメリットはコストです。

使用する鉄筋などが少ないため、コスト安につながります。

 

ベタ基礎に比べ布基礎はまるでダメなのか?

 

ではベタ基礎に比べ布基礎はまるでダメかというと、そうも言いきれません。

 

確かに耐震性はベタ基礎のほうが有利ですが、そもそも耐震性は基礎だけで決まるわけではなく、地盤と基礎と構造の3つの要素で決まるのです。

 

もともとの地盤が強固であれば何ら布基礎でも問題はありません。(いろいろ注意点がありますがここでは割愛します)

 

ベタ基礎ならばそれで安心?

 

実はセールストークで「うちはベタ基礎だから安心ですよ!!」という建築会社が割とあります。もちろん間違いばかりではありませんが、怪しいのが混じっているのも本当です。

 

地盤調査で得た地耐力

建設省告示第1347号 第1項

地盤の長期に生ずる力に対する許容応力度が

・20KN/㎡未満  基礎ぐいを用いた構造

・20KN/㎡以上30KN/㎡未満  基礎ぐいを用いた構造またはベタ基礎

・30KN/㎡以上  基礎ぐいを用いた構造、ベタ基礎又は布基礎

 

難しい日本語ですね~!!

地耐力。これは地盤が重みに耐えられる強さや地盤沈下に対してどの程度の抵抗力があるかを示す指標です。数値が大きいほど強い地盤になります。(基礎ぐいは高層マンションなどの施工なので今回関係ないので無視してください)

 

ベタ基礎の規定

建設省告示第1347号 第3項抜粋

立上り部分の厚さ 12cm以上

主筋径12mm以上の異形鉄筋を上端と下部の底板に配置し補強筋と緊結

立上りの補強筋は径9mm以上の鉄筋を30cm以下の間隔で縦に配置

底板部分の厚さ  12cm以上

底板の補強筋 径9mm以上の鉄筋を縦横に30cm以下に配置

 

シュミレーション

仮にある土地の地盤調査をして25KN/㎡という地耐力が出た場合、ベタ基礎ならばOKということになり、ベタ基礎の規定にある仕様ならば大丈夫です、という解釈になります。

 

ですが、基礎の仕様を※許容応力度計算ではじき出すと、全くそのような仕様ではダメということがあるのです。

 

※許容応力度計算・・・構造計算の1種です。より簡単な壁量計算という方法もあります。

 

以下の画像は許容応力度計算をもとに作られた「基礎伏せ図」と「断面図」になります。

 

 

 

断面図からお分かりいただけるでしょうか?

 

先ほどの国の定めるベタ基礎の規定と照らし合わせると、

 

立上り部分の厚さ 規定では12cm以上 → 計算からは15cm必要

 

規定では主筋径12mm以上の異形鉄筋を上端と下部の底板に配置し補強筋と緊結 → 計算からは径13mmの異形鉄筋(D13)が必要

 

規定では立上りの補強筋は径9mm以上の鉄筋を30cm以下の間隔で縦に配置 → 径10mmの異形鉄筋(D10)を20cmの間隔で縦に配置(@200)が必要

 

底板部分の厚さ  規定では12cm以上 → 計算からは15cm必要

 

底板の補強筋 規定では径9mm以上の鉄筋を縦横に30cm以下に配置 → 計算からは径13mmの異形鉄筋を縦横に20cm間隔に配置が必要

 

規定の仕様と同じなのは立上り上下の主筋だけです。

 

ですが、全く法律違反でも何でもありません。

 

法律で必要ないとされている構造計算

 

 

どうしてこんなことが起こるのでしょうか?

 

実は、基礎の仕様に関して、許容応力度計算により決めなさいという決まりはありません。耐震等級2や耐震等級3の建物でも上部構造は計算しなければ認められませんが、基礎の許容応力度計算は不要です。

 

そもそもベタ基礎のメリットとして耐震性能が高くなるとお伝えしました。

 

しかし、耐震性能等級3(最高値)をとるためにですら「許容応力度計算」は義務付けられていません。より簡単な※壁量計算でもOKです。

 

※壁量計算・・・壁の量が基準を満たせば良く、位置や強度の指定はありません。対して許容応力度計算は建物を作る部材がどのくらい強いのか、どれくらいの力に耐えられるのか(許容応力)を計算します。

 

ここに落とし穴があります。

 

ベタ基礎だから耐震性能が高いのではありません。

 

しっかりとした構造計算(許容応力度計算)に基づくベタ基礎だから耐震性能が高くなるのです。

 

一番最初の部分で弊社でもベタ基礎を標準としている、とお伝えしました。

これは命や財産をちゃんと守れる耐震等級3をとるために許容応力度計算に基づくベタ基礎を標準としている、という意味なのです。

 

ぜひ、あなたが建築を依頼しようとしている会社に「何の計算に基づくベタ基礎ですか?」と聞いてみてください。

 

施主でもできる基礎工事のチェックポイント

 

 

1・基礎の仕様はどうやって決めているか確認

構造計算(許容応力度計算)による仕様 → OK

ベタ基礎スラブ配筋スパン表による仕様 → OK

全建総連べた基礎スラブ配筋スパン表による仕様 → OK

建築会社の告知のみによる仕様 → NG

 

2・配筋チェック・・・瑕疵保険の検査で検査員が図面と照合してくれる場合はお任せでも大丈夫でしょう

 

3・アンカーボルトの位置・・・型枠の真ん中にまっすぐ入っているか

 

4・養生期間が十分とれているか・・・目安で夏で3日。冬で5日。

 

基礎工事は素人にはわからないものですが、基本の基本だけ頭に入れて、是非現場に足を運んで下さい。施主様が来ると職人さんはうれしいものですし、より丁寧な施工もしてもらえそうな気がする?ような。

 

土地からお探しの方にはこちらの記事もどうぞ

地盤調査や改良ってどんな方法がある? 地震に強い家を建てたい!

 

 

家を建てる前に読みたいお話
2020.02.10

鎮め物

鎮め物とは地鎮祭の時に神主さんから渡されるものです。

実は住宅建築には二つの儀式があります。それが地鎮祭と上棟式です。

この記事では知ってるようで、よくわからない鎮め物や地鎮祭について書いてみます。

 

地鎮祭とは何のために行う?

 

地鎮祭

 

地鎮祭とは工事の前に、建築地の土地の神様に工事の安全と、建築後もその建物が何事もなく過ごせることをお願いする儀式になります。

 

一般的には神式で行うことが多いと思います。(写真も神式です)弊社では仏式も何度か経験しました。調べてみるとキリスト教式というものもあるようです。施主様の宗旨によって変わるのでしょう。

 

弊社ではお客様が特にご要望がなければ神式で、いつもお願いしている神社の神主さんにお願いしています。以下の記事は神式での内容になります。

 

地鎮祭に必要なもの

 

地鎮祭

 

上の写真が祭壇の様子です。3段目の空いている棚は後で玉ぐしを捧げることになります。

 

右側に立てかけてあるのは鋤(スキ)と鍬(クワ)で、儀式の中で使います。

 

弊社の例になりますが、お供え物(神饌)や四方に立てる竹は弊社で、祭壇などの道具類は神主さんのほうで用意していただきます。お施主様には身体ひとつでお越しいただきます。ただこれは建築会社や地方によっても習慣が違うかもしれません。一度工事店に相談されたほうがいいですね。

 

あと大事なことは、地鎮祭を執り行うのも行わないのもお施主様の全くの自由です。

 

弊社でも過去に2件ほど全く執り行わなかったことがあります。でも、ちゃんと平和に暮らしておられますよ。( ´艸`)

 

費用については後で触れますね。

 

地鎮祭の流れ

 

地鎮祭

 

地鎮祭の式次第は

 

・開式の辞

・修祓(しゅばつ)の儀・・・祭事の前に行う清めの儀礼

・降神(こうしん)の儀・・・神主が神様をお迎えします

・献饌(けんせん)の儀・・・神主が神様にお供え物を捧げます

・祝詞奏上(のりとそうじょう)・・・神様に工事の報告をし、安全と家の繁栄を祈願します

 

床鎮めの祭

 

地鎮祭

 

・清祓い(きよはらい)の儀・・・上の写真が様子です。四方祓いとも言い、土地の四隅と中央に米・塩・酒をまいて清めます。

 

 

地鎮祭

 

住宅建築

 

・地鎮の儀・・・お施主様が鋤で砂を掘り起こし、起工の意味を表します。次に神主が鎮め物を掘り返した場所に据え、安全を祈念します。最後に工事者が(例えば弊社が)その土地をならすという意味で、鍬で鎮め物に砂をかぶせます。この所作は鎌(カマ)を加えて3度行われるところも多いようです。

 

鎮め物

 

上の写真が鎮め物です。何が入っているのか気になりますね。

 

鎮め物の中には、昔に宝物であったという意味で、人形、盾、矛、小刀子、長刀子、鏡、水玉の七種が入っていて、地面の神様にお供えするという意味だそうです。

 

でも開けたことがないので、実際には見たことがありません。(#^^#)

 

その後、

 

地鎮祭

 

・玉串奉奠(たまぐしほうてん)・・・神様に玉串を捧げ拝礼します

・撤饌(てっせん)の儀・・・神様へのお供え物をおさげします

・昇神(しょうしん)の儀・・・神様にお帰り頂きます

・神職退下(しんしょくたいげ)・・・お供えのお下がりを食します

 

ここまでが地鎮祭の一連の流れです。

 

すべて神主さんが案内してくださるので、お施主様は言われたとおりにやってくださいね。

 

鎮め物はどうなる?

 

 

その後鎮め物はどうなるでしょうか。

 

弊社の場合はうちでお預かりして、基礎工事の前に家の中心部分に埋めます。上の写真の中ほどの白い物が鎮め物になります。

 

 

埋めてしまうと鎮め物を見ることはもう出来ませんが、これからの工事の安全、完成してからのお施主様の生活を見守ってくださいます。

 

地鎮祭にかかる費用について

 

 

コンテンツ

 

地鎮祭についてかかる費用の内訳は

 

神主さんへの謝礼

お供え物(神饌)の代金

工事店の手間賃(弊社の場合ですとお供えの用意や竹の用意)

 

といったところでしょうか。

 

神主さんへの謝礼は様々だと思います。

 

弊社の場合いつもお願いする神主さんへは2万円で、地鎮祭費用に含まれています。(見積明細に記載されています)お願いする神社によっては数倍するところや、お車代が必要になる場合もあります。

 

お供え物(神饌)の代金も何を用意するかによって変わってきます。弊社の場合はやはり地鎮祭費用に含まれています。

 

こういった祭事は依頼するところや、規模によってもかかる費用は大きく変わってくると思います。

 

一度工事依頼先に相談してみて、納得できる範囲でされるのがよいと思います。

 

日時や出席者、天気のこと

 


執り行う日時ですが、大安とかを思い浮かべるところですが、実は建築には建築吉日というのもあって、弊社の場合はそれらのカレンダーを見ながらお施主様と日取りを決めます。

 

かかる時間はおよそ1時間ほどなので、過去には仕事に間に合うよう夏の朝7時くらいから始めたこともあります。

 

せっかくの地鎮祭ですから、ぜひ参加できるようにこの辺も工事依頼先と相談されるのがよいと思います。

 

出席者については特に決まりはないので、弊社の場合は一緒に住む予定がなくてもご両親が参加されることは多くあります。

 

また、雨の場合は弊社の場合はテントを張って執り行います。

 

 

さあ、いよいよ家づくりのスタートですね。

 

家づくりが楽しく、スムーズに進むよう願っています!!

 

こちらの記事では地鎮祭から基礎工事までの流れを紹介しています。

地縄張りなど建築にまつわる言葉の意味を書いてみた

 

 

家を建てる前に読みたいお話
2020.02.04

平屋の人気に迫ってみた

平屋が人気です

 

 

昔は平屋と言えば『贅沢普請』 と言われていましたし、どちらかというと高齢のご夫婦の隠居用のイメージが強かったように思います。弊社への建築依頼も稀でした。

しかし最近は若い世代からも平屋を建てたいというご希望を聞くことが増えてきました。高齢の方からの依頼も含めると、ここ数年は年に1~2棟は建てています。実際に建てたここ3~4年のデータを見てみると(お子様は想定の場合も含みます)

 

30代夫婦+子供2人

50代夫婦

30代夫婦+子供1人

30代夫婦+子供2人

70代夫婦

20代夫婦+子供2人

30代夫婦+子供1人

 

となります。実に色々な家族構成ですね。幅広い世代からの人気ぶりがうかがえます。

 

どうして若い人も含め平屋を好まれる方が増えてきたのか?

平屋の人気を理由を探りつつ、合わせてデメリットも見ておきましょう。

 

平屋の人気の理由

 

 

家族が団らんしやすくなる

 

平屋はワンフロアで全ての生活スペースを配置するので、家族が顔を合わせたり気配を感じる事が多く、コミュニケーションが取りやすくなります。

リビングを中心に間取りを考えると更にコミュニケーションを取りやすくなりますね。

 

2階建てに比べて面積が小さくなる

 

階段がいらないので上下のホール等含むと4畳~6畳分2階建てより面積が少なくできます。(とは言え・・・ってこともあるのでそこはのちほど)

 

終の棲家になる

 

1階に全てが収まっているので老後に階段を上る事もなく、終の棲家として一生安心して暮らせる。

 

メンテナンスが容易

 

住宅は建てれば終わりじゃなく長い付き合いになります。つまりメンテナンスが不可欠になってくるわけです。

その中でも外装のメンテナンスについて考えてみますと、2階建ては業者さんに依頼して足場を組まないと2階部分のメンテナンスが出来ません。屋根のメンテナンスはどうでしょう?2階建ての場合は同様ですね。

このように平屋ですと高さがない分ご自分で出来るメンテナンスも多くなりますし、業者に頼んでも安くできますよね。

 

地震に強い家にしやすい

 

地震の多い日本、しかも以前よりも短いスパンで巨大地震が発生しています。

実は建築基準法の耐震性能だけでは安心できません。いくら素敵で快適な住宅を建てても命あってこそです。また、命は助かっても財産が守られなければその後の人生に大きく影響を与えます。地震保険に加入していたとしても、十分には補償されません。

この辺りの詳しいことは耐震性についての記事を読んでください。

 

耐震性能についてはこちらの記事をどうぞ

高性能で耐震等級3の地震に強い家のメリットは何か

 

十分な耐震性能を求めるには色んな方向からの計算をするのですが、面積当たりの重量も基本の一つになります。

平屋の場合は1階部分の重さと屋根の重さを負担することになります。2階建ての場合は1階の重さと2階の重さと屋根の重さになる訳ですから、そもそも面積当たりの重量は2階建てに比べて小さいのは明らかです。

また高さが低い為重心が低く風の影響も受けにくいことから、耐震性能を上げることが容易です。

もちろん、瓦屋根であろうが3階建てであろうが耐震性能の高い建物は出来るのですが、より簡単に作りやすいという意味です。

 

平屋のデメリット

 

 

面積は小さくても価格は安いわけではない

 

価格については、分かり易いように床面積40坪の総2階建てと平屋建てを比べてみましょう。基礎工事は総2階建ては20坪ですみますが、平屋建ては40坪必要です。

屋根は軒の出があるので単純にはいきませんが、ほぼ同じように2倍の大きさが必要になってきますので、坪単価で表現すると割高になります。だから損だ!ってことではなく、事実としてこうなります、ということです。

 

家の中でのプライバシーの確保

 

メリットかデメリットかは微妙な所ですが、メリットで書いたコミュニケーションが取りやすいという部分が、プライベートを確保しにくいというデメリットになってしまいます。

ただ、個室に入ってしまえばプライベートな空間ですのでそれほど気にすることはないかと思います。私としてはメリットとしてとらえて頂いた方が良いと思います。

 

できれば広い敷地が望ましい

 

2階建ての場合は2階に作る部屋を1階に作るわけですから、必然と1階面積が大きくなります。

駐車場や庭等も含め敷地内に収めるか?、あるいは収まる敷地を探す必要があります。

 

設計力が必要

 

基本は南面に日が当たりますから、全室で陽当たりを求めると横長の家になってしまいます。

そうすると廊下が長くなったり動線が悪くなったりします。

玄関の向きや隣地の状況にもよりますが設計の悩みどころです。

 

外部からのプライバシーの確保

 

1階に全ての部屋がある訳ですから、外部からのプライバシーの確保や防犯面では不安要素は多いですね。

これは道路との関係や隣家の窓配置、外構も含めて考えて行かないといけません。

 

いくつか挙げてみましたが人によってはメリットがデメリットであったり逆であったりもします。

メリットを生かしデメリットを排除する設計にしましょう。

 

平屋の間取りの成功のポイント

 

 

敷地の広さと設計力が成功の秘訣

 

都心部の方には申し訳ないのですが、まず平屋暮らしには広い敷地が前提になるかと思います。

周囲に高い建物が無かったり建つ予定がないなら別ですが、そうでない場合は外部からのプライバシーを守るためにも広い敷地が望ましいと思います。

また、冬の太陽は低いので南側からの日差しを取り入れようと思うと、南側に余裕を持てる配置にしてください。

 

1階に全ての部屋を配置するわけですから、どうしても建物が隣地や道路に近づくことになりがちです。そこで注意するポイントは、道路からの視線、隣家の窓、隣家の生活音や明かり等です。

寝室のすぐ隣に隣家のリビングがあるなんて落ち着いて眠れませんよね。隣家のトイレの横にリビングを配置してもお互い気まずいですよね。と言う具合に周辺環境を考慮して考えましょう。

平屋の家ではすべての部屋に光・風を取り込む工夫が必要です。例えば家の形をコの字型やL型にして、窓が取り付く面を増やすとか、天窓を付けて取り入れるとか考えます。

 

外とのつながりを感じられる平屋で、のびのびと暮らせるよう庭や外構も一緒に設計することをお勧めします。

 

平屋の弊社の実例

 

皆さんの平屋の家の参考にして下さい。

 

平屋の家を建てるなら工務店のマルト

金屋の家

 

東近江の平屋の家

蚊野の家

 

 

家を建てる前に読みたいお話
2020.01.28

ブログで書いてみた。間取りの前に押さえるべきポイント

間取りを考えすぎて、頭でっかちになっていませんか?

 

 

「間取り100選!」とか「家事楽間取りのコツ」などと書かれた雑誌やブログはたくさんあって、世の中には情報が溢れています。それらを利用して、自分達の家をこんな間取りにしようと考える方が結構いらっしゃいます。

 

そういった雑誌の中には、実際に建てた方の家の間取りや、間取りを考える上でのポイント、有名建築家の建てた家の間取り等、私達が見ても参考になる事ばかりですので、それを参考にして自分の家をこうしたいと夢を描いて頂く事は悪い事ではありません。

 

むしろ積極的に見たり調べたりする事は、良い家づくりへの第一歩だと思います。

 

ただ、やりすぎの方が多いのも事実でして、、、

 

弊社でもファーストプランを出す前に必ずヒアリングを行うのですが、敷地の条件に全く合ってない、予算に合ってない、実はご自身の希望に合ってない、など合ってないづくしにもかかわらず、「こんな間取りにしたい」「こんなデザインにしたい」「ここに居心地の良い庭が欲しい」など、見た目やイメージ先行になって、家づくりにおいてもっと大切なことを見失っている方を見受けます。

 

そういう方に「これこれこういう理由でこの間取りは難しいんですよ」と説明すると「 ニュアンスだけでも汲み取ってもらって、、、」と仰るのですが、

 

「南東に広がる田園風景をリビングの一部に取り込んだ、眺めの良い明るいLDK」

 

なんて間取りが、三方を隣家で囲まれたキチキチの小さな分譲地では実現出来ません。

 

もちろん、そのニュアンスを出来るだけ汲み取った間取りでご提案したり、違った間取りであっても明るさや景色を作る工夫を別の場所で考えたりするのですが、もともと思い描いていたイメージが強すぎた為か、お客様のガッカリ感がめちゃくちゃ顔から伝わってきます。

 

「じゃぁ、希望を叶えるにはどうしたら良いの?」

 

ごもっとも!!

そこで間取りを考える前にやるべきポイントをブログにしてみました。

 

間取りの前に考えておきたいポイント

 

 

希望の間取りやデザインにしたいお気持ちはよくわかります。

雑誌やネットやブログで調べる事も大賛成です。

 

ですが、それと同時にやっておきたい事、いや、やらなきゃ後で困りますよってポイントがありますので、このブログではそれについて説明します。

 

まず下記の5つの項目をヒントに、ご夫婦、ご家族皆様で考えて見て下さい。

出来れば、パソコンに書き残すとか、ノートに書き残す事をお勧めします。

今暮らしている間取りで感じる不満やストレス5項目

 

 

1. 体で感じる

 

これはわかりやすいです。

 

例えば家が寒い。アパートの最上階だから夏暑い。冬足が冷たい。とにかく毎日触れる事・体感する事で感じる違和感です。

 

また、環境の変化で体調を壊すのもこれに当たります。古い木造住宅の実家に住んでた方が結婚を期にアパート暮らしをし、クロス貼りの室内環境で体調を壊した(恐らくシックハウス症候群)なんていうのもこの部類になります。

 

2. 見た目に感じる

 

読んで字のごとくですね。少し曖昧な問題にはなりますが、今の暮らしの中で目から見えてくる問題点を挙げてみてください

 

今の家は景色が悪い。窓が無くて暗い。リビングからトイレが丸見え。建物が古くさい。お隣さんが丸見えでカーテンも開けられない。等々

 

3.動きで感じること

 

皆さんは日々の暮らしの中で様々なアクションをおこされています。洗濯する、おしっこに行く、ごはんを食べる、着替える、、、考え出すとキリが無いですが、とにかく、その動く事でストレスを感じる部分を列挙して下さい。

 

例えば

 

キッチンと洗濯が遠くて毎日大変。洗濯機と干す所が遠くて毎日大変。寝室が2階で毎日しんどい。毎日子供の服を取りに2階まで上がるの大変。廊下が狭くて動きにくい。段差が多くて歩きずらい。等々

 

4. 物理的な不満

 

もうこれは、現状ではどうしようもない点ですね。1とも重なるかもしれませんが、あまり気にせず書き出してみてください。例を挙げるとすると、

 

家が小さい。部屋が足りない。収納が少ない。スタッドレスタイヤを片付ける場所が無い。雨漏れがしてきた。隣の音が聞こえる。

 

ってとこでしょうか

 

5. 日常感じる小さなストレス

 

これはとにかく何でも良いので、気になる点を書いて下さい。問題点の洗い出しが重要ですから、何でも良いので感じてるストレスを書いてください。 いつもお箸の片付け場所に困ってる。ゴミの分別が大変で、キッチンに分けて捨てる場所がない。おたま(レードルの事です)が取りにくい。仕事のカバンを置く所が無い。日曜日にゴロゴロするダンナが邪魔等々。

 

5つで表現しましたが、他にもあるかもしれませんし、重なっているような内容もありますが、そんな事は気にせず、ガンガン書いて下さいね。

 

間取りと密接な関係にある土地。重要視したい条件は何?

 

 

問題点が列挙出来たら次は、土地の事です。間取りの事なのに土地なの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、土地と間取りは密接した関係にあります。希望の間取りに近づける為にも、土地の要望をまとめて下さい。下記はあくまで検討して頂く為の参考として書いたものですので、ご自身にとって大事な点をこちらを参考にして書き出してみましょう。

 

土地について詳しく書いたブログはこちら

 

滋賀で家づくりのための失敗しない土地探し

 

すでに土地を譲り受けられた方や、すでに購入された方は飛ばして下さい。

 

1. 立地

 

駅から歩いて15分の範囲

スーパーが近くに欲しい

○○学区で

病院は車で10分

出来れば快速が止まる○○駅

災害の可能性(ハザードマップ等で確認)の低い土地

 

2. 地域性

 

小さくても良いから新規分譲地

古い在所で良いからとにかく大きな土地

町の行事が少なく、出来るだけ近隣お付き合いの無い地域

子供会など活気のある町

 

3. 近隣(周囲)

 

周囲に障害物のない日が降り注ぐ土地

幹線道路でない車や人の往来の少ない道路沿いの土地

旗竿地でも良いから、道路から家が見えないような土地

田園風景が広がる土地

 

いくつか、ポイントになりそうな事を列挙しましたが、他にもあるかもしれません。書き出すだけ書き出しても要望を全て叶える土地がなかなか無いのも事実なので、出来れば順位付け(絶対外せない、我慢できるの優先順位)できるのが理想ですね。

 

「ゆったりとした間取りにしたい!」 予算は無視できません。

 

 

に押さえておきたい点は予算です。これも間取りと関係あるの?って言われそうですが、もちろん大有りです (^^♪

 

間取りの要望を聞くと50坪になりそうな方の予算が2000万だと、とてもじゃないですが弊社では叶える事が出来ません。
大きくはなくても(小さくても)広く使える・広く見える工夫は出来ますし、無駄に大きく造るとデメリットも出てきます。
湯水がごとくお金があふれ出てくるようなお客様ならともかく、普通に暮らすお客様でしたら、年収や家族構成等考慮した上で、どれぐらい予算を当てられるのかある程度で良いので把握しておく事も大事なポイントです。

 

一番は銀行さんで事前審査を受けるのがベストですが、建築会社の図面と見積りが必要になります(銀行によって不要の場合もあります)

 

もちろん銀行や工務店の営業マンに相談すればすぐわかりますが、まだ工務店やどこで借りるのか全く決まってない方なら、先に知っておいた方が考えやすくなります。

 

むしろ人生設計にも影響してくる所ですから、FP(ファイナンシャルプランナー)さんの助言を受けるのも良いかもしれません。

 

では、本題です。

 

まず住宅を建てるには建てる資金の他にも様々な“お金”が必要になります。詳しくは次の機会に説明するとして、ザックリと言いますと税金・ローンの保証料・火災保険・引っ越し代などの諸経費と言われるものと、家具や家電の買い替えなんかもされるでしょうから、やはり300~500万は他にお金がかかると想定しておいてください。

 

次に実際にどれだけ借りられるのかですが、今回ローンを組む予定のあなたのご年収はいくらですか?

 

仮にあなたが、500万ほどのご年収(源泉徴収票に載ってる額です)のサラリーマンだとします。

 

多少銀行さんによって融資額の差はありますが、厳しい所で約5倍、ゆるめで7倍程度のローンが出来ると考えて下さい。

 

厳しい・緩いは様々な要件が絡んできますので、ご自身での判断は難しい所になりますから、そんな時は銀行に直接聞くか、工務店とすでに何らかの接点があれば、相談してみるのが一番だと思います。

 

話戻してこの方は2500万~3500万のローンが可能という事になりますね。

 

話をすすめていくと、土地・建物を合計すると足りないという事になることが多いのですが、その時は夫婦合算するとかできますが、ここまでの話になるともっと詳しい説明がいりますので、これはまたの機会で。

 

不満も書きそろえました。

 

土地の方向性も見えました。

 

ざっくりだけど予算もわかりました。

 

ここで初めて、工務店が登場です。

 

さぁ、いよいよ間取りです 

 

えっ、間取り考えてないけど!!!

その通りです。逆に言うと考える必要はありません。

何のために私達工務店がいるのかよーくお考え下さい。

 

上記の不満や希望を形にするのが私達の仕事です。

 

 

工務店は、見た目やデザインだけでなく、構造の強さから、仕上げの素材、暮らしやすさの提案など、毎日毎日その仕事に取り組み、お客様にとって一番はなんであるかを考えながら、日々学び・考え・施工しているのです。

 

本当に大変失礼な言い方になってしまうのですが、一般のお客様では考える事が出来ない、考えつかないようなご提案が出来るのが、私達工務店になります。

 

「それはわかるけど、さっきから問題点ばかりで、施主の希望が入ってないよね。 これで希望通りの間取りなんて出来るの?」ってお怒りのお言葉が聞こえてきそうですね。

 

では先に書いて下さった不満を裏返して下さい。それはつまりあなたの希望なんです。

 

見た目が悪い   ⇔ かっこいい家にしたい

暑い、寒い    ⇔ 断熱性能の高い家にすみたい

家が狭い     ⇔ 大きな家にすみたい

でも予算が無い  ⇔ 小さくても広く見せる工夫をした家

クロスの家は嫌だ ⇔ 土や木の自然素材で安心な家造り

日曜のダンナ   ⇔ 邪魔者を仕舞い込む書斎が欲しい

 

ね、全部裏返せば、あなたの希望になるでしょ?

 

とは言いましたが、、、もちろん、希望も書いてくださってかまいませんよ(苦笑)

希望の裏返しが問題の発見にもなりますし、弊社には「環境の事を考えて木の家に住みたい」と仰って来社下さるお客様もいらしゃいます。こういった方の根底にはもちろん環境への配慮という問題意識をお持ちだからなのですが、木の温かさとか自然素材の心地よさを知っているから希望したいという方もいらっしゃいます。

また、今の暮らしに満足してる所は問題点目線からだと出て来ませんから、次の家造りでも継続したい所も書いて置ける方が良いですね。

 

まずは問題点を洗い出し、それから希望や継続していきたい点を書き足していきましょう。

 

たっっっくさんの事を書きました。

いや、これから問題点を洗い出す皆様はもっとたくさんの事を書きださなければなりませんので、大変だと思います。

 

ただ、良い家造りは良い間取りを考える事ではなく、良い間取りを導く為のプロセスが大事なのです。一生に一度の家造りと考えて頂き、大変だと思いますが、家族やご自身の感じる問題点や希望をまとめて下さい。

 

上記の事がまとめられてから、工務店をネットで探したり、完成見学会やモデルハウスを見たりして、気に入った工務店に問題点をぶつけて下さい。

 

そして、その工務店と共に間取りを考えていくのが、良い間取り、良い家造りにつながる一番の近道だと思います。

 

間取りについてはこちらのブログもどうぞ

収納から考える、失敗しない間取りの作り方

 

 

 

家を建てる前に読みたいお話
2020.01.18

動線から考える、失敗しない間取りの作り方

いざ家を建てようと思い立ち、ハウスメーカーなり工務店を訪ねたとしても、どんな家を自分は建てたいのか明確にわかっている人は案外少ないものです。家を建てる内容は多岐にわたり、例えばどんな素材を使ったどんな外観やデザインがいいのか、内装もどんなテイストの内装にしたいのか。見た目だけではありません。家にどんな性能を求めるのか、どんな大きさがいいのか、予算はいくら、などなど考えないといけないことが山積みですね。もちろん建築業者にお任せにしても、打ち合わせからそれなりの家を提案はしてくれるとは思います。

 

でも、せっかく建てる注文住宅だから、いちど自分が求める理想の家を整理してみませんか?

その中でも今回は動線から考える間取りについて書いてみたいと思います。

 

間取りを考える前に不満や理想を書き出してみよう

 

 

これは間取りだけに限らず、家を建てる全てのことに有効です。ぜひ家族みんなで話してみてください。

 

間取りの前に、今住んでいる家の不満を上げてみる

 

今お住まいのアパートでも一戸建てでも、とにかく不満に思うことを些細な事でもいいから書き出していきましょう。

例えば

 

● 古臭い外観が嫌

● ベビーカーを置く場所がない

● お客さんが来た時にキッチンが丸見え

● 夏は暑く、冬は寒い。そのせいで光熱費が高くつく

● WCや脱衣室、お風呂が寒い

● 家事動線が悪く、ストレスが溜まる etc etc

 

こんな調子でとにかくランダムに家族の不満を思いつく限り書き出してみましょう。次に

 

間取りの前に、新しく建てる家で実現したい事

 

新しく建てる家で実現したい事を、実現の可否はともかくとして書き出しましょう。

例えば

 

● 真っ白なモダンなデザインがいいな

● リビング(LDK)は20畳以上

● 床暖房が欲しい

● 家事動線をよくしてストレスフリーの間取り

● 光熱費が安くなる家がいい

● 洗濯物を家の中で干したい  etc etc

 

こちらもこんな調子で書き出して、どちらも設計士さんに渡して情報(家族の気持ち)を共有します。のちのち優先順位をつけたり、そもそも本当に必要かを考えなおしたりする土台になります。

 

 

間取りのために、動線と収納を整理してみよう

 

 

家の中では当然、人と多くはモノも一緒に移動します。その移動を目的別に整理してみましょう。

その前に、暮らしやすい動線とは複雑でないこと、つまり行き止まりの無いくるくる回れる回遊型や、まっすぐに移動できるストレート型の動線です。

 

間取りのために、生活動線を検証する

 

 

生活動線とはリビングからお風呂に行く、就寝前にトイレに行ってから寝室に行く、などの家の中で行き来する動線です。

ここでモノの移動を考えると、例えばお風呂に行くにはバスタオルやパジャマが必要ですね。どこでこれらの必要なものを手にしますか?リビングの中の収納?自分の個室?移動途中のどこか?また、服はどこで脱ぐ?服を脱いだらどこに集めておく?洗濯籠?洗濯機の中?

「お風呂に行く」という行動だけでもこれだけの???がでてきますね。

 

 

間取りのために、通勤通学準備動線を検証する

 

 

これは文字通り家を出る前の移動のことです。例えば小学生のお嬢さんは2階の自室から朝降りてきて、食事をとってから制服に着替え、洗面室で身支度を整える。さて、ここでモノの移動を考えると、パジャマはどこに脱ぎますか?毎日洗いますか?制服はどこで着替えますか?教科書などはどこにありますか?(これは普段どこで勉強しているかにつながりますね)洗面室で身支度するのに、ドライヤーは使いますか?もう少しお姉さんになったらお化粧はどこでしますか?登校前、体操服や雨傘はどこから持ち出しますか?

ここでもたくさんの???が出てきました。

時間帯によっては複数の人(モノ)が同時に移動しますからその辺も考慮するのと、子供についてはある程度将来を見越したいですね。

 

 

間取りのために、家事動線を検証する

 

これは誰がいつどんな家事をするかによって大きく変わります。共働きのご夫婦が朝出勤前に、夫が朝食の用意をしてゴミを出す、妻は洗濯をして干す、合間に食事をとる、なんてことになると動線が重なり通路幅などにも注意が必要です。出来るだけぶつからない、すれ違える動線を確保したいですね。

帰宅後も、買い物の荷物をキッチンに運ぶ。洗濯物を取り入れてたたんで片づける。同時に食事の用意をしながら子供とおしゃべりをする。といった一連の動作がスムーズに行えるようにしたいものですね。

 

間取りと収納計画は同時に考える

 

ここまでくると、最初の希望事項の中の「リビングは最低20畳~」と、単純には考えられないことがお分かりいただけたと思います。もちろん収納計画がバッチリできた上で20畳のリビングが実現できればいいのですが、収納計画がおざなりのまんまだと、ひろ~いリビングのあちらこちらに通勤用のバッグ、子供の体操服カバン、DMやお便りのプリント類、ダイニングチェアには誰かの上着が掛けてある、という涙の結果になりますね。そうなるくらいなら、2畳分や3畳分を収納に回してでもリビングをスッキリ、かつ動線の良い間取りの家にしたいと思いませんか?

そうは言ってもほとんどが限られた予算と広さの中での家づくりです。また、単純に収納をたくさん作ればいいというものでもありません。

そこで効率よく使いやすい間取り=収納計画が必要です。

シューズインクロークのある間取り

 

シューズインクロークとは玄関内の土間部分を少し広めにとった土間収納です。

靴の他にベビーカー、通園バッグや帽子、ゴルフバッグ、自転車など、外に出しっぱなしはいやだけど、家の中にも持ち込めないモノ。あるいは外出する際に必ず持って出るモノを玄関の出入りの動線上に作ります。主に先ほどの通勤通学準備動線ですね。

以下はマルトでの施工例になります。

 

こちらは手前がお客様用玄関で、奥がクロークになります。ご主人の趣味が自転車等アウトドアで、壁にフックで引掛けられるように板壁で仕上げました。広めに空間を取りましたので靴や普段のコートなども納まります。そのまま家に入ると正面に洗面スペースがあり、手を洗って室内に進むという動線の間取りになっています。

 

 

こちらは右側がお客様用玄関です。左側の通路に沿って、靴入れ、コート掛け、傘置き、バッグなどなどが収納できます。奥行は30㎝程度ですがリビングに持ち込みたくないものはここに収まります。

 

シューズインクロークは各御家庭によって収納したいものが全然違います。靴程度であれば奥行30㎝の棚があれば十分ですからそれほど場所を取りませんが、自転車となるとそれなりの大きさが必要になりますね。また、持ち込む動線も考えないといけません。まずはご自分の持ち物の種類を考えて大きさを決めたいですね。

 

1階にファミリークローゼットのある間取り

 

文字通り家族のクローゼットになります。こちらも各御家庭によって収納するものは変わってきますが、普段着る衣類や持つバッグは最低限収納したいものです。2階に個室を設ける間取りが多いと思いますが、その個室にクローゼットを作って衣類などを収納する計画にすると、どうしてもモノが2階に上がって行ってくれないことが多いです。制服や冬の上着、良く持つバッグなどはついついリビングに出っぱなしになります。

2階には寝具類やフォーマルウエアなどをまとめて収納できる小さな納戸的なものがあれば十分でしょう。

ファミリークローゼットに余裕があれば、雛飾りなど季節物で大きなものが収納できると移動距離が短くて便利ですね。

間取りとの関係にもよりますが、洗面脱衣室に収納の余裕がない場合はファミリークローゼットを通ってお風呂に行く動線を作り、こちらにタオルや下着類を収納するとストレスなくお風呂に行けますね。

家を出る動線上にクロークを作ると、制服やスーツを脱ぎハンガーに掛け普段着に着替える、バッグを置く、と言った動作がスムーズに行えます。

 

 

こちらは手前がキッチンで、ファミリークローゼットを通って奥の洗面脱衣室に行けます。洗濯機までキッチンからまっすぐ行けるので、料理をしながら洗濯機を回す、といった動作がストレスなく出来そうです。また、朝夕の着替えなども移動せずに出来る間取りですね。

 

こちらは右側に見えているのがファミリークローゼットです。クローゼットと玄関はつながっていて、帰宅後は玄関→クローク→リビングという動線で室内に入ります。これも着替えや荷物を置くといった動作がスムーズに行える間取りです。

 

ランドリールームのある間取り

共働きで洗濯物を外に干せない。また、花粉症などで外に干したくない、そういった要望をお持ちの方が多くなっていると感じます。そうでなくても梅雨時などについついリビングに洗濯物がはためいているなんて光景が目に浮かびます。せっかく建てる新居なのですから、出来ればそういったことは避けたいですよね。

そこでランドリールームです。洗濯物干し部屋ですね。広さに余裕がなければ洗面室を少し大きくして干すスペースを作るとか、室内干しについては普段外干しの方でも是非考えておかれることをお勧めします

 

こちらは手前が洗濯機のある洗面室で、奥が洗濯物干しスペース、さらに奥がウッドデッキへとつながります。外干しまで一直線に進む間取りです。場合によっては洗面脱衣室はごく小さくして、ランドリールームに洗濯機を置くと省スペースになります。

また、ランドリースペースとファミリークロークが隣接している間取りですと、干す、取り込む、そのまま片付ける、といった一連の流れがスムーズに行えます。その際はちょっと畳めるようなカウンターでもあるとなお便利ですね。

 

普段は外干しがメインで緊急避難的に室内干しを考えたい方にお勧めがこちら。

 

 

PIDというワイヤー物干しです。普段はワイヤーは収納されていて、使う時だけ引き出します。なかなかの優れもので、たわむことなく10キロまで干すことが出来ます。ただくれぐれも設置場所には気を付けてください。まともに目に入るリビングの一角などは避けたいところですね。吹き抜けがある間取りでしたら、2階のホールなどが向いているかもしれません。

 

間取り=収納計画のまとめ

 

● 間取りとはすなわち収納計画であると認識する。

● 収納はただやたらとつくればいいものではなく、使う場所に収納スペースがある、あるいは行動の動線上に収納スペースがあるように間取りは計画する。

● モノにはサイズがあり、適正なサイズの(特に奥行)収納にする。

● 衣類は基本的にハンガー収納にしたほうが畳む手間もなく型崩れしにくい。

 

最後に通路を利用した、省スペースで大容量の収納をご紹介します。

 

玄関ホールの通路です。

 

 

扉を開けるとずらりと棚があります。土間側は靴収納。室内側は日用品や保存食のストックに使えます。棚の奥、扉で隠れている部分はハンガーパイプなのでコートをかけたり、掃除機を建てて収納したり出来ます。通路を利用した、省スペースな収納です。

 

弊社での施工例はこちらから。Works    参考にしてみてください。

 

ハウスメーカーや工務店から出てきた間取り図を、是非こんな視点から見直して設計士さんにご希望を伝えてください。

素敵な家づくりになる事を願っています。

 

間取りについてはこちらの記事もどうぞ

さあ間取りだ!の前に考えておきたいポイント

 

 

 

家を建てる前に読みたいお話
2019.12.20

家づくりのための土地探し、ポイントを押さえよう!

土地が無いと家が建ちません。土地を探さなくてはいけません。

 


アパートの家賃ももったいないし、そろそろ自分の家が欲しいなぁ。って思っても建てる場所がないと始まりません。予算もあり希望通りにはいかないまでも、自分の好きなロケーションなどを選ぶ事が出来るのは魅力的ですね。ほとんどの人はその土地で一生過ごすわけですから、土地探しはとても重要だと思います。
じゃあどうやって探せばいい?不動産屋に行くくらいしか思いつかないですよね。
そんなあなたにいくつかのポイントをお話しします。

 

土地を自分で探す?誰かに頼む?

 


不動産屋さんに手あたり次第飛び込んでも同じ仲介情報ばかりの場合がかなりあります。あるいはその不動産屋さんが開発して売りに出している場合は、その土地をすすめて来るでしょう。不動産屋さんは土地が売れればいいのですから、早く契約を促されることもありますが、やはり建物との関係も重要な部分ですから、家のことやお金のことも含めて相談できる建築会社に土地探しを依頼するのもいいと思います。その場合、例えばハウスメーカーや工務店になるでしょうが、土地を扱っているハウスメーカーや工務店の場合、やはり自社で持っている土地を売ろうとすることはあるので、そこは注意深く検討したほうがいいでしょう。また、そういった土地は建築条件が付いているでしょうから、そのハウスメーカーや工務店で自分が希望しているような家が建つのかどうかはとても重要なポイントになります。また、運よく気に入った土地があったとしても、契約する前に出来れば建築依頼先に見てもらって判断するのがベターだと思います。マルトでも多くのお客様が土地の契約前にご相談に来られます。

 

土地探しの大事なポイント

ポイント1・土地を選ぶ優先順位を付けましょう。

 


土地探しでの希望は色々あると思いますが、全てを叶える土地には中々巡り合えません。全てにこだわってしまうと、せっかく見つかったまあまあ良い土地を買いそびれることがあります。絶対はずせない条件は3つまで。あとは迷った時の判断材料程度でいいと思います。


まずエリアの決定は必要です。○○市あるいは○○市とか、○○駅から○○駅とかですね。


また生活の利便性重視で街中にするか、環境重視でのどかな所を探すかなど、お子様の事やリタイア後の事も考えた上で決めないといけないこともあります。
また、当初は日当りも風通しも景色もいい、前の道も車や人があまり通りそうにもないのどかなところと思っていても、周囲に住宅団地やマンション・アパートが出来る可能性もあるので周辺環境を見て将来を予想することも大事なポイントです。住宅団地で隣地に建物が建っていない場合も同じように、隣地の人が建てるならどの方向に寄せて配置してくるか?などを予想したうえで決定したいものです。このあたりのことは、建築のプロと一緒に検討したいところですね。 そしてもちろん価格も重要なポイントです。土地にばかり目がいってしまい、広くて申し分ないと思っていても建物にかける予算が無くなってしまっては困ります。生活費や子供の教育費まで圧迫しても困るのでトータルで考えましょう。

優先順位の主な項目としては、


〇〇市 〇〇駅近 学区 市街地あるいは郊外 病院やスーパーまでの距離や移動手段 価格 大きさ ロケーション 

 

ポイント2・その土地に家が建てられますか

 


土地探しで希望通りの土地が見つかっても必ず家が建てられる訳ではありません。購入する前に確認しておかないと大変な事になってしまいます。


都市計画法で【都市計画区域】と【都市計画区域外】があります。
更に都市計画区域の中に【市街化区域】と【市街化調整区域】と【非線引き都市計画区域】があります。市街化区域の中は色んな用途地域に分けられていますが、工業専用地域以外は住宅の建築は可能です。それぞれの用途地域によって色んな規制がかかってくるので思い通りの家が建てられない事もあります。
注意するのは【市街化調整区域】です。基本的には住宅は建てられません。もちろん住宅は建っていますし、建てられるスペースもいっぱいありますが、建てるための条件に合う必要があります。田舎のエリアは市街化調整区域の場所が多いので注意して下さい。


また、地域により条例や協定等で思い通りの家が建てられないことがあります。例えば景観条例の範囲に入っていれば、屋根の方向や屋根の色、外壁の色、緑化面積等規制がかかってきます。特に観光地周辺はよくあるケースです。
遺跡の出そうな地域も注意です。埋蔵文化財の発掘調査により、何年も調査にかかり建築が出来なくなる場合や、発掘費用を負担するケースもあります。ただ現在では個人住宅の場合は国や自治体が負担したり、補助金が出たりするようです。遺跡の範囲内かどうかは各自治体の文化財課や教育委員会等に問い合わせればわかります。仮に範囲内であっても試掘調査だけで終わる場合や調査済の場合が多いのですが、稀に大事になることも頭に入れておいて下さい。


次に区域・地域は建てられる条件に合っていても【接道義務】というのが建築基準法にあります。建築する土地が幅2メートル以上、前の道路と接していることが必要です。


道路の条件として4メートル以上の幅が必要ですので、4メートル未満の時は中心から2メートルのところが道路の境界線となります。実際の道路境界と中心から2メートル後退した境界線の間は自分の土地でありながら、住宅は勿論塀や物置すら作れないので注意が必要です。


また、道路があってもその道路が建築基準法上の道路である必要があります。基本は国道・県道・市町村道といった【公道】でないといけません。10メートル幅の大きな道路で車がが通ってる道路でも実は農道だったりします。農道でも市町村道として認定されたりしていると可能ですが単なる農道では建てられません。接している道路の種別も注意が必要ということですね。

 

ポイント3・その土地は安全な土地ですか?

 


安全な建物を建てるには安全な土地が絶対条件になってきます。
古くから自然災害によって失われた家屋や命が沢山あります。記憶に新しいところでも熊本の地震や西日本豪雨災害があります。地震に関しては建物の性能である程度安全を確保できますが、水害、土砂災害は建物の性能では大部分が対応しきれません。過去にも災害を繰り返している地域や、低い場所は土砂崩れや土石流等要注意ですので、ハザードマップ等を参考にしてみて下さい。


不同沈下(建物が斜めに沈む)に関しては地盤調査により地盤改良や基礎杭により対策できますが、液状化対策はまだまだ確立されていないので造成前は沼地だったとか、盛土された土地だとか土地の履歴に注意しましょう。参考程度ですが地名に水に因んだ文字が入っている、沼・洲・浜・池・沢・潮・浅・深・渡など、さんずいの付く漢字や、川・河・魚・貝・下・窪などは軟弱な場合があります。

 

土地探しで大事な地盤についての詳しい記事はこちら

地盤調査や改良ってどんな方法がある? 地震に強い家を建てたい!

 

土地にかかるお金のはなし

 


予算・資金は土地・家を含む建築時トータル、その後の人生トータルで考えなければいけません。特に若い方は子供が生まれるなど家族構成の変化があります。教育費や車など高額なものの買い替え、老後の生活費など先を見通したライフプランが必要です。ファイナンシャルプランナーに相談するのもいいでしょう。住宅ローンを組む方がほとんどだと思いますが、借りられる金額よりも肝心なのは月々いくら返せるかになってきます。このあたりはハウスメーカーや工務店の営業マンでもある程度は答えられるかと思います。マルトでももちろん対応しています。


他にも家を建てて住むまでにも土地代金の他に色んな費用が必要になるケースがあります。現状が畑や田んぼという農地の場合、地目が農地であれば農地転用の許可が必要になります。これには申請費用と時間が必要です。土の入れ替えや埋め立て等が必要な場合もあります。電気の引き込みでも広い敷地や電柱電線の位置により引き込みを中継するポールを立てないといけないケースがあります。上下水道が整備済みか否かでは大きく費用が変わってきます。近くに上水道を取り出せる本管が通っているか?敷地への引き込み易さも費用に影響します。下水道が引き込まれていない場合は地域にもよりますが、工事代金(引き込み及び道路補修費用等)の他に受益者負担金が敷地の広さに対して掛かってくる場合や、農村下水等は一律でかかってくる場合があります。高額の地域もあるので要注意です。また、下水道が整備されていない地域は個別で浄化槽が必要になってきます。単独浄化槽か生活排水を処理する合併処理浄化槽かによっても費用は変わってくるのと、いずれ下水道が整備されたときに繋ぎ変えの費用も必要になってきますので、少し高いくらいならインフラが整備されてる土地の方が安くつくかもしれません。道路や隣地との高低差がある土地も擁壁等の工事が必要になる場合もありますし、隣地との境界にブロックや塀が有るか無いかでも大きく変わってきます。境界がはっきりしていない場合は確定するために余分な費用が必要になってくるので注意です。


土地の価格はある程度相場によって決まっているので格安!というのはなかなか出てきません。安い!には何らかの理由があるのが普通です。気を付けないといけないのは表示面積あたりで価格の比較をすることです。面積が広くて安いなあと思っても、歪な形だと有効に使える面積が狭くなるので使える面積で比較した方がよいでしょう。また使える面積で比較したとしても建物の形状を凸凹しなければ有効に使えないならば建物価格が割り増しになります。敷地は四角で使い易くても路地状敷地(旗竿地や袋路とも言われる)の場合通路部分があるので有効敷地の面積で比較が必要です。また通路部分の距離によって必要な通路幅が決まっていますので(地域によって違う場合もある)注意して確認しないと建築できない場合もあり得るので注意です。

 

土地探しについてのポイント


土地を買って家を建てるほとんどの方は一生に一度の買い物です。そして一生暮らす場所になります。気になる土地が見つかれば、可能であれば建築依頼先に見てもらうことを強くお勧めします。素人ではわからない、家を建てる上でのアドバイスを必ずもらえます。また、朝・昼・晩や晴れの日・雨の日、平日の様子や休日の様子など、何度も足を運んで慎重に決めましょう。とはいえ慎重になりすぎるとチャンスを逃すことにもなるので、思いきることも必要ですね。

 

 

 

 

マルトの日々
2019.12.12

本質を見極める

おーっ! 恐ろしい御題目!!
御題目ほどすごい内容ではないので、最初から読まないか、クレーム入れない人のみ読んで下さいね

昨日はお休み頂いて、子供達を連れて三重県まで行ってきました
目的はベビースターラーメン作り!

おやつカンパニー おやつタウン

 
最近出来たみたいですよ
工場見学が出来るだけでなくて、子供達の遊具スペースがあったり、お菓子作りの体験があったりで、そこそこ楽しめるんじゃないでしょうか?

朝早くに行ったもんですから、遊び切った子供から「別のとこで遊びたい」の要望で、松阪市のこどもの城へ

こどもの城


遊園地じゃないんでね
しかも県営ですから、まぁこんなもんでしょ。
ほぼ無料ですから充分すぎる内容かと。

ここからが本題。

こんなの見付けました。



さすが三重県!さすが松阪!
三重の木の普及に向けていろんな取り組みしてるんやねー

感心感心・・・

って、ちょうまって!!!



柱、集成やん!



桧の床は無地でキレイやけど、表面になんか固いもん塗りつけてるし(ウレタン系の塗装被膜と思われる)



よく見りゃ、机もイスも全部塗ってるやん

匂いも無ければ、手触りもツルツル、
温かみも何にもない。


運営側の気持ちはわかります。
・汚れると清掃しにくいから無垢では困る
・ササクレが刺さってクレームくるのも困る


違うかもわからんけど、木材側の気持ちもわかります
・「こんなにキズ付くなら桧は無しやな」って思われると困る
・汚れて、色が変わってみすぼらしくなって、「無しやな」って思われると困る
・県、大手企業とのタイアップで思いとは違う方向性になってしまった

いや、桧(国産無垢の木の)の良さ消してしまってるでしょーよ

・匂い成分には癒しの効果が
・触感は五感を刺激します
・やわらかさでケガの防止
・汚れや傷は、思い出や味わいですよ

本質を理解しなけりゃ使う意味は無いですし、長続きしないと思います。

見た目だけ無垢、かっこいいから無垢、売れそうだから無垢

何とかして売りたい気持ちはわかるけど、本質を理解した上で使ったりデザインしないと、それは飽きられるか廃れるだけだと思うんです。

うちもまだまだですが、出来るだけ木の本質を理解し、意味のある使い方と設計をしていこうと取り組んでいます。

もちろん売れなきゃ食っていけないし、食っていく為には多少の無理も聞かなきゃいけない。そいう事はこそーっと裏で(これはこれで批判されそうですが・・・)やれば良い事で、”公”で宣伝する時は、せめて物の本質を理解してもらえる物にしてもらいたいと感じた休みでした。

マルトからのお知らせ
2019.12.06

今年も門松作りを開催します

早いもので、平成から令和に代わった2019年も残るところ30日を切りましたね。

今年も木の家に似合う「ミニ門松」やアレンジフラワーを作りたいと思います。

下の写真は去年のアレンジフラワー(リースを作りました)の様子です。

 

 

ミニ門松は例年の通りで、もう5回も回数を重ねたので問題ないのですが、毎年困るのがアレンジフラワー。

 

ミニ門松

こちらはミニ門松。ミニって言っても、65センチくらいの高さにはなります。

 

 

こちらが今年のアレンジです!

 

 

こちらは2016年のアレンジ。

 

お正月用アレンジフラワーを作る

こちらは2017年のアレンジ。

 

こちらは去年のリース。

毎年花好もくめさんに監修してもらうのですが、お正月用の花材が出揃うのが12月も半ばらしく今の時点ではサンプルすら作るのが難しいのです。

そういえば2016年のアレンジはDMに載せたサンプル写真と、実際のモノがまあまあ違っていました。スイマセンでした。

2017年のも確か葉ボタンを探すのに奔走し、松に至っては造花で撮影しましたよ。

マルトに住所のご登録がある方には今月末にはDMをお届けします。登録のない方でもどなた様でも参加頂けるので、こちらのHPのお問い合せからお申し込みください。

詳しくはこちらのイベント情報よりどうぞ。

 

西沢でした