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工務店としての日々の仕事の中から、「これは家を建てる前に是非知っておいて欲しい」という
基本的な家づくりの知識や、家づくりや暮らしについてのちょっとしたヒント、
マルトからのお知らせなども記事にしています。
気になる単語でも検索できます。例:「資金計画」「土地」「間取り」など

住まいづくりのヒント集
2020.05.29

断熱工事は施工が大事。

自邸のブログです。

現場が進んでおります。

本当は基礎工事から書かなきゃいけないのですが、それはまた改めて書かせてもらいます。

と言う事で家造り中盤(いやまだ序盤か)の大事な工事、断熱の施工について説明します。

断熱施工について

今回計画しました、私の自宅の断熱性能はUA値0.38

現在の基準が0.87で
ゼロエネルギーの家が0.6

優れた断熱性能である事はこれでわかるかと思います。

但し、これはあくまで机上の計算で出た性能。

もちろんこの性能を実現できる断熱材の採用は必須ですが、それよりも何よりも大事なのは、その性能を発揮させるだけのしっかりとした施工が無ければ、まさに「机上の空論」になってしまいます。

基本中の基本です。

断熱材の種類にこだわりを持つお施主様も多いですが、どんなに性能が良くても施工がしっかりしてなければ宝の持ち腐れ。

スキマだらけの断熱ではどんなに頑張っても意味が無いのです。

という事で、この段階での断熱チェックは必須です。

今日の点検段階では天井がまだでしたので、壁のみの点検です。

まず全体 

断熱施工

きっちり、キレイに入れてくれてます。
とはいえ、キレイで終わっては点検の意味はありません。

細かい所もチェック

おや、小さなスキマが見えますね

なるほど、ホールダウンの金物があったんですね。

でもよく見て下さい。
しっかり奥に入れてくれています。

ここ大事ですね。
実際スキマって言いましたが、何かが引っかかったのか、ちょっと押し込まれていただけで、きっちり入れてくれてました。

他にも、若干の断熱欠損になる所

にもきっちり入れてくれてましたし

ちょっと分かりにくいのですが、通常の入れ方した上で、上部10センチ分だけ少し圧縮した状態の断熱材を入れてくれてます。(2枚目の写真)

他にも、若干の断熱欠損になる所にもキッチリ詰めてくれてます。
またちょっと分かりにくいのですが、下の写真を見て下さい。


通常の入れ方した上で、上部5センチ分だけ断熱材を圧縮した状態にした物を詰めてくれてます。

実はこの入れ方は少しイレギュラーな入れ方なんです。

メーカーさんとしては、わざわざ切らずにきっちりのサイズで入れてくれれば良いとの事で、厳密に言うと少し断熱性能が落ちる可能性もあるのですが、

1)圧縮した事でむしろ通常より性能アップしてる可能性もある
2)圧縮した力で全体に力がかかっている状態になり、出来るだけスキマが出ないように工夫されているという意味では悪い事ではない

との事でメーカー推奨ではありませんが、スキマが出来て断熱欠損するぐらいならこういう入れ方もアリなんではと思いましたので、今回は大工さんの提案通りにしてもらう事にしました。

普通にやる方が作業はラクなのに、あえて手間のかかる面倒な事をしてでも、スキマなくキッチリ入れたいという、大工さんの心使いに感謝ですね。

細かい所ですが、こういった所をキッチリチェック出来てる出来てないで、家の断熱性能に大きな差が出てきますので、すごく大事な部分です。

断熱施工をサーモカメラで見てみる

ここまでは目視でしたが、サーモカメラを使うとキッチリ入っているか確認もできます。

丸見えの段階ではあまりカメラでチェックはしませんが、スジカイや先程の金物等で奥にしっかり詰まってない可能性もありますので、念の為確認します。

手抜きしてるとすぐバレますよー(笑)

断熱をサーモカメラで見る

点検段階では、天井部分に断熱材が入っていないので、朝ではありましたが、天井部分が黄色く早くも温度が上昇しています。

窓も南東角ですから既に温度上がってますね

これは若干大袈裟に出ましたが、家の中と外を撮りました
右の温度を示す色で見て頂くと、断熱部分は20度前後ですかね。

外の家の屋根は30度オーバー

外壁や地面も30度近くまでいってます。

実際、まだ外壁も出来ていませんし、付いてない窓もあって、断熱材は室内の温度の影響を受けて、若干高めではありましたが、それでも均一に入っている事はこの画像で確認できるかと思います。

そういった意味で気を付けたい所がここ

玄関の土間部分です。
この部分をサーモカメラで撮ると

少し青くなっている部分には断熱材が貼られていません。
基礎が少しだけ見えている状態です。

もちろん、大工工事が進んでいく途中でここの断熱施工はキッチリしますが、ここを見落す工務店さん多いんですよね。

実際の事言いますと、この程度ならそこまで影響でないレベルではあります。
このままでも十分快適な家になります。

ただ、出来るならここも押さえておきたいポイントです。

次の写真は、他の工務店さんの見学会で、撮らせて頂いた写真です。

土間リビングの家だったのですが、玄関と同じ高さで作られていたので、まさに弊社の玄関土間と同じ状態です。

冬場に撮りました。

スゴイ暖かいお家でしたし、全くストレスは無かったのですが、念のため撮ってみると

わかりやすいですよね(苦笑)

真っ赤な面が壁、左上にはレンガの貼られたもう一方の壁。壁と土間部分の角部分(すみっこ)だけ青く色がついて、土間の中心部分(画像左下方向)はまた赤くなっています。
赤や黄色ですので25、26℃ぐらいで申し分ない状態ですが、土間のスミだけ(先ほどの基礎が少し見えてる部分)が21℃かそれ以下になってます。

先程の弊社の玄関土間もこの基礎部分に断熱工事をしなかったとすると、冬場に撮影したら恐らくこのような感じになります。

さっきも言いましたが、画像で見るととんでもなく寒そうに見えますが、実際は全くといっていいほど寒さは感じませんでした。

が、間違いなくここから熱漏れが起こっている事は間違いありません。

細かいですし、面倒臭い仕事ですが、こういう部分をキッチリおさえなければ、快適で省エネな家造りは出来上がりません。

「スゴイ施工してますね」なんて言って下さるお客様や工務店仲間もいますが、実は皆がやらなければいけない基本のキです。

こういう基本をしっかり押さえる事が良い家造りにつながるのです。

住まいづくりのヒント集
2020.05.26

照明器具のスイッチ事情

家を建てる際にはいろんなことを決めなくてはいけません。

でも、気を付けないと照明器具のスイッチとか、コンセントのプレートとか建築会社の標準仕様で知らぬ間に取り付いていた、ってことはよくある話です。

特にこだわりがない場合は良しとしても、せめてどんなスイッチがあるのかは知っておいた上で、標準仕様でいいです、ってなりたいですね。

パナソニック製スイッチ

業界ほぼ独占状態とも言える、パナソニック製だけでもホントにいろいろあるのですが、ここではデザインを基準に紹介してみます。

パナソニックのページはこちら

アドバンスシリーズ

パナソニックスイッチ

コスモワイドシリーズ

パナソニックスイッチ コスモ

コスモワイドは最近まで主流でした。メーカーとしては今はアドバンス押しでしょうか。

比べてみてどうですか?

コスモのほうがポテッとした感じでアドバンスのほうがスッキリしていますね

SO-STYLE (ソー・スタイル)

パナソニックスイッチ ソースタイル

ラフィーネアシリーズ

パナソニックスイッチ ラフィーネア

他にもこんなシリーズがあります。

先のアドバンスやコスモに比べ随分とエッジが聞いていますね。

グレーシア

パナソニックスイッチ グレーシア

パナソニックの最上級モデルかな?

他のシリーズにも言えることですが、ラウンドとスクエアの選べる物も多いです。また、スクエアを選びたい場合は「スクエア」と指定しないとラウンドが納品されることがあります。(特にコスモシリーズ)

また、スイッチとコンセントプレートは揃えることが多いのでそちらも要確認です。

東芝製スイッチ

パナソニックが独占状態と言いましたが、他大手では東芝があります。

東芝のページはこちら

WIDEi  (ワイドアイ)

東芝スイッチ ワイドアイ

なんてことはなさそうなデザインですが、スイッチ部分がフラットではなくスイッチ部分に傾斜がある形状なので、視覚的にON/OFFがわかりやすいそうです。

こういったことは実物を見て確認しないと実感できませんね。

JINBO スイッチ

知る人ぞ知る、隠れた有名メーカー神保電器。

デザインやディティールにこだわる建築家や工務店での採用が多いと思います。

マルトでも過去にお客様からのリクエストやこちらからのご提案で何度も採用しています。(でも、標準採用ではないのです。ちょっと高い・・・)

NK SERIE

神保スイッチ NK

一目瞭然ですね。

エッジのきいたデザインがとてもカッコ良いのです。

NKのページはこちら

Jワイドスリムスクエア

神保スイッチ Jワイドスリムスクエア

以前からラウンド型はあったのですが、スクエアが発売されました。

同じスクエアでもフラットな感じなど、パナソニックとはまた違う感じですね。

Jワイドスリムスクエアのページはこちら

toolbox

こちらはメーカーというよりも、オリジナルも作っているセレクトショップです。照明器具だけでなく、家にまつわるいろんなものを扱っておられます。

マルトでも何度か購入しました。

デザインで変わったものを紹介します。

toolboxのページはこちら

アメリカンスイッチ

アメリカンスイッチ

アメリカの定番スイッチだそうです。

カッコいいデザインなのに価格はお手頃で、種類も多く選ぶのが楽しくなりそうです。写真のように配線が露出でも様になるところがいいですね。

トグルスイッチ

トルグスイッチ
トルグスイッチ

どちらもトグルスイッチですが、ずいぶん印象が違います。

日本のスイッチと随分デザインが違いますね。

スイッチには照明をON/OFFするだけでなく、いろんな機能を持ったものがあります。

代表的なもので、スイッチにセンサーが付いていて自動でON/OFFするもの。

最近多くなった照明の明るさを調整するもの。

スイッチ自体が取り外せて、リモコンになるもの。

ホントにたくさんの機能付きスイッチがあります。

ただ気を付けたいのは、好きなデザインのシリーズに欲しい機能付きのものがあるのか?なかなか難しい場合もあり、取り付ける場所が人目につかない場合はいいのですが、スイッチは何種類か並べて取り付けることも多く、その辺は設計の方とよく相談して決めたほうがいいですね。

その辺の機能付きスイッチについては別の機会に記事にします。

マルトからのお知らせ
2020.05.25

木の家がわかる、構造見学会を開催します。

弊社、お客様担当の澤田の自邸の上棟が先日終了しました。

そこで、断熱材施工工事のタイミングで構造見学会を開催します。

6月14日(日)予約制

予約ページはこちら ↓

完成見学会とは違い構造見学会は地味な見学会と思われがちですが、実は完成してしまうと見えなくなる施工の様子がよく見える良いチャンスです。

構造材で使われる杉やヒノキがどんなものなのか、完成してしまうと見えなくなる壁の中や床の下もどんな様子なのかご覧いただけます。

また、日頃良くお伝えしている、光熱費を抑えながら冬暖かく夏涼しく暮らすには断熱施工がとても大事!!を実際にご覧になって頂けます。

使っている断熱材が何か?よりも、どんな施工をしているか?がとても大切で、実際のご自分の家の建築時の参考にもして頂けます。

他にも耐震等級3を取る施工や、澤田が施主としての立場から建築時のチェックポイントなどをお伝えできるかと思います。

なかなかない機会ですので、是非ご覧になって頂きたい見学会です!

予約ページはこちら ↓

住まいづくりのヒント集
2020.05.15

工務店やハウスメーカーの○○工法、○○システムって何?

○○工法、○○システム よくわからない・・・

 

 

家建てよう!

と思って、広告見たり、本を見たり、ネットを見たりすると

「これは何?」

って思う事ありませんか?


やたらたくさんの工法とかシステムに出会いませんか?

試しに、「住宅、システム、工法」でググってみてください

 

○○システムで超耐震
全館空調なら○○システム
高断熱高気密の〇〇

 

ってな感じで、よくわからない横文字を並べたシステムが付いた家が売られてます。

 

こういう例えは不謹慎なんでしょうが、

「東京都知事か!」

って突っ込みたくなります。

 

本当に色々な物があります。

 

家全体をトータルで考えたシステム

耐震・免震の仕組みに付けたシステム

空調設備のシステム

高断熱・高気密のシステム

国の認定を取った建て方の工法

地盤改良の工法

 

基準もルールも種類も何の決まりもありませんから、これから家造りを考えるお客様には何が何だかさっぱりだと思います。

実際のとこ、私もわからない(苦笑)

全部を見た訳ではありませんし、とてもじゃないが星の数ほどもあるシステムのチェックなんて出来ません。


もちろんそのシステムや工法が悪いと言いたい訳ではなく、それ相応の研究・開発・試験を繰り返し、家造りを良くする為に考えられたシステムや工法がほとんどです。

 

ただ、やっぱりその中には粗悪なのもあって、カッコ良いそれらしい名前を付ければ売れると考えてネーミングしてるような物もあります。

 

よくわからない素人のお客さんにそれらしく言って売りつける、なんてことには要注意です。

 

それともう1点

こういった工法を売りにしている工務店の全てではありませんが、自ら考える事を放棄しお金で工法を買ってそれを自社の特徴にする工務店があります。

 

これも考え物です。

 

例えば、国から工法認定を受けたようなシステムは基本的に変更は出来ません。

自らが造ったシステムで型式の認定を受けている訳ですから、その規格からズレた物やイレギュラーな対応は規格をずらす事になりますから対応出来ません。

 

希望する家造りや間取りが叶わない上に、その工法しか知らない・出来ない工務店は、お客様のかなえたい希望の変更対応が出来ないのです。

 


次世代省エネ基準だとか長期優良住宅という言葉をご存知ですか?

次世代省エネ基準と言っても平成11年に制定された基準ですので、そんなに次世代でもないですが(苦笑)

 

次世代省エネ基準についての記事はこちら ↓

夏涼しくて冬暖かい家を、高気密高断熱で作るコツ

 

長期優良住宅についての記事はこちら ↓

どんな家がお得な長期優良住宅の認定を受けられる?

 

ようは、ある一定の省エネ性能を家にも持たせて下さいという制度で、長期優良住宅ではこの次世代省エネ基準の対策等級4を確保する事が求められています。

 

この等級4が、平成25年に変わった現行の改正省エネ基準と同等で、UA値という断熱性能を表す数値で表現されます。

滋賀県はそのUA値を0.87という性能を出すのが、まず必須条件になります。

(※ ぶっちゃけたいし事ない数値です。これを確保してると謳って売ってる工務店は最初からNGにしても良いかもしれません)

 

このUA値を出す方法ですが、正確には外皮計算という、建物の外廻り(壁だけでなく、屋根、窓、床)にどういう素材や作り方をする事で、こういう数値になるという計算をします。

ところが実は他にも方法があり、

 

”仕様規定”

 

という、このメーカーのこの断熱材でこの厚みさえ入れたらこのUA値が出せるという仕組み(システム)で算出し、断熱性能の数値をクリアしている会社もあれば、この計算自体を他社へ依頼している会社もあります。

 

”仕様規定”を利用する事自体は悪い事ではないです。

国も認めているやり方ですから。

 

ただ、恐らく仕様規定を利用する会社は断熱する意味や仕組みなんてわかってないと思います。

それに、これも規定・基準がありますから基本的に変える事は出来ません。

 

対して、一から自社で計算が出来るとこういった問題はおこりません。

 

断熱材だけでなく、窓の種類、ガラスの種類を使う場所に合わせて、理屈を理解して採用し計算していますから、変更があった場合でも出来る出来ないの判断と、そうした場合の性能への影響が出ないかの判断が出来ます。

 

ところが、決まったルールでしか作っていない会社や、全て外部委託にしている会社は対応が出来ないか、解答が遅くなります。

 

先程話した長期優良住宅では省エネ性能だけでなく、耐震性や劣化対策、可変性への対応、アフターメンテナンスの計画に履歴の保管など、工務店として出来なければいけない諸々の重要な事を、丸々他社へ依頼しているような工務店も実はたくさんあります。

 

○○工法 ○○システム に頼りすぎる前によく考えよう

 

 

私がお引渡し時に必ずお客様にお話しするのが、

 

「これで弊社とのお付き合いが終わるのでなく、これからが本当のお付き合いの始まりです。」

 

と伝えさせてもらっております

 

住まれてからのメンテンスや問題発生時の工事など、建てた工務店がやるべき事を他社任せにしているような工務店で本当に良いと思いますか?

 

考える事、学ぶ事をやめ、その工法やシステムに頼りきった家造りをする事は、工務店の地力を下げ、対応力を落し、設計力、営業力も落とします。

また、そのシステムを使う為のロイヤリティ(加盟金)を建築コストに載せる事にもなり価格のアップにもつながります。

 

もちろんデメリットばかりではありません。

ルールに従った家造りをすれば、恐らく間違いのない家造りは出来る事でしょう。

 

様々なこだわりを盛り込まず、基本仕様通りにすれば、案外お安く造れる事と思います。

ロイヤリティも含めて金額に折り合いがつき、その工務店のやり方、仕様、デザインに何の疑問も不満も感じなければ、私がとやかく言う事ではありませんし、両者合意の元の契約ですのでまったく問題ありません。

 

実は弊社も過去にシステムや工法に頼った時期があります。

 

それを知っているからこそ、それに頼る事の怖さも知っています。

先程も言ったように、システムや工法が全て悪い訳ではありません。

 

それしかできない、それしか知らない、他には興味ない、という工務店にならないよう日々研鑽する事がまず大事で、その中で本当に良いと思われる物なら採用すれば良い。


おかげ様で日本全国の沢山のスーパー工務店(ちょっと安っぽい言い方ですね)と出会う機会に恵まれておりまして、その工務店さんの考えを聞き、建てた家を見せて頂くと、まさにそういう物に頼らない自社の力を活かした普遍的な家造りをされています。

 

今回のブログはこのブログを読む方が、力のない工務店に騙されないよう、またそういうお客様の要望に答えらえる工務店に弊社がなれるよう、自戒を込めて書かせてもらいました。

 

お客様担当 澤田

 

 

 

 

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家を建てる前に読みたいお話
2020.05.01

オール電化?それともガス併用?比較してみよう

電気と都市ガスとプロパンガスを、かかるお金で比較する

家庭で使うエネルギーを主たる目的の給湯・コンロで分けると、電気、都市ガス、プロパンガス、灯油に分かれます。

灯油は給湯しか使えませんし、案外知られてないのですが灯油の給湯ってめちゃくちゃ効率悪んですよ。

ガスや電気の方が高いと思われがちですが、同じ給湯するなら一番高いのは灯油と思って下さって間違いないです。(それに灯油を買って入れるの面倒ですしね)

という事で今回は灯油は除外します。

電気VS都市ガスVSプロパンガスでの比較をしたいと思います。

電気にしろガスにしろ、乾燥機や床暖房など色んな機器が使えて、それぞれの特徴を生かした住宅設備機器もあるのですが、そこまで比較し出したら本当に大変。

いや、比較が難しすぎるし、床暖房いらない人にその比較も意味がない・・・

という事で、今回は年間を通して使う給湯とコンロを軸にして比較してみたいと思います。

実は、私共の地域は都市ガスがまだ十分に整備されていません。

そのため弊社のお客様が都市ガスを採用する事がほとんど無いものですから、独自のデータではなく一般的に出回っているデータを利用しますので、ちょっとツメが甘い所もありますがお許し下さい

初期費用の比較

オール電化で必要な設備としては、エコキュート(給湯器)とIHコンロになります。

機種にもよりますし、多少工務店によって入り値が違いますので、一般的に工事費込みで60万円程度であるとお考え下さい。

都市ガスは、エコジョーズ(いわゆる給湯器)とか、エコワン(電気とガスのハイブリット給湯器)とか、エネファーム(ガスで電気を作れる)など、多彩なチョイスが出来ます。

さすガッスなガス会社さんは上戸彩でおなじみのエネファームをゴリゴリ押しされているのですが、エネファームの商品単価はとにかく高い!

ぶっちぎりです。

機種にもメーカーにもよりますし、さすガッスさんは過去の貢献度で機種の価格が変わるという、弱小工務店には厳しい仕入れ価格の設定をされているので、多少金額に幅がありますが、150~200万円はかかると思って間違いないです(初期の頃は300万オーバーでしたから、これでも安くなったんですよ) それにプラス施工費で20万ぐらいかとおもいます。

プロパンガスは、機器代が飛びぬけて安いエコジョーズ(給湯器)にして、高いガス代がバレないようにしたい所ですが、ここはあえてエコワン(電気とガスのハイブリッド給湯器)での比較にします。

何故、あえてこちらをチョイスするのか・・・

それは後のおたのしみという事で(笑)

という事で機器代+施工費で80~100万になります。

このように初期費用についてはエコジョーズがダントツ安いのですが、ガス代が高いのでお勧めは出来ません。

となると初期費用で一番安いのはオール電化となります。

余談になりますが、最近は電力会社が選べるようになりましたね。

ガスも同じく自由化ですので、大阪ガスだけでなく関電ガスが選べます。

プロパンガスは、、、昔から自由化です(苦笑)

電気は関電、都市ガスは大阪ガスと独占状態でしたので、比較できるようになって良かったのかなーとは思いますが、電気は特に色んな業種が参入してますから、比較するのは大変です。

これはまた別のブログで書くとします。

光熱費で比較してみる

実は家族の人数や、家族が使う時間帯によって随分と変わってくるので比較がとても難しいです

まず、オール電化の仕組みをわかりやすく言うと、夜中の電気代はすごーく安く、朝と夜のわさわさした時間帯は少し安く、それ以外は普通の電気の契約より高いという設定になっており、さっきも言ったように使う時間帯によって大きく価格が変わります。

ガスについては、基本的に大阪ガスと関電ガスの比較ですが、じつはあまり良く知りません!(苦笑)

エネファーム料金っていうのがあって、通常料金よりかなりお安いガス代になり、プラス床暖とか、浴室乾燥機付けるとかで料金体系が変わったように記憶しておるのですが・・・

普段使わないのでちょっと価格を覚えておりません。

そうだ!、ネットで調べりゃ良いんだ!

今更ですが、ホントに便利ですね

プロパンガスも同じく、条件によりけりでガス単価が変わってきます。ほぼ都市ガスと同じ内容で単価が変わります。

都市ガスと同じく、プロパンガスも自由化されてますから選ぶ会社によってガス単価は変わります。

オール電化

関西電力のオール電化といえば、はぴeタイム(R プラン)です

以上が各電力会社が出している数値です。

なかなか良心的というかマジメな数値ですね。

はぴeタイムのサイトはこちら

ところで弊社のお客様のオール電化住宅の実数値は、関電のデータから言うと45%減になってます。

安っ!

電力会社は一般的な住宅(中断熱中気密以下)をベースに算出している数値なので、性能が低い家だとどうしてもこれぐらいはかかると思いますが、弊社の高断熱・高気密の家なら上記の金額でいけますのでご安心下さい。

都市ガスでエネファーム

こちらは今時の家(高性能)でのデータを出して下さっているサイトがありましたので、かなり実数値に近いと思いますので、そのまま利用させて頂きました。

※ガス会社のデータはどうも胡散臭いので、採用しておりません

やっぱり高いなぁ、、、

余談ですが、エネファームの広告宣伝みると、

 表向き1  W発電で電気を作るからお得

 表向き2  年間6万から8万光熱費が削減

 表向き3  年間6万なら初期投資が高いけど回収可能

とか書いてますけど、あれ、ちょっとサギっぽいですからご注意下さい。

データは合ってますが、比較の対象が悪い

裏の意味1 確かに発電しますけど、発電の為にめちゃくちゃガス使います

裏の意味2 年間6万の削減の対象は普通のガス料金のエコジョーズ使った普通の家の光熱費ですから、そりゃ削減になるでしょう。

裏の意味3 6万で20年もつかえば初期投資は回収できますけど、まず壊れる可能性があります。

壊れなかったとしても回収対象が150万の機器ですから、ランニングもイニシャルも安いオール電化と比べたら、どこまでいっても回収どころかお金垂れ流し状態です。

プロパンガスでエコワン

実は弊社のお客様の実数値データを持ってるのですが、あえて、メーカーのデータと比較してみました。

メーカーのデータはこれも一般住宅ベースなのかな?

弊社で採用頂いたお客様の平均数値はメーカーの40%減ですね。

やはりこれも性能の良い家は光熱費が安くなるという証明ですね。

さて、何でこのハイブリッド給湯器はお得になるのか。

それをご説明しなければなりませんね。
 
ハイブリッド、つまり電気とガスを併用した給湯器になります。
 
分りやすく言えばプリウス。
 
電気の良い所とガスの良い所をうまくミックスする事(ガスの悪い所を電気で補うという意味かな)で、出来るだけエネルギー(電気もガスも)を使わないようにする給湯器になります。

電気の契約はもちろん一般電灯契約になりますが、ガスはエネファームなどと同じ安価なガス単価になります。

基本的に必要な量だけ電気で沸かしてタンクに貯める。

なくなってきたら電気で沸かす。

エコキュートのように夜中で一気に大量のお湯を沸かして貯めるのではなく、必要な時にだけ沸かすという事で電気使用量を減らします。
 

電気代だけで見ると夜中の安い電気で作るオール電化のエコキュートの方がもちろん安いですが、使っている電気使用量はハイブリッドの方が少ないんです。
 

この辺りが省エネのポイントですね。
 

ガス給湯器は貯めていたタンクにお湯が足りなくなった時とか、追い炊きする時に使う程度ですから、極端にガスを使わないんですね。

だからこんな安いランニングコストになるんです。
 

更に太陽光発電とも相性が良くて、昼間の発電した電気で沸かせるモードや、逆に売電を優先して夜は電気とガスのお得な方で沸かすといったモードもあるので、こんな低ランニングコストになるんです。

ちょっと肩入れすぎた説明になりましたが、とにかくハイブリッド給湯器は良いと思います。

電気とガスのメリット・デメリット

オール電化のメリット

ズバリ安全性と価格です。

火を使いませんから火事になることもなく、高齢者のいる家でも安全に使えます。

深夜電力を使ってお湯を貯めておくので、電気代も安く済みます。

オール電化のデメリット

停電時にコンロも給湯もすべて使えなくなります。災害に弱いですね

貯めておいたお湯なのでそのままでは飲めません。

深夜電力を使ってお湯を貯めておくので、何かの理由でお湯を使いすぎると一時的に給湯できなくなります。
その時の沸き増しはめちゃくちゃ高くつきますよー

都市ガスのメリット

プロパンに比べると単価が安い

電気と同じ、インフラとしては万能。

タンク入れ替えや給油などの面倒がない。

メーターは付きますが、外観にブサイクなタンクは付きません

火力が強いので料理に向いているのと、あまり知られていませんがガス乾燥機にも使えます。

都市ガスのデメリット

自由化とはいえ大阪ガスと関電ガスしかない

災害時には遮断される。(電気に比べ復旧は遅い)

火を使うので火事の可能性と、まずないが爆発?の可能性がある

プロパンガスのメリット

災害に強い。震災後などライフラインが断たれた時も、プロパンガスだけは使えます。

火力が強いので料理に向いているのと、あまり知られていませんがガス乾燥機にも使えます。

プロパンガスのデメリット

料金が電気や都市ガスと比べて高いことでしょう。

火を使うので火事の可能性と、まずないが爆発?の可能性がある

古い営業形態の会社があり正直ぼったくり?と思うような営業方法をする会社がまだある。

また、卸しと小売りがあり地域により出来る出来ないがある。

電気と都市ガスとプロパンガス。じゃあどれ選ぶ?

安全面や料金面で見ると軍配はオール電化です。

いや、欠点も見つからないぐらいの完勝と言っても良いかもしれません。

もうお気づきかもしれませんが、それでも弊社はオール電化が一押しではありません。

その理由として、ちょっと違う角度から比較してみたいと思います。

電気とガスを違う角度から比較する

災害大国の日本ではたびたびライフラインが寸断されてしまいます。

日本に住んでいる以上、いつ大きな地震がやってきてもおかしくはありません。

また、異常気象の昨今では、2019年の千葉や長野のような台風災害が起こる事は、想定しておかなければなりません。

ひとたびライフラインが断たれると、自分の力だけではどうしようもありません。

電気の復旧は早いという神話がありましたが、19年の千葉でついにその神話は崩れてしまいました。

まずは、家自体を災害に強い家にしなければなりません。

そのために許容応力度計算による耐震等級3を確保するのは必須であり、弊社では変更の出来ない標準仕様にしております。

その上で、被災後も考えなければなりません。

生き残る為の性能は当然大事ですが、その後生き続ける事、暮らしていく事も重要になります。

そこで出てくるのが、電気や都市ガスといった災害に弱い熱源ではなく、災害に強いプロパンガスです。

できれば、太陽光とセットでお考え頂きたいです。

そうすると・・・

災害時には、もちろんプロパンガスも遮断されますが、自ら復旧させる事が出来ますので、ガスコンロは即座に使えます。

水があればお湯を沸かす事も出来ますし食事も作れます。ちなみにタンクに水が残っていれば、それを出す事が出来ます。

太陽光発電があれば、昼間であれば発電の電気で給湯器が動きますので、例え電気が復旧してなくてもガス給湯器併設のハイブリッド給湯器ならお湯が沸かせますので、水というライフラインが寸断されてなければ、その日からお風呂にも入れます。

いかがでしょう。

こう考えると、オール電化に比べイニシャル・ランニングコストが高く付くのは致し方ない所ではありますが、その価格差はエネファームほどの差は無く、何より災害時の強さを考えると、プロパンガスの選択は大いにあり得ると思いませんか?

もちろん、これからもっと良い商品も出てくると思います。

電気もガスももっと災害時に強い仕組みを作ってくる事とは思いますが、現時点ではトータルで考えてプロパンガスより良い熱源は無いのではないかと弊社は考えております。

実はもうちょっと、プロパンガスについてはお得な話もあるのですが・・・

それはここではちょっと書けませんので、営業担当の私まで、個別にご連絡頂ければと思います。

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家を建てる前に読みたいお話
2020.04.28

断熱効果の高い玄関ドアを選ぶ

断熱効果の高い玄関ドアを選ぶ前に必須のこと

上の画像は弊社の施工途中のもので、玄関土間部分になります。

断熱材を敷き詰めたら土間打ちをし、タイルなどで仕上げます。

床下断熱でも基礎断熱でも同じです。

この土間部分の断熱がされていないと、いくら玄関ドアを良いものを選んでも意味がありません。

ただ、実はこれは義務ではないので、念のため確認されることをお勧めします。

高断熱仕様の家に選びたい玄関ドア

上の画像は熱の移動を表したものです。

このように熱の移動は窓や外部ドアなどの開口部からがほとんどです。

では、断熱性能の高い玄関ドアにはどんなものがあるのか?

主に木製ドアと鋼板(金属)に化粧シート(一部天然木)を貼ったドアがあります。

木製ドアは一般の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、実は木製サッシと同じく断熱効果の高いものです。

高断熱仕様の家に選びたい 木製玄関ドア

本物の木で出来ていますから質感などはやはりいいと思います。

ただ、木製なのでやはり色は変化していきますし、メンテナンスも必要になってきます。

再塗装などをご自分で楽しんで出来る方には、是非お勧めしたいドアになります。

ユダ木工

引用元 ユダ木工株式会社

こちらの会社は木製のドアやサッシを古くから作られている広島の会社です。

玄関ドアもいくつかシリーズがあるのですが、その中のMIYAMA桧超断熱TSというドアは熱貫流率が0.82※という性能が出ていました。

※熱貫流率(U値)とは性能を表す数値で、小さいほど性能が良い

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イマガワ 一迎

引用元 株式会社イマガワ

こちらの会社は国産のヒノキや杉で主に室内建具を作っている岡山の会社です。

最近玄関ドアも開発されました。

こちらの熱貫流率は1.38となっています。

ドアハンドルなどは変更出来そうです。

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ガデリウス

引用元 ガデリウス・インダストリー

弊社ではまだ使ったことがないのですが、とてもおすすめの木製玄関ドアです。

スウェーデンの会社で作られているものですが、日本にも支社があるので国内在庫もあり、何かあったときは対応もして頂けそうです。

こちらの木製ドアもとても性能が良く、ガラスが入っていないタイプですと熱貫流率は0.77となります。弊社でも是非採用していきたいと考えています。

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高断熱仕様の家に選びたい 玄関ドア

木の家の外観 ガルバリウムの外壁

一般の方がよく目にされるのは、こちらの鋼板(金属)に化粧シート(一部天然木)を貼ったドアになると思います。

有名な大手メーカーではYKKapやLIXIL(旧トステム)が双璧でしょう。

シート貼りとはいってもとてもよく出来ていて、見学会などでは「本物の木ですか?」とお客様に尋ねられます。

どのような構造になっているのか、YKKap様の画像をお借りして見てみましょう。

これはYKKapのヴェーナートD30(D2仕様)という中位グレードの断熱玄関ドアです。

熱貫流率はこのドアで2.33とあります。

ドア本体の中に断熱材が入っているのがお分かりいただけると思います。

こちらは「プロント」というアルミ製玄関ドアになります。

見ての通り断熱材は入っていません。

高断熱の家でこのドアが採用されることはあり得ませんが、建売やローコスト系ではありそうです。

YKKap

引用元 YKKAP株式会社

YKKの玄関ドアで一番グレードの高いシリーズがイノベストD70、こちらで熱貫流率0.90になります。

D70は面材がシートではなく天然木になるので、色の変化があり再塗装も出来ます。

本物の木を使っているのと、デザインがすっきりしているのでとてもカッコいいドアだと思います。

D50のシリーズからは面材がシートになります。

イノベストの下位グレードが前述したヴェナートD30となり、D2,D3,D4とグレードが分かれています。

面材にシートを使った商品はデザインや色が非常に豊富です。

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LIXIL

引用元 株式会社LIXIL

LIXILの中で上位グレードはグランデル2というシリーズになります。

グランデルの中にもハイグレードとスタンダードのグレードがあり、名前の通りハイグレードが上位グレードになります。

この違いは樹脂枠を使っているかどうかの違いのようです。

このハイグレードで熱貫流率0.89となっています。

グランデルの下位グレードがジエスタ2というシリーズでK2とK4というグレードに分かれています。

K2グレードで熱貫流率が2.33とあり、ちょうどYKKのヴェナートD2と同じですね。

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高断熱の家の玄関ドアに何を選ぶ?

実は玄関ドアは家を建てるのに必要な物の中でも、高額な部類に入ります。

また、玄関は常時とどまる場所でもないので、リビングや寝室の窓ほど性能は気にしなくても良いのかもしれません。

そうは言っても家全体の性能のことを考えると、最低クリアしたいレベルはあります。

滋賀県の5地域にある弊社ではYKKのヴェナートD2仕様をよく使っています。

このあたりは最低押さえておきたいグレードと考えています。

下は関連記事です。

夏涼しくて冬暖かい家を、高気密高断熱で作るコツ

正直言ってYKKとLIXILの熱貫流率は同グレードであればさほど変わりはないし、予算とデザインで選んでよいと思います。

その中でいえば天然木を面材に使っている、YKKのイノベストD70は特別なものになるかもしれません。高額ですが。

ほとんどの工務店では玄関ドアと窓のメーカーをそろえるかと思うので、ドアだけでなく窓のことも気にしといたほうがいいですね。

特徴的なことでいえば、YKKは樹脂窓(複合窓ありますが)がメインですし、LIXILはアルミ/樹脂の複合窓がメインです。(樹脂窓ありますが)

それぞれの性能やデザインを比べてみることをお勧めします。

木製玄関ドアを選ぶ場合は、窓のことは気にしなくても構いません。

予算に余裕があれば木製玄関ドアは是非オススメしたいところです。

高断熱の家の玄関に引き戸はダメ?

木の家の外観

ここまで玄関ドアのことをずっと書いてきましたが、玄関引き戸はどうなのでしょうか?

実は引き戸はドアに比べて形状がどうしても高断熱向きではありません。

それでも木製引き戸は良い数値を出しています。

上の画像は弊社の施工例で、ユダ木工の木製玄関引き戸になります。

こちらで熱貫流率1.92となっています。

大手メーカーではYKKが2020年5月発売予定で新しく発売するようです。

断熱スライディングドア 「コンコードS30」という商品です。

断熱タイプ袖付き枠で、熱貫流率2.06となっています。

引き戸は若い方にもとても人気で、断熱性の良いものが出来てうれしく思います。

ホームページはこちら

家全体のバランスを考えて、玄関ドアや引き戸を選んでくださいね。

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家を建てる前に読みたいお話
2020.04.27

注文住宅の諸費用いろいろ。で、結局いくらいるの?

注文住宅の諸費用って、そもそも何?

 

 

まさにもろもろの費用って事です。

家を建てる為にかかるお金は目に見えますが、諸費用は比較的、目に見えない物が多いですかね

(ちょっとおかしな表現ですが)

税金に保証料、登記費用に、○○加入金、などなど。

ね?

形として現れないお金が多いでしょ?

 

本来はこれが諸費用だと思うのですが、

工務店によっては、外構工事やカーテンなんかも諸費用に入れる所があります。

 

あのですね、

外構工事や庭のデザインは、家のオマケではありませんよ~!

間取りを考える前に検討しておかなければならない、家づくりのスタートみたいなもんです。

「えっ、庭に植える木を考えるのがスタート?」

って声が聞こえて来そうですが、それも含まれますが、まず

 

 ・この土地のどこが一番居心地が良いのか

 ・どこから光が入るのか

 ・その光の入る所に庭を置こうか

 

など考えながら

 

 ・道路や近隣の”視線”も考慮しつつ

 ・車をどこに置いて

 ・どこから玄関へアプローチするか

 

など考えないと、間取りにつながりません。

なので、外構工事や庭づくりは諸経費なんてありえません。

基本のキです。

なんですが、何故か世間では諸費用に入ったりしてます。

 

カーテンもしかりです。

もちろん、最初から依頼するカーテン屋さんが決まってたりするなら、それは別(諸経費)でかまわないですが、出来ればカーテンも含めた内側のご提案もトータルでさせて頂きたい所です。

内装のイメージからすれば内障子の方が良い場合もありますし、日射がキツイ窓にはハニカムスクリーンのような断熱効果が高いスクリーンなどの検討も必要です。

とにかく家の提案は暮らし方の提案でもありますので、カーテンは家とは関係ないと考えず、是非私達工務店にご相談頂きたいと思います。

 

話を諸経費に戻しましょう。

 

注文住宅の諸費用って、何があるの?

 

 

まず諸費用の全体を理解して頂く方が大事だと思います。

先にも述べましたが諸費用って工務店やハウスメーカーによって本当にマチマチですので、一般的に言われる諸経費として分類分けします。

 

分け方の基本は

・誰が仕事をして

・誰にお金が発生するか

で諸費用の種類と金額を理解していくのが一番わかりやすいかと思います。

銀行のローンの保証料も工務店の諸費用に入ってると勘違いされる方が結構いらっしゃいますので(苦笑)

 

工務店が見積りで諸費用とする物

・設計料

・建築確認等の申請料

・補助金等の手続き費用

・外構工事 → くどいですが本来諸費用ではありません。

土地の大きさ、希望で大きく金額が変わります。

・カーテン → こちらも本来諸費用ではありませんが、一般的に考えるなら30万程度は必要でしょうか

・地鎮祭

・都市ガス、プロパンガス工事 → 基本は工事内ですが、地域により施主様直工事の場合もあります

 

お客様がご自分で買う、もしくは考えておいて欲しい諸費用リスト

・家電 → 建築時にまとめて購入の方と、古い分だけ購入で価格差あり

・家具 → 家電に同じ

・上棟時のイベント費用(※1)

・近隣挨拶時の手土産・ネットなどの通信手続き費用

・衛星放送等のTV

・売買契約等に貼る印紙代

・引っ越し費用

・自治会費

※1 弁当やお茶やご祝儀です。

当然強制ではありませんし、お客様が支払う・用意する義務はありません。

弊社ではお断りしていますが、あくまでお施主様の善意で

「用意したい!」

と言って頂ける時は大喜びで御受け致しております(笑)

 

ローンを組む時の諸費用(銀行バージョン)

・融資手数料

・保証料

・印紙代

・振り込み手数料 → 支払いは3回ないし4回程度分割するのが一般的ですので、その都度手数料がかかります

 

司法書士、土地家屋調査士の登記費用

・土地を購入される方は所有権移転登記費用

・抵当権設定費用 →ローンを組む方は必要となってきます

・場合によっては敷地測量費も必要

・建物表示登記

・所有権保存登記

・細かすぎるので書きませんが他にも諸々あります

尚、司法書士さんへの金額は、報酬額と税金(登録免許税等)が合計して入っています。

 

不動産屋への費用

・不動産屋との契約時の印紙代

・契約時の振り込み手数料

・仲介の場合は仲介手数料 →販売価格に含まれてない場合がありますので注意して下さい

 

ライフライン系でお施主様が直接払う費用

・水道の加入金

・下水道の受益者負担金 →加入金みたいなもんです

・地域ネットワーク(有線放送など)への加入

 

税金系

・不動産取得税 土地、建物  →読んで字の如し。取得した事に対する税金なので1回だけです。

・固定資産税 土地・建物 →毎年ちょっとずつ下がっていきますが、毎年払い続けなければなりません

・都市計画税 →毎年

※ 厳密に言うと先に書きました登録免許税とか印紙税は税にはいるのですが、各々の項目に入れております。

 

保険系

・火災保険

・生命保険 →ローンに関係する生命保険です。団体信用生命保険(団信)ともいいます

・地震保険

 

様々な申し込みに必要になってくるお金

・住民票、全部事項証明書、所得証明書、印鑑証明などの発行手数料。

※ こちらは、何度行ったかわからんぐらい、お役所に行く事になります。

こんな物こそ簡素化して欲しいですね。

 

注文住宅の諸費用って、ざっくりいくら?

 

 

諸費用の項目はざっとこんな感じです。

思ってたよりめちゃくちゃ多くないですか?

当然気になる所だと思うのですが

 

「ほんで、ナンボよ?」(笑)

 

実は個々のお客様の条件により、金額や内容は大きく変わります。

なので、いくらってすごく出しにくいんです。

最初の外構の話もそうですが、家の価格に入れてる工務店と入れてない工務店で全然価格が違いますので注意してください。

とはいえ、数字を出さなけりゃ予算組み出来ないのも事実ですので、本当に目安程度にして欲しいのですが、ざっくりとした金額をお教えします。

 

工務店が見積りで諸費用とする場合がある物

外構工事    200万

カーテン       30万

その他     100万

合計         330万

 

お客様が自分で買う、もしくは考えておいて欲しい諸費用リスト

家具・家電  とりあえず150万

その他          70万

合計                        220万 

 

ローンを組む時の諸費用(銀行バージョン)

3000万程度借りるとして保証料  60万

その他              20万

合計  80万

 

司法書士、土地家屋調査士の登記費用

表題登記      20万

抵当権設定  20万

その他    10万

合計              50万

 

不動産屋への費用

1000万の土地を購入として  40万

 

ライフライン系でお施主様が直接払う費用

50坪程度の土地で   20万

 

税金系

彦根地区の平均値  25万

 

保険系

火災保険+地震保険  30万

団信  ローン組み込み

合計 30万

 

様々な申し込みに必要になってくるお金

とりあえず1万ぐらい

 

総合計 約800万

 

800万!!!

恐ろしい。。。

 

注文住宅の諸費用・・・そんな予算みてないし、家建てられへん!?

 

 

ご安心下さい。

全部が一気に必要な訳ではありませんし、工夫次第で金額を減らす事は出来ます。

 

まず、設計料等の諸経費は家価格に入っていますから、そもそもその分の100万は計算に入れなくてもかまいません

 マイナス100万

 

弊社でしたら必ず耐震等級3にしますし、長期優良住宅にしますから、税金や保険でかなりの優遇が受けられます。

 マイナス10万

 

また補助金も有効活用しましょう。

国でも、経産省、国交省がそれぞれ100万前後の補助金を出していますし、滋賀県や各市町村単位で補助金もあります。

上手に補助金が取得できると

 

 国(長期優良住宅) 100万円

 県(県産材利用)   40万円

 市町村(大小あります) 10~100万円

 

大きい補助金ですね。

これだけもらえると予算組みの時すごく助かります。

 

ここまで説明しといて何ですが、今回の計算には入れない方が良いです。

残念ながら、国や県の補助金は予算が無くなれば終了とか、昨年まであったのに本年度から無くなったりしますので、あくまでオマケレベルで考えて頂いた方が賢明です。

 

ただし、自治体によって多少違いますが、どんな自治体でも10万ぐらいは助成金がありますので、とりあえず10万だけみておきます

 マイナス10万

 

家具や家電は少し控えめにして マイナス20万

上棟の祝いもご勘弁!                 マイナス20万

 -20-20=マイナス40万

 

次の5で計算するのをわかりやすくしたいのと、もう1回言いますが(苦笑)外構工事は諸費用ではありませんのでで、とりあえず抜きます

 マイナス200万

 

800万-360万 = 440万

これが、本来諸費用と言われるものの総額になります。

 

 

諸費用が払えなくなった。なんて事がおこらない為に。

では、ここで改めて、建築前後1年以内に必要になりそうな総額を出します

 

 ・土地    1000万

 ・建物    2500万

 ・外構   200万

 ・諸経費  440万 

 

合計 4140万

 

次にローンをいくら借りるかという計算をします。

 

手持ち資金を700万お持ちで、建築への自己資金を500万ぐらいで想定します。

(残り200万は今後の生活費等です。追加工事へのお金という意味ではありません)

 

ローンの対象となる建築資金は、諸経費440万をひいた3700万円が対象ですが、銀行によって多少判断は変わりますが、保証料や登記費用もローンに組みこめますので

 ・保証料  60万

 ・登記費用 50万

をプラスした、合計 3810万のローンを最大借りる事が可能です

 

4140-3810=330万円 

 

予定している自己資金500万からいうと170万余裕がありますので、手持ち資金として残すのも良いのですが、今回はローン額を減らす事にします

 

4140万円-500万円=3640万円

これがローン額になります。

 

最後に月々のローンを計算しましょう。

 

当社のお付き合いのある地銀さんは、今かなり良い数字の利率で御貸し下さいます。

条件もありますし、絶対ではありませんが0.5~0.6の間の利率を出して下さいます

 

3640万の35年、ボーナス無しでローン計算すると、約9.5万の月々の支払になります

最後のひと絞り!

 

今お住まいの家もしくはアパートの光熱費っておいくらですか?

年間平均すると、何だかんだで月々平均2万ぐらいになりませんか?

総務省の調べですと平成27年の一般住宅で2万ちょっとぐらいです。

 

弊社の作る高性能の長期優良住宅ですと月々の光熱費は約1万ぐらいになりますので、ローンが9.5万でも光熱費の1万減を考慮しますと、実質9.5万のローンが8.5万の意味と同じになります。

 

諸経費の話が家全体の支払いに発展してしまいましたが、とにかく諸経費は本当に沢山の種類と結構な金額がかかります。

 

 ※ 上記金額をまとめた簡単な表を作りました。ご参考にして下さい

 

諸経費は、個々の事情で大きく変わりますので、あくまで目安にして下さい

例えば、土地や建物を譲りうけられるなら相続税や贈与税も入ってきますが、土地代金はいりません

現金で建てる方だと抵当権の設定費用も不要になります。

 

家や土地以外にかかる諸費用がこんなにかかるとは・・・と思われたかもしれませんが、返す見込みがたてられたのも事実ではないでしょうか?

「アパートの賃貸費が月々7万なのでローンはこれぐらいで」

と言われるお客様は多いです。

もっともではあるのですが、今一度考えてみて下さい。

 

資産にもならないお金をドブに捨てるような賃貸アパートが7万で、一生を快適に暮らす、資産となる家がプラス1.5万のローンで住めるんです。

 

35年経てばローンも無くなり(もちろん維持費はかかりますが)庭や畑で豊かな暮らしが出来るのです。

 

決して高い買い物ではないと思いませんか?

 

本題からそれてしまいましたが、大きな諸費用にはなりますが、上記のような事から、やりくりは可能です。

 

総額だけで考えるのではなく、これからの何十年の単位で考え、今回の数字を目安にして、家造りも検討して頂ければと思います。

 

 

 

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家を建てる前に読みたいお話
2020.04.20

高気密高断熱の家の冷暖房設備は何がいいのか

冷暖房設備・・・全館空調|全館冷暖房

 

全館空調とは

全館空調とは、家全体の空調を一括して行うシステムです。

今、家の空調はエアコンが主流となっていて、各部屋に1台づつ設置するのが一般的です。そして、エアコンの数だけ室外機が必要となります。

しかし、全館空調は1台の機械で家全体の空調を管理するので、室外機もほとんど1台ですみます。

メリット

家中どこに居てもほぼ同じ温度で快適です。

勿論ヒートショックも起こりにくいです。

室外機もほとんどが1台なので外観もすっきりで見た目もいいですね。

しかも室内機は小屋裏等に設置するので、各部屋は床や天井に吹き出し口や吸い込み口が出るだけでスッキリ。

デザインの邪魔をしません。

通常の壁掛けエアコンやファンヒーターと違い、あまり風を感じないので不快感がないです。(感じ方に個人差はあるようですが)  

暖房を床下に送る場合は床下エアコンと同様に、床が冷たくなりません。

デメリット

やはり価格ですね。

安くても100万台~が主流です。

また壊れた時に全替えになると高額な修理代になってしまいます。

是非長期の保証に入ってください。

基本は24時間運転で全館を冷暖房するわけですから、日ごろの冷暖房費も高めになります。

一般に売られている壁掛けエアコンを利用する方法ですとコストがかかりませんが、これはかなり勉強理解されている会社でないと上手く機能しないですね。

注意する点

どこにメインの室内機を置いてどういう経路で送風するかの計画。

温度コントロールは一括か個別か。

長期保証はあるか。

あとダクト配管による送風になるのですが、配管内の結露・埃・汚れが気になる方も注意です。

ただ、24時間運転ならほとんど心配は無いでしょうし、今後配管内の掃除業者も増えてくると思います。

 

冷暖房設備・・・全館空調|床下エアコン

 

床下に設置したエアコンで家中を暖房する

床下エアコンとは

市販の壁掛けエアコンを床下に設置し、床下全体を暖め、掃き出し窓足元に設置した吹き出し口から暖められた空気を各部屋に送り込むものです。 

メリット

床下に暖かい空気を送るので床が冷たくならない。

(床自体が熱を持つ床暖房とは違い、ほのかな暖かさで床暖房のようなダイレクトな暖かさではありません。)

床の仕様や送風位置にもよりますが、室内が吹き出し口だけなのでスッキリ。

脱衣・トイレも暖房できるのでヒートショックの心配もないですね。

何よりイニシャルコストが安い!

色々な工法があるので全てではないですが、一般的な壁掛けエアコンを大抵は床下に1台付けるだけなので低コストです。

壊れても一般エアコン1台交換なので安いですね。

デメリット

普通の壁掛けエアコンを床下に使うのでメーカーの保証を受けられない。

暖かい空気は上に行くが冷たい空気は降りてくるので、2階に冷房用のエアコンが必要になってくる。

(床下から送風機により2階まで冷気を送る方法もありますが、結露する可能性がありおススメできません。)

暖房を1台で賄うので吹抜けのあるプラン(できればリビング)にしなければ機能し辛いく、吹抜けを含め全体的に空気の循環を上手く考えないといけない。

基本24時間常時運転しなければ建物全体が暖房が効きにくく、そのため電気代が上がる。(G2グレードならトントン)

個別の温度設定ができない。

基礎断熱にする必要があるので、シロアリのリスクが高くなる。(回避する方法はあります)

注意する点

単に床下にエアコンを付けるだけでは全然だめなので、よく理解した設計者でないと快適を期待できない。

補助的に暖気冷気を引っ張ったり送ったりするファン等が必要になってくる。

通常のエアコンは室内機本体に温度センサーが付いているので、リモコン(ワイヤードリモコン)にセンサーの付いている機種を選ぶこと。

 

冷暖房設備・・・全館空調|階間エアコン

階間エアコンとは

多分耳にされた方は少ないのでは?と思います。

「カイカン」と読みます。

1階と2階の間(一階の屋根裏と二階の床下の間)にエアコンの風を入れ暖房と冷房を行う、床下エアコンの進化版とも言えます。

暖房期には強制的に1階に暖かい空気を天井や壁から送り込みます。

冷房期はその逆になります。

メリット

通常の全館空調と比べ、普通のエアコンを使うのでイニシャルコストが安い。

また、壊れた時の買い替えも容易。

室内機が見えないのでスッキリする。

床下エアコンのように夏用、冬用にと用意しなくてもよい。

デメリット

2階にエアコン設置スペースが必要。

暖房期に1階は天井からファンで吹き降ろし、冷房期に2階は床からファンで吹き上げるので風を不快に感じる可能性がある。

空気を上手く循環させれるのか?

まだまだ実績が少ないのでどんな不具合があるのかが分からない。

注意する点

新しい実績も少ない方法なので、リスクをとれる方。

施工実績のある業者を選ぶ。

 

冷暖房設備・・・壁掛けエアコン

多賀の家のリビング

 

壁掛けエアコンとは

今更な感じですが、エアコンは、外の空気と室内の空気をヒートポンプで熱を移動させるだけの機能なので、エネルギー効率がよく、住宅の空調設備としては一番普及しています。

メリット

機種が自由に選べるのでメインの部屋は多機能&省エネ機種、その他の部屋は安い機種にしたりもできる。

24時間運転でもいいし、間欠運転(つけたり消したり)でもいい。

個別で好きな温度設定ができる。

間欠運転なら冷暖房費が抑えられるし(逆の場合もある)、台数を絞ればイニシャルコストも抑えられる。

メーカーの保証(最近は長期保証も選べる)も受けられるので安心。

買い替え追加が容易。

デメリット

最近はカッコいい機種も発売されているが、各部屋の壁に取り付けなければいけない。

ということはその数だけ室外機と配管が必要になって、外部のあらゆる面に見えてきて邪魔になる。

直接風が当たって不快(当たらないような機能のある機種もある)。

建物内が均一な温度にならない(G1,G2グレードならそこそこ均一になりヒートショックも起き難くはなります)

注意する点

メインで長時間使用するエアコンは中~上位機種がおすすめ。

梅雨時期のジメジメが気になる人は除湿方式に注意(再熱除湿がいいが日立、富士通の中上位機種しかない)

 

冷暖房設備・・・床暖房

床暖房とは

文字通り熱源が床のすぐ下、あるいは床の中にあり、床自体が暖かくなるものです。

よく床下エアコンと混同されるのですが、床下エアコンは床下の空間を暖めるので、床暖房に対し、床下暖房になります。

種類としてはガスや電気、灯油を使ってお湯を作りそれを循環させる温水式と、発熱体に電気を通して暖める電気式があります。

メリット

熱が床を伝わり、ふく射によって部屋の内部に広がっていきます。

床から天井へと熱が立ち上る自然対流により、体はまんべんなく温もり、室温以上に暖かさを実感することができます。収納場所も必要なく掃除も不要です。

風や音、臭いもなく、埃を舞い上げることもありません。

デメリット

イニシャルコスト(設置費用)が高く、夏用の冷房用にエアコンが必要になります。

当然設置していない部屋は冷暖房が必要となる。

熱源は電気かガスか灯油になるがランニングコストも高め。

床の仕上げ材が限定されます。

注意する点

思ったほど部屋の暖かさが取れなかったり、部分的にしか設置していないと、エアコンなどで補助暖房が必要になります。

 

冷暖房設備・・・薪ストーブ

 

 

薪ストーブとは

薪を燃焼させることにより、ストーブ本体を暖めることによる輻射熱と、対流による効果で部屋(家)全体を暖めます。 

メリット

何といっても気持ちのいい暖かさが魅力。

炎のゆらぎも癒される。

機種のよっては料理もできる。

薪が用意できれば燃料費はいらない。

機種によっては家、丸ごとくらいの暖房能力がある。

デメリット

本体はそんなに高くないが、煙突等周辺部材や施工費含めると高価になる。

薪が自分で用意できなければ購入になるが高い。

灰や煙突の掃除、薪の用意等、手間がかかる。

注意する点

周辺の床、壁等を不燃材料で仕上げないといけない。

同じような物でペレットストーブがあるが、燃料は薪より調達しやすいが暖房能力は低く、ペレットの落ちる音が気になる人もいる。

デメリットにあるように手間がかかる設備なので、趣味として薪ストーブを楽しみたい人におススメ。

 

冷暖房設備・・・まとめ

 

 

個人的には今のところ予算に余裕があれば全館冷暖房をおススメします。

予算に余裕がなければ費用対効果を考慮し壁掛けエアコンを1階リビング1台、2階吹抜けか寝室に1台、住み始めてから足りないところに足してゆくのが良いかと思います。

全館空調にはもちろんのこと、他の冷暖房方式でも高気密高断熱であることは必須で、家がスカスカの寒い家なのに設備だけで賄うのは 間違っているでしょう。

 

 

 

家を建てる前に読みたいお話
2020.04.15

夏涼しくて冬暖かい家を、高断熱高気密で作るコツ

夏少しの冷房で涼しく、冬少しの暖房で暖かい家

夏涼しく冬暖かい家に必要なのは高気密高断熱の家であることが条件です。

ただし、高気密高断熱の家であってもやはり夏は暑いですし、冬は寒いものです。

では、気密も断熱もない家と比べて何が違うのか?

高気密高断熱の家は少しの冷房、少しの暖房(少ない光熱費とも言う)で家じゅうを快適な温度にすることが出来ます。

それでは世の中にごまんとある

「高気密高断熱の家」

を謳う、ハウスメーカーや工務店に建築依頼すれば、夏涼しく冬暖かい家になるのか?

残念ながらそれも違います。

高気密高断熱には定義がないため、自分で高断熱だ!と言ってしまえば高断熱になってしまうのです。

そこで夏涼しく、冬暖かい家が欲しい人にぜひ知っておいてほしい数値があります。

UA値だ、Q値だ、C値だ、っていう一般の方にはよく分からない、建築会社が目標を定める性能を表す数値があります。(詳しくは後程説明します。)

そこで、夏涼しくて冬暖かい家を求めるのであれば、依頼先の見分け方の簡単で有効な手段としてはこんな質問もいいかもしれません。

「御社の断熱性能はG1グレードですか?それとも省エネ基準レベルですか?」

「UA値やQ値、C値ってよく聞くのですが何ですか?」

これらに答えられなかったり、UA値・Q値・C値が説明できない会社に“夏涼しく冬暖かい家“を求めるのは、そもそも無理があるといえます。

これらについては後述します。

ちゃんと答えてもらっても、それぞれの数値を「0.5」だ「3.1」だと言われてもそれが性能のいい数値かどうかわかりませんよね。

そういう時は建物内の温度が季節や時間、過ごし方によってどうなるのか?、

冷暖房費はどうなるのか?

そういったことを建築会社に聞いてみるのがいいと思います。

それぞれの家、それぞれの家庭の暮らし方による様々なシミュレーションが出来るようになっています。

断熱性能の基準値

先の建築会社の見分け方の質問の中に、G1グレードや省エネ基準という言葉が出ました。

まずはこれらが何であるかを簡単に説明しましょう。

日本では国を1から8の地域に分けて、求める断熱性能の基準を変えています。

例えば北海道の旭川市は1地域で、沖縄は8地域になります。

弊社のある滋賀県は、近江八幡市、草津市、守山市は6地域でそれ以外は5地域に区分されます。(新区分)

また、現在使われている断熱性能を表す基準値をUA値といいます。

UA値とは家全体の外部に面している面積(外皮面積)に対して、どれくらいの熱量が外に逃げているかを表します。

数字の小さいほど性能が高くなります。小さい数字の方が良いということですね。

現在推奨されるUA値の基準値は5地域の場合

省エネ基準 UA値0.87以下

ZEH(ゼッチ)基準 UA値0.6以下

HEAT20(G1・G2) UA値G1 0.48以下 G2 0.34以下 となります。

下に行くほど数値が小さくなり、すなわち高い性能になります。

さて、いろんな基準が出てきました。

まず、省エネ基準とは国土交通省の定める基準値になります。

これは日本の住宅の省エネレベルが、世界レベルで見た時にあまりに低いということで、最低限この基準は守りましょう、ということで設けられました。

ZEH基準は住宅で使うエネルギーをゼロにしようという目的なので、創エネルギーのために太陽光パネルが必須になります。その際の断熱性能の基準の数値になります。

一番性能の良い基準のHEAT20については次にまとめてみました。

HEAT20とは?

HEAT20とは長期的視点に立ち、住宅における更なる省エネルギー化をはかるため、断熱化された住宅の普及啓蒙を目的とした団体です。

簡単に言えば、今の日本の住宅の性能レベルは低すぎる!

と、改善に立ち上がった有志団体です。

メンバーは研究者、住宅・建材生産者団体によって構成されています。

そのHEAT20が冬の暖房期に部屋に居る時だけ暖房をつける想定(4~7地域)でのシミュレーション。

■ 住宅内の体感温度が15℃未満になる割合

 ・省エネ基準の家:30%程度

 ・G1グレードの家:20%程度

 ・G2グレードの家:15%程度

■ 最低の体感温度(住宅内の一番寒い場所で一番冷える時間の時)

 ・省エネ基準の家:おおむね8℃を下回らない

 ・G1グレードの家:おおむね10℃を下回らない

 ・G2グレードの家:おおむね13℃を下回らない

■ 省エネ基準と比較した暖房負荷削減率(光熱費に直結します)

 ・G1グレードの家:約30%削減(全館24時間冷暖房だと増加)

 ・G2グレードの家:約50%削減(全館24時間冷暖房だと同等)

以上を見ると当然G2グレードが一番性能がいいので『G2グレードにして下さい!』と言いたくなりますね。

もちろんG2グレードにこしたことはないですが、G2レベルにするには5地域(地域区分表)の場合は付加断熱(壁の中と外の2重断熱)が必要になり、コストが上がります。

このあたりのバランスについては後で述べることにします。

高断熱は夏を基準にするのか?それとも冬か?

割と暖かい地域に住んでいると

夏の暑さ対策の方が重要だ!

と言う方もいらっしゃるでしょう。

日本の住宅は夏を旨とすべし、なんて言葉もありますからね。

しかし、冬の断熱性能を上げると自ずと夏の遮熱性能も上がってきますので、断熱計画は冬を想定して考えるのが良いでしょう。

(いくつか夏用に考えるポイントはあるのでご心配なく)

断熱に関わる数値の話

一般の方にはどうでもいい数値の簡単な説明を少し。

・UA値・・・前述した通り、建物全体から逃げる熱を表面積で割る数値で、現在は断熱性能を表す数値の主流となっています。

・Q値・・・UA値の前に使われていた数値で、UA値が逃げる熱を表面積で割るのに対し、床面積で割ります。換気による熱損失も計算されているので保温性能がわかります。

現在でも冷暖房関係の計算にはQ値を使います。(UA値からQ値を導き出せます)

・C値・・・建物全体にどれだけの隙間があるかの割合で、高気密の目安になります。

C値は計算、設計で出せるのではなく建ててから計測しないと分かりませんので、実測するかそれぞれの建築会社の実績を確認した方がいいでしょう。

※建築会社の数値アピール合戦には注意してください※

『ウチの建てる家はUA値0.36でC値0.2です』

のどこが怪しいかわかりますか?

UA値は同じ仕様でも、設計して計算してみないとわからないので、それぞれ間取りの違う注文住宅では先に謳うことはできません。

また、C値は実測しない限り○○です、とは言えません。

推奨する基準数値

勿論数値がいいに越したことはありませんが、費用対効果を考慮した上で、個人的にはG1グレードで良いと思います。

(6、7地域ならG2グレードの仕様は大したコスト増もなく出来ます)

サクっと個人的な推奨値。(5,6地域)

UA値:0.46以下(より小さい)

Q値:1.7以下(より小さい)

C値:1.0以下(より小さい)

以上を最低ラインにしておけば光熱費も抑えられ、家じゅうがおおむね同じ温度で、体に優しくヒートショックや結露も起こりにくい家になると思います。

ただ、数値だけに囚われて建築会社の数値合戦に惑わされないようにしましょう。

冷房なしで涼しくて、暖房なしで暖かい家

パッシブデザインで作る家

次は“冷房なしで涼しくて、暖房なしで暖かい家”です。

これはパッシブデザインの考え方の一つで、家の形や配置、間取りによって作ります。

パッシブデザインについてはこちら。↓

設計の始まりはまず土地を読むこと

こちらも高断熱は大前提として考えます。

“冷房なしで涼しくて”は、いかに日射を遮って風を通すかがポイントです。

“暖房なしで暖かい”は、いかに日射を取り入れて熱を逃がさないかがポイントです。

相反することなので難しいですが工夫をすればいい着地点が見つかります

基本熱を逃がさないためには窓は小さく少なく高性能な方がいいのですが、南からは冬場の日射を取り入れなければいけません。

よって東西北は小さく少なく遮熱性の高い窓にし、南面は大きい窓で日射を取り入れるのが基本になります。

ただし、それでは夏は暑いので、南面はひさしを付けたり外付けブラインドやヨシズ等を利用して遮ります。

外付けブラインドは目隠しにもなりますし、多少の雨なら窓を開けられる、そして窓の外で熱を遮るのでお勧めですが、まだまだ価格が高く効果による冷房費の削減に限って計算すると元は取れません。

割と安く効果があるのはひさしです。

ヨシズが合わない洋風の外観でも使えます。

注意するのはひさしの大きさですが、冬の太陽は低いとは言え深すぎると日射を取り入れることができませんので、冬に日が入り夏は遮る深さにしましょう。

夏場の過剰な日射取得は掃き出し窓(テラス窓)はひさしの深さ、腰窓や高窓は軒の出によりある程度コントロールできるのです。

風の吹く方向は地域ごとにデータは有るものの、周辺の環境により変わってきたり日によって違ったりするので、出来るだけ4方向から取り入れるように考えましょう。

出来れば2階ホールの窓は高い所に付け熱い空気を排出しやすくします。

以上が基本的な考え方ですが注意したいのは、南側の窓から見えるのは隣の家の壁と窓や人通りの多い道路という景色で、西側は大きく開けていて眺めのいい景色、って時に基本を守っていてはロケーションがもったいないですね。

西側の大きな窓は夏の西日の暑さというリスクはありますが(設計の工夫で回避します)、眺めのいい景色で心の豊かさを取り入れましょう。

パッシブデザインは素晴らしい設計手法ではありますが、実際、弊社のある滋賀県多賀町ではいくら高断熱でも無暖房無冷房の家では暮らせないのが現実だと思います。

設計の考え方はパッシブデザインで、プラス、少ない冷暖房で済む高気密高断熱の家になる仕様が大切だと考えます。

基本は基本で固執しすぎないようにしなければなりません。

明るい部屋

夏涼しく冬暖かいには関係ないと思われる“明かり”についても少し説明します。

一見関係ないようですがパッシブデザインの要素の中には、自然光を取り込む「採光」という考え方があります。

軒を深くしたら部屋が暗くなるんじゃないか?

という疑問から窓にも関係してくるので、一緒に考えなければならない項目です。

通風計画と共にどの部屋も日中は照明を点けなくても過ごせるところに、窓を配置したいところです。

どうしても無理な場合は、照明器具もLEDが主流ですので照明で補うのも有りかと思います。

ただ、リビングや子供部屋等の居室は自然光だけで過ごしたいですね。

夏の日射を遮るために軒を深くして部屋が暗くなる、と思われがちですが光は入るので大丈夫です。

南に窓が取れなくても北側に大きくとれば明るい部屋は作れます。

(夕方は少し差が出ますが・・・)

夏涼しくて冬暖かい家を、高断熱高気密で作るコツ

夏涼しくて冬暖かい家が欲しいと思ったら、ついつい性能数値ばかりを追う建築業者の自己満足につられてしまうこともあるかもしれません。

まずは健康に過ごせる最低ラインから希望と予算を照らし合わせ、性能を上げていくのがいいのではないでしょうか。(私の推奨はG1グレード)

性能を上げるには窓の選定や断熱施工、気密施工などもポイントになってきますが、それらはまたの機会にします。

まずは、依頼先に求めるグレードを伝えましょう。

それにこたえられる会社なら窓の選定などもおのずと出来ていると思います。

性能を追い求めるあまり、コストが嵩んで住んでからの「暮らし」が貧しいものになるのは本末転倒ですね。

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