地震や災害に強い
安全な家

2011年の東日本大震災、2016年の熊本、2018年の大阪など、いつどこでどんな大地震がおこってもおかしくない地震大国日本。琵琶湖を取り巻くように点在する5つの活断層帯で想定される内陸型の地震は、M7.3~7.8以上と予想されています。
M7.3の熊本地震では、耐震等級1や等級2といった住宅のほとんどが倒壊しており、こういった状況を踏まえると、マルトでは等級3の耐震性能は外すことのできない性能であると考えています。

なぜ耐震等級3なのか

東日本大震災や、熊本地震で、数字上は倒れないはずの等級2の建物が倒壊したのは何故か?もちろん施工の問題もあるのですが、一番の問題であったのは、「強度を得る為の設計」がなされてなく、申請を通すための設計となっていた事が原因です。
マルトでは「住む人を死から守る本当に強い耐震設計(構造)とは何であるか」という視点で構造を考え、法律では規定がない部分にも自社基準を設け、全棟許容応力度計算(=構造計算)から導かれる本当に強い構造の家づくりをしています。

なぜ耐震等級3なのか

マルトの基準

(1) 構造の変化

水平構面や耐力壁のバランス設置などの規定だけではなく、壁・柱の直下率、基礎~壁~屋根まで繋がる構造を一体化として検討しています。

(2) 基礎の強化

ベタ基礎だから強い、布基礎だから弱いのではありません。地耐力、プランによっては布基礎の方が適切な場合もあり、やみくもに鉄筋の本数やピッチを増やせばよいのではありません。プランに合わせた基礎の選定、設置、配筋、厚みなど、構造計算を元に算出しています。

マルトの基準

災害対策

高い耐震性能があれば身を守る事は出来ます。しかしながら生き永らえたとしても苦しい被災生活は続きます。そんな時に備えて工務店としてなにをお客様にご提案していけるのかという事も重要であると考えています。
土地からご相談いただくお客様には、ハザードマップやその土地の歴史などを踏まえてアドバイスさせていただきます。

土地からお付き合いさせていただくお客様

まずハザードマップによる災害の可能性の確認をします。その上で不安材料があった場合や、ハザードマップにない過去の情報など必要に応じて、国土地理院のデータで調べます。

積極的に提案していること

まず災害対策についてマルトで出来る事、今のトレンドなどをご説明・提案させていただきます。全てを取り入れると、かなり予算を圧迫する事になりますので、家づくりのご希望と照らし合わせ調整することで、お客様にとって最適な方法をご提案していきます。

例)
  • 太陽光と蓄電池
  • 太陽熱温水の利用
  • 地上げによる浸水への対応
  • 薪ストーブの採用
  • 自家発電機
  • 井戸水

いつもご提案する内容

例えばトイレはタンク付きにすることで、災害時に近くの川から水を汲んでくればトイレが流せるというメリットがあります。
災害発生時に、電気・水道・ガスは全て遮断され被害状況によっては復旧まで数日かかります。食事などに不可欠なキッチンのコンロも、プロパンガスであれば災害直後は遮断されるものの、すぐに復旧させることが出来るため、住宅の熱源としてプロパンガスもご提案しています。(オール電化ご希望の方には、カセットコンロの常備をご案内しています。)

暮らしていく上でのインフラの確保は、個人での対応は大変難しいですが、少しづつの復旧であれば、各ご家庭で対応も可能です。電気は太陽光で対応できますし、プロパンガスがあれば料理やお湯をわかす事も可能です。自分自身の身に起こると思ってお客様なりの対応を考えていただく事をお勧めしています。