滋賀の工務店が国産無垢の床材をまじめに推すブログ
住宅の床材についての基本の知識はまずこちらから そもそも論ですが、皆さんは無垢の床材を正しく理解…
この記事は家を建てるなら本物の木の床(無垢の床材)にしたいな、と考えている人に向けて書きました
今の時代は検索をすれば、インスタでもYouTubeでもX(旧ツイッター)でも様々な情報が得られます。家づくりでも同様で、床材について情報を得ようと検索してみるといろいろな情報が溢れています。
最近の傾向では「無垢の床材」を推している人が、実務者(マルトはここですね)以外にも、ハウスメーカー出身のインフルエンサーや、すでに家を建てた人、これから家を建てる一般の方も含めて増えてきているように感じています
長年国産の無垢の床材をおススメしてきたマルトとしては嬉しい限りです
そうはいっても、検索していると無垢の床材についてネガティブな感想ももちろん沢山ありますし、その中には残念ながら間違っている情報もあります
「無垢の床材は値段が高いから採用は無理」
「無垢の床材は変色するし傷だらけのぼろぼろになる!」
これらの情報は偏っているだけで、まだましと思えるくらいで
「無垢の床材ってG(ゴキブリ)が出る」
なんていうのまであって、驚くばかりです
問題だな、と感じているのは本物の無垢の床を知識として知らないまま家を建ててしまうことや、多くのハウスメーカーでは無垢の床材を標準では扱わないのを知らない方が多いことです
実は無垢の床材を多く取り扱っているのは、地場の工務店がほとんどです
また、価格も高いとばかりは言えませんし(むしろ安いものも多い)、耐久性も高く30年や50年は問題なく、メンテナンスを入れれば半永久的に使って頂けます
このブログ記事ではちょっと偏っているかなと思われるくらい、国産の杉や桧の無垢床材をおススメする記事にしたいと思います。
そもそも論ですが、皆さんは無垢の床材を正しく理解していますか?
住宅内部で使われる床の素材は大きく分けて4つあります。
木質系
ビニール系
石系
繊維系
木質系は読んでの通り、木ですね。
ビニール系で代表格はクッションフロアやフロアタイル。
石系ではタイルやコンクリート。
繊維系では日本ならではの畳やカーペット、ですね。
この記事で取り上げる無垢の床材はもちろん木質系に属します。
その木質系と言われる床材にも種類があり、無垢の床材と複合フローリングに分かれます。
簡単に違いをいうと、無垢の床材はすべてが木で出来ています
一方、複合フローリングは薄い板をボンドで重ね合わせた”合板”の上に、0.5~2mm程度のとても薄い木が貼ってあります
その複合フローリングの中でも、挽板、突板、シート貼りという風に細分化されます。
この辺りを詳しく説明した記事はこちらをどうぞ。↓(別ウインドウで開きます)
上記のリンク記事には書きづらかった、複合フローリングについてもう少し書いておきます
複合フローリングとは、基材(合板や集成材)に薄くスライスした天然木や化粧シートが貼られ、まるで本物の木のように見えます。
その表面にはウレタン塗装や表面を固く強化する塗膜等が施されておりますので、簡単にキズが付かないような工夫がされています
その塗膜もひと昔前に比べると強化されているので、ワックスがけなどしなくても良い商品がほとんどです。
一枚の大きさは(下の画像)幅303×長さ1820あり、100mm幅や150mm幅などの溝をつけ、2枚・3枚の板を接合したような風合いに仕上げています。よって、作業効率もよく一枚が大きい為、比較的安価なのも特徴と言えます。
また、基材が合板や集成材の為、材の収縮などはほとんどありませんので、安定した仕上がりも期待できます。
これらのことを言い換えると、
施工しやすい(早く仕上がる)
乾燥による隙間などがない(クレームにならない)
キズが付かない(クレームにならない2)と
施工面やお客様からのクレームを減らすという意味でも、建築する側にとってはメリットのある材料になります。
(キズやスキマが無いというのは施主様にとってもメリットといえますね)
一方無垢の床材の張り方は下の写真のように、一本の木から加工された板を一枚ずつ貼っていきます
貼り合わせには名刺程度の厚みのある板を挟み、隙間を開けつつ(収縮を見越す)貼っていきます
これらのことを言い換えると、
施工に手間がかかる(時間もかかる)
乾燥による収縮が少ない、しっかり乾燥された材料を選ぶ(しっかり乾燥した良材を作る仕入れ先が必要)
それでも隙間が出来たりキズが付きやすいが、メリット含め無垢材の特徴である事を説明し理解して頂く必要がある(理解頂くのに時間がかかる)
一見は施主様にも施工側にもデメリットが大きいように見えます。
最近はSNSでも無垢床材を使いたいと、これから家を建てる一般の方がつぶやいていたり、無垢の床良いですよ~、とすでに家を建てた方が発信されていたりします。
冒頭でも書いた通り、無垢の床材をおススメしてきたマルトとしては嬉しい限りのご時世です。
とはいっても、HM(ハウスメーカーの略)にしろ、FC(フランチャイズ)工務店、パワービルダー(でっかい工務店)にしろ、大多数の住宅会社の標準仕様は、複合フローリングの突板、もしくはシート貼りにしているのがほとんどです。
そういった会社さんに「無垢の床にしたい」と要望を伝えるとほとんどが
オプション扱いで「挽板フローリング」を勧められるようです。
どうして本物の無垢の床材が推せないのか?
どうして複合フローリングが床材の標準なのか?
HM等の大きな住宅会社は全国展開ゆえにどこの現場でも均一な仕上がりを求めます。
自社の評判に直結するクレームに繋がるような商品は使いたくありません。
また、全国の現場分の材料をスケールメリットを生かして安いコストで仕入れます。
これはそのほとんどが規格型住宅であったり、一定の標準仕様がある会社では仕方のないことだと思います。
複合フローリングの上位商品である挽板フローリングの採用についても、お施主様が無垢床材との違いを理解した上で、選ばれるのであれば問題ありません。
複合フローリングをより無垢の床に近づけ、そのデメリットを無くした挽板フローリングではありますが、無垢の床と比べると全く違う踏み心地であったり、決して安価でもない事など、無垢の床とも複合フローリングとも違うものである事を理解した上で挽板を選ばれたのか?
それらのことを住宅会社さんの営業担当の方がきちんと理解し説明できているのであれば、もちろん問題ないのですが・・・
複合フローリング(突板) | 複合フローリング(挽板) | 針葉樹無垢床 | 広葉樹無垢床 | |
杉、桧、松など | ナラ、クリなど | |||
メリット | ・キズがつきにくい ・安価 ・多種多様 ・防水性能が高い | ・キズがつきにくい ・豪華・重厚感 ・多種多様 ・防水性能が高い | ・足ざわりがやわらかい ・冬も夏もサラリとした肌触り ・メンテが簡単 ・半永久的に交換不要 | ・キズがつきにくい ・豪華・重厚感 ・多種多様 ・半永久的に交換不要 |
デメリット | ・キズが付いたら目立つ ・仕上げが薄い為、ハガレやメクレの可能性 ・ホコリが目立つ ・固くて足が疲れる ・張り替えがきかない(一部屋毎の張り替えが必要) | ・キズが付いたら目立つ ・高価(条件によっては無垢より高値) ・ホコリが目立つ ・堅くて足が疲れる ・張り替えがきかない(一部屋毎の張り替えが必要) | ・キズが簡単につく ・ワックスなどの定期的なメンテが必要 ・伸縮やワレが起こる ・防水性能がある訳ではない ・水滴の輪ジミや溶剤による変色がある | ・目立たないレベルでキズが付く ・ワックスなどの定期的なメンテが必要 ・針葉樹ほどではないものの伸縮やワレがある ・防水性能がある訳ではない ・水滴の輪ジミや溶剤による変色がある ・堅くて足が疲れる |
複合フローリングはキズがつきにくい、キズが付いたら目立つ、をもう少し説明します。
表面に強度を上げるような加工がしてあるためキズが付きにくいのですが、それを越すような深さでキズがいったんついてしまうと、
薄い表面の仕上げ材を通り越して基材の合板が見えてしまうのでキズが目立ちます。
一方、針葉樹無垢床材は非常に柔らかい素材のためキズは付きやすいのですが、表面にだけ仕上げ材が貼ってあるわけではなく、床の厚み全てが同じ無垢材なので目立ちにくいのです。
まして、いずれは日焼け(経年変化)などでより分かりにくくなります
針葉樹無垢床材について定期的なワックス(自然素材のもの)がけが必要と書きました
確かに一般的にはそうなのですが、実は弊社ではそんなにはおススメしていません
マルトでは杉や桧の床材を使うことがとても多いのですが、特にワックスがけは推奨していません
というのも、針葉樹無垢床材は足触りが良いため年中素足で過ごされる方がとても多いです
そうすると自然と人の体の油分などが床に移り、数年も経つと経年変化と共に艶すら出てきます
深いキズなど痛んだ場合のメンテナンスには、床材によって大きな差が出ます。
複合フローリングは部分的な補修をするには、表面がツルツルだったり化粧材が木に見えるシートだったりで補修がしにくく、出来たとしても目立つかすぐに取れてしまうような結果になってしまいます
工業製品のため工場での生産ラインが変われば同じ商品でも色や柄が変わる事が多く、
張り替えるなら部屋全面となります。
無垢の床材はどうでしょうか?
実は、あまり深くないキズや凹みは簡単に直せます。
特に杉や桧は木が柔らかい事が逆に補修を可能にしてくれます。
濡れた雑巾をキズに載せ、スチームのアイロンをあてれば、そのキズや凹みは元のように膨らんできます。
どうしてもキズや汚れが気になる、、、という方は、表面を全面サンダー掛け(薄く削り取る事)し、元のキレイな板部分を出す工事も出来ます。
表面材が1mmも無い複合フローリングでは絶対できないメンテナンス方法です。
ただ、それでも直せないような深いキズや汚れが出来る場合もあります。
無垢の床材(特に国産材)であれば、部分的な張り替えが可能です。
もちろん新しい床と古い床なので同じ材とは言え、見た目は全くと言って良いほど違うと思いますが、全く気候の違う外国材とは違い国産材の杉や桧であればいずれは色も馴染み、ほぼ違和感なく使っていただけると思います。
そういった理由から、無垢の床材は半永久的にお使いいただけると言えるのです
最近ではHMで家を建てようとされる方でも、あるいはもともとHMで仕事をされていたインフルエンサーの方でも、こぞって無垢の床が良いと発信されています(挽板と混同されている方もちらほらいるのは残念ですが)
これはなぜだと思いますか?
内装で新建材を多用している家でも、新建材の複合フローリングではなく「無垢の床材」を推されるのは気持ちが良いからです
この「気持ちがいい」とは何を指すと思いますか?
一番の気持ち良さとは足触りの良さだと思います。
無垢の床材は足触りがさらっとしていて、年中べたつきを感じることはありません。
住宅の中で一番体が触れるのが床になります。
その床材に気持ちの良いものを使うということは、毎日の暮らしの満足度の中で大きなウエイトを占めると思います。
無垢の床材は針葉樹と広葉樹に分けられます。
早く・大きく育つのが針葉樹、ゆっくりと育つのが広葉樹です
また針葉樹はまっすぐ育ち、広葉樹は枝分かれしながら横に大きく育ちます。
針葉樹は組織が単純で、まっすぐ通る導管で形成されています。
よって、その導管内に空気を多く含めるので、暖かく・柔らかい触感となります。
広葉樹は成長の仕方が遅く、また組織構造が複雑なのが特徴です。
よって、針葉樹に比べると堅く、材が安定しています。
同じ無垢の床材であってもそういったそれぞれの特徴から違いが生まれます。
マルトではその足触りの良さと柔らかさを求め、(価格もリーズナブル!)桧と杉を床材として採用しています。
近県の三重から入れられるので、輸送にかかるエネルギーも削減できるというエコな床材でもあります!
無垢の床材を採用するかどうかは、百聞は一見に如かず、に尽きると思います。
サンプルを取ることをおススメします
出来れば複合フローリングと無垢床材の針葉樹と広葉樹を取って、冷蔵庫に入れてください
しばらく冷やした後比べてみてください
無垢床材、特に針葉樹の暖かさを実感して頂けると思います
マルトに資料請求を頂ければ桧のコースターが付いてくるのでサンプルになります
(でも、ごめんなさい。施工エリアの方のみです・・・)
ちょっとネットで探してみると、下記の会社はサンプル請求(無垢と挽板)が出来そうです
表面の仕上げ材の薄い突板やシート貼りフローリングのサンプルは、各メーカーにお問い合わせいただくか、もしお話しされている建築会社があるならばそちらに頼まれた方が早いかもしれません
マルトの施工エリアの方であればお貸しすることは出来ます
見た目だけを取り上げるのであれば、複合フローリングと無垢床材は見わけもつかない程ですが、
やはり現物を手に取って、手触り質感、香りがどう違うか、複合フローリングと比べてみて、可能なら踏んでみて違いを体感することが大切です。
それぞれの床材にはもちろんメリットデメリットがありますから、その上で無垢の床材を採用するのかどうかを判断してもらいたいのです。
多種多様な種類のある床材の中からほんの一部にはなりますが取り出して比べてみたいと思います
比較材料として針葉樹の桧、広葉樹のオークは無垢床材大手のマルホン様のカタログから比較してみます(2024年6月調べ)
(弊社が日頃お取引している尾鷲産の杉や桧についてはここでは触れないでおきます)
複合フローリングについては、永大産業様のカタログから比較してみます(2024年6月調べ)
では、同じ樹種(柄)で比較してみましょう
種類 | 樹種厚み | 定価 | シリーズ名(グレード) | 発売元 |
無垢材針葉樹 | 節なし桧 W:108 15mm厚 | ¥22000/㎡ | 上小節 | マルホン |
無垢材針葉樹 | 節あり桧 W:108 15mm厚 | ¥17500/㎡ | 節あり | マルホン |
無垢材広葉樹 | ヨーロピアンオーク(ナラ) W:120 12ミリ厚 | ¥31000/㎡ | ラスティック(節あり) | マルホン |
挽板 | レッドオーク 2mm厚 2P | ¥18333/㎡ | 銘樹・ロイヤルセレクション | 永大産業 |
突板 | オーク 2P | ¥11460/㎡ | 銘樹モクトーン | 永大産業 |
シート貼り | 木目柄 2P | ¥8610/㎡ | スキスムSフロア | 永大産業 |
見て頂いて分かるように、針葉樹の桧は挽板・突板フローリングに比べて極端に高い訳ではないことがお分かりいただけるかと思います
複合フローリングについてはここでは1社のみの比較でしたが、実は様々な付加価値を付けることによりもっと高額な商品がたくさんあります
価格については大切な補足があります
実は建築資材の多くは定価では取引されず、卸売り価格で取引されています
この卸売価格が取引する会社によって違います
これはHMでも工務店でも同じで、購入先とのお付き合いによって価格が変わります
ですから定価だけで判断するのではなく、必ず実際の価格を確認されることをおススメします
床材だけではなく、キッチンなどの設備も含めてすべてに言えることなので、使いたいメーカーやブランドが決まってあるのであれば、そこに強い会社を選ばれることをおススメします
また、上記の価格には貼り手間代が含まれていません
「工務店だから話せる複合フローリングのこと」の章で書いたように、無垢床材は複合フローリングよりも貼り手間が若干高くなります
全部が全部ではありませんが使えないことが多い、が答えになります
マルトでは床暖房対応の無垢の節無し桧を使ったことが数件あります
床暖房のお話は打ち合わせの中で出くるのですが、マルトが標準で使う桧や杉の床材は足触りが冬でも冷たくありません
また、断熱性能も断熱等級6がほとんどですのでそもそも家の中が寒くありません
そういった理由から最初検討されていたお客様も結局は採用されないことがほとんどです
住まれたあとから「寒かった!」といったお話も聞いたことがありません
複合フローリングだからぼろぼろにはならず、無垢床材だからぼろぼろになるのはちょっと違うと思います
使われている条件や環境による差の方がずっと大きいと思うからです
変色に関しては確かに無垢材は経年変化します
無垢の家具もそうですし、無垢の建具もそうですね
上質の物の特徴として、経年変化すると言えると思います
経年変化を記事にしたブログを貼っておきます
基本的にどこにでも使えます(上の写真は脱衣所も兼ねています)
水廻りにも使う事が出来ます。
マルトでも水に強いと言われている桧は脱衣所によく使います
水滴が落ちたり湿気が多いからといってたちまち床が腐る事はありません。
ただ拭き取りや換気もせずに暮らせば、カビが発生する可能性がありますので暮らし方には注意が必要です。
誤解がないようにお伝えしておきますが、これはカビであって腐っている訳ではありません。
バスマットなどを敷きっぱなしにしない、換気扇を回すなどの対策をしてください。
最近の家であれば24時間換気が義務付けられているので、湿気は溜まりにくいはずです
ただ、デメリットに書きましたが、腐る事はないものの水滴による輪ジミや油汚れ・薬品汚れはついてしまいます。
心配に思われる方にはコルクの床や、クッションフロアをおススメしています
「無垢床材は値段が高いから採用は無理」は本当かな?の章でも書きましたが、床材の仕入れ先は建築会社によって得意不得意(価格差)があるので、指定するのは得策ではないと思います
あくまで無垢の床材を使いたいことを伝える
樹種が決まっているのであれば早い段階で伝えた方が、無理であった場合(手に入らない、価格が高いなど)に依頼先の変更が出来ます
特に変わったお手入れが必要ではなく、通常の掃除機やドライシートでのお掃除を推奨しています
水拭きも絶対ダメという訳ではなく、数週間に一度程度なら問題はないでしょう
後述しますが、キズや隙間などにとても敏感な方には、お手入れが大変と思われるかもしれません
お手入れについての記事に飛べます
検索していると無垢床材とGはセットのように出てくるのですが、原因は床材の隙間のようです
確かに無垢の床材、特に柔らかい針葉樹は冬場の乾燥時期などには収縮し若干の隙間が空きます
その隙間に落ちた食べ物カスにGが来ると言われれば一見そうかなと思うのですが、実際に暮らしていて床の隙間が原因で出るとは思いません
Gは数ミリの隙間で侵入しますから排水口なども侵入経路になりますし、荷物の段ボールなどにくっついていることも多いようです
多いのが単純に玄関や窓の開け閉め時だともいわれています
そう考えると無垢床材だとGが出る、というのは都市伝説に近いように思いますね
ただ、その隙間が原因で無垢床材をおススメできない人がいることも事実です
各床材のメリットデメリットのところでも書いたように、無垢の床材は複合フローリングに比べて冬の乾燥期などには板と板の間に隙間が出来ます。(特に針葉樹)
食べかすなどがその間に入り込むと、掃除機でも完璧に取り除くのが難しいと感じる人もいます
そのため、SNSでは小さなお子様などがいらっしゃると
無垢床材はダメ!隙間が出来ない突板フローリングがおススメです!
などといったコメントはよく見かけます
これは間違いではないのですが、弊社などからするともったいない判断だなと思います
お子様が小さい間はラグなどでカバーする
時々は掃除機のブラシのアタッチメントで溝に沿って掃除する
これらで解決するのであれば(納得するのであれば)無垢の床材の気持ち良さを暮らしに取り入れてほしいと思うのです
また、キズについても無垢の床材は複合フローリングよりも付きやすいと言えます
特に杉や桧の針葉樹は柔らかいがゆえに、ちょっと物を落としただけで凹むくらいです
ただこれも、深い傷の場合は基板の合板が見える分複合フローリングの方が汚く見えますし、無垢の床材は経年変化によってキズ自体が目立たなくなります
ここまでいろいろと無垢床材について書いてきました
マルトとしては是非、杉や桧の床材をおススメしたい
杉や桧が嫌でも(←悲しい)広葉樹無垢床材にしてほしい
そうはいっても断熱気密や耐震といった数字で表せる性能とは違い、五感で感じる心地良さのおススメなので言葉を尽くしても限界があります
そこで、これから家づくりを始める方は必ず無垢の床材を体験してください
HMではなく地場の工務店であれば杉や桧の床材も体験できると思います
そして、可能であれば築年数の経った床も体験してください
経年変化で多少のキズやシミ、色の変化はあっても踏み心地は新築時と変わらず心地良いのに驚くと思います
弊社にお越し頂けるのであれば、モデルハウス、新築見学会、OB様宅をご案内出来ます
何はともあれ、体験することが大切です!
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商談中の方であれば工事店との打ち合わせに役立つ内容です。
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家づくりにはたくさんの落とし穴があります。
建てる時には教えてくれないこともあります。
誰だって出来るだけ安く家を建てたい
それは当たり前のこと
でも、建てる時の費用を安くするための選択が
光熱費のやたらかかる、寒くて暑い家になってしまったら?
10年後、20年後に何百万とコストのかかる家になっていたら?
残念ながらそういったことが実際にあるのです
建てる前に知ってたら、こうしていたのに!
という事も少なくありません。
そんな悔しい思いをする人を一人でも減らしたくて
「家を建ててからかかるお金の話知っていますか」
という小冊子を作りました。
これを読んだうえで、
納得の家づくりをして頂きたいと、心から願っています。
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