2021.08.18最終更新日:2022/06/24

よく使うキッチンを比較してみた

工務店のブログキッチン
クリナップ最高機種 セントロ セット合計687万円

「マルトさんの標準仕様はどこのメーカーですか?」
「これを付けるとオプションになりますか?」

キッチンの話になると必ずと言って良いほど、この相談を受けます

工務店として様々なお客様の家に、キッチンをご提案してきました

何を基本に提案してきたのか?

そこで今回はこの記事を書いてみました

弊社のキッチンの標準仕様

工務店のブログキッチン
クリナップ ラクエラ セット合計169万円

確かに、標準仕様と言いますか、見積りする上で基本としているメーカー・仕様はあります。

それはあくまで見積りする上で仕様が決まってないと計算出来ないので、あえて決めているという部分と、弊社なりに総合的に判断して「これがオススメ」という意味で決めてご提案しております。

という事で弊社の基本仕様は、クリナップという会社のラクエラです。

概算見積りする時はこれを基本にし、ここに食洗とIHコンロと清掃性の高いレンジフードを付けた感じで提案しています。

何故クリナップのラクエラなのか?

安いから(笑)

それもあるのですが、キッチンに必要な性能・仕様が担保された上で一番お手頃な価格、という事でこの商品を提案しているというのが正しい理由です。

また、近くにショールームがありお客様に見に行ってもらいやすいことも大きいですね

今、他メーカーさんでお考えの方には大変申し訳ないのですが、有名キッチンメーカーで比較しますと、もちろん各社で多少の違いはありますが、基本的な構造という部分では、ぶっちゃけどこも同じです。

カウンターが石で出来てるとか、特殊な水栓があるとか、デザインがカッコイイとか、違いはありますが

ほぼどれもキッチン本体の造りは同じなんですね。

キッチンカウンターを支える引き出しや扉が付いているキャビネットは木をベースにした箱ですし、そのカウンターの下地も、基本的にベニヤを下地としてステンレスや人工大理石が使われています

例えるならば、人間は同じで着てる服の素材が違うので値段の違いが出てるような感じですかね。

人間が変わらないならって事で、弊社はユニクロの服を来た物(キッチン)で提案しています。人の価値は服では変わりませんよね

ユニクロの方すみません。そしてユニクロ好きの方もすみません。決してバカにしている訳ではないんですよ。

質実剛健って意味です。

ところががですね、実は明らかに人間が違う会社(商品)があるんです

タカラスタンダードのキッチン

工務店のブログキッチン
タカラスタンダード トレーシア セット価格185万円

ここの上位機種は、扉だけに限らず箱内もオールホーロー仕上げになっております。

ホーロー(琺瑯)はご存知の方も多いでしょうが、鉄などの金属に、ガラス質の釉薬を焼き付けた素材で、汚れが拭き取り安く、こぼれた液体や食材などでカビが発生しても、キッチン本体を腐らすことなく、簡単に拭き取れ清潔に使う事が出来ます。

また、ベースに鉄が使われていますから、磁石が付くんですね

これが結構使い勝手が良くて、キッチンパネル(これもホーロー)に磁石がついたフックや、小物入れを好きなだけ付けられますから、カトラリー系をぶら下げたり、鍋やフライパンをぶら下げる事も出来ますので非常に便利です。

ホーローの欠点は表面がガラスなので割れ安い所なのですが、当然そういった事には対応されており、日常起こる程度の衝撃では割れ無いような工夫をされてますので問題なく使う事が出来ます。

次はまたまたクリナップのキッチン

工務店のブログキッチン
クリナップ ステディア セット合計255万円

上位機種(ラクエラではない)は本体がオールステンレスになっています。

ステンレスには何と200もの種類があるのですが、概ねキッチンで使われているのはSUS304とSUS430。

304は最高の性能を持つステンレスですので、錆に強いのでキッチンカウンターに適しています。

逆に430は価格を抑えつつ、出来るだけ錆に強くなるように造られたステンレスで、若干性能は落ちますが、安価でステンレスを採用する事が出来ます。

この違いは見た目ではわかりません。判断するのは磁石が一番わかりやすいです。

304は磁石は付きませんが、430は磁石がつきます。つまり少し錆る可能性があります。

クリナップのカウンターはどのグレードもこの304をカウンターに採用しておりますのと、上位グレードでは箱部分に木質系の物は使わずに全てステンレスで組み立てているという、他社にない特徴があります。

ちなみに、箱はちょっと特殊なステンレス・NSSC FW1(第三のステンレスなんて言われてるみたいですが)という物を採用しており、304と430の間ぐらいの性能があるそうです。

よって、タカラのホーロー製のキッチンと同じく、いつまでも美しく使えるという事で、ステディアというキッチンは弊社ではかなりのお客様にご採用頂いております。

と、ここまで褒めておいて何故基本仕様として採用しないのかというと

高いから(笑)

商品は間違いなく良いんですよ。

ただ、そこまで性能を良くする必要があるかどうかと考えると、弊社としては?なんですね。

では、次にその理由を説明させて頂きます。

なぜ高性能キッチンを標準採用にしないのか

まずは、磁石が付く便利なキッチンパネル。

これはタカラさんでなくてもホーローパネルは用意できます。

ですので、タカラさんで無いとダメという訳ではありません。

また、キッチンパネルにフックを付けたりすると、それだけ様々な物がブラブラしますので、見た目も美しく使いたいと考える方には、少し注意が必要ですね。

次にキッチン本体の扉。

確かに拭き取り安い、サビないという意味では上記2社の方が良いのですが、そんなにびちょびちょになるまで、水が付く事はありません。

当然ですが地球には重力があるので水は当然下に落ち、扉が水浸しになるような事はありませんから、これもそこまで錆びたりするような事は有り得ないかと思います。

清掃性なら鏡面仕上げの扉でも充分ですし、どちらかと言えば、ツナギ目が扉にないような作りになっていれば、樹脂シートタイプでも全く問題はないと思います。

問題があるとするならキャビネットの底。

これは重力通りなので、水が垂れればまともに受けてしまいます。

ただ、当然木箱のキャビネットの場合はそこがリスクにはなりますから、引き出しにはポリ合板という簡易的な防水性・清掃性の高い素材を貼られたキャビネットにしております

ですので、水を貯めるような事をしない限りまず腐る事はないんですね。

「キッチンなので湿気が心配なんです」

と言われるお客様もいらっしゃいますが、キッチン下のキャビ部分に水がキリのように噴出しているならともかく、まずそのような状況にはなりません。

初期の漏水時にあるパッキンからの水漏れ程度なら、当然底板のポリ合板が受けてくれますので腐らすには至りません。


調味料や食材から液漏れの可能性がありますので、長く使っていると確かに錆びる可能性はあるのですが、それも余程ひどい状況になった時で、それでもキッチン本体まで腐るような事はまずありません。

リフォームなどで解体する時に腐っているパターンは、ほぼ日常的に水漏れしてる状態を放置している時にはこういった事がおこるのと、床下から湿気が上がってきているような時に底板の裏(底面)から腐食とまではいかないまでも劣化してくるような事があります。

昔の家は湿気の処理が出来ていない家が多かったのですが、

今の家はほぼ湿気が床下から上がってくる事はありません

そういう意味では木質でのキャビネットでも問題はありません。

以上の事から、廉価な仕様でも問題無しという事で弊社はご提案しております。

ここで比較検討したキッチンメーカーは大手2社ですが、日本には大小様々なキッチンメーカーが存在しますからあくまで一般論とお考え下さいね

ちょっと異色のキッチンをご紹介しますね

木製のキッチン

ウッドワン スイージー

扉材に無垢の木を使っていて、無垢の素材を使う内装にはとてもよく似合います

おススメです

ゴージャスなキッチン

トーヨーキッチン イノ

キッチンを高級家具としてとらえているようなメーカーです

照明や家具の取り扱いもあり、すべてにおいてラグジュアリーな世界観です

スタイリッシュなキッチン

サンワカンパニー グラッド45

都会的でスタイリッシュな、家にまつわる様々なものを扱っています

機能性ということで言うと、キッチンメーカーの方が優れていると思いますが、デザイン優先ならばこちらです

自分好みにカスタマイズ出来るキッチン

こちらはセレクトショップのようなサイトです

キッチンも自分の好みで組み合わせたり、他にもドアノブなど様々な商品があります

ご自分でリノベされる方にとても人気があります

工務店の作る造作キッチン

木の家の造作キッチン
弊社 体感型モデルハウス

工務店で作るキッチンの一番のメリットは、イメージの統一感でしょう

上の写真で使っている扉材は、他の室内建具と同じです

次のメリットは好きな設備機器が入れられること

例えば上の写真ではボッシュの食洗器を入れました

コンロなども海外製品でもなんでも選ぶことが出来ます

上のキッチンの家は実際に見学して頂けます

先述したような基本性能を理解したならば、あとはもう完全に好みで決めてもらって良いかと思います。

ユニクロか

有名ブランドか

自分仕様のオリジナルか

自分らしさの表現としてキッチンが必要ならば、予算感はしっかり持ちながら(建築コストに大きく影響しないように)、自分好みのキッチンを探してみましょう

キッチン関連でこちらの記事もよろしければどうぞ。

なかなか便利な照明器具のレポートです


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