2020.12.07最終更新日:2020/12/09

無垢床材をおススメする訳

 

「無垢の木の床にしたいのですがどの木がオススメですか?」

 

木の家を造る工務店アルアルです。

すみません

ほぼほぼ、質問の解答は決まってます

 

杉!

桧!

もちろん国産!

 

聞くだけ無駄って言われそう(苦笑)

もちろん、これ以外のチョイスが無い訳ではありません

 

よくお話ししますが、これもお客様の

”用途や希望”

で決まっていくものです。

 

という事で、今日は無垢の木の床材だけにフューチャーします。

 

複合フローリングは、私の中で根本的に別物ですので、これは今回外しますね。
また、外装とか天井に使う物とかそういうのも無し

 

今日は床だけのブログです。

 

多少、私の主観が入りますので、そこはお許し下さい

メンテナンスから無垢の床材を考える

これは、何十年後かに張り替えるという意味のメンテナンスです。
日々のメンテナンスではありません

その視点から見ると、、、

無垢材なら貼り換える事はまずありませんので、どんな無垢材でもOKです!

と言うのが答えです。

もちろん、傷もつきますし汚れがシミ付いたりもします。

ただ、それも「味」と感じて頂けるならば貼り換えなんて必要ありません。

ご要望やデザインによって、多少変わりますが、概ね床材は15mmの厚みがあります。

何か薄そうに思われるかも。

たかが15mm、されど15mm

説明しないと言っていた複合フローリング(一般の方が言う所のフローリングです)は概ね12mm。


しかもほとんどがベニヤ板で、表に見えている本物の木の部分は1mm以下の物がほとんどです。

下手したら、それすらも木調の印刷をしたシートを貼ってる場合もあります。


なので、無垢床材はその15mmが長く使っているうちにすり減ってしまう事はまずありませんから、無垢の木を採用した時点で貼り換えの心配をする事はほぼ必要ありません。

但し、、、

どうしてもキズや汚れがあって貼り換えたいという事なら、”必ずある”商品にして下さい

どこの国から来たかわからない初めて聞くような名前のフロア材はやめましょう。

なんせ世界の木は6万種以上あるといわれています。

そのうち、日本で使える木は300種程度らしいですが、それでも見た事も聞いた事もないような木があったりします。

特に輸入材は、規格寸法こそ変わらないかもしれませんが、そもそも計画伐採されてる所かどうかもわかりませんし、年数が経てば間違いなく同じ色合いの物は用意出来ません。

また、産地が変わるとその気候の違いや地質の違いが影響するのか同じ樹種でも、見た目は全然違います

更に、

・輸入先が潰れる。

・商社が取り扱いを止める

・取引している工務店の購入先が変わる

など、いくつもの不安要素・不確定要素がありますから、出所がはっきりわかる材料で無いと万が一の時の対応に困る事になります。

いつでも手に入る物、何十年先を見越してもあると想定出来る木なら、部分的な貼り換えも可能です。

もちろんフルリノベとかするならどんな樹種でも問題ありません

あくまで、子供部屋の一部とかLDKのダイニングだけという部分的なメンテナンスを考えた時にはそういった樹種を選定するのが良いでしょう。

無垢床材のキズが気になる。固さから考える

そういう方にオススメは広葉樹系の床材ですね。

スギやヒノキに代表される針葉樹は広葉樹に比べると成長が早いのもあって、基本やわらかいです。

広葉樹で有名な所ですと、クリ、ナラ、タモ、ケヤキ、クルミあたりですかね。

どれもそれなりに固いです。

但し、固いといっても木ですから多少のキズや凹みはあると思って下さい。

ちなみにクルミの英語名は「ウォールナット」

このウォールナットを”黒い木”と思っているお客様は結構います。

くるみの木は世界各国にあり、地域によって色合いは変わります

特に、最近よく使われるクルミは「ブラックウォールナット」でアメリカ産の物が多いそうです。

なので、皆さん ウォールナット=黒 なんですね。

気を付けて頂きたいのが、日本産のクルミは白いです。

オニグルミが有名ですが、ナラとタモの間ぐらいの色かな。少し赤みが入った色あいです。

木目は部位にもよりますが冬目が濃くないので比較的おとなしい木目です

依頼する時は、同じウォールナットでも違いがありますから、注意して下さいね

無垢床材はキッチンや洗面所に使える?

これが一番答えるのが難しい。

まず間違いが無いのは無垢の木に防水能力はありません。

水がこぼれたりすれば出来るだけ素早く拭く
ずっと水に浸っている状態にしない

のが、無垢の床材を水廻りにつかうポイントです。

完全な撥水・防水を期待したいなら、やはり何らかのコーティングは必要ですね。表面にウレタンの層を塗布すれば、かなりの防水効果になります。

但し、これは表面がすでに無垢ではなく人工物になってますから、これならわざわざ無垢材を採用する必要があるとは思えません。

そうなれば結局何の材料でも良いという意味にはなるのですが、それだと無垢の木を使うユーザーさんが増えませんので、いくつかご紹介すると

クリやケヤキあたりは耐水能力が高く、比較的水には強いと言われていますが、無垢の木の状態で水滴が落ちると、シミになったりアクが出たりします。

案外竹はオススメですが、これも同じく表面に何も加工されてないと同じくシミになりますから、何らかの表面処理は必須です。

桧やさわらは水に強いと言われてますが、くどいですが、これ単体に完全な防水能力がある訳ではありません。

出来るだけ早めのケアが必須ですね
このあたりが所謂”メンテナンス性”になると思いますが、結局の所無垢の木とお付き合いするには、住む方のそれなりの対応は必要になってきます

具体的にイメージに合う無垢床材をチョイス!

ご希望に合わせてオススメ床材を下記に上げます。
今までたくさんのお客様とお話しさせて頂いたのですが、だいたいこんな感じに分かれます

キズが気になるけど、無垢の質感は欲しい。出来れば明るいイメージ

タモ↑

ナラ↑

クルミ↑

クリ↑

キズよりも、無垢の木の温かさと柔らかさ

杉↑

桧↑

松↑

強さと無垢らしくないスッキリ感

メイプル(カエデ)↑

サクラ↑

カバ↑

ダークな色合いでモダンさを演出

ケヤキ↑

ブラックウォールナット↑

チーク↑

ワイルド、レトロといった少し荒々しいイメージ

ナラの赤・白入った節アリ↑

杉の節有り材(幅20センチ越えの足場板)↑

という感じでしょうか

この中でチーク、ブラックウォールナットは国産品ではありませんので、将来的に手に入りにくくなる可能性はあります。

ということで無垢床材のまとめ

上記の5種類に分けてみましたが、実はこれだけではありません。

さっきも言いましたが樹種としては6万種以上、国内でも300種以上は流通していますから、選択肢はもっとあります。

しかしながら、流通量や将来のメンテナンス、更に価格を考えると(希少材は価格が高い)この辺りでほぼほぼ決まってくるのかなと思います。

何度も言いますが使い方やイメージやご自身の生活スタイルを考えていくと自ずと方向性は決まってきます。

そんな中で、それでもやっぱりオススメしたいのは桧と杉です。

住んでみて、暮らしてみて感じている率直な意見です。

その足から伝わる気持ち良さは他種の追随を許しません。

高断熱高気密の家である事が大前提ではありますが、12月も半ばにさしかかってきた今でも、家に帰れば着替えた時に靴下もいっしょに脱ぎます。

日中の日射取得で21~23度ぐらいまで暖められた室内は程よい室温状況であり、杉や桧の表面はその室温をしっかりと蓄えており、ほんのり暖かく感じれます

程よい柔らかさの床ですから、もちろん素足にもやさしいです

寝転んで気持ちい良いという所までの柔らかさはありませんし、正座なんかしたら間違いなく痛いですが(某有名ハウスメーカーでチークの無垢の床が気持ち良いと寝転ぶ有名女優さんのCMがありましたが、あれはウソです。チークの床なんて固くて痛くて寝転んでられませんよ)歩いてる時や、ソファに座ってる時の足触りは何とも言えない気持ち良さです

汚れは案外簡単に落とせますし、汚れたり濡れたりしたら拭

くのはフローリングでも他の固い無垢材でも同じです。

キズは確かにつきますが、まぁ、気になるのも最初だけかなって個人的には思いますし、多少の凹みキズなら自分で直す事も可能です。

という事で結論としては、水廻りでも寝室でもリビングでも、杉と桧の無垢の床をオススメします!

かなり主観が入ってるように読めるかもしれませんが、私としては事実を述べているつもりです。


是非参考にして頂いて、自宅の採用時には杉・桧の採用も検討してみてくださいね。

家づくりにはたくさんの落とし穴があります。

建てる時には教えてくれないこともあります。

建てる前に知ってたら、こうしていたのに!

という事も少なくありません。

そんな悔しい思いをする人を一人でも減らしたくて

「家を建ててからかかるお金の話知っていますか」

という小冊子を作りました。

これを読んだうえで、

納得の家づくりをして頂きたいと、心から願っています。

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