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工務店としての日々の仕事の中から、「これは家を建てる前に是非知っておいて欲しい」という
基本的な家づくりの知識や、家づくりや暮らしについてのちょっとしたヒント、
マルトからのお知らせなども記事にしています。
気になる単語でも検索できます。例:「資金計画」「土地」「間取り」など

家を建てる前に読みたいお話
2020.11.10

幹太くんを実際に使ってみた。

幹太くん導入の経緯

もう、何よりも妻の

「絶対入れて!」

の一言。

正直、こんなブサイクなヤツ入れる気全くありませんでした。(写真は↑)

とはいえ、洗濯するのは妻
やりたいように家造ってしまったのは私

小学生と保育園児のいる我が家では、洗濯物の量が半端ではありません。

体操服など明日もって行かないといけないものを今夜洗濯する、なんていう事態に備えたいと妻は言います。

要望を聞かない訳にもいかず・・・(そんな所が多々ありますので、そちらもおいおい記事にしていきます)

我が家の幹太くんの性能

メーカーはリンナイ。

フィルターが扉内側についてるお手入れ簡単の”デラックス”タイプで、乾燥容量は最大5キロです。

他にはスタンダードタイプで3キロ、5キロ、8キロとあり、(スタンダードタイプの写真は↑)デラックスは5キロのみになります。

大きな違いは糸くずフィルターがスタンダードでは奥にあり、デラックスでは前扉の内側にあります。

我が家ではこのお手入れのしやすさでデラックスにしました。

ただ、5キロなので大物の乾燥がちょっと苦手かもしれません。

光熱費は都市ガスだと1回50円だそうですが、拙宅はプロパンガスなのでおよそ60円だそうです。

幹太くんを使ってみよう!

まずは洗濯。

昼間はスーパー!?営業マンですが、夜は主夫と化す私。
自分の洗濯は自分でやっております(奥様が一緒に洗いたくないそうで・・・)

色々試してみたかったので、仕事用のワイシャツ、チノパン、子供の服とタオルをいれました

洗濯機は9キロ用で、水量見ると8割いってましたから7キロかなー

1回では無理な量ですね。

洗濯が終わり、さぁ投入!(この辺写真撮って無くてすみません)

取説見ると、洗い終わりの状態でドラム半分ぐらいまでが目安との事。

入れてみるとほぼ半分(これも写真取り忘れた!)

2kgオーバーですが、まぁえーかって事でスタート

いくつか乾燥方法があるのですが、よくわからんから標準でスタートです。

幹太くんの乾燥時間 ひたすら待つ

ひたすらなんて書きましたけど、1時間とちょっと。65分ぐらいかな。
乾燥終了! (写真↑)

カタログには5キロで52分、8キロ80分って書いてましたから、目分量での7キロは正解かもしれませんね

ちなみにヒートポンプ式の全自動洗濯乾燥機で5キロを乾燥するのに162分(2時間42分)かかるそうです。(カタログ記載)

ちなみにうちのスタッフの実感でもそれくらいか、それ以上にかかるそうです。

容量ですが5kgちゃうやん! 7kg乾燥できたし!

さて、幹太くんの実力やいかに

まず、仕事のワイシャツの確認。カタログに「大風量でシワを軽減」って書いてたからどんなもんかと思い、あえて形状記憶タイプではなく、「弱脱水で干す前にパンパンしてシワ延ばしたら、アイロンかけんでもギリ行けるで」、タイプのワイシャツを突っ込んでみました。

「どこがシワ軽減やねん!」

って突っ込みたくなる仕上がり(苦笑) 

会社の主婦の皆様と話していると、ワイシャツだけとか少ない量ならシワにならなかったのでは?とのご意見。

確かにそうかもしれませんね。
でも1枚ではもったいないし、忙しい主婦(夫)がこれだけ分けて2度回すとかは現実的ではないかなって思います。

チノパンは可もなく不可もなくって感じです。
シワは干してる時より少し多めかな? 

そもそもシワがあるようなズボンなので、乾いていれば問題無しです。

それ以外の物の仕上がりですが、乾燥は完璧ですね。

まさにカタログ通り。

フカフカ、フワフワです。

比較出来ないのですが、明らかにタオルの厚みが変わりました。

嫁さんが、

「カピカピペラペラで捨てようと思ってたタオルが蘇った!」

って言うてたのがわかりました(笑)

私的にビックリしたのは、普段ワイシャツの下に着ている下着の仕上がり。

これこそ、ペラペラ・カピカピだったんですが、何ていうのか、生地の厚みを感じるんです。ちょっとこれはビックリでしたね

乾燥は完璧、って言いたい所ですが、少し問題もあります。

まず、袖が折れたまま洗ったり、靴下くしゃくしゃのまま放り込むと、乾燥甘いです。


当たり前か(苦笑)


乾燥前ではなく、洗濯前には折ってる所は延ばして入れましょう

それと、こういうスエット地の厚手の物。

これはクシャクシャになってなかったのですが、この足首あたりが乾いてませんでした。

規定の5kgを超える量を入れたせいなのかもしれませんね

まぁ、それでもこれも問題ないレベル。

とにかく、早いの安いの気持ち良いのなんです(吉野家のコピーみたい)

幹太くんの注意点

いいことづくめのようですが、いくつか注意点はあります。

まず、ガスを採用することは必須になります。

都市ガスがない地域はプロパンガスの契約が必要です。

マンションなど壁に穴をあけることが難しい建物は設置ができないことが多いです。

また、専用の台を使用しない場合は、耐荷重60キロ以上を確保した棚を用意しなければいけません。

幹太くんを採用される方は、縦型洗濯機を使われることが多いと思います。

縦型洗濯機は上部にふたがあり、洗濯物の取り出しの動作も上からになります。

洗濯機のタイプによってはふたが折れないものもあり、そのため幹太くん自体の設置が高い位置になりがちで、背のい低い方は高さをよく検証したほうが良いかもしれません。

特にスタンダードタイプはフィルターが本体奥にあるので、掃除がしにくいかもしれません。

お忙しい方にはかなりおススメの幹太くん

妻が欲しがったのもわかりましたし、これはかなりオススメ出来るレベルですね

特に子育てしながら共働きの方にはかなりのお助けアイテムになると思います。

雨が降ろうが、梅雨時だろうが、明日いる体操服を洗うの忘れていようが、まったく問題ありません!

今までの乾燥機でもそういう意味では問題ないのですが、とにかく早くて、安くて、気持ち良い!(2回言うてもた)

熱源がガスという事なので、家全体の熱源をどうするかという問題点はありますが、最初からガスを採用される予定の方なら、必須アイアテムでしょうね。

これから建築予定の方は是非検討してみてください。

ところで、洗濯物をソファの上でたたむ、忙しいから立ちながらたたむ、など色々なたたみ方はあると思いますが、私はやっぱり、畳の上でたたむのが好きです。 

ピンと伸ばせるし、ホコリもつかない(多分)

大好きだった祖母が、天日干しして取り込んだ洗濯物を、出の間の畳の上でたたんでいた姿を思い出しました。

古き良きとまでは言えませんが、これも暮らしの中にある風景として残していきたいなって感じた次第です。

こんな感じで、自邸の住み心地、暮らし心地もアップしていきますので、今後とも私のブログを御贔屓に(笑)

家を建てる前に読みたいお話
2020.09.10

工務店経営者が語る、自邸の家づくり・・土地を読む編

以前、土地を購入するに当たってのポイントをブログに書きました。

ハザードマップで災害の少ない場所か調べたり、地盤が緩い土地でないか調べたり、学区・駅・スーパー等暮らしていく上での利便性、価格などの情報を整理して決めていきましょう、というようなブログです。

家づくりのための土地探し、ポイントを押さえよう!

もちろんこれが正しい土地の見つけ方。

でも、今日は少し違った切り口です。


さっきのブログでご紹介したのは、物理的な情報を元にした土地の決め方なんですね。

値段が○○○万円
駅まで○○分
想定浸水高さ ○○センチ
etc

今回は、数字で表せない部分「その土地で心地よく暮らすには?」という部分にフューチャーした土地の見方を説明します。

これは私のやり方なので、正解ではないかもしれません。
他にもやり方はあると思います。

ただ、こういう見方をすると、物理的情報が例え良く無くても、良い土地の場合がありますし、逆に、最高の土地のはずがそうでもなかったり、、、

とにかく知っておいて損はありませんから、良かったら参考にして下さい

その地に立って感じてみよう

言葉通りです。
まずその土地の中央に立って色んな物を感じて下さい

目で見える物、耳で聞こえる物、肌から感じる物など

具体的に説明した方が良いので私の土地購入の時の事を参考に説明しますね

目で見える物

200坪を超える大きな土地ですが、周囲に隣家が建ち並ぶ、在所の中央。
景色が良い訳ありません(苦笑)

但し、その古くからの建物が建つ街並みは決して不快な感じはなく、この地域の特徴であるベンガラ塗りの在来工法の家だったり、築年数100年を超えているような蔵、畑や近所の生垣など、人工物で造られた物はほとんど見えません。

倉敷などの美観地区のような美しさはありませんが、この地域を表すある意味風情ある景観です。

ちょっと目線を上げて見ましょう。
東には霊山の山々

北には緑の木々が生える小高い山

南には多賀大社の御社を守る御神木の森(写真南)が見えそうです。

もう少し目線を上げましょう。
高圧線や電線といった障害物はありませんね。

高圧線からの電磁波の健康被害を聞いた事がありますので、この部分も少し安心できる所です。

耳で聞こえる

丁度時期的には、稲刈りをされてる時期でした。
在所は田畑に囲まれており、稲刈り機などを動かされていましたが、その音はほぼ聞こえません。

特に大きな工場は無い事を確認していますので、もちろん工場の音はありません。

2、300m離れた所に国道がありますので、トラックなどの音が聞こえるかと思ったのですが、ほぼ聞こえません。
前面道路の車の往来は調査している30分の間は1台もありませんでした。

少し歩いた所に、農業用水路と芹川があるので川のせせらぎが聞こえるか?
と期待していたのですが、さすがにそれは無理でした。

感じた印象は「無音」です。

肌で感じる

近くに工場があったり、家畜場などあると、独特の匂いはします。
これは無かったのですが、ご近所でドラム缶を焼却炉変わりにされてる家があり(これ違法なので本当はダメですからね。皆様は法律的に問題ない焼却炉をお使い下さい)、その匂いが若干しました。

そして風

あまり風の強い日では無かったのですが、微かに風を感じます。

この地域は日中は基本的に琵琶湖からの西風があります。
但し、東西に長い在所だからか、西からの風は家に遮られ、あまり風を感じられません。

逆に北側に隣家の畑があってそこが少し空間としてあいてるせいか、北からの風を感じます。こちらは北側に芹川がありますので、もしかしたら川風かもしれません。

そして南側からも風を感じます。

というかこれが西からの風かもしれません。西風が家に当たり南の道路を通ってきているか、東の家に当たってから来ているのかわかりませんが、南方向からも風を感じます。

ちょっとうろうろ歩いてみよう

不審者と勘違いされないようにして下さいね(苦笑)

家の廻りを少しウロウロしましょう。
ネットだけでは掴めない情報があります。

ちょっと歩けば、子供の遊べる近所の公園やグランドがあります。
この公園は隣に隣接する大きな分譲地用に作られた公園です。
遊ぶ場所には申し分ないですし、息子が大きくなったらここでキャッチボールをする絵が浮かびました(笑)

小さな神社にお寺さん。
子供の事なので、お寺や神社で遊ぶのでしょうね。

、、、、

と思ったのですが、最近の子はそんな遊びしないようです!

20mも歩けば小川があり、反対の北側には芹川があります。
芹川での川遊びはもちろん、小川にもサワガニとかいてめちゃくちゃ遊べそうです(私が子供なら)

子供の遊び場には申し分ない環境ですが、水路(小川)にガードレールはありません。
また、芹川はそれほど流量はありませんが、それでも一級河川ですから、雨が降れば荒れ狂う川に早変わりします。

この二つの川は少し注意が必要かもしれません。
子供には、よーく言い聞かせなければなりませんね。

もちろん、車の脱輪も考えられます。

道幅は3mありませんから行き交う事は不可能です。但し、車の往来は皆無に等しい?と言っていいぐらい通りません。
ただの通りやすい道です。

古い在所だけにあまり新しい家はありませんでした。
前情報として多少知っていましたが、私達より一つ上の世代が多いようです。
過疎までは行ってませんが、若い世代は外に出ている家が多いようです。

ゴミ収集場はちょうど良い距離感です。
近くだと匂いとか気になりますしね。
近すぎず遠すぎずって感じです。

田畑に囲まれた在所で、本当にのどかな風景が広がってます。
村民の皆様と仲良くしてたら、畑の野菜の差し入れが期待出来そうです(冗談です)

それよりも、自宅の敷地内で畑をしようと考えていましたので、教えてもらえそうな方がたくさんいらっしゃりそうで、これはある意味プラスポイントかと。

見て、感じて、歩いた情報を整理しましょう。

見た情報

周囲が建物に囲まれていますから、基本的に1階からの景色は良くありません。
但し、一部建物のスキマから山々がみえますし、2階からは先程の森や木々が見えますので、借景とまでは言えませんが、これは家からの眺めとして有効利用します。

個人の嗜好ではありますが、1階から見える景色は「森」「林」にしたいと思ってますので、大きな土地を利用して、LDKからの眺めには森のような庭をしようと考えました。

ここにウッドデッキをし、庭を眺めたり、家族で遊んだりの多目的スペースにします。またこの庭は作り込んだ物にするのではなく、ビオトープでは無いのですが、雨が降った時にだけ溜まるような池を作ったり、出来るだけ自生しているような自然な環境に整えて、子供達には学びと、訪れてくれる方には癒しが与えらえたらと考えました。

そしてそして、この森のような木々を利用して、プライバシーを守ったり、お隣との境界を作っていければと考えた訳です。


何故か?
どの家も境界にフェンスなんてしてませんから!(笑)

もちろん、生垣や門などされている家もありますが、個人的に、この微妙にオープンな感じが古い在所の良い所かとも思っていますので、そういう所は守っていこうかと。

近所のおばちゃんが、木々の間から入ってきて
「きゅうり ぎょうさん出来たからいらんか?」
と言いながら入って来られる事も想定(希望!?)しています

道路側も最初の写真にありましたが、石垣や草花をうまく利用して、周囲の景観になじむような自然な感じに仕上げようかと思いました。

聞いた情報

無音でしたから、ほぼ対策無しです。
普通に作れば困る事は無さそうですね

感じた情報

匂いについても特になにも問題なし。
近所のドラム缶焼却炉については、止めて下さるのを期待するしかないですね(苦笑)

風は間違いなく南北を意識した間取りにしたいと思います。
南から北への抜け道が出来れば、風は良く通ります。

2階は、恐らく琵琶湖からの西風がありそうなので、西にも風を取り込める窓を設ける方が良いでしょう。

歩いた情報

子供が遊ぶには、車の往来がほぼ皆無で、交通事故という危険性が極めて少ない地域であり、遊び場だらけです(私が子供なら)
自然の脅威をしっかりと子供に伝えられれば、こんなによい環境はありません。

古い建物が多いという事は今後建て替えされる可能性はあります。
ただ、大きな土地を買ってますので、近所の家が3階建てになっても、畑や駐車場はともかく、家が日陰になる事はありません。

一つ世代が上の方々なので、うちの子供は完全に孫みたいなもんで、子供を連れて見に行った時は、早速遊んで下さってました。

不動産的には道幅が狭いというのは、結構なマイナスイメージです。
前面道路が4mなら行き交う事が出来ますが気を使いながらの往来になるので敬遠されます。
6mまでいけば全く問題ありません

今回の現場は3mありませんでした。
2.5mぐらい。
南側からだと2mあるかないか。

でも先程も書きましたが、車さえ来なければ、ただの道です。
苦も無く通れます。

南側からは軽自動車は問題ありませんが、普通車は少し厳しいです。

但し、この土地はどちらかというと北側から入ってくる方が便利そうな土地ですし、北側だけの出入りになったとしても不便を感じるような距離感はありませんから。

まとめ

全面道路が2.5m?   
そんな狭いの無理

古い在所?       
しきたりとか面倒だし古臭そう

近隣に囲まれている?  
景色が悪そう。近所付き合いも面倒くさそう

あなたが今までデメリットと思っていたことは、それほどデメリットでは無かったり、場合によってはメリットになる部分がある事に気付いて頂けましたでしょうか?

もちろん、個人の考え方によってはNGの部分もあったかと思いますが、不動産的に価値は低くても、それ程問題でない事は理解して頂けたかと思いますし、何より不動産的に価値が低い条件があると、価格が安い!
これはオマケです(笑)

土地を決める前、また決めたあとの間取りを考える上では、ネットの情報や不動産情報だけではわからない、現地に行かないとわからない部分が、良い事も悪い事もたくさんあります。

物理的な条件が揃ったからと言って契約するのではなく、現地を自分の目でみて、その先の暮らし方まで想定して考えれば、自ずと答えは出てきます。

間取りについてはもちろん工務店の協力が必要ですが、景色を確認し自分が癒される・心地よく感じれるポイント(山々や自然が見えたり)を見つけられれば、そこを中心においた家造りを依頼すれば良いのです。

そんな見方から始まる土地選びですが、今回題材にした自邸の完成見学会が間もなく始まります。
ご来場の際はその地に立って、私の言っていた事を確認しながら見て頂くと、間取りや家の配置や庭(まだ出来上がってませんが)が何故こうなったのか理解して頂けると思います。

家を建てる前に読んでほしい小冊子差し上げます
下記からどうぞ。

工務店経営者が語る、自邸の家づくり
2020.08.31

工務店経営者が語る、自邸の家づくり・・ 土地探し編

マルトの経営者の一員として長らくお客様の家を手掛けてきた私、澤田が自邸を建てる中で留めておきたい思ったことをブログに書いていこうと思います。

仕様や性能も触れていきますが、それは別のブログにも書いていますので控えめにします。

実際にあった事や、考えた事、迷った事など、隠し事なく赤裸々に書いて行こうかと思いますので、今悩んでる人、これから考えるという方々の参考書もしくはバイブル(ちょっと大げさ!)となるようにしていきたいと思います。

まず、一番大事な事。

工務店の常務だからって、特別な家を建ててません!

皆さんと同じです

普通にお金がかかりますし(若干は安いですが)、自分のやりたい放題でやったら嫁さんに怒られますから、現実的な範囲でどこまでやれるかという感じで考えました。

なので特別なデザインでもなく普段から自分達がお客様にオススメしている「普通」の家です。

マルトにとっても、世の中の家を建てたい方にとってもスタンダードとなるような家を目指して作りました。

家を考える前に基本のキ 地面が無ければ家は建てれません(笑)

三男で土地をもっていない私はまずは土地探しから始まります。

このあたり(彦根市)の一等地はとても予算的に買えません。
電車で通う事はありませんが、仕事の事もあるので出来れば会社まで車で30分までの所が理想。

それと、子供はこれから大きくなっていきますので、学校をどうするかも重要です。

家造りを考える方の多くが子育て世代ですので、やはり商談していますと必ず「学校」「学区」はポイントとして挙がってきます。

私も全く同じですね。

という事でまずは土地探しから始まりました。
嫁さんと数年前から、「住むなら何が重要?」なんて話をずっとしてましたので、何となく方向性は決まってました

嫁さんは、子供の住環境を重視
もちろん僕もそこは同意
基本的に子供の住環境考えると、大人にも暮らしやすい場所になると思います。

駅近、病院の近く、スーパーに歩いて行けるなどはまったく考えてません。

ご存知の通り、この辺りは車が無いと困る地域なので、大人になればほぼ免許を取ります。

なので、余程の山奥(私が生まれた実家など)で無い限りはほぼNGの場所は無いんですね。

ただ、この住環境の考え方には意見の相違がありました。

嫁さんは、近所に同い年ぐらいの子供がいる地域。
僕は近所に大通りのない静かな場所。

嫁さんの要望通りなら、手っ取り早いのは新規分譲地。
子育て世代が建てる事が多いので、ほぼ間違いなく同年代になります。

しかし、それでは嫁さんの要望とズレが生じます。

嫁さんはお隣との間が狭く、窓や音などご近所を気にしながら生活するのはイヤとの事。(私もゆったりした土地が希望でした)

なんと、嫁さんは小高い丘にポツンと建ってるのが理想だったそうです。
それは様々な要件で実現は難しいですし、そもそも近所に子供がいないので、嫁さんのポイントから外れます!!

また、私の個人的な希望という事で、古い在所(村)の中を探してました。

古い在所には、確かに面倒臭いしきたりはあるのですが、比較的静かな地域が多く(交通の便は悪い)、既に周囲に建物が立っているので、視線などの対策も出来ますし、なにより住んでいる人がわかるのが大きいです。

どんな人が来るのかわからない
どんな家が建つのかわからない

この不安が無いのが古い在所の良い所です。
そんな条件を整理しながら探すと自ずと場所は、彦根(郊外)、多賀に絞られてきます。

彦根・多賀といっても範囲が広すぎるので、もう少し絞ってみる事にしました。
彦根の南部は通勤に30分越える可能性があるので無し。
必然的に河瀬より以北になります。

また、湖に近い所は、冬場の強風も気になりますし、比較的地盤が緩い所が多いです。

ハザードマップなど見ると、湖岸は川の下流域になりますので、湖からの増水・川の氾濫の可能性が高いので、市内でも出来るだけ東側(8号線の方)が理想です。

そして一番重要な土地の値段!

私はこういう仕事しているので、既に自分で色々計算していましたから、予算は決まってましたけど、一般の方は、一番最初にライフプランを組む事が大前提ですね。

ネットで自分で組むことも出来ますし、工務店が無料でライフプランをしてくれる所もあります。

そうすれば、土地・建物でいくらまで予算が掛けられるか見えてきます。

希望や予算からすると、小さな土地は×ですから、彦根の中心部はほぼNGですし、あったとすると1000万オーバー。

工務店だからではないですが、住み心地を優先したいので、家にお金を掛けたい。

どう計算しても60坪以上で1000万以下しか無理でした。

これが、なかなか難しい。
まず便利な街中ではありません。
あったとしたら、何かしらの問題があるからだと思います。

探し続ける事5、6年(その間いくつか候補があったのですが、その時のお客様に優先してご紹介していたのでなかなか私に廻って来ることはありませんでした。苦笑))

ついに今回の土地に巡りあえました。

場所は多賀町月之木

古い在所のど真ん中

道幅は狭いけど、住民以外の往来はほぼ無し。
近くに芹川があり、畑や田んぼにも囲まれた自然豊かなホンマに静かな土地です。

同年代の子供はいませんが、歩いて1分もすれば大きな新規分譲地があり、そこには子供の同級生がいっぱいいます。

小学校や中学校までは一足ありますが、それでも15分もあれば歩ける距離で、保育園は歩いて5分です

もちろん、高校や大学に行くとなると、市内ほど便利ではありませんが、恐ろしく料金の高い近江鉄道が一応ありますし、南彦根駅なら自転車で20~30分あれば付きます。

私の生まれ育った実家だと峠を2つ超えて1時間ですからね。
平坦な土地でこれなら十分かと。

さらにさらに
周囲は民家に囲まれていますから、眺望は良くないですが、眺望など関係無しといわんばかりの200坪の土地(苦笑)
しかも400万!

嫁さんの要望である、周囲の家との距離を気にする事など全くない大きさです。

また、多賀町は言い方悪いのですが、かなりお金持ちの町。

大きな工場がたくさんありますので、税収が多くかなり潤っていますので、補助や助成が手厚いので、子育てには本当に良い地域だと思います。

という感じで、多少不便な部分はもちろんあるのですが、ほぼ希望の土地が見つかりました。

本音言うと飲みに行くのに自転車で行ける彦根の利便性に、かなり心動かされていたのですが(笑)、

何だかんだ言いながら残りの人生考えると、畑したり庭いじりしたりする老後の時間の方が多そうだったので、多賀のような田舎で良いのかなって思いましたし、何より、嫁さん子供の事を考えるとベストな場所でもあったので、この地に骨をうずめる事にしました。

「土地は縁のもの、見付けた時が買い時」とよくお客様に言います。

私の場合それを2、3軒逃していますので、このまま見つけられなかったらどうしようと思ってはいたんですが、捨てる神あれば拾う神ありとはこの事ですね。

御施主様にお譲りした物件と比較しても、申し分ない良い土地を見つける事が出来ました。時間はかかりましたけど(苦笑)

今回は、家造りのはじめの一歩の説明になりました。
ここから、家造りが本格化するのですが、その話は次のブログになります。

土地探しについての記事はこちら

家づくりのための土地探し、ポイントを押さえよう!

家を建てる前に読みたいお話
2020.08.06

なぜ、木は乾燥していないといけないのか?

木は濡れることよりも、自分の持っている水分量が問題

まずは先日の記事を読んでらっしゃらない方にこちら。

上棟日に、雨が降りそうなんですが・・・

濡れてもいいのかダメなのか、
どっちなんだ!
と言われれば、もちろん濡れることはよくありません。

ただ、これは程度の問題がありますので、絶対ダメって訳ではありません。

濡れても乾燥させればOK
濡れても濡れる程度によってOK

実は木は濡れることよりも、木材自体が持っている水分の量が問題なのです。
これについては後で説明します。

無垢の木を扱う会社は必ず言います
「含水率(※)を〇〇%にしています」
私もかならず言います。

※木に含まれている水分の事で、使われる部位にもよりますが20%前後が良いとされています

お客様にしっかり乾燥した木である事を説明する為に、弊社の取引先(木を購入する先)には、しっかりと乾燥された間違いない商品であるか、確認の意味でも必ず聞きます。

何で木を乾燥させなければならないのかは、後で説明します。

この含水率の良し悪しで家の構造や仕上がりに大きな影響が出てきます。

そのため工務店及び製材所さんは様々な工夫と努力で、含水率を抑えた木材を使っているのです。

含水率を落とすとどうなる?

弊社が良く使うヒノキや杉は立木の状態ですと、木材自体の約1.5倍の水分を含んでいるそうです。150%ですね。

どうやって、含水率を落していくのか。

木の中には自由水と結合水という2種類の水分があります。

導管内を通る”水”の状態の物を自由水と言います。

細胞を形成する”水分”としての状態を結合水と言います。

自由水は”水”なので、簡単に抜く事が出来ます。
簡単って言うと製材所さんに怒られそうやな(苦笑)

自由水が抜けきると、その木の持つ含水率は概ね30%前後になると言われています。

もちろん何十年もほったらかしで乾燥(天然乾燥)させておけばもっと下がりますが、なかなかそこまで待っていられませんので、機械(人工乾燥)を併用しながら含水率を下げていきます。

含水率は20%前後まで下げなければなりませんから、そうなると当然結合水を抜かなければなりません。

しかし、これは水でなく組織を形成する水分なので、そう簡単に抜ける訳ではありません。

そのため製材所、工務店は様々な方法で水を抜く努力をしているのですが、その方法はまた別の機会に書くことにします。

この結合水ですが、成長する過程で木の細胞となった水分ですから、一度抜けると、今度これを戻すのはかなり難しいのです。

なんでも結合水を戻すには240℃の熱を加えないと無理だそうです。

食べ物を蒸す時に使われる蒸籠(せいろ)がどんなに蒸しても腐ったり、曲がったりしないのがその証ですね

つまり、余程雨に濡れ続ける事が無い限り含水率が30%とか40%になる事はないんですね。
表面がちょっと濡れてるだけと思ってもらって問題ありません。

ましてや腐るなんてことはあり得ません。

これが上棟の際に雨に濡れても問題はない、という意味です。

最初にも言いましたが、濡れない事が一番です。
ただ、濡れても表面だけなので、その後の乾燥などしっかりとした対応さえしていれば問題ありませんのでご安心ください

乾燥するとどんなメリットがある?

上棟時の雨濡れから始まった木と水の関係
最後は乾燥です。

なんで乾燥させる必要があるのか?
概ね次の2点です。

● 木が強くなる
● 木が反ったり、割れにくくなるのです。

実は木は乾燥することで、強度性能が高くなる性質があります。

曲がりに対して折れにくくたわみにくくなります。

また、乾燥する過程で寸法の変化が進み、結果建築材料になってからは反ったり割れたりしにくくなる、ということです。

まず木は伐採してからどんどん水分が抜けていきます。
水分が抜けて含水率が落ちるのに比例するように強度が増していきますが、
含水率は10%前後になると、そこで下げ止まりになります。

その下げ止まりの状態になるのが3~10年と言われておりますので、家を建てた時に聞こえる「ピシッ、ピシッ」というポルターガイストの音(木が乾燥してワレたり反ったりする時に出る音)は、築3年頃までは聞こえてきますが、それ以降音は減ってきているはずです。

3~10年で木の水分が抜けるのは止まってしまいますが、木の強度はまだまだ上がっていきます。

ある調査結果を見ますと伐採から200年後まで、木はどんどん強度を増していくんですね。

そこからゆるやかに木は強度を落していき、伐採時の強度と同じまで戻るのは1300年後です。

130年じゃありませんよ、1300年です

どうですか?

無垢の木の強さを何となくですがご理解頂けたのではないでしょうか?

ちょっと専門的な話になりますが、自然乾燥で可能な含水率30%になった状態を繊維飽和点といいます。
この状態までは木の伸縮はおこりませんし強度も基本的には変わりません。
1%含水率が下がるたびに、曲げ、せん断、圧縮といった強さが数%ずつ上がっていきます。

含水率は下げれば下げるほど強度は上がっていくのです。

わかりやすく言うと、細い木の枝って、生えてる状態(乾燥してない状態)の時って手でぐにゃっと曲げられますよね。

ところが、折れて地面に落ちている状態の枝で、ある程度乾燥していると固くなって曲げるどころか折りにくくなります。

但し、もっと乾燥すると、逆に弱くなってしまい、簡単に折れるどころか踏むだけで粉砕されてしまいます。

ちょうど粘りもあって固さもある強度というのが、樹種にもよりますが
7%~20%の間ぐらいと言われています。

弊社で採用する無垢材は構造材は20%前後、造作材は10%台と規定しております。

概ね乾燥した状態で使いますので、比較的材料の動きは少なく、またワレや反りも出にくくなっています

但し、、、
いつも口酸っぱく言わせてもらっているのですが、それでも木は動きます。
ワレや反りも木の味と思って採用していますので、ここについてはご理解下さい。

先日、ある大学教授の講義を聞いていたのですが、残念ながら木のワレがある事で強度の低下はあるそうです。

但し、実際の木材を使い強度試験をした所、割れのひどいものや節の多いもので個体差はあるものの、木造住宅で使うレベルの荷重には全く問題のないレベルの強度低下だそうです。

無垢の木は強く、そして長くもつ性能があります。

しかしながら、それを活かすも殺すも調理する板前さん(山師、製材所、工務店、職人)次第なんですね。

木の特性を知らず、無垢の木を使う事はある意味危険です。

但し、木の特性を知ればこれほど、住まいに適した素材はありません。

このブログを読んで下さった方は、もう無垢の木マイスターです(笑)
無垢の木の家造りと暮らしを楽しんで下さい。

後悔しない家づくりに役立つ小冊子差し上げます。
下のバナーよりどうぞ。

家を建てる前に読みたいお話
2020.08.04

上棟日、雨が降りそうなんですが・・・

上棟で雨が降ったら、どうする?

契約や上棟前に必ずお客様から聞かれるのが

「雨でもやるんですか?」

のご質問。


基本的に雨の場合はやりません。


当たり前ですけど、作業に問題が出ます。

仕上がりにも影響が出ます。

作業員の危険も増します。

それと、やっぱり木が濡れる事はよくありません。

ネットなどを見てると、在来工法は大丈夫とか、2×4工法はダメとか色々書いてますが、これは私の言葉を信じてもらって結構です。

濡れないのが一番!

濡れない事に勝るものはありません。

とはいえ、雨に降られない・雨水が完全に入らないようにするには、奇跡的に1週間~2週間雨が降らない日が続かなければなりません。

なかなかこれは実現不可能なことです。

ですから、出来るだけ濡れないようにする、あるいは濡れた時にどう対処をするのかが、実は大事なポイントです。

雨になりそうな時の上棟の流れと押さえるべきポイント

屋根

雨が降らない状態で屋根はかけてしまいたい

上棟当日、怪しそうな天気の場合どこに注目すればいいかを書いてみました。

降らないうちに屋根まで出来れば、まず第一段階クリアです。

屋根が出来れば、家自体の濡れ方は全然変わります。
残念ながら屋根が出来るまでに雨が降りそうなら、あるいはその日のうちに屋根まで作業が進まないならば、ブルーシート等で一時的に養生する(覆う)必要はあります。

屋根をクリアしても第一段階と書いた通り、外壁が出来上がらないと、完全な防水にはなりません。

すぐに透湿防水シートを貼る事が出来ると良いのですが、工法や工程によっては1~2週間貼れない場合もありますので、一時的にブルーシートで覆う事が出来ればベストです。

覆うことでかなり濡れは軽減出来ますが、それでも一時的なものなので、外壁に近い場所は一部濡れる事があります。

また、このブルーシート等での養生がされていないと、2階に比べ1階部分は結構雨が入ってきます。

床下断熱でなく、基礎断熱で床下エアコンをする場合は、床下に雨水が入ってきてしまいますと、湿気の抜け道がありませんから、後々床下にカビ発生のリスクがあります。

まずは雨水を入れない工夫が一番で、それでも入ってしまったら、よく乾燥させる事が重要です。

上棟日を延期する

上棟予定日の後が長雨になりそうとか、台風が来る時(そんな天気予報の時はそもそも上棟をしませんが)は、外壁にブルーシートはもちろんなのですが、それ以前に可能なら上棟日の延期を考えることも一案です。

とはいえ実は、実際のところ上棟日の延期は色々な問題があります。

上棟とはその家を建てる大工一人が携わるわけではなく、応援の他の大工、その他職人さん、レッカー屋さんもそうですが、その日に合わせて皆予定を組んでますから、変更するとかなり予定が変わるかもしれません。

それこそ完成時期にも影響が出ることがあります。

天気予報がそこまで悪い感じでなければ、思い切って工事を進める事も選択肢の一つです。

工程もずれませんし、実はちょっとした雨ぐらいなら木にはほぼ全くと言って良いほど影響はありません。

これについては別記事で書いています。

なぜ、木は乾燥していないといけないのか?

上棟だけに限らず、基礎工事や外構工事の時もそうですが、家を建てるのは外部で行いますから、どうしても天候に左右されてしまいます。

「神様じゃないんだからそれは仕方ない事」

とあきらめて、天気なりに進めるのではなく、そういった時にどう対処できるかという事を考えておくことが大変重要です。

まとめてみました

ここまでのことをまとめると以下のようになります。

① 濡れないようにする

② 濡れたらしっかり乾燥させる

③ 明らかに天候が悪そうならば上棟を延期する

④ 施工者に雨が降ることを想定した対処法がある

雨が降ったらどうするか?

ではなく雨が降ることを想定した工程と施工方法を考えておく事が重要で、弊社もこのあたりはしっかり押さえて管理しております。

お時間あれば、是非上棟直後の弊社現場をのぞいてみて下さい

上棟時に雨に濡れることで起こる不安

残念ながらカビの発生はないとは言えない

雨に濡れる事でお客様が心配されるのが

”カビ”

皆さん、カビの発生条件をご存知ですか?

栄養
湿度
空気(酸素)
温度

この4つが揃うとカビが発生すると言われています。

カビは0℃~40℃で発生します。

特に繁殖しやすいと言われているのは、

20℃~40℃で湿度は70%以上。

だから梅雨時はカビが繁殖しやすいんですね。

長雨が続き晴れの日がなく、高温多湿で乾かない時期が続くと、木材にもカビが発生します。

「カビが発生したらもうおしまい! 交換しかない!」

そんな極端なことはありませんのでご安心下さい。

しっかりと乾燥させればカビは死滅し、構造的にも影響はありません。

但し、カビがシミとして残りはするのでご注意下さい。

濡れないようにする
 ↓
濡れたら乾かす
 ↓
何らかの理由でカビてしまった場合も、まず乾燥。
 ↓
乾燥後、影響無い部位ならそのまま使い、部位によっては交換。
(影響のある部位とは仕上がり時に見える部分です)

この流れの対応が必要です。

カビは先の4つの条件が揃うと発生するのですが、逆に1個でも無くすと発生しなくなります。


そういう意味では、在来工法は上棟後一定期間骨組み状態になっていますので、湿気を抜きやすい環境です。

2×4は注意が必要

2×4工法は合板で作ったパネルで組み上げていきますから、雨は大敵です。
濡れたら湿気が逃げる事ができません。

また、パネルに使われる合板もボトボトに濡れると構造的にも弱くなってしまいますから、2×4工法は屋根が塞がるまで雨降らない事が理想といえますね。

一番初めに書きましたがが、上棟前後は雨が降らない、そして濡れないのが一番です。

しかしながら、なかなかそうはうまく行きませんので、濡れない対策、濡れてからの対策をしっかりする事が大事です。

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家を建てる前に読みたいお話
2020.05.01

オール電化?それともガス併用?比較してみよう

電気と都市ガスとプロパンガスを、かかるお金で比較する

家庭で使うエネルギーを主たる目的の給湯・コンロで分けると、電気、都市ガス、プロパンガス、灯油に分かれます。

灯油は給湯しか使えませんし、案外知られてないのですが灯油の給湯ってめちゃくちゃ効率悪んですよ。

ガスや電気の方が高いと思われがちですが、同じ給湯するなら一番高いのは灯油と思って下さって間違いないです。(それに灯油を買って入れるの面倒ですしね)

という事で今回は灯油は除外します。

電気VS都市ガスVSプロパンガスでの比較をしたいと思います。

電気にしろガスにしろ、乾燥機や床暖房など色んな機器が使えて、それぞれの特徴を生かした住宅設備機器もあるのですが、そこまで比較し出したら本当に大変。

いや、比較が難しすぎるし、床暖房いらない人にその比較も意味がない・・・

という事で、今回は年間を通して使う給湯とコンロを軸にして比較してみたいと思います。

実は、私共の地域は都市ガスがまだ十分に整備されていません。

そのため弊社のお客様が都市ガスを採用する事がほとんど無いものですから、独自のデータではなく一般的に出回っているデータを利用しますので、ちょっとツメが甘い所もありますがお許し下さい

初期費用の比較

オール電化で必要な設備としては、エコキュート(給湯器)とIHコンロになります。

機種にもよりますし、多少工務店によって入り値が違いますので、一般的に工事費込みで60万円程度であるとお考え下さい。

都市ガスは、エコジョーズ(いわゆる給湯器)とか、エコワン(電気とガスのハイブリット給湯器)とか、エネファーム(ガスで電気を作れる)など、多彩なチョイスが出来ます。

さすガッスなガス会社さんは上戸彩でおなじみのエネファームをゴリゴリ押しされているのですが、エネファームの商品単価はとにかく高い!

ぶっちぎりです。

機種にもメーカーにもよりますし、さすガッスさんは過去の貢献度で機種の価格が変わるという、弱小工務店には厳しい仕入れ価格の設定をされているので、多少金額に幅がありますが、150?200万円はかかると思って間違いないです(初期の頃は300万オーバーでしたから、これでも安くなったんですよ) それにプラス施工費で20万ぐらいかとおもいます。

プロパンガスは、機器代が飛びぬけて安いエコジョーズ(給湯器)にして、高いガス代がバレないようにしたい所ですが、ここはあえてエコワン(電気とガスのハイブリッド給湯器)での比較にします。

何故、あえてこちらをチョイスするのか・・・

それは後のおたのしみという事で(笑)

という事で機器代+施工費で80?100万になります。

このように初期費用についてはエコジョーズがダントツ安いのですが、ガス代が高いのでお勧めは出来ません。

となると初期費用で一番安いのはオール電化となります。

余談になりますが、最近は電力会社が選べるようになりましたね。

ガスも同じく自由化ですので、大阪ガスだけでなく関電ガスが選べます。

プロパンガスは、、、昔から自由化です(苦笑)

電気は関電、都市ガスは大阪ガスと独占状態でしたので、比較できるようになって良かったのかなーとは思いますが、電気は特に色んな業種が参入してますから、比較するのは大変です。

これはまた別のブログで書くとします。

光熱費で比較してみる

実は家族の人数や、家族が使う時間帯によって随分と変わってくるので比較がとても難しいです

まず、オール電化の仕組みをわかりやすく言うと、夜中の電気代はすごーく安く、朝と夜のわさわさした時間帯は少し安く、それ以外は普通の電気の契約より高いという設定になっており、さっきも言ったように使う時間帯によって大きく価格が変わります。

ガスについては、基本的に大阪ガスと関電ガスの比較ですが、じつはあまり良く知りません!(苦笑)

エネファーム料金っていうのがあって、通常料金よりかなりお安いガス代になり、プラス床暖とか、浴室乾燥機付けるとかで料金体系が変わったように記憶しておるのですが・・・

普段使わないのでちょっと価格を覚えておりません。

そうだ!、ネットで調べりゃ良いんだ!

今更ですが、ホントに便利ですね

プロパンガスも同じく、条件によりけりでガス単価が変わってきます。ほぼ都市ガスと同じ内容で単価が変わります。

都市ガスと同じく、プロパンガスも自由化されてますから選ぶ会社によってガス単価は変わります。

オール電化

関西電力のオール電化といえば、はぴeタイム(R プラン)です

以上が各電力会社が出している数値です。

なかなか良心的というかマジメな数値ですね。

はぴeタイムのサイトはこちら

ところで弊社のお客様のオール電化住宅の実数値は、関電のデータから言うと45%減になってます。

安っ!

電力会社は一般的な住宅(中断熱中気密以下)をベースに算出している数値なので、性能が低い家だとどうしてもこれぐらいはかかると思いますが、弊社の高断熱・高気密の家なら上記の金額でいけますのでご安心下さい。

都市ガスでエネファーム

こちらは今時の家(高性能)でのデータを出して下さっているサイトがありましたので、かなり実数値に近いと思いますので、そのまま利用させて頂きました。

※ガス会社のデータはどうも胡散臭いので、採用しておりません

やっぱり高いなぁ、、、

余談ですが、エネファームの広告宣伝みると、

 表向き1  W発電で電気を作るからお得

 表向き2  年間6万から8万光熱費が削減

 表向き3  年間6万なら初期投資が高いけど回収可能

とか書いてますけど、あれ、ちょっとサギっぽいですからご注意下さい。

データは合ってますが、比較の対象が悪い

裏の意味1 確かに発電しますけど、発電の為にめちゃくちゃガス使います

裏の意味2 年間6万の削減の対象は普通のガス料金のエコジョーズ使った普通の家の光熱費ですから、そりゃ削減になるでしょう。

裏の意味3 6万で20年もつかえば初期投資は回収できますけど、まず壊れる可能性があります。

壊れなかったとしても回収対象が150万の機器ですから、ランニングもイニシャルも安いオール電化と比べたら、どこまでいっても回収どころかお金垂れ流し状態です。

プロパンガスでエコワン

実は弊社のお客様の実数値データを持ってるのですが、あえて、メーカーのデータと比較してみました。

メーカーのデータはこれも一般住宅ベースなのかな?

弊社で採用頂いたお客様の平均数値はメーカーの40%減ですね。

やはりこれも性能の良い家は光熱費が安くなるという証明ですね。

さて、何でこのハイブリッド給湯器はお得になるのか。

それをご説明しなければなりませんね。
 
ハイブリッド、つまり電気とガスを併用した給湯器になります。
 
分りやすく言えばプリウス。
 
電気の良い所とガスの良い所をうまくミックスする事(ガスの悪い所を電気で補うという意味かな)で、出来るだけエネルギー(電気もガスも)を使わないようにする給湯器になります。

電気の契約はもちろん一般電灯契約になりますが、ガスはエネファームなどと同じ安価なガス単価になります。

基本的に必要な量だけ電気で沸かしてタンクに貯める。

なくなってきたら電気で沸かす。

エコキュートのように夜中で一気に大量のお湯を沸かして貯めるのではなく、必要な時にだけ沸かすという事で電気使用量を減らします。
 

電気代だけで見ると夜中の安い電気で作るオール電化のエコキュートの方がもちろん安いですが、使っている電気使用量はハイブリッドの方が少ないんです。
 

この辺りが省エネのポイントですね。
 

ガス給湯器は貯めていたタンクにお湯が足りなくなった時とか、追い炊きする時に使う程度ですから、極端にガスを使わないんですね。

だからこんな安いランニングコストになるんです。
 

更に太陽光発電とも相性が良くて、昼間の発電した電気で沸かせるモードや、逆に売電を優先して夜は電気とガスのお得な方で沸かすといったモードもあるので、こんな低ランニングコストになるんです。

ちょっと肩入れすぎた説明になりましたが、とにかくハイブリッド給湯器は良いと思います。

電気とガスのメリット・デメリット

オール電化のメリット

ズバリ安全性と価格です。

火を使いませんから火事になることもなく、高齢者のいる家でも安全に使えます。

深夜電力を使ってお湯を貯めておくので、電気代も安く済みます。

オール電化のデメリット

停電時にコンロも給湯もすべて使えなくなります。災害に弱いですね

貯めておいたお湯なのでそのままでは飲めません。

深夜電力を使ってお湯を貯めておくので、何かの理由でお湯を使いすぎると一時的に給湯できなくなります。
その時の沸き増しはめちゃくちゃ高くつきますよー

都市ガスのメリット

プロパンに比べると単価が安い

電気と同じ、インフラとしては万能。

タンク入れ替えや給油などの面倒がない。

メーターは付きますが、外観にブサイクなタンクは付きません

火力が強いので料理に向いているのと、あまり知られていませんがガス乾燥機にも使えます。

都市ガスのデメリット

自由化とはいえ大阪ガスと関電ガスしかない

災害時には遮断される。(電気に比べ復旧は遅い)

火を使うので火事の可能性と、まずないが爆発?の可能性がある

プロパンガスのメリット

災害に強い。震災後などライフラインが断たれた時も、プロパンガスだけは使えます。

火力が強いので料理に向いているのと、あまり知られていませんがガス乾燥機にも使えます。

プロパンガスのデメリット

料金が電気や都市ガスと比べて高いことでしょう。

火を使うので火事の可能性と、まずないが爆発?の可能性がある

古い営業形態の会社があり正直ぼったくり?と思うような営業方法をする会社がまだある。

また、卸しと小売りがあり地域により出来る出来ないがある。

電気と都市ガスとプロパンガス。じゃあどれ選ぶ?

安全面や料金面で見ると軍配はオール電化です。

いや、欠点も見つからないぐらいの完勝と言っても良いかもしれません。

もうお気づきかもしれませんが、それでも弊社はオール電化が一押しではありません。

その理由として、ちょっと違う角度から比較してみたいと思います。

電気とガスを違う角度から比較する

災害大国の日本ではたびたびライフラインが寸断されてしまいます。

日本に住んでいる以上、いつ大きな地震がやってきてもおかしくはありません。

また、異常気象の昨今では、2019年の千葉や長野のような台風災害が起こる事は、想定しておかなければなりません。

ひとたびライフラインが断たれると、自分の力だけではどうしようもありません。

電気の復旧は早いという神話がありましたが、19年の千葉でついにその神話は崩れてしまいました。

まずは、家自体を災害に強い家にしなければなりません。

そのために許容応力度計算による耐震等級3を確保するのは必須であり、弊社では変更の出来ない標準仕様にしております。

その上で、被災後も考えなければなりません。

生き残る為の性能は当然大事ですが、その後生き続ける事、暮らしていく事も重要になります。

そこで出てくるのが、電気や都市ガスといった災害に弱い熱源ではなく、災害に強いプロパンガスです。

できれば、太陽光とセットでお考え頂きたいです。

そうすると・・・

災害時には、もちろんプロパンガスも遮断されますが、自ら復旧させる事が出来ますので、ガスコンロは即座に使えます。

水があればお湯を沸かす事も出来ますし食事も作れます。ちなみにタンクに水が残っていれば、それを出す事が出来ます。

太陽光発電があれば、昼間であれば発電の電気で給湯器が動きますので、例え電気が復旧してなくてもガス給湯器併設のハイブリッド給湯器ならお湯が沸かせますので、水というライフラインが寸断されてなければ、その日からお風呂にも入れます。

いかがでしょう。

こう考えると、オール電化に比べイニシャル・ランニングコストが高く付くのは致し方ない所ではありますが、その価格差はエネファームほどの差は無く、何より災害時の強さを考えると、プロパンガスの選択は大いにあり得ると思いませんか?

もちろん、これからもっと良い商品も出てくると思います。

電気もガスももっと災害時に強い仕組みを作ってくる事とは思いますが、現時点ではトータルで考えてプロパンガスより良い熱源は無いのではないかと弊社は考えております。

実はもうちょっと、プロパンガスについてはお得な話もあるのですが・・・

それはここではちょっと書けませんので、営業担当の私まで、個別にご連絡頂ければと思います。

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家を建てる前に読みたいお話
2020.04.28

断熱効果の高い玄関ドアを選ぶ

断熱効果の高い玄関ドアを選ぶ前に必須のこと

上の画像は弊社の施工途中のもので、玄関土間部分になります。

断熱材を敷き詰めたら土間打ちをし、タイルなどで仕上げます。

床下断熱でも基礎断熱でも同じです。

この土間部分の断熱がされていないと、いくら玄関ドアを良いものを選んでも意味がありません。

ただ、実はこれは義務ではないので、念のため確認されることをお勧めします。

高断熱仕様の家に選びたい玄関ドア

上の画像は熱の移動を表したものです。

このように熱の移動は窓や外部ドアなどの開口部からがほとんどです。

では、断熱性能の高い玄関ドアにはどんなものがあるのか?

主に木製ドアと鋼板(金属)に化粧シート(一部天然木)を貼ったドアがあります。

木製ドアは一般の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、実は木製サッシと同じく断熱効果の高いものです。

高断熱仕様の家に選びたい 木製玄関ドア

本物の木で出来ていますから質感などはやはりいいと思います。

ただ、木製なのでやはり色は変化していきますし、メンテナンスも必要になってきます。

再塗装などをご自分で楽しんで出来る方には、是非お勧めしたいドアになります。

ユダ木工

引用元 ユダ木工株式会社

こちらの会社は木製のドアやサッシを古くから作られている広島の会社です。

玄関ドアもいくつかシリーズがあるのですが、その中のMIYAMA桧超断熱TSというドアは熱貫流率が0.82※という性能が出ていました。

※熱貫流率(U値)とは性能を表す数値で、小さいほど性能が良い

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イマガワ 一迎

引用元 株式会社イマガワ

こちらの会社は国産のヒノキや杉で主に室内建具を作っている岡山の会社です。

最近玄関ドアも開発されました。

こちらの熱貫流率は1.38となっています。

ドアハンドルなどは変更出来そうです。

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ガデリウス

引用元 ガデリウス・インダストリー

弊社ではまだ使ったことがないのですが、とてもおすすめの木製玄関ドアです。

スウェーデンの会社で作られているものですが、日本にも支社があるので国内在庫もあり、何かあったときは対応もして頂けそうです。

こちらの木製ドアもとても性能が良く、ガラスが入っていないタイプですと熱貫流率は0.77となります。弊社でも是非採用していきたいと考えています。

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高断熱仕様の家に選びたい 玄関ドア

木の家の外観 ガルバリウムの外壁

一般の方がよく目にされるのは、こちらの鋼板(金属)に化粧シート(一部天然木)を貼ったドアになると思います。

有名な大手メーカーではYKKapやLIXIL(旧トステム)が双璧でしょう。

シート貼りとはいってもとてもよく出来ていて、見学会などでは「本物の木ですか?」とお客様に尋ねられます。

どのような構造になっているのか、YKKap様の画像をお借りして見てみましょう。

これはYKKapのヴェーナートD30(D2仕様)という中位グレードの断熱玄関ドアです。

熱貫流率はこのドアで2.33とあります。

ドア本体の中に断熱材が入っているのがお分かりいただけると思います。

こちらは「プロント」というアルミ製玄関ドアになります。

見ての通り断熱材は入っていません。

高断熱の家でこのドアが採用されることはあり得ませんが、建売やローコスト系ではありそうです。

YKKap

引用元 YKKAP株式会社

YKKの玄関ドアで一番グレードの高いシリーズがイノベストD70、こちらで熱貫流率0.90になります。

D70は面材がシートではなく天然木になるので、色の変化があり再塗装も出来ます。

本物の木を使っているのと、デザインがすっきりしているのでとてもカッコいいドアだと思います。

D50のシリーズからは面材がシートになります。

イノベストの下位グレードが前述したヴェナートD30となり、D2,D3,D4とグレードが分かれています。

面材にシートを使った商品はデザインや色が非常に豊富です。

ホームページはこちら

LIXIL

引用元 株式会社LIXIL

LIXILの中で上位グレードはグランデル2というシリーズになります。

グランデルの中にもハイグレードとスタンダードのグレードがあり、名前の通りハイグレードが上位グレードになります。

この違いは樹脂枠を使っているかどうかの違いのようです。

このハイグレードで熱貫流率0.89となっています。

グランデルの下位グレードがジエスタ2というシリーズでK2とK4というグレードに分かれています。

K2グレードで熱貫流率が2.33とあり、ちょうどYKKのヴェナートD2と同じですね。

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高断熱の家の玄関ドアに何を選ぶ?

実は玄関ドアは家を建てるのに必要な物の中でも、高額な部類に入ります。

また、玄関は常時とどまる場所でもないので、リビングや寝室の窓ほど性能は気にしなくても良いのかもしれません。

そうは言っても家全体の性能のことを考えると、最低クリアしたいレベルはあります。

滋賀県の5地域にある弊社ではYKKのヴェナートD2仕様をよく使っています。

このあたりは最低押さえておきたいグレードと考えています。

下は関連記事です。

夏涼しくて冬暖かい家を、高気密高断熱で作るコツ

正直言ってYKKとLIXILの熱貫流率は同グレードであればさほど変わりはないし、予算とデザインで選んでよいと思います。

その中でいえば天然木を面材に使っている、YKKのイノベストD70は特別なものになるかもしれません。高額ですが。

ほとんどの工務店では玄関ドアと窓のメーカーをそろえるかと思うので、ドアだけでなく窓のことも気にしといたほうがいいですね。

特徴的なことでいえば、YKKは樹脂窓(複合窓ありますが)がメインですし、LIXILはアルミ/樹脂の複合窓がメインです。(樹脂窓ありますが)

それぞれの性能やデザインを比べてみることをお勧めします。

木製玄関ドアを選ぶ場合は、窓のことは気にしなくても構いません。

予算に余裕があれば木製玄関ドアは是非オススメしたいところです。

高断熱の家の玄関に引き戸はダメ?

木の家の外観

ここまで玄関ドアのことをずっと書いてきましたが、玄関引き戸はどうなのでしょうか?

実は引き戸はドアに比べて形状がどうしても高断熱向きではありません。

それでも木製引き戸は良い数値を出しています。

上の画像は弊社の施工例で、ユダ木工の木製玄関引き戸になります。

こちらで熱貫流率1.92となっています。

大手メーカーではYKKが2020年5月発売予定で新しく発売するようです。

断熱スライディングドア 「コンコードS30」という商品です。

断熱タイプ袖付き枠で、熱貫流率2.06となっています。

引き戸は若い方にもとても人気で、断熱性の良いものが出来てうれしく思います。

ホームページはこちら

家全体のバランスを考えて、玄関ドアや引き戸を選んでくださいね。

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家を建てる前に読みたいお話
2020.04.27

注文住宅の諸費用いろいろ。で、結局いくらいるの?

注文住宅の諸費用って、そもそも何?

まさにもろもろの費用って事です。

家を建てる為にかかるお金は目に見えますが、諸費用は比較的、目に見えない物が多いですかね

(ちょっとおかしな表現ですが)

税金に保証料、登記費用に、○○加入金、などなど。

ね?

形として現れないお金が多いでしょ?

本来はこれが諸費用だと思うのですが、

工務店によっては、外構工事やカーテンなんかも諸費用に入れる所があります。

あのですね、

外構工事や庭のデザインは、家のオマケではありませんよ?!

間取りを考える前に検討しておかなければならない、家づくりのスタートみたいなもんです。

「えっ、庭に植える木を考えるのがスタート?」

って声が聞こえて来そうですが、それも含まれますが、まず

 ・この土地のどこが一番居心地が良いのか

 ・どこから光が入るのか

 ・その光の入る所に庭を置こうか

など考えながら

 ・道路や近隣の”視線”も考慮しつつ

 ・車をどこに置いて

 ・どこから玄関へアプローチするか

など考えないと、間取りにつながりません。

なので、外構工事や庭づくりは諸経費なんてありえません。

基本のキです。

なんですが、何故か世間では諸費用に入ったりしてます。

カーテンもしかりです。

もちろん、最初から依頼するカーテン屋さんが決まってたりするなら、それは別(諸経費)でかまわないですが、出来ればカーテンも含めた内側のご提案もトータルでさせて頂きたい所です。

内装のイメージからすれば内障子の方が良い場合もありますし、日射がキツイ窓にはハニカムスクリーンのような断熱効果が高いスクリーンなどの検討も必要です。

とにかく家の提案は暮らし方の提案でもありますので、カーテンは家とは関係ないと考えず、是非私達工務店にご相談頂きたいと思います。

話を諸経費に戻しましょう。

注文住宅の諸費用って、何があるの?

まず諸費用の全体を理解して頂く方が大事だと思います。

先にも述べましたが諸費用って工務店やハウスメーカーによって本当にマチマチですので、一般的に言われる諸経費として分類分けします。

分け方の基本は

・誰が仕事をして

・誰にお金が発生するか

で諸費用の種類と金額を理解していくのが一番わかりやすいかと思います。

銀行のローンの保証料も工務店の諸費用に入ってると勘違いされる方が結構いらっしゃいますので(苦笑)

工務店が見積りで諸費用とする物

・設計料

・建築確認等の申請料

・補助金等の手続き費用

・外構工事 → くどいですが本来諸費用ではありません。

土地の大きさ、希望で大きく金額が変わります。

・カーテン → こちらも本来諸費用ではありませんが、一般的に考えるなら30万程度は必要でしょうか

・地鎮祭

・都市ガス、プロパンガス工事 → 基本は工事内ですが、地域により施主様直工事の場合もあります

お客様がご自分で買う、もしくは考えておいて欲しい諸費用リスト

・家電 → 建築時にまとめて購入の方と、古い分だけ購入で価格差あり

・家具 → 家電に同じ

・上棟時のイベント費用(※1)

・近隣挨拶時の手土産・ネットなどの通信手続き費用

・衛星放送等のTV

・売買契約等に貼る印紙代

・引っ越し費用

・自治会費

※1 弁当やお茶やご祝儀です。

当然強制ではありませんし、お客様が支払う・用意する義務はありません。

弊社ではお断りしていますが、あくまでお施主様の善意で

「用意したい!」

と言って頂ける時は大喜びで御受け致しております(笑)

ローンを組む時の諸費用(銀行バージョン)

・融資手数料

・保証料

・印紙代

・振り込み手数料 → 支払いは3回ないし4回程度分割するのが一般的ですので、その都度手数料がかかります

司法書士、土地家屋調査士の登記費用

・土地を購入される方は所有権移転登記費用

・抵当権設定費用 →ローンを組む方は必要となってきます

・場合によっては敷地測量費も必要

・建物表示登記

・所有権保存登記

・細かすぎるので書きませんが他にも諸々あります

尚、司法書士さんへの金額は、報酬額と税金(登録免許税等)が合計して入っています。

不動産屋への費用

・不動産屋との契約時の印紙代

・契約時の振り込み手数料

・仲介の場合は仲介手数料 →販売価格に含まれてない場合がありますので注意して下さい

ライフライン系でお施主様が直接払う費用

・水道の加入金

・下水道の受益者負担金 →加入金みたいなもんです

・地域ネットワーク(有線放送など)への加入

税金系

・不動産取得税 土地、建物  →読んで字の如し。取得した事に対する税金なので1回だけです。

・固定資産税 土地・建物 →毎年ちょっとずつ下がっていきますが、毎年払い続けなければなりません

・都市計画税 →毎年

※ 厳密に言うと先に書きました登録免許税とか印紙税は税にはいるのですが、各々の項目に入れております。

保険系

・火災保険

・生命保険 →ローンに関係する生命保険です。団体信用生命保険(団信)ともいいます

・地震保険

様々な申し込みに必要になってくるお金

・住民票、全部事項証明書、所得証明書、印鑑証明などの発行手数料。

※ こちらは、何度行ったかわからんぐらい、お役所に行く事になります。

こんな物こそ簡素化して欲しいですね。

注文住宅の諸費用って、ざっくりいくら?

諸費用の項目はざっとこんな感じです。

思ってたよりめちゃくちゃ多くないですか?

当然気になる所だと思うのですが

「ほんで、ナンボよ?」(笑)

実は個々のお客様の条件により、金額や内容は大きく変わります。

なので、いくらってすごく出しにくいんです。

最初の外構の話もそうですが、家の価格に入れてる工務店と入れてない工務店で全然価格が違いますので注意してください。

とはいえ、数字を出さなけりゃ予算組み出来ないのも事実ですので、本当に目安程度にして欲しいのですが、ざっくりとした金額をお教えします。

工務店が見積りで諸費用とする場合がある物

外構工事    200万

カーテン       30万

その他     100万

合計         330万

お客様が自分で買う、もしくは考えておいて欲しい諸費用リスト

家具・家電  とりあえず150万

その他          70万

合計                        220万 

ローンを組む時の諸費用(銀行バージョン)

3000万程度借りるとして保証料  60万

その他              20万

合計  80万

司法書士、土地家屋調査士の登記費用

表題登記      20万

抵当権設定  20万

その他    10万

合計              50万

不動産屋への費用

1000万の土地を購入として  40万

ライフライン系でお施主様が直接払う費用

50坪程度の土地で   20万

税金系

彦根地区の平均値  25万

保険系

火災保険+地震保険  30万

団信  ローン組み込み

合計 30万

様々な申し込みに必要になってくるお金

とりあえず1万ぐらい

総合計 約800万

800万!!!

恐ろしい。。。

注文住宅の諸費用・・・そんな予算みてないし、家建てられへん!?

ご安心下さい。

全部が一気に必要な訳ではありませんし、工夫次第で金額を減らす事は出来ます。

まず、設計料等の諸経費は家価格に入っていますから、そもそもその分の100万は計算に入れなくてもかまいません

 マイナス100万

弊社でしたら必ず耐震等級3にしますし、長期優良住宅にしますから、税金や保険でかなりの優遇が受けられます。

 マイナス10万

また補助金も有効活用しましょう。

国でも、経産省、国交省がそれぞれ100万前後の補助金を出していますし、滋賀県や各市町村単位で補助金もあります。

上手に補助金が取得できると

 国(長期優良住宅) 100万円

 県(県産材利用)   40万円

 市町村(大小あります) 10?100万円

大きい補助金ですね。

これだけもらえると予算組みの時すごく助かります。

ここまで説明しといて何ですが、今回の計算には入れない方が良いです。

残念ながら、国や県の補助金は予算が無くなれば終了とか、昨年まであったのに本年度から無くなったりしますので、あくまでオマケレベルで考えて頂いた方が賢明です。

ただし、自治体によって多少違いますが、どんな自治体でも10万ぐらいは助成金がありますので、とりあえず10万だけみておきます

 マイナス10万

家具や家電は少し控えめにして マイナス20万

上棟の祝いもご勘弁!                 マイナス20万

 -20-20=マイナス40万

次の5で計算するのをわかりやすくしたいのと、もう1回言いますが(苦笑)外構工事は諸費用ではありませんので、とりあえず抜きます

 マイナス200万

800万-360万 = 440万

これが、本来諸費用と言われるものの総額になります。

諸費用が払えなくなった。なんて事がおこらない為に。

では、ここで改めて、建築前後1年以内に必要になりそうな総額を出します

 ・土地    1000万

 ・建物    2500万

 ・外構   200万

 ・諸経費  440万 

合計 4140万

次にローンをいくら借りるかという計算をします。

手持ち資金を700万お持ちで、建築への自己資金を500万ぐらいで想定します。

(残り200万は今後の生活費等です。追加工事へのお金という意味ではありません)

ローンの対象となる建築資金は、諸経費440万をひいた3700万円が対象ですが、銀行によって多少判断は変わりますが、保証料や登記費用もローンに組みこめますので

 ・保証料  60万

 ・登記費用 50万

をプラスした、合計 3810万のローンを最大借りる事が可能です

4140-3810=330万円 

予定している自己資金500万からいうと170万余裕がありますので、手持ち資金として残すのも良いのですが、今回はローン額を減らす事にします

4140万円-500万円=3640万円

これがローン額になります。

最後に月々のローンを計算しましょう。

当社のお付き合いのある地銀さんは、今かなり良い数字の利率で御貸し下さいます。

条件もありますし、絶対ではありませんが0.5~0.6の間の利率を出して下さいます

3640万の35年、ボーナス無しでローン計算すると、約9.5万の月々の支払になります

最後のひと絞り!

今お住まいの家もしくはアパートの光熱費っておいくらですか?

年間平均すると、何だかんだで月々平均2万ぐらいになりませんか?

総務省の調べですと平成27年の一般住宅で2万ちょっとぐらいです。

弊社の作る高性能の長期優良住宅ですと月々の光熱費は約1万ぐらいになりますので、ローンが9.5万でも光熱費の1万減を考慮しますと、実質9.5万のローンが8.5万の意味と同じになります。

高性能の家についてはこちらの記事をどうぞ ↓

夏涼しくて冬暖かい家を、高断熱高気密で作るコツ

諸経費の話が家全体の支払いに発展してしまいましたが、とにかく諸経費は本当に沢山の種類と結構な金額がかかります。

 ※ 上記金額をまとめた簡単な表を作りました。ご参考にして下さい

諸経費は、個々の事情で大きく変わりますので、あくまで目安にして下さい

例えば、土地や建物を譲りうけられるなら相続税や贈与税も入ってきますが、土地代金はいりません

現金で建てる方だと抵当権の設定費用も不要になります。

家や土地以外にかかる諸費用がこんなにかかるとは・・・と思われたかもしれませんが、返す見込みがたてられたのも事実ではないでしょうか?

「アパートの賃貸費が月々7万なのでローンはこれぐらいで」

と言われるお客様は多いです。

もっともではあるのですが、今一度考えてみて下さい。

資産にもならないお金をドブに捨てるような賃貸アパートが7万で、一生を快適に暮らす、資産となる家がプラス1.5万のローンで住めるんです。

35年経てばローンも無くなり(もちろん維持費はかかりますが)庭や畑で豊かな暮らしが出来るのです。

決して高い買い物ではないと思いませんか?

本題からそれてしまいましたが、大きな諸費用にはなりますが、上記のような事から、やりくりは可能です。

総額だけで考えるのではなく、これからの何十年の単位で考え、今回の数字を目安にして、家造りも検討して頂ければと思います。

後悔しない家づくりに役立つ小冊子差し上げます。
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家を建てる前に読みたいお話
2020.04.20

高気密高断熱の家の冷暖房設備は何がいいのか

冷暖房設備・・・全館空調|全館冷暖房

 

全館空調とは

全館空調とは、家全体の空調を一括して行うシステムです。

今、家の空調はエアコンが主流となっていて、各部屋に1台づつ設置するのが一般的です。そして、エアコンの数だけ室外機が必要となります。

しかし、全館空調は1台の機械で家全体の空調を管理するので、室外機もほとんど1台ですみます。

メリット

家中どこに居てもほぼ同じ温度で快適です。

勿論ヒートショックも起こりにくいです。

室外機もほとんどが1台なので外観もすっきりで見た目もいいですね。

しかも室内機は小屋裏等に設置するので、各部屋は床や天井に吹き出し口や吸い込み口が出るだけでスッキリ。

デザインの邪魔をしません。

通常の壁掛けエアコンやファンヒーターと違い、あまり風を感じないので不快感がないです。(感じ方に個人差はあるようですが)  

暖房を床下に送る場合は床下エアコンと同様に、床が冷たくなりません。

デメリット

やはり価格ですね。

安くても100万台?が主流です。

また壊れた時に全替えになると高額な修理代になってしまいます。

是非長期の保証に入ってください。

基本は24時間運転で全館を冷暖房するわけですから、日ごろの冷暖房費も高めになります。

一般に売られている壁掛けエアコンを利用する方法ですとコストがかかりませんが、これはかなり勉強理解されている会社でないと上手く機能しないですね。

注意する点

どこにメインの室内機を置いてどういう経路で送風するかの計画。

温度コントロールは一括か個別か。

長期保証はあるか。

あとダクト配管による送風になるのですが、配管内の結露・埃・汚れが気になる方も注意です。

ただ、24時間運転ならほとんど心配は無いでしょうし、今後配管内の掃除業者も増えてくると思います。

 

冷暖房設備・・・全館空調|床下エアコン

 

床下に設置したエアコンで家中を暖房する

床下エアコンとは

市販の壁掛けエアコンを床下に設置し、床下全体を暖め、掃き出し窓足元に設置した吹き出し口から暖められた空気を各部屋に送り込むものです。 

メリット

床下に暖かい空気を送るので床が冷たくならない。

(床自体が熱を持つ床暖房とは違い、ほのかな暖かさで床暖房のようなダイレクトな暖かさではありません。)

床の仕様や送風位置にもよりますが、室内が吹き出し口だけなのでスッキリ。

脱衣・トイレも暖房できるのでヒートショックの心配もないですね。

何よりイニシャルコストが安い!

色々な工法があるので全てではないですが、一般的な壁掛けエアコンを大抵は床下に1台付けるだけなので低コストです。

壊れても一般エアコン1台交換なので安いですね。

デメリット

普通の壁掛けエアコンを床下に使うのでメーカーの保証を受けられない。

暖かい空気は上に行くが冷たい空気は降りてくるので、2階に冷房用のエアコンが必要になってくる。

(床下から送風機により2階まで冷気を送る方法もありますが、結露する可能性がありおススメできません。)

暖房を1台で賄うので吹抜けのあるプラン(できればリビング)にしなければ機能し辛いく、吹抜けを含め全体的に空気の循環を上手く考えないといけない。

基本24時間常時運転しなければ建物全体が暖房が効きにくく、そのため電気代が上がる。(G2グレードならトントン)

個別の温度設定ができない。

基礎断熱にする必要があるので、シロアリのリスクが高くなる。(回避する方法はあります)

注意する点

単に床下にエアコンを付けるだけでは全然だめなので、よく理解した設計者でないと快適を期待できない。

補助的に暖気冷気を引っ張ったり送ったりするファン等が必要になってくる。

通常のエアコンは室内機本体に温度センサーが付いているので、リモコン(ワイヤードリモコン)にセンサーの付いている機種を選ぶこと。

 

冷暖房設備・・・全館空調|階間エアコン

階間エアコンとは

多分耳にされた方は少ないのでは?と思います。

「カイカン」と読みます。

1階と2階の間(一階の屋根裏と二階の床下の間)にエアコンの風を入れ暖房と冷房を行う、床下エアコンの進化版とも言えます。

暖房期には強制的に1階に暖かい空気を天井や壁から送り込みます。

冷房期はその逆になります。

メリット

通常の全館空調と比べ、普通のエアコンを使うのでイニシャルコストが安い。

また、壊れた時の買い替えも容易。

室内機が見えないのでスッキリする。

床下エアコンのように夏用、冬用にと用意しなくてもよい。

デメリット

2階にエアコン設置スペースが必要。

暖房期に1階は天井からファンで吹き降ろし、冷房期に2階は床からファンで吹き上げるので風を不快に感じる可能性がある。

空気を上手く循環させれるのか?

まだまだ実績が少ないのでどんな不具合があるのかが分からない。

注意する点

新しい実績も少ない方法なので、リスクをとれる方。

施工実績のある業者を選ぶ。

 

冷暖房設備・・・壁掛けエアコン

多賀の家のリビング

 

壁掛けエアコンとは

今更な感じですが、エアコンは、外の空気と室内の空気をヒートポンプで熱を移動させるだけの機能なので、エネルギー効率がよく、住宅の空調設備としては一番普及しています。

メリット

機種が自由に選べるのでメインの部屋は多機能&省エネ機種、その他の部屋は安い機種にしたりもできる。

24時間運転でもいいし、間欠運転(つけたり消したり)でもいい。

個別で好きな温度設定ができる。

間欠運転なら冷暖房費が抑えられるし(逆の場合もある)、台数を絞ればイニシャルコストも抑えられる。

メーカーの保証(最近は長期保証も選べる)も受けられるので安心。

買い替え追加が容易。

デメリット

最近はカッコいい機種も発売されているが、各部屋の壁に取り付けなければいけない。

ということはその数だけ室外機と配管が必要になって、外部のあらゆる面に見えてきて邪魔になる。

直接風が当たって不快(当たらないような機能のある機種もある)。

建物内が均一な温度にならない(G1,G2グレードならそこそこ均一になりヒートショックも起き難くはなります)

注意する点

メインで長時間使用するエアコンは中?上位機種がおすすめ。

梅雨時期のジメジメが気になる人は除湿方式に注意(再熱除湿がいいが日立、富士通の中上位機種しかない)

 

冷暖房設備・・・床暖房

床暖房とは

文字通り熱源が床のすぐ下、あるいは床の中にあり、床自体が暖かくなるものです。

よく床下エアコンと混同されるのですが、床下エアコンは床下の空間を暖めるので、床暖房に対し、床下暖房になります。

種類としてはガスや電気、灯油を使ってお湯を作りそれを循環させる温水式と、発熱体に電気を通して暖める電気式があります。

メリット

熱が床を伝わり、ふく射によって部屋の内部に広がっていきます。

床から天井へと熱が立ち上る自然対流により、体はまんべんなく温もり、室温以上に暖かさを実感することができます。収納場所も必要なく掃除も不要です。

風や音、臭いもなく、埃を舞い上げることもありません。

デメリット

イニシャルコスト(設置費用)が高く、夏用の冷房用にエアコンが必要になります。

当然設置していない部屋は冷暖房が必要となる。

熱源は電気かガスか灯油になるがランニングコストも高め。

床の仕上げ材が限定されます。

注意する点

思ったほど部屋の暖かさが取れなかったり、部分的にしか設置していないと、エアコンなどで補助暖房が必要になります。

 

冷暖房設備・・・薪ストーブ

 

 

薪ストーブとは

薪を燃焼させることにより、ストーブ本体を暖めることによる輻射熱と、対流による効果で部屋(家)全体を暖めます。 

メリット

何といっても気持ちのいい暖かさが魅力。

炎のゆらぎも癒される。

機種のよっては料理もできる。

薪が用意できれば燃料費はいらない。

機種によっては家、丸ごとくらいの暖房能力がある。

デメリット

本体はそんなに高くないが、煙突等周辺部材や施工費含めると高価になる。

薪が自分で用意できなければ購入になるが高い。

灰や煙突の掃除、薪の用意等、手間がかかる。

注意する点

周辺の床、壁等を不燃材料で仕上げないといけない。

同じような物でペレットストーブがあるが、燃料は薪より調達しやすいが暖房能力は低く、ペレットの落ちる音が気になる人もいる。

デメリットにあるように手間がかかる設備なので、趣味として薪ストーブを楽しみたい人におススメ。

 

冷暖房設備・・・まとめ

 

 

個人的には今のところ予算に余裕があれば全館冷暖房をおススメします。

予算に余裕がなければ費用対効果を考慮し壁掛けエアコンを1階リビング1台、2階吹抜けか寝室に1台、住み始めてから足りないところに足してゆくのが良いかと思います。

全館空調にはもちろんのこと、他の冷暖房方式でも高気密高断熱であることは必須で、家がスカスカの寒い家なのに設備だけで賄うのは 間違っているでしょう。

 

 

 

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