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工務店としての日々の仕事の中から、「これは家を建てる前に是非知っておいて欲しい」という
基本的な家づくりの知識や、家づくりや暮らしについてのちょっとしたヒント、
マルトからのお知らせなども記事にしています。
気になる単語でも検索できます。例:「資金計画」「土地」「間取り」など

家を建てる前に読みたいお話
2021.03.03

高気密高断熱の家の冷暖房設備はエアコンでいいのか

全館空調

全館空調とは、家全体の空調を一括して行うシステムです。

家の断熱・気密性能に左右はされますが、概ね10~15帖クラスのエアコン1台で冷暖房が可能で、ダクトを介して各部屋に風を送り冷暖房をしますので、家中どこにいっても温度ムラがなく快適な空間になります。

吹き出し口にファンは無く、比較的静音です。

昨今では、これに熱交換換気をミックスした物も出てきており、冷暖房だけでなく換気もシステムとして組み込める為、室内に余計な機器や吸い込み口吹き出し口が出てくる事なく、内・外部共にスッキリとした見た目と、安定した室温・湿度の管理が可能となります。

よって高断熱・高気密住宅にとっては非常に相性の良い設備機器であるといえます。

メリット

家中どこに居てもほぼ同じ温度で快適

湿度や換気の管理も可能

ヒートショックが起こりにくい

室外機は1台で外観もすっきり。

室内機は屋根裏等に設置し、ダクトで各部屋の床や天井に吹き出し口や吸い込み口を付ける為、こちらも見た目スッキリとなり美しい。

一般的な壁掛けエアコンに比べ、風を感じないので不快感がない。 

基礎断熱で床下も暖房する仕組みの場合、ほんのり床が暖かい。

デメリット

価格が高い。付属する性能にもよりますが、最低でも100万はかかる。

量販店などで市販されている機械ではないので、故障・交換の際に高額な修理代になる。

基本は24時間運転での全館冷暖房の為、エアコンに比べ少し冷暖房費が高め。

ダクトでの結露、カビの発生やホコリだまりなど、システムを理解して採用しないと問題がおこるかもしれません。

注意する点

熟練者による送風計画は必須。

全てのシステムが断熱材でパッケージされた中に設置されるため、修理が簡単ではない。

商品の交換が容易でない為、長期保証は必須。

壁掛けエアコン

一昔前は各部屋ごとにエアコンを付ける事が主流でしたが、高断熱高気密の家ではそれは過剰になります

高断熱・高気密にした家ですと、計算上はエアコン1台での冷暖房が可能になりますが、それにはいくつかの条件も必要です。

まず、1階と2階とを吹抜けなどでつなぐことは重要なポイントです。
いかに性能的に可能とはいえ階段でつながっているだけでは、2階の一番奥まで冷暖房の気流を送る事が出来ません。

また送れたとしても、すぐの室温変更には不向きです(すぐに室温を変えられない)。24時間運転が基本のシステムといえます。

家の断熱性能もさる事ながら、換気計画を平行して考え、換気による気流の移動で室温を均一化させるなどの綿密な空調計画が必要になります。

1階はLDKに1台、2階は階段ホールに1台という設置が基本となります。

LDKに設置した場合、ここの室温をエアコンのセンサーが感知しますので、エアコンからみて一番遠い部屋(例えば洗面所)が設定した室温になっていなくても、リビングが設定温度に達してしまうと止まってしまう可能性があります。

メリット

設置コストは一番安い

取り換えも容易

量販店での購入も可

デメリット


換気計画と連動しての計画は必須

各部屋の温度ムラの可能性が残る(主たる部屋は基本的に希望温度より高めに設定がベスト)

急な温度変更は出来ない。(隅々までその設定温度が行き渡るのに数時間を要する)

室内にボコっとデカい室内機が取り付けられるのでインテリアとして不格好

注意する点


万が一や将来の事も想定して、各部屋にエアコンコンセント及び冷媒管用の開口を設置しておく方が良い。

床下エアコン+室内エアコン

1階、2階に各々冷暖房させるのでなく、1階を暖房専用床下エアコン、2階を冷房専用室内エアコンとしたミックス方式もオススメです

床下エアコンとは、市販の壁掛けエアコンを1階の床下に設置し、床下全体を暖めながら、床に設置した吹き出し口から、暖められた空気を各部屋に送り込むものです。 

床下エアコンは基本的に暖房専用になりますので、この暖気を2階に送る為にも吹抜けを使って2階と一体となった間取りは必須と言えます。

2階の室内エアコンは冷房専用機として設置しますので、こちらも吹抜けを介して1階に送れるようする必要があります。

このシステムも間取りでの工夫が必要になります

メリット


床下に暖かい空気を送るのでほんのり床が暖かい(床暖房ではありませんので注意)

室内で見えるのは床の吹き出し口だけなので見た目スッキリ。

脱衣・トイレも暖房できるのでヒートショックの心配も少ない。

メンテナンス、取り換え、ランニングなど壁かけエアコンと基本は同じなので比較的低コスト

デメリット


一般的な壁掛けエアコンを床下に使うのでメーカーの保証を受けられない。

床下エアコンは冷房用には使えないので、2階に冷房専用エアコンが必要

間取りの制限がある(吹抜けが無いと機能しにくい)

個別の温度設定ができない。

基礎断熱が必要など一般的な施工と違う為、施工技術・知識が必要

注意する点


単に床下にエアコンを付けるだけではだめ。よく理解した設計者でないと快適な室温を期待できない。

補助的に暖気冷気を引っ張るファン等が必要になってくる。

通常のエアコンは室内機本体に温度センサーが付いているので、リモコン(ワイヤードリモコン)にセンサーの付いている機種を選ぶこと

階間エアコン(カイカンと読む)

日経ホームビルダーよりお借りしました

吹抜けが無くても1台のエアコンで対応可能なのが、最近話題の階間エアコンです。

新住協(新木造住宅技術研究協議会)の代表理事である室蘭工業大学名誉教授・鎌田先生が考案された一般的なエアコンを使った冷暖房方式です。

1階の天井と2階の床との間にエアコンを設置し(2階から見れば床下エアコン)1台で上下階を同時に冷暖房出来る仕組みになります。

冷気は重いので夏場などの冷房期には、2階の床のガラリのファンで吹上げ、冬場の暖気は1階天井の吹き出し口のファンにて下げてあげる必要があります。

これの採用については2階床をささえる構造材など、初期計画時からしっかりとした計画が必要です。

できるだけ大きな梁が入らないよう、大空間は避ける。

また風が通りやすいような横架材(梁)の配置とするなどの構造的な工夫も更に必要であるといえます

また、私個人の見解ではありますが、雪深い寒冷地ではやはり厳しいのではないかと思いますので、基本的には5または6地域以南の温暖地用のエアコンシステムではないかと思います

メリット

2階の床下に暖かい空気を送るので床が冷たくならない。

室内が吹き出し口だけなのでスッキリ。


脱衣・トイレも暖房できるのでヒートショックの心配も少ない。

一般的な壁掛けエアコンを1台設置なので低コスト。

壊れても一般エアコン1台交換なので安価

吹抜けは無くても問題ないので、間取りに自由度が増える

基本24時間常時運転だが1台で済むためランニングコストも安価

デメリット

一般的な壁掛けエアコンを床下に使うのでメーカーの保証を受けられない。

1階の床下は暖気はいかないので、床下エアコンに比べるとひんやりする

各吹き出し口にファンが必要。音や直接的な風が気になるかも

エアコン周囲(特に吹き出し口付近)は必ず結露するので、断熱材で囲う事が必要

気流を廻す為、大きな梁が入ると動きにくい。小さく間を仕切れるのが基本。

個別の温度設定ができない。

注意する点


よく理解した設計者でないと快適な室温を期待できない。

通常のエアコンは室内機本体に温度センサーが付いているので、リモコン(ワイヤードリモコン)にセンサーの付いている機種を選ぶこと。

床暖房

文字通り熱源が床のすぐ下、あるいは床の中にあり、床自体が暖かくなるものです。

よく床下エアコンと混同されるのですが、床下エアコンは床下の空間を暖めるのため、床自体を暖める床暖房に対し床下暖房になります。

種類としてはガスや電気、灯油を使ってお湯を作りそれを循環させる温水式と、発熱体に電気を通して暖める電気式があります。

使う床材は、床暖房専用の床材を選ぶ必要があります。

メリット

熱が床を伝わり、ふく射によって部屋の内部に広がっていきます。

床から天井へと熱が立ち上る自然対流により、体はまんべんなく温もり、室温以上に暖かさを実感することができます。収納場所も必要なく掃除も不要です。

風や音、臭いもなく、埃を舞い上げることもありません。

デメリット

イニシャルコスト(設置費用)が高く、夏用の冷房用にエアコンが必要になります。

当然設置していない部屋は暖房が必要となる。

熱源は電気かガスか灯油になるが、エアコンに比べランニングコストが高い。

注意する点

床の仕上げ材が限定されます。お好きな床材が使えないことがあります。

また、床材によりワレスキマなどのリスクは残ります

薪ストーブ

薪を燃焼させ、ストーブ本体を暖めることによる輻射熱と、対流による効果で部屋(家)全体を暖める暖房方式です。

炎を楽しみながら、

ピザを焼いて見たり

料理に使ってみたり

と様々な使い勝手もありますし、部屋内のオブジェとしても素敵です。

また、その火力は機種にもよりますが50帖を超えるような物もあり、1台で家中の暖房が可能です。

しかし、残念ながら高気密・高断熱の家とはあまり相性の良い暖房方式ではありません。

高気密・高断熱のため室内に入る空気の量は今までのスキマ住宅とは違い制限されます。

そのため燃焼がうまくいかず、室内に煙が入ってきてしまったりします

基本は家の給気システムを1種換気とし、更にマキストーブ用に専用の給気口(ファン付き)を設置し、酸素を送れるように工夫をする必要があります。

メリット

何といっても炎の心地よい暖かさが魅力。

薪が用意できるなら燃料費は無料。

家中を暖められる大火力。

高断熱の為にあまり薪をくべなくても暖かさが持続

デメリット

煙突等周辺部材や施工費含めると高価。

薪が用意できなければ購入になり、結構な金額がかかる。

灰や煙突の掃除、薪の用意等、手間がかかる。

温度管理が難しい。

高断熱が為にあまり薪を燃やす必要がなく、炎が楽しめないかも。

注意する点

周辺の床、壁等を不燃材料で仕上げないといけない。

ペレットストーブは燃料は薪より調達しやすいが、暖房能力は低くペレットの落ちる音が気になる人もいる。

暖房設備としてよりも、趣味として薪ストーブを楽しみたい方におススメ。

まとめ

各設備それぞれの特徴とメリット・デメリットを書かせて頂きました。

単純にエネルギーを使わない暖房方法は?と考えれば薪ストーブが一番良いかと思います。
但し、上記にも触れたように、薪の準備や管理など、趣味として楽しめる方でないと長くは使えないと思います。

どの部屋も一定の温度で快適な暮らしをしたいとなると、ダクト式の全館空調がオススメです。
吹き出し口からの不快な風・音もありませんし、室内機もなく大変美しい室内となります。
但し、イニシャルコストは高く、比較的ランニングコストも高めです。
ダクトの清掃や機器の交換などのリスクは少なからず残ります。

室温一定は希望だけど、どちらも安価にしたいという方は、床下エアコンか、階間エアコンですね
但し、こちらは修練された工務店でないとうまく機能しません。

特に階間エアコンは、鎌田先生が考案されてまだ2、3年ですので、システムとしては成熟していませんし、出来る工務店は限られています。
残念ながら弊社もまだ取り組んだ事がありません。
これがうまく考えられればイニシャル・ランニング共に安価で暮らす事が可能となります。
吹き出し口には必ずファンが必要となりますので、その音と風だけが注意点ですね。

床暖房は、予算があれば別ですが必ずしも必要な設備ではありません。
床暖房が無くてもその他の暖房器具で暖める事は可能です。
逆に床暖房だけで、全部屋をまかなう事は難しく、他の暖房設備が必要になりますし、当然ですが冷房設備としてのエアコンも必要となります。
とはいえ、薪ストーブと同じでその暖かさは格別ですので、基本的な冷暖房とは切り離してお考え頂き、プラスアルファの暖房と考えて設置するのが良いと考えます

マルトの考え

では弊社としては何が一番良いかと言われると、、、

すみません。お客様の要望に合わせてご提案が解答になります。

今のところ予算に余裕があれば全館冷暖房をおススメしますが、上記の通りリスクもあります。

予算を抑えてなら階間エアコンですが、こちらはまだオススメと言えるだけの知識がありませんので、床下エアコンと室内エアコンが良いかと思います。

そこに将来的な事も考慮して、室内エアコンを足せるような仕組みにしていくのが良いかと思います。

ただこれも上記に書いたようにいくらかのデメリットはあります。

オフグリッドな暮らしにしたい!なら薪ストーブ一択になりますが、お客様の暮らし方、考え、ライフスタイルなど総合的に考えてご提案させて頂くのが一番ベストであると思います。

今後、機器の性能も、家造りの技術も進歩してきて、「これしかありません」というような完璧な方式が出来上がるかもしれませんが、現状では様々な状況に合わせてチョイスしていく事になります。

前提として大切なこと

何よりも大事で絶対疎かにしてはいけないのが家を高断熱・高気密にする事です。

これが出来なければ、どんなに素晴らしいシステムを組もうとも、まさに「絵に描いた餅」となってしまいます。
まずは、しっかりとした断熱気密の家にする事。

もう一つ忘れてはいけないのが、旦那は暑がりの寒がり、奥様は一定温が希望、娘さんは寒がり、息子さんは暑がり、なんてことはありませんか?

実は人によって快適だと感じる室温は様々なのです。

なので自分にとっての快適な室温、家族にとっての最大公約数の室温を前もって調べておくことは大切です。

冬の暖房時、何℃なら皆が満足できるのか。

22℃で寒いと感じる人は1枚羽織って、暑いと感じる人はTシャツになる。

そうすれば、暖房や冷房を使う時期が減り、結果省エネで家計にも省エネな家となります。


どうしても各人の適温にしたい場合は各部屋1台のエアコン設置。機器代はかかりますが、家は高断熱高気密なのでランニングは抑えられます。

おススメはしませんが。

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残念ながらそういったことが実際にあるのです

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家を建てる前に読みたいお話
2021.01.12

後悔しないウオークインクローゼットの作り方

ウオークインクローゼットとクローゼットの違い

冒頭でWICとクローゼットの違いに少し触れましたが、ここではもう少し詳しく書いてみます。

上の写真がWIC。下の写真がクローゼット。

WICは文字通り歩いて入る収納部屋で、クローゼットは造り付けの収納スペース、弊社では主にパイプハンガー付きの枕棚を設置します。

一番の違いはクローゼットは奥行きが決まってしまうため、布団とコートを一緒に収納するとなると、布団の奥行きに合わさなくてはいけません。

そのためコートの手前にはデッドスペースが出来てしまいます。

その点WICは布団用の棚、洋服用のハンガーパイプを同じ場所(部屋)で収納できます。

クローゼットは各居室に作りますが、さて、WICはどこに作るのが良いのでしょうか?

ウオークインクローゼットを作るには、あなたの1日の動きを想像してみましょう

朝、目覚めたらあなたは一番に何をしますか?

パジャマで家の中をうろうろしたくない、されたくない。

起きたらすぐに仕事に出かける服装に着替える

こういう方は寝室横にWICがあるのが正解です。

仕事から帰宅したらあなたは一番に何をしますか?

疲れているからとにかく一度ベッドに横になる。

寝室にカバンを置いてから着替えるのが習慣。

(いないと思いますが)こんな方も寝室横のWICがいいと思います。

何となくおわかり頂けたでしょうか?

つまり、必ずしも寝室の横にある必要はありません。

朝だけを考えるなら寝室横にWICがあると便利かもしれませんが、帰宅時を考えたら寝室の横にある理由は一つもありません。

それよりも、朝も夜も総合的に考えると、1階の玄関近くや洗面近くの方が良いと思いませんか?

よく建売やHMのサイトなんかで見かける、WICが入った間取りはこんな感じでしょう。

2階の寝室からしか入れないようなWICになっていますね。

朝目覚めての行動が上記のような方はこの間取りで良いのですが、皆さんはどうですか?

ちなみに私は朝起きたらそのままパジャマ姿のまま朝食まで終え、歯磨き、洗顔、髪を整えて、さあ出かけるぞの直前に着替えます。

帰宅したらもちろん一番に着替えます。

この間取りだと、朝いちに着替えるか、出勤前に改めて着替えに上がり、帰ってきたらまず2階に上がって着替え、その着替えを持って降りて洗濯室に入れてからリビングにいく事になります。

私にとっても、奥さんの家事動線で見ても、あまり良い動線とは思えません。

ではあなたはどんなウオークインクローゼットを希望していますか

家族の動きと家事目線

まず家族の行動を観察するのが最初です。

さっきと同じで、朝起きてどうする?帰ってきたらすぐ着替える?など確認してみてください。その上で下記内容をチェックしましょう

○家族の動き

ご夫婦それぞれのお仕事は何をされていますか?
 
製造業だと汚れた作業着で帰って来られる事も

↓ 

家中歩き廻らないですむような所に、洗濯機とWICが欲しいですね

会社の制服だとかスーツ

朝の準備で汚したりシワになるのも嫌ですから着替えは朝は出勤前、帰宅後すぐに着替えたいのでリビングや玄関近くがベストですね


私服で行ける仕事

朝いちに着替えて、夜に風呂に入るまでそのままの格好でも問題ないので、WICの場所は特にここといったことはないでしょう

子供の動き

幼稚園・小学生

泥だらけで帰ってくる事を想定するなら玄関や洗面近くがいいですね。


中・高・大学生

各々の部屋で着替えが一般的ですが、いづれ独立することを考えると家族のWICと一緒でいいでしょう 

社会人

夫婦と同じ発想で考えましょう

ご両親は?

お仕事されているなら

夫婦と同じ発想で

すでに隠居生活

WICの場所はともかく1階は必須

そして大事な家事目線

WICの設置場所は実は家事目線で考えるのが一番良いのではないかと思っています

それぞれが、自分で服を洗濯室に持っていき、自分で洗濯し、自分で畳んで、自分で片付ける。
こんなお家は、全国的に見ても1%も無いんじゃないでしょうか。

それぞれが、洗濯室に持っていく事はあっても、最後はやはり誰かが(多いのは奥様?)が洗って畳んで片付ける。

先程の間取りを奥様目線(家事動線)で想像してみて下さい。

子供が各部屋で服を脱ぎ散らかしている。
夫婦の着替えは2階のWICにある。

       ↓

朝起きて、まずは1階で皆の食事や弁当の準備

       ↓

ひと段落したら、2階に登って洗濯物の回収

       ↓

洗濯が始まって、干したら出勤

       ↓

帰ってきて洗濯物を取り込み畳む。

       ↓

1度では持って上がれないので、何度かに分けて、2階の各部屋へもって上がる。

想像するだけでかなりのストレスではないですか?

家族のWICが、1階の洗濯室の横にあったらどれだけ便利な事でしょう。

ウオークインクローゼット、おススメの間取り        

理想は”1階に家族で使うWICを設置”が一番だと思います。

そこに洗濯室が併設されており、洗濯干し場やランドリールームも近くにあればなおいいと思います。

花粉などの家への進入を出来るだけ防ぎたい方なら、玄関近くに設置しすぐに着替えが出来るのも良いと思います。

恐らく洗濯機がある近くには洗面化粧台などもあるでしょうから、帰宅時に一番に手を洗うなど出来ますので衛生面的にも良いです。

しかしながら、、、


WICは同じ収納力なら面積が大きくなるというデメリットを最初にも言いましたが、その問題が大きく影響するのが1階設置です。

一般的に1階には、LDK、和室、玄関、お風呂、洗面脱衣などたくさんの部屋が必要になります。
逆に2階には、寝室と子供室程度ですから、2階は面積的に余裕が出来ます。

過去のブログでも何度か説明しましたが、基本的に1階の面積が大きくなればなるほど家の価格は上がってきます。

平屋が贅沢と言われるのはこういう点からなんですね

という事で、弊社のおすすめする寝室とWICの配置を下記に書きます。


予算だったり、敷地の大きさだったり、使い勝手だったりでチョイスは変わってきますが、お読みの皆様の状況に応じて考えて見て下さい

使い勝手や老後の事を考えると、平屋がベスト

    ↓ 敷地面積や予算的に厳しい

1階に寝室を持ってきて、できれば家族のWICを1階に設置

    ↓ それでもまだ厳しい

WICを夫婦専用にして小さくし、子供は各部屋もしくは2階に子供用WICを設置

    ↓ もしくは

寝室を2階に上げて、家族のWICを1階に設置

    ↓ そもそも家族のWICは考えてない

夫婦のWICを1階に設置し、寝室と子供室を2階にし子供には洗濯物を持って降りるよう教育

    ↓ それでも敷地・予算的に厳しい場合は

全て2階に配置し、出来るだけ階段に近い場所にWICを設置する。

このような感じで考えて頂けば良いかと思います。

ここで注意点!

先にも言いましたが、基本的に設置場所は家事目線が正解だと思いますので、寝室の位置よりも洗濯室やLDKや玄関との相関関係が重要です。

例えば、2階リビングのお家で、お風呂や洗濯室も2階にあって、洗濯干し用のバルコニーが2階にあるなら、間違いなく2階設置の方が良いです。

また、2階リビングであっても、寝室や子供室を1階にし、洗濯室も1階になるようなら、これは1階の方が良いですね。

配置や考え方によって、デメリットとメリットが逆転するWICの特徴


「1階に設置すれば良いのか」と思って設置したら、洗濯する場所も干す場所も全てが2階ならば1階は逆に使いにくくなりますからデメリットになります。

他の逆転するポイントと言いますと

 〇WICは同じ面積では収納力がクローゼットに比べて落ちますが、家族のWICにすれば家事動線はラクになります。

 ○家族のWICは集約出来て家事動線はラクですが、着替えると言う意味での家族のプライバシーはほぼありません

 ○各室のクローゼットはプライバシーは守れますが、奥様の仕事は増える可能性が高いですし、子供が出たあとは使い道が?です。

 ○洗濯場に近いWICは家事にとってはラクですが、干し場が遠かったり、憩いの場であるリビングから遠いと洗濯時以外は家事ラクにはなりません。

 ○収納力が若干落ちるとはいえ、少し大きめのWICが造れると、衣服だけでなくカバンやフトンや季節物など全てが仕舞え、その他の収納が少なくすみ、スッキリとした間取りになります。 

ウオークインクローゼットのまとめ

つまり、、、

WICは単体で考える部屋では無いという事です。

家族の暮らしに複雑に関係してきます。

単に着替えをする場所と捉えない方が良いですし、流行っているから採用しようってものでもありません

クローゼットもそうですが、各自の部屋に収納があるのが普通と思われている方が多いですし、そういう作り方を我々の業界が提案してきたのですが、決して間違いではないものの、正解でもないのです。

家族の動き、その家のやり方、それと一番大事な家事動線を考えながら、他の部屋との繋がりや一番使い勝手の良い配置を考えながら検討する事が重要です。

関連ブログです。

動線から考える間取りの作り方をブログに書いてみた

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10年後、20年後に何百万とコストのかかる家になっていたら?

残念ながらそういったことが実際にあるのです

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そんな悔しい思いをする人を一人でも減らしたくて

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家を建てる前に読みたいお話
2020.12.17

住宅ローン、いくら借りられるか?など不安を感じる方に読んで欲しい

住宅ローン、いくら借りれるかと?いうのが一番不安な所

実際は想定以上のお金が借りられるとしても、毎月の返済が苦しい可能性もありますのでまずはライフプランをして頂く事をオススメしますが、今回はそれは無視。←でも、すごく大事なので別記事にします。

とにかくご自分の収入でいくら借りられるのか、にフューチャーします。


あくまで目安です。

まず、どの銀行にするかというよりは、どのくらい借りれるかの目安を知りましょう。

審査が厳格な銀行は概ね年収の5倍程度が基本です。

例えばお給料の総支給額500万の方なら2500万ぐらいがマックスとお考え下さい。

比較的お客様に寄り添ってくれる、審査が緩めの銀行だと年収の6~7倍になります。

他にも返済比率だとかあるのですが細かい事を言い出すとややこしいので、まずはその金額を基準にして下さい

そこで金額が足りないって事は、ままよくある話です。


1500万の土地に、ザックリ2500万の家を建てるなら4000万必要ですが、年収が500万だとどの銀行でもちょっと厳しい。

そんな時は奥様がパートではなく社員として働かれているなら、その給料も合わせてローン額を上げる事もできます。

収入合算(しゅうにゅうがっさん)

なんて言い方をします。

奥様のご年収が200万でしたら、夫婦合計で700万になりますから審査が厳格な銀行で3500万、緩い所で4900万ぐらいまでは借りられる訳です。

奥様が働かれてなければどうするか?


もう、審査の結果は運を天に任すのみ(苦笑)

また、預貯金(貯蓄型の生命保険、株なども対象です)がどれだけあるかによって、審査も変わってきます。

ここをたくさん持っておられる方は

・この人はお金をしっかり貯められる人 → 浪費癖が無いから安心
・預貯金を担保扱いで検討 → 最悪、この金をローンに充てれば取りっぱぐれる事は無い

言葉は悪いですがそういうことです。

銀行としても、やはりローンを回収出来ないリスクは負えないんですね。


ですので、保険として返せるかどうかを判断出来る好材料が無いとやはり満額は貸せないんです。

あと、微々たる効果しかありませんが、ご両親がその銀行さんにたくさん預貯金をもっておられると、それも良い方に働きます。

さっきと同じで最悪これを徴収する事が出来るから・・・


という発想です。

ここまでが借りる額を増やしたい、足りない時のポイントです。

住宅ローンを借りるには資格がいる?

「借りるのに何で資格がいるの?」

資格試験を受ける資格の意味ではありません。

身体がキレイか?という意味の資格です。(この日本語も普段あまり使いませんね)

銀行マンは「こしん、こしん」って必ず言います

こしん=個信=個人信用情報

の略でして、個人の信用情報を一手に取り扱う(データとして持っている)機関があります。

信用情報とは、個人の方(借りる方)の”お金の支払い”に関する状態がほぼ見える(わかる)ようになっており、

「毎月必ずキャッシングしてる」


「何カ月か前から電気料金の支払いを滞納している」


「2年前に携帯電話の支払いが送れた」

などの、延滞や債務整理の履歴がないかをチェックされます。

”債務整理”とは簡単に言うのは難しいのですが、まぁ広い意味で”合法的な踏み倒し”ですね。

そういった情報がしっかり残っています。

債務整理とか督促状まで来た人は、所謂”ブラックリスト”に載りますから、まずローンは組めません。

5年は残るそうですが、ひどい状況のケースだと10年以上残るそうです。


そうなると10年以上銀行系では融資が受けられないと思って下さい。

そこまでヒドイ状況までならなかったとしても、滞納グセのある方も内容によりますが、融資不可もしくは借りられる金額が減ります

とにかく住宅ローンを借りるには、他のローンだとかキャシングもなくて、もちろん「アウト!」な事もしていない、

「身ぎれい」

な状態である事が資格があるかという意味です。

ここで、良く聞かれるのが、「車のローンをしてると汚れてるんですか?」のご相談です。

あまりにも高額なローンでなくて毎月しっかり返されていて、返済率(またどこかで説明します)が住宅ローンを組んでも問題なければ、車のローンがあっても借りれます。

ただ、これについては借りる予定の銀行にちゃんと確認することをおススメします。

さて、住宅ローンをどう選ぶ?

さて借りれる事は大体わかった。


ブラックリストに載るようなことはしていない。

となると、どこの銀行で借りるのか?って事が次のポイントになります。

これが難しい

よくお客様に言うのですが、ローンはある意味ギャンブルなんです。

借りる銀行、借りる方法で最終支払いはまぁまぁ変わってきます。

たくさんの選択基準があるので、なかなか決めるのは難しいのですが、出来る限りわかりやすく説明しますね。

住宅ローンを金利だけで考えてみる

そもそも金利がわかりにくい。

低いのが良いのはわかるけど、いくらが低いのかもわからない。

銀行の店頭とかネットで金利情報を見ると、住宅ローンは2.6%とか3%とか書いてる事が多いです。

金利とは、簡単に言うと「お金の使用料」ですね。

お金という物を借りてそれを何らかに使っているので、それに対する使用料を払うという意味です。

よって借りている期間は使用料を払わなければなりません。

この金利だけ見たら、フラット35(住宅ローンの一種です。また別の機会に説明します)などの金利の方が安く(1%前後)見えるのですが、ここには金利優遇された数字が計算されていません。

お金を貸してくれる銀行は、

「給与振り込みを我が銀行にして下さい」


「クレジットカードを作ってくれませんか」

など、銀行にとって「お金」という商品が動く仕組みを依頼すれば、上記の店頭金利から1%~2%の金利を優遇してくれます。

つまり金利を引いて(下げて)くれるんですね

もとの金利が2.6%で2%の優遇(金利を引く)があれば0.6%です。

0.6%ってすごい数字ですよね。1%も無いんですから(苦笑)

TVのCMで車会社が超低金利を謳ってますが、あれでも1.8%とかその前後です。
住宅ローンでこんな数字を出したら、門前払いされます。

初めてローンを勉強する方からすれば「そんな金利あるかいな」とよく言われるのですが、今は超低金利時代。


本当にあるのです。

上記の0.6%の金利で3000万を35年で返済するなら、毎月が79,208円、総支払額33,267,429円。

326万も余分に払うのか!と思われそうですが、まだ日本がバブルだった頃は金利は5%とか6%で、20年前でも2%、3%当たり前でしたからね

ちなみにバブル時の金利6%だと総返済額 71,844,078円

借りた額の倍以上です。

恐ろしいですね。

そんな時代に自分が生きていたとは今からは想像もつきません。

とにかく今は超低金利時代ですので、ある意味では”借り時””建て時”なんです。

金利優遇してもらっても金利が0.7%とか0.8%、なんて言ってる銀行は選択から外しましょう。

住宅ローンの選べる金利は3つ

細かく言うともっとあるのですが、

・変動


・一定期間は固定


・固定

の概ね3つです。

変動は読んで字のごとし。

世の中の情勢に応じて金利が変動します。


今月は0.6でも来月は0.7になるかもしれません。


一定期間固定は、3年、5年、10年、15年など、ある一定期間は金利変動しません

固定は、借りてる期間ずーと同じです。(フラット35が有名)

これだけ聞くと固定が良いように思えますが、今後の世の中の情勢を想定しなければなりませんし、貸す側としてはやっぱりリスクを伴いますから、この3つの金利の中では一番高めになります。

よって変動が一番安く、一定期間固定が中間ですね

ここでの判断が一番ギャンブル性があるかと。

今後日本の景気が良くなってバブル期がまた来るぞって予想されるなら、固定は最強です。

今の金利のまま35年変わりません。

いまは金利1%~1.2%ぐらいが多いですから、バブル期再来の金利6%の時代なんて来たら、ドヤ顔しまくって下さい。

逆に変動金利の方はバブル期がきたら大変です。

少し前ですが、変動金利は大手銀行系とかですと、0.3%台が出てました。とんでもない金利ですね。

変動の場合はこれが下手したら6%になる訳ですから、寒気しかしません

ただ、私の知る限り、この10年間はこのぐらいの低金利がずーっと続いてます。


日本の景気も爆発的に良くなるとは思えません。

東京オリンピックが来たら景気が上がるなんて言われてましたが、まったく動いてません。

ですから大阪万博が来たからといって上がるとは到底思えません。

それにこのコロナですから、当面上がる要素は見当たらないです。

このまま当分はこの状況が続くんじゃないかなって感じてます(あくまで私の予想ですので、あまり信用しないでください)というか、今が日本の正常な状態なのかも、って感じているぐらいです。

毎月金利が動くのを心配するのはイヤだなー、かといって高い金利で35年も固定はイヤだし、、、

そういう方には10年固定がオススメです。

10年間は今の低金利のまま借りれて、10年後はその時の金利にかわりますが、多少の優遇措置はありますので、ある程度お得な金利と返済額でいけます。

何が正解かは難しいんですよね

昔から言われていたのは「低金利な時こそ固定」なんですが、さっきも言った通り「これ以上低金利にはなりませんよ」なんて言いながら、この10年間ずーっと下がり続けてました。

ここ2、3年は止まってますけど。

あくまで私見ですが、選ぶなら変動で良いのかなー、って思います。


その他も充分低金利なのでぶちゃけどれでも良いと思いますが、さっきも言った通り上がる要素は見当たりませんからね。

世の中が今のままなら、ずーっと低金利ですから。

住宅ローンの返済方法は2つ

元利均等(がんりきんとう)と元金均等(がんきんきんとう)の二つがあります

これもわかりにくい。


わかりやすいように適当な数字作って説明します。

画像はオトナライフ様よりお借りしました。

さて、金利は借りた額に対する使用料って表現しましたよね。


なので、通常は3000万にたいしての使用料を月割りで払う訳です(そんな単純計算ではありませんが)

金利はちょっと計算に入れずに、まず借りた額(3000万)をひと月あたり返す金額を10万円にしたとします。

当然、その10万には先程の使用料を払わなければなりませんので、金利の月割り分がプラスされます。


3000万の金利の月割りが10万円だとしましょう。

10万円+金利を簡単に考えていたあなたにとって、倍の使用料(金利)10万をプラスした20万を払うのはかなりしんどいと思います。

但し良い所もあって、高いのはローン期間の最初の方だけです。

どんどん借りた3000万が減っていきますから、金利も下がっていきます。

最後の方は10万+ちょっとの金利になって、支払いはすごく楽になっているはずです。

これが元金均等方式の仕組み。

対して元利均等方式は、借りてる期間中の全期間で返済金額を同じにするやり方です。

毎月の支払は7万円にして、そのうちに月割りの金利8万を含んで、合計15万の返済を毎月していくという返し方になります。

元々借りてる額から1カ月で7万しか返せませんから、毎月10万返している元金均等より、使用料は少し高くなります。

また、元金が減っていかない訳ですから、元金均等方式よりどうしても総支払額はふえちゃいます

これが元利均等方式です。

ローンを組む時って概ね若い方が多いですよね。


若いから給料も少ない、これから養育費にもたくさんのお金がかかる。


さっきのように10万+金利程度しか考えてないのに、倍の20万は厳しい。

そうなると余程お金を持っている方は別として、圧倒的オススメは元利均等方式です。


うちのお客様もほぼこの方です。

総支払額が多少増えたとしても、子育ての一番しんどい時に一番お金を支払うのはさすがにしんどい。


毎月毎月、同じ金額を35年間払い続ける方が、家計は安定しますしね。

ちなみに先ほどの3000万35年返済の計算は元利均等方式です(総支払額:33,267,429円)


これを元金均等方式にしたら、総支払額は33,157,320円

たかだか35年で10万差です。


余裕のある方以外は、元利均等でOKですよ。

住宅ローンについてのまとめ

今日は、出来るだけわかりやすくする為に、本来説明しなきゃならん部分を割愛して書きました。

金利が低いという事は総支払い額は少なくなりますが、ローンと同時に入る団体信用生命保険(団信と略して言います)の内容が薄く、逆に金利が高い銀行さんはここを手厚くされたりします

借りる条件には返済率も重要になってきますし、年齢や勤務先の内容も影響してきます。

金利は変動と言いましたが、リスクを減らすという意味で、借りる半分を変動、もう半分を固定などのテクニックもありますし、実はまだまだポイントはたくさんあります。

銀行もどこが良いのか、銀行ローンではなくフラット35(簡単に言うと国が造った銀行ローンの商品)はどうなのか、という事も検討しなければなりません。

実際に家づくりを進めて行くときにはこの程度の情報では、まだまだ足りません。

ここから先は、私共やFPなどに相談しながら、自分のライフスタイルに合った銀行をチョイスしていくのが良いかと思いますので、もっと詳しくという方は是非、ご相談下さいませ。

マルトでは月に2回家づくり無料相談会を開いています。

住宅ローンや資金計画などのご相談もお気軽にどうぞ。

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家を建てる前に読みたいお話
2020.12.07

無垢床材をおススメする訳

メンテナンスから無垢の床材を考える

これは、何十年後かに張り替えるという意味のメンテナンスです。
日々のメンテナンスではありません

その視点から見ると、、、

無垢材なら貼り換える事はまずありませんので、どんな無垢材でもOKです!

と言うのが答えです。

もちろん、傷もつきますし汚れがシミ付いたりもします。

ただ、それも「味」と感じて頂けるならば貼り換えなんて必要ありません。

ご要望やデザインによって、多少変わりますが、概ね床材は15mmの厚みがあります。

何か薄そうに思われるかも。

たかが15mm、されど15mm

説明しないと言っていた複合フローリング(一般の方が言う所のフローリングです)は概ね12mm。


しかもほとんどがベニヤ板で、表に見えている本物の木の部分は1mm以下の物がほとんどです。

下手したら、それすらも木調の印刷をしたシートを貼ってる場合もあります。


なので、無垢床材はその15mmが長く使っているうちにすり減ってしまう事はまずありませんから、無垢の木を採用した時点で貼り換えの心配をする事はほぼ必要ありません。

但し、、、

どうしてもキズや汚れがあって貼り換えたいという事なら、”必ずある”商品にして下さい

どこの国から来たかわからない初めて聞くような名前のフロア材はやめましょう。

なんせ世界の木は6万種以上あるといわれています。

そのうち、日本で使える木は300種程度らしいですが、それでも見た事も聞いた事もないような木があったりします。

特に輸入材は、規格寸法こそ変わらないかもしれませんが、そもそも計画伐採されてる所かどうかもわかりませんし、年数が経てば間違いなく同じ色合いの物は用意出来ません。

また、産地が変わるとその気候の違いや地質の違いが影響するのか同じ樹種でも、見た目は全然違います

更に、

・輸入先が潰れる。

・商社が取り扱いを止める

・取引している工務店の購入先が変わる

など、いくつもの不安要素・不確定要素がありますから、出所がはっきりわかる材料で無いと万が一の時の対応に困る事になります。

いつでも手に入る物、何十年先を見越してもあると想定出来る木なら、部分的な貼り換えも可能です。

もちろんフルリノベとかするならどんな樹種でも問題ありません

あくまで、子供部屋の一部とかLDKのダイニングだけという部分的なメンテナンスを考えた時にはそういった樹種を選定するのが良いでしょう。

無垢床材のキズが気になる。固さから考える

そういう方にオススメは広葉樹系の床材ですね。

スギやヒノキに代表される針葉樹は広葉樹に比べると成長が早いのもあって、基本やわらかいです。

広葉樹で有名な所ですと、クリ、ナラ、タモ、ケヤキ、クルミあたりですかね。

どれもそれなりに固いです。

但し、固いといっても木ですから多少のキズや凹みはあると思って下さい。

ちなみにクルミの英語名は「ウォールナット」

このウォールナットを”黒い木”と思っているお客様は結構います。

くるみの木は世界各国にあり、地域によって色合いは変わります

特に、最近よく使われるクルミは「ブラックウォールナット」でアメリカ産の物が多いそうです。

なので、皆さん ウォールナット=黒 なんですね。

気を付けて頂きたいのが、日本産のクルミは白いです。

オニグルミが有名ですが、ナラとタモの間ぐらいの色かな。少し赤みが入った色あいです。

木目は部位にもよりますが冬目が濃くないので比較的おとなしい木目です

依頼する時は、同じウォールナットでも違いがありますから、注意して下さいね

無垢床材はキッチンや洗面所に使える?

これが一番答えるのが難しい。

まず間違いが無いのは無垢の木に防水能力はありません。

水がこぼれたりすれば出来るだけ素早く拭く
ずっと水に浸っている状態にしない

のが、無垢の床材を水廻りにつかうポイントです。

完全な撥水・防水を期待したいなら、やはり何らかのコーティングは必要ですね。表面にウレタンの層を塗布すれば、かなりの防水効果になります。

但し、これは表面がすでに無垢ではなく人工物になってますから、これならわざわざ無垢材を採用する必要があるとは思えません。

そうなれば結局何の材料でも良いという意味にはなるのですが、それだと無垢の木を使うユーザーさんが増えませんので、いくつかご紹介すると

クリやケヤキあたりは耐水能力が高く、比較的水には強いと言われていますが、無垢の木の状態で水滴が落ちると、シミになったりアクが出たりします。

案外竹はオススメですが、これも同じく表面に何も加工されてないと同じくシミになりますから、何らかの表面処理は必須です。

桧やさわらは水に強いと言われてますが、くどいですが、これ単体に完全な防水能力がある訳ではありません。

出来るだけ早めのケアが必須ですね
このあたりが所謂”メンテナンス性”になると思いますが、結局の所無垢の木とお付き合いするには、住む方のそれなりの対応は必要になってきます

具体的にイメージに合う無垢床材をチョイス!

ご希望に合わせてオススメ床材を下記に上げます。
今までたくさんのお客様とお話しさせて頂いたのですが、だいたいこんな感じに分かれます

キズが気になるけど、無垢の質感は欲しい。出来れば明るいイメージ

タモ↑

ナラ↑

クルミ↑

クリ↑

キズよりも、無垢の木の温かさと柔らかさ

杉↑

桧↑

松↑

強さと無垢らしくないスッキリ感

メイプル(カエデ)↑

サクラ↑

カバ↑

ダークな色合いでモダンさを演出

ケヤキ↑

ブラックウォールナット↑

チーク↑

ワイルド、レトロといった少し荒々しいイメージ

ナラの赤・白入った節アリ↑

杉の節有り材(幅20センチ越えの足場板)↑

という感じでしょうか

この中でチーク、ブラックウォールナットは国産品ではありませんので、将来的に手に入りにくくなる可能性はあります。

ということで無垢床材のまとめ

上記の5種類に分けてみましたが、実はこれだけではありません。

さっきも言いましたが樹種としては6万種以上、国内でも300種以上は流通していますから、選択肢はもっとあります。

しかしながら、流通量や将来のメンテナンス、更に価格を考えると(希少材は価格が高い)この辺りでほぼほぼ決まってくるのかなと思います。

何度も言いますが使い方やイメージやご自身の生活スタイルを考えていくと自ずと方向性は決まってきます。

そんな中で、それでもやっぱりオススメしたいのは桧と杉です。

住んでみて、暮らしてみて感じている率直な意見です。

その足から伝わる気持ち良さは他種の追随を許しません。

高断熱高気密の家である事が大前提ではありますが、12月も半ばにさしかかってきた今でも、家に帰れば着替えた時に靴下もいっしょに脱ぎます。

日中の日射取得で21~23度ぐらいまで暖められた室内は程よい室温状況であり、杉や桧の表面はその室温をしっかりと蓄えており、ほんのり暖かく感じれます

程よい柔らかさの床ですから、もちろん素足にもやさしいです

寝転んで気持ちい良いという所までの柔らかさはありませんし、正座なんかしたら間違いなく痛いですが(某有名ハウスメーカーでチークの無垢の床が気持ち良いと寝転ぶ有名女優さんのCMがありましたが、あれはウソです。チークの床なんて固くて痛くて寝転んでられませんよ)歩いてる時や、ソファに座ってる時の足触りは何とも言えない気持ち良さです

汚れは案外簡単に落とせますし、汚れたり濡れたりしたら拭

くのはフローリングでも他の固い無垢材でも同じです。

キズは確かにつきますが、まぁ、気になるのも最初だけかなって個人的には思いますし、多少の凹みキズなら自分で直す事も可能です。

という事で結論としては、水廻りでも寝室でもリビングでも、杉と桧の無垢の床をオススメします!

かなり主観が入ってるように読めるかもしれませんが、私としては事実を述べているつもりです。


是非参考にして頂いて、自宅の採用時には杉・桧の採用も検討してみてくださいね。

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でも、建てる時の費用を安くするための選択が

光熱費のやたらかかる、寒くて暑い家になってしまったら?

10年後、20年後に何百万とコストのかかる家になっていたら?

残念ながらそういったことが実際にあるのです

建てる前に知ってたら、こうしていたのに!

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家を建てる前に読みたいお話
2020.11.26

ハザードマップを確認しないと大変なことになる。(土地応用編)

ハザードマップって知っていますか?

ここ数年の自然災害は、回数もさる事ながら、災害の規模がハンパない状況になってきています。


環境破壊が最大の要因ではあると思いますが、今私が叫んだ所でどうにもならない事で、国家レベルでの対応と、企業だけでなく一人一人の心がけ、とにかく世界規模での取り組みをしない限り、環境は良化していかないんだと思います。

そんな状況ですから、昨今ではお客様自らハザードマップを見た上で土地選びをされている方が増えてきました。

ハザードマップ???

って方に、まずハザードマップの説明。

「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」

と国交省のHPには書いてます。

災害時の避難場所や経路を知っておく事はもちろん大事なのですが、土地選びで最も重要視したい所は

”被災想定区域”を知る事です。

最初に書きましたが、土地選びの正解は家庭それぞれです。でもその土地が水害や土砂災害が必ず起こる場所ならば、それは土地としては0点ですよね

もちろん、軟弱地盤であるとわかっているなら、これも0点です。

気に入った土地が見つかり、購入決定する前に、一度この地図を見て頂く事をお勧めします。

では、そのハザードマップはどこで見るのか?

基本的には各都道府県や市町村のHPを見て頂けば必ずあります。

我が町多賀町の、地震や水害を想定したハザードマップはこんな感じです

ハザードマップで見る多賀町の地震の被害

なかなか優秀なマップだと思います。

まずは、こういう物を見て、自分達の購入予定の土地に災害が起こる可能はあるのかないのか確認してみましょう。

また、今回の多賀町の例で言いますと、地震想定は東南海地震と、東にある鈴鹿西緑断層の地震だけでしたが、滋賀県内には、まだいくつかの活断層があります。

そのあたりも調べてもらっても良いのですが、見たら寒気するかも(苦笑)

滋賀県の地震活動の特徴

そこらじゅうにあります。

但し、30年内での発生の可能性としては0~1%までですから、それを想定するというよりは、大きな地震に耐える為の家造りをどうするかに目を向けた方が良いかと思います

ハザードマップで見る多賀町の水害の被害

上の画像を見ると、近くに川があると大雨による氾濫の可能性があり、浸水の可能性が出てきます。
毎年必ずある、大雨や台風を考えると、こちらもチェックは重要です。

どの自治体でも想定される浸水深さが記載されています。
私事になりますが、私の家の地域は0~50センチ想定されています。

土地が前面道路より40~50センチ上がっていましたし、そこから家の床までは50センチありますから、万が一の場合でも問題なくいけそうだという事で、この土地に決めたという経緯もあります。

但し、この水害の深さはあまり信用しない方が良いかもしれません。
何せ、ここ最近の雨の降り方は尋常じゃありません。

可能なら、出来るだけ川の近くでない場所の方が良いのかもしれません。
ちなみに多賀町は大きな川に挟まれていますので、山間部以外はどこにいても浸水の被害の可能性はあります。

では山間部が安全かというとそれも100%ではありません。
山間部(もしくは山裾)には土砂災害という問題があります。

命を守るという前提で考えるならば、じわじわ水量が増す浸水災害よりも、突発的に起こる災害という意味では、土砂災害の方がより注意が必要なのかもしれません。

これも土砂災害を想定したマップがありますし、山裾の土地、山を切り開いたような土地は、土石流・地滑りなど起こる事があるとイメージしておいた方が良いでしょう。

ハザードマップだけでなく、古地図も見てみよう

ハザードマップを見て、災害が起こりそうな土地や、起こりにくい土地の選別が出来ましたね。

さ、これで購入だ!

とはいきません(笑)
いや、買ってもらっても良いんですが、もう少し踏み込んでみましょう。

この土地が軟弱地盤なのかどうなのか?

ここを調べておくと、工事着工前にある地盤調査によって地盤改良をしなくてすみますから、余計なお金を掛けずにすみます

いや、違う違う!補強しているんですから余計ではないですね(苦笑)

想定していた工事金額が上がらないで済むという方が正しいですね

まず、軟弱地盤なのかどうか、正しく調べるには、残念ながら地盤調査をするしかありません。

一般的に、土地購入前に地盤調査をする事は出来ませんから、出るか出ないかは運次第・・・
って所ではあるのですが、出る可能性が高いか低いかを調べる事は出来ます

以前のブログで、土地の名前などから推測するなどの話をしましたが、もう少し正確な情報を元に調べてみましょう

以前のブログ 家づくりのための土地探し、ポイントを押さえよう!

その時に役立つのが古地図です。

この土地は昔何であったのかを調べるのに大変役にたちます。
滋賀県には琵琶湖があります。


多賀町は関係ないですが、琵琶湖に面している市町村では少なからず琵琶湖を干拓した場所があります。

湖や海に面していなくても、昔沼だった所を埋めた土地、もともとが田んぼだった土地など、古地図を見ると見付ける事が出来ます。

もちろん古地図ですから、多少正確性は落ちますが、その地域の属性を調べるには充分の資料になります。

この古地図ですが、まとめてくれているサイトがあります。

今昔マップ  

しかしながら、これに載ってない地域もたくさんあります。
滋賀県だと大津付近までしか載ってませんね

各市町村のHPに載ってる所もありますし、無ければ地域の図書館に行けば必ずあります。

多賀町はHPになかったので、サイトにあった大津市で見てみましょう

瀬田~石山付近です。

左右の写真は同じ地域の現在(右)と1982~1910年の地図(左)を比べています。
現代の”萱野浦”付近は昔は琵琶湖であった事がわかります。
川の幅も微妙に狭くなってます。

少しわかりにくいですが、左下の大池はちょうど地名下の池が無くなっています。
大池の少し上、現代の富士見台は山であった所を切り出して土地にしているのがわかりますね。

これを重ねるともっとよくわかりますね。
それがこちら


このサイトは本当に良く出来てまして、他の年代も調べられますし、地図を動かしたり拡大しても両方の地図が動いてくれますので、非常にわかりやすいです。

これ、見出すと止まりません(笑)
めちゃくちゃ楽しいです。

これで過去も今も宅地だったからといって100%安心は出来ませんが、一つ安心できると思います。

あとは、前に書いたブログにも書きましたが、出来るだけ山裾や川端にしない、造成した土地を買う時は、切り出した土地なのか、盛った土地なのかを不動産屋に聞くなどもポイントです。

ハザードマップで見ると軟弱地盤だったら

土地をもってない方は購入する際のチェックポイントとして有効ですが、すでに候補地がある方は、じゃぁ、どうすればよいのか。

もちろん、そういった方も調べてみると良いと思います。
調べた結果、あまりにも良い土地でなければ、先祖代々の土地ではありますが、別の土地に計画するという選択も出来ますしね。

買ってから、決めてからでは計画の変更が難しくなります。

その土地が先祖代々の土地ならば、ご両親やおじいちゃん・おばあちゃんに聞いてみるのも良いかと思います。

調べてみたら(聞いてみたら)元々沼地で、地盤調査しても良い結果が出なかった。
そうなると、残念ながら地盤改良せざるをえません。

また、別の機会にでも説明しますが、地盤状況により、表層改良、湿式の柱状改良、鋼管杭による改良工事などの地盤改良工事をしなければなりません。

こればっかりは仕方ありませんが、軟弱地盤なのに何の対策もせず建てる方が恐いですし(現在は建築基準法により出来ません)計画前にわかっていれば、予算組みが出来ますので、後で追加工事という事にならずに済みます。

「どうしよう、100万もの地盤改良費の予算が無い」とか


「何かを削って(諦めて)予算作らなきゃ」


といった、建築計画に狂いが生じる事が起きません。

契約時に決めた内容のまま、家造りを進めていく事が出来ます

ハザードマップについて、まとめ

まず最初に誤解のないように書いておきますが、古地図を見たからって保証は出来ませんし、安心も出来ません。

大昔は山だったけど、ちょっと昔は田んぼで、その後宅地になったなんてパターンもあるかもしれません。

どの情報であっても最終的には地盤調査をし、地耐力をはかり適切な地盤改良や基礎仕様を決定していく事になりますので、あくまで情報として理解して下さい。

土地を決める要素は各家庭により様々です。
しかしながら、地面の強さ・固さはどんな方であっても、その土地に必須の条件になります。

駅近、学校・病院の近く、田園風景のある土地などご希望はあると思いますが、その条件が揃う土地が見つかったら、すぐに契約・購入ではなく、ハザードマップや古地図も見て下さい。

先にも書きましたが、買ってからまたは契約してから知ってしまって、余分な建築コストがかかってしまって建築計画が変わってしまった何て事はおこりません。

どんなに地震に強くてデザインの良い素敵な家を建てても、川の氾濫がひんぱんに起こるようでは安心して暮らす事が出来ません

それともうひとつ大事な事。
一番は、土地選びの時から家族の命を守るという事が始まっているという事です。

工務店を選ぶ際に、地震や災害に強い家造りをしている工務店を探すもしくは選定基準にされている方はたくさんいらっしゃいますが、その肝心の家を建てる場所を、しっかり調べられる方は、私の知る限り1割もいらっしゃいません。

家造りを考えるのももちろん大事ですが、その前の段階で災害の可能性が少なく、地盤沈下の可能性が少ない土地を選んでおけば、より安全に暮らす事が出来、大切な家族を守る事が出来ます。

そういった視点から土地探し・選びをしてみてはいかがでしょうか?

最後におまけです。

弊社の地盤調査をしています、ジャパンホームシールドのHPにもめちゃくちゃ便利なサイトがあります。

過去の地盤調査結果と災害情報、更には古地図ならぬ古写真を一括で調べる事が出来るようになっています。


あまり古いデータではないので、もっと古い時代の事をしるには古地図の方が良いですが、ご近所で建てた方の地盤データが出ているので、その地の地耐力を知るには近似値になりますが、かなりお役に立ちますよ

JHS 地盤サポートマップ 

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家づくりにはたくさんの落とし穴があります。

建てる時には教えてくれないこともあります。

誰だって出来るだけ安く家を建てたい

それは当たり前のこと

でも、建てる時の費用を安くするための選択が

光熱費のやたらかかる、寒くて暑い家になってしまったら?

10年後、20年後に何百万とコストのかかる家になっていたら?

残念ながらそういったことが実際にあるのです

建てる前に知ってたら、こうしていたのに!

という事も少なくありません。

そんな悔しい思いをする人を一人でも減らしたくて

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家を建てる前に読みたいお話
2020.11.26

LED電球の明るさ、どう選ぶ?

LED照明とは何者か?

すっかり世の中に定着した感のあるLEDですが、ちょっと特徴のおさらいをしておきます。

●寿命が長い (定格寿命40000時間の物の場合、1日10時間点灯でおよそ10年間使用できます)

●紫外線や赤外線をほとんど含まない。よって紫外線による色の退色などがない。お洋服の変色などが軽減されます。

●少ない消費電力(よく比較されるのが白熱電球の1/6程度の電力で同じ程度に明るい)

●寒くてもすぐにMAXで点灯する。(蛍光灯はパッとは明るくならない)

●水銀や鉛などの環境汚染につながる物質を含まない

少ない電力(少ない電気代)で、しかも長寿命になったので家計にも環境にも優しいのがLED照明と言えるでしょう。

LED照明になって変わったこと

以前の蛍光灯や白熱灯の照明からLEDに代わって変化したことを上げてみます

センサー付き照明の種類が増えた

LED以前はセンサーでパッと点いたり消えたり、あるいはぼんやり点いて人を感知すると明るくなる、という照明は白熱電球でないとできませんでした。

白熱電球は蛍光灯に比べ電気代がかかり寿命も短いため、どうしてもセンサーにしたい場所、例えば外灯などに限られることが多かったです。

消費電力の少ないLEDになり、廊下やトイレの照明を人感センサーで入り切り出来るようになりました。いちいちスイッチを触らなくてもいいのは便利です。

調光出来るようになった

これもLED以前は白熱電球でしか出来ませんでした。ですから一般家庭での採用はほとんどなかったのではないでしょうか。

それがLEDになりリモコンや壁付けコントローラーで簡単に、明るく⇔暗く⇔消灯、出来るようになりました。

調色出来るようになった

この機能はLEDならではです。

光の色には大きく分けて昼白色と呼ばれる昼間の太陽光の光と、電球色と呼ばれるホテルやおしゃれなレストランの照明のようなオレンジ色の光があります。

LED以前では白熱電球はもちろん電球色で、蛍光灯は電球色か昼白色から選ぶという仕組みでした。(電球色の色は電球色と言い難いものが多かったですが・・・)

どちらを選ぶかは好みの問題と用途から決めていました。

例えば子供部屋は活動的な昼白色にし、リビングは寛ぎ感を出すために電球色を選ぶというように。

今では例えばダイニングテーブルの上のペンダント照明を調色タイプにすると、朝ご飯や子供が宿題をするときには昼白色にし、家族で囲む夕飯時は電球色にするなどシーンに応じた使い分けができます。

LED電球の明るさ、ワット数はどう選ぶ?

表:denkyuya.jp様よりお借りしました

さて、ここまでLEDの特徴などを書いてきましたが、ここではLED照明、LED電球の明るさの選び方について書いてみたいと思います。

LEDの基準になる明るさの単位は「lm」、「lumen」の略で「ルーメン」と呼びます。LED以前では消費電力の単位「W数」「ワット数」で明るさも判断していましたが、LEDでは光源から放たれる光の量を表すルーメンを明るさの単位としています。

上の表は一般白熱電球からの取り換えの参考として見ることができます。

例えばトイレの60Wの白熱電球を同じくらいの明るさのLED電球に変えるなら、810ルーメン以上のLED電球を選びます。

蛍光灯電球の場合10Wでしたら白熱電球40Wと同等程度の明るさですから、485ルーメン以上のLED電球を選びます。

余談ですが選ぶ際には電球の光の色も注意して選んでください。

ややこしいのは、LED電球とLED一体型照明器具(電球を使わず器具と光源がひとつになっている)とは基準になる明るさ「ルーメン」が違うことなのです。

LED照明の明るさはどうする?

下の表をご覧ください。実はLED器具のタイプと定格光束値によって畳数表示の基準が変わります。(すべてオーデリック様よりお借りしました)

まずは「LED一体器具」または「全般配光型LED電球器具」の場合

次は「準全般配光型LED電球使用器具」の場合

ご覧頂くとわかるかと思いますが、同じ8畳でも器具タイプが違うと必要なルーメン数が違うのです。

天井の真ん中につけるシーリングなどでしたら照明器具メーカーのカタログに「〇畳」と書かれているので、そちらを参考にしてもいいでしょう。

ただ、それではせっかくの新築やリフォームが残念な気がします。

この記事では冒頭に書いたように、照明がLED化したことで手軽に得られるようになった暮らしのシーンに合わせた照明計画を検証したいと思います。

実際のLED照明を検証して見る

4.5畳の和室です。右側の暗く写っているところはダイニングキッチンです。

(このダイニングの照明を点灯させなかったのは大失敗 泣 陰気臭く見える~)

上の写真のブラケット(壁付け照明)のみの場合は暗く感じるかもしれませんね。でも、下の写真はどうですか?ダウンライトが壁と床を照らしているので明るくなりました。

4.5畳の部屋で使用している器具がLED一体型ですから、先ほどの表では2700ルーメン必要とされていますが、こちらでは合計1205ルーメンになります。

実はもともと計画の段階でここは寛ぐ場所ということで、あえて暗めの計画にしていました。

和室横のダイニングキッチン(およそ6畳)を見てみましょう。

上の写真は和室ブラケットのみ、DKはペンダントのみ点灯しています。

ペンダント下のワークカウンターは子供たちの食事の場でもありますが、十分な明るさかと思います。また、先ほどは暗く感じたかもしれない和室も明るくなりました。

また、実はこのペンダントにはリモコンで調色調光出来る電球を採用しています。曇り空の朝食時や子供たちが宿題をするときなどは、昼白色にして使っていただけます。

こちらはキッチンということもあり和室よりは明るく計画していますが、それでも先程の表にあるほどまでは明るくはありません。

ちなみにですがレンジフードをつけると付属の照明が点灯します。

LEDの時代になってお伝えしたいこと

長く一般的な日本の住宅は1室1灯、大きなシーリングライトで部屋の隅々まで照らすのが普通でした。

ダウンライトを使っても、やはり部屋の隅々まで照らすような配灯が今でも一般的だと思います。(私もついついやりがちです・・・)

例えば上の和室やDKの天井にシーリングライトをつければとても明るくはなりますが、くつろぐ灯りにはなりませんね。

なかなかお伝えしにくいのですが、DKのペンダントライトだけで過ごすとき、隣の和室でブラケットが灯すように点いているのは目にも楽しい光景です。

冒頭にお伝えしたようにLEDの時代になって調光や調色がとても簡単に、しかも最近ではかなりリーズナブルになりました。

決して暗さを推奨しているのではなく、LED照明になったおかげで明るくも暗くも自在になったことを楽しむ暮らしをおススメしたいと思っています。

必要な場所に必要な時、必要な明るさがあれば、あとは遊び心で陰翳を楽しめたらいいですね。

必要な明るさは年齢とともに変化する

一つ忘れてはいけないのは、必要な明るさというものは年齢とともに変化するという事です。

20代の目と、40代の目さらには70代の目が必要としている明るさは倍ではすみません。

LED照明器具は寿命がとても長くなりました。

という事は今の自分基準にプラスアルファの明るさを加えたいという事です。

寛ぐ灯りは目が何かに集中することは少ないのでまだいいとしても、新聞を読む、手仕事をする、という時は明るくないととても目が疲れます。

スタンドを使うことを私も推奨してはいますが、実際のところ決まった場所でなければコードを電源につながないといけなかったり、面倒であることも確かです。

スタンドを使う生活とともに、調光調色出来る器具を使って歳を重ねてからも目にやさしい暮らしがしたいものです。

ぜひ、照明器具を選ぶ際には暮らしに彩を添えるような照明計画にしたいですね。

吹き抜けリビングと寝室の、調光や調色の動画を載せました。動画撮影が初心者なものでイマイチな出来ですが、よろしければご覧になってください。

吹き抜けにつけたブラケットはこちら。

1階部分と2階部分に配置しました。434ルーメンとなっているのは昼白色の一番明るい場合です。

スポット型のブラケットはこちら。

画像は天井付けになっていますが、壁にもつけられます。

シーリング照明はリモコンで操作できるものがほとんどですが、ブラケットやダウンライトなどはまだまだリモコンではなく、壁付けコントローラーがほとんどです。

そんな中実はこれらの照明はブルートゥースリモコンで操作します。(お手持ちのスマホでも出来ます)

そのため壁付けコントローラーは必要ありません。

毎日の暮らしの中で生活シーンに合わせて操作することを考えると、手元にリモコンの方が便利だと思いました。(シーンごとの操作を記憶させるライティングコントローラーなるものもあります。こちらについてはまた詳しく記事にします)

スイッチにもリモコンになるものなどもあり、照明関連の便利なものをまた記事にしたいと思います。

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建てる時には教えてくれないこともあります。

誰だって出来るだけ安く家を建てたい

それは当たり前のこと

でも、建てる時の費用を安くするための選択が

光熱費のやたらかかる、寒くて暑い家になってしまったら?

10年後、20年後に何百万とコストのかかる家になっていたら?

残念ながらそういったことが実際にあるのです

建てる前に知ってたら、こうしていたのに!

という事も少なくありません。

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家を建てる前に読みたいお話
2020.11.10

乾太くんのデメリットはあるのか?

幹太くん導入の経緯

もう、何よりも妻の

「絶対入れて!」

の一言。

正直、こんなブサイクなヤツ入れる気全くありませんでした。(写真は↑)

とはいえ、洗濯するのは妻
やりたいように家造ってしまったのは私

小学生と保育園児のいる我が家では、洗濯物の量が半端ではありません。

体操服など明日もって行かないといけないものを今夜洗濯する、なんていう事態に備えたいと妻は言います。

要望を聞かない訳にもいかず・・・(そんな所が多々ありますので、そちらもおいおい記事にしていきます)

我が家の乾太くんの性能

メーカーはリンナイ。

フィルターが扉内側についてるお手入れ簡単の”デラックス”タイプで、乾燥容量は最大5キロです。

他にはスタンダードタイプで3キロ、5キロ、8キロとあり、(スタンダードタイプの写真は↑)デラックスは5キロのみになります。

大きな違いは糸くずフィルターがスタンダードでは奥にあり、デラックスでは前扉の内側にあります。

我が家ではこのお手入れのしやすさでデラックスにしました。

ただ、5キロなので大物の乾燥がちょっと苦手かもしれません。

光熱費は都市ガスだと1回50円だそうですが、拙宅はプロパンガスなのでおよそ60円だそうです。

乾太くんを使ってみよう!

まずは洗濯。

昼間はスーパー!?営業マンですが、夜は主夫と化す私。
自分の洗濯は自分でやっております(奥様が一緒に洗いたくないそうで・・・)

色々試してみたかったので、仕事用のワイシャツ、チノパン、子供の服とタオルをいれました

洗濯機は9キロ用で、水量見ると8割いってましたから7キロかなー

1回では無理な量ですね。

洗濯が終わり、さぁ投入!(この辺写真撮って無くてすみません)

取説見ると、洗い終わりの状態でドラム半分ぐらいまでが目安との事。

入れてみるとほぼ半分(これも写真取り忘れた!)

2kgオーバーですが、まぁえーかって事でスタート

いくつか乾燥方法があるのですが、よくわからんから標準でスタートです。

乾太くんの乾燥時間 ひたすら待つ

ひたすらなんて書きましたけど、1時間とちょっと。65分ぐらいかな。
乾燥終了! (写真↑)

カタログには5キロで52分、8キロ80分って書いてましたから、目分量での7キロは正解かもしれませんね

ちなみにヒートポンプ式の全自動洗濯乾燥機で5キロを乾燥するのに162分(2時間42分)かかるそうです。(カタログ記載)

ちなみにうちのスタッフの実感でもそれくらいか、それ以上にかかるそうです。

容量ですが5kgちゃうやん! 7kg乾燥できたし!

さて、乾太くんの実力やいかに

まず、仕事のワイシャツの確認。カタログに「大風量でシワを軽減」って書いてたからどんなもんかと思い、あえて形状記憶タイプではなく、「弱脱水で干す前にパンパンしてシワ延ばしたら、アイロンかけんでもギリ行けるで」、タイプのワイシャツを突っ込んでみました。

「どこがシワ軽減やねん!」

って突っ込みたくなる仕上がり(苦笑) 

会社の主婦の皆様と話していると、ワイシャツだけとか少ない量ならシワにならなかったのでは?とのご意見。

確かにそうかもしれませんね。
でも1枚ではもったいないし、忙しい主婦(夫)がこれだけ分けて2度回すとかは現実的ではないかなって思います。

チノパンは可もなく不可もなくって感じです。
シワは干してる時より少し多めかな? 

そもそもシワがあるようなズボンなので、乾いていれば問題無しです。

それ以外の物の仕上がりですが、乾燥は完璧ですね。

まさにカタログ通り。

フカフカ、フワフワです。

比較出来ないのですが、明らかにタオルの厚みが変わりました。

嫁さんが、

「カピカピペラペラで捨てようと思ってたタオルが蘇った!」

って言うてたのがわかりました(笑)

私的にビックリしたのは、普段ワイシャツの下に着ている下着の仕上がり。

これこそ、ペラペラ・カピカピだったんですが、何ていうのか、生地の厚みを感じるんです。ちょっとこれはビックリでしたね

乾燥は完璧、って言いたい所ですが、少し問題もあります。

まず、袖が折れたまま洗ったり、靴下くしゃくしゃのまま放り込むと、乾燥甘いです。


当たり前か(苦笑)


乾燥前ではなく、洗濯前には折ってる所は延ばして入れましょう

それと、こういうスエット地の厚手の物。

これはクシャクシャになってなかったのですが、この足首あたりが乾いてませんでした。

規定の5kgを超える量を入れたせいなのかもしれませんね

まぁ、それでもこれも問題ないレベル。

とにかく、早いの安いの気持ち良いのなんです(吉野家のコピーみたい)

乾太くんにデメリットはあるのか

いいことづくめのようですが、いくつか注意点はあります。

まず、ガスを採用することは必須になります。

都市ガスがない地域はプロパンガスの契約が必要です。

マンションなど壁に穴をあけることが難しい建物は設置ができないことが多いです。

また、専用の台を使用しない場合は、耐荷重60キロ以上を確保した棚を用意しなければいけません。

乾太くんを採用される方は、縦型洗濯機を使われることが多いと思います。

縦型洗濯機は上部にふたがあり、洗濯物の取り出しの動作も上からになります。

洗濯機のタイプによってはふたが折れないものもあり、そのため乾太くん自体の設置が高い位置になりがちで、背のい低い方は高さをよく検証したほうが良いかもしれません。

特にスタンダードタイプはフィルターが本体奥にあるので、掃除がしにくいかもしれません。

お忙しい方にはかなりおススメの乾太くん

妻が欲しがったのもわかりましたし、これはかなりオススメ出来るレベルですね

特に子育てしながら共働きの方にはかなりのお助けアイテムになると思います。

雨が降ろうが、梅雨時だろうが、明日いる体操服を洗うの忘れていようが、まったく問題ありません!

今までの乾燥機でもそういう意味では問題ないのですが、とにかく早くて、安くて、気持ち良い!(2回言うてもた)

熱源がガスという事なので、家全体の熱源をどうするかという問題点はありますが、最初からガスを採用される予定の方なら、必須アイアテムでしょうね。

これから建築予定の方は是非検討してみてください。

ところで、洗濯物をソファの上でたたむ、忙しいから立ちながらたたむ、など色々なたたみ方はあると思いますが、私はやっぱり、畳の上でたたむのが好きです。 

ピンと伸ばせるし、ホコリもつかない(多分)

大好きだった祖母が、天日干しして取り込んだ洗濯物を、出の間の畳の上でたたんでいた姿を思い出しました。

古き良きとまでは言えませんが、これも暮らしの中にある風景として残していきたいなって感じた次第です。

こんな感じで、自邸の住み心地、暮らし心地もアップしていきますので、今後とも私のブログを御贔屓に(笑)

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家を建てる前に読みたいお話
2020.09.10

工務店経営者が語る、自邸の家づくり・・土地を読む編

以前、土地を購入するに当たってのポイントをブログに書きました。

ハザードマップで災害の少ない場所か調べたり、地盤が緩い土地でないか調べたり、学区・駅・スーパー等暮らしていく上での利便性、価格などの情報を整理して決めていきましょう、というようなブログです。

家づくりのための土地探し、ポイントを押さえよう!

もちろんこれが正しい土地の見つけ方。

でも、今日は少し違った切り口です。


さっきのブログでご紹介したのは、物理的な情報を元にした土地の決め方なんですね。

値段が○○○万円
駅まで○○分
想定浸水高さ ○○センチ
etc

今回は、数字で表せない部分「その土地で心地よく暮らすには?」という部分にフューチャーした土地の見方を説明します。

これは私のやり方なので、正解ではないかもしれません。
他にもやり方はあると思います。

ただ、こういう見方をすると、物理的情報が例え良く無くても、良い土地の場合がありますし、逆に、最高の土地のはずがそうでもなかったり、、、

とにかく知っておいて損はありませんから、良かったら参考にして下さい

その地に立って感じてみよう

言葉通りです。
まずその土地の中央に立って色んな物を感じて下さい

目で見える物、耳で聞こえる物、肌から感じる物など

具体的に説明した方が良いので私の土地購入の時の事を参考に説明しますね

目で見える物

200坪を超える大きな土地ですが、周囲に隣家が建ち並ぶ、在所の中央。
景色が良い訳ありません(苦笑)

但し、その古くからの建物が建つ街並みは決して不快な感じはなく、この地域の特徴であるベンガラ塗りの在来工法の家だったり、築年数100年を超えているような蔵、畑や近所の生垣など、人工物で造られた物はほとんど見えません。

倉敷などの美観地区のような美しさはありませんが、この地域を表すある意味風情ある景観です。

ちょっと目線を上げて見ましょう。
東には霊山の山々

北には緑の木々が生える小高い山

南には多賀大社の御社を守る御神木の森(写真南)が見えそうです。

もう少し目線を上げましょう。
高圧線や電線といった障害物はありませんね。

高圧線からの電磁波の健康被害を聞いた事がありますので、この部分も少し安心できる所です。

耳で聞こえる

丁度時期的には、稲刈りをされてる時期でした。
在所は田畑に囲まれており、稲刈り機などを動かされていましたが、その音はほぼ聞こえません。

特に大きな工場は無い事を確認していますので、もちろん工場の音はありません。

2、300m離れた所に国道がありますので、トラックなどの音が聞こえるかと思ったのですが、ほぼ聞こえません。
前面道路の車の往来は調査している30分の間は1台もありませんでした。

少し歩いた所に、農業用水路と芹川があるので川のせせらぎが聞こえるか?
と期待していたのですが、さすがにそれは無理でした。

感じた印象は「無音」です。

肌で感じる

近くに工場があったり、家畜場などあると、独特の匂いはします。
これは無かったのですが、ご近所でドラム缶を焼却炉変わりにされてる家があり(これ違法なので本当はダメですからね。皆様は法律的に問題ない焼却炉をお使い下さい)、その匂いが若干しました。

そして風

あまり風の強い日では無かったのですが、微かに風を感じます。

この地域は日中は基本的に琵琶湖からの西風があります。
但し、東西に長い在所だからか、西からの風は家に遮られ、あまり風を感じられません。

逆に北側に隣家の畑があってそこが少し空間としてあいてるせいか、北からの風を感じます。こちらは北側に芹川がありますので、もしかしたら川風かもしれません。

そして南側からも風を感じます。

というかこれが西からの風かもしれません。西風が家に当たり南の道路を通ってきているか、東の家に当たってから来ているのかわかりませんが、南方向からも風を感じます。

ちょっとうろうろ歩いてみよう

不審者と勘違いされないようにして下さいね(苦笑)

家の廻りを少しウロウロしましょう。
ネットだけでは掴めない情報があります。

ちょっと歩けば、子供の遊べる近所の公園やグランドがあります。
この公園は隣に隣接する大きな分譲地用に作られた公園です。
遊ぶ場所には申し分ないですし、息子が大きくなったらここでキャッチボールをする絵が浮かびました(笑)

小さな神社にお寺さん。
子供の事なので、お寺や神社で遊ぶのでしょうね。

、、、、

と思ったのですが、最近の子はそんな遊びしないようです!

20mも歩けば小川があり、反対の北側には芹川があります。
芹川での川遊びはもちろん、小川にもサワガニとかいてめちゃくちゃ遊べそうです(私が子供なら)

子供の遊び場には申し分ない環境ですが、水路(小川)にガードレールはありません。
また、芹川はそれほど流量はありませんが、それでも一級河川ですから、雨が降れば荒れ狂う川に早変わりします。

この二つの川は少し注意が必要かもしれません。
子供には、よーく言い聞かせなければなりませんね。

もちろん、車の脱輪も考えられます。

道幅は3mありませんから行き交う事は不可能です。但し、車の往来は皆無に等しい?と言っていいぐらい通りません。
ただの通りやすい道です。

古い在所だけにあまり新しい家はありませんでした。
前情報として多少知っていましたが、私達より一つ上の世代が多いようです。
過疎までは行ってませんが、若い世代は外に出ている家が多いようです。

ゴミ収集場はちょうど良い距離感です。
近くだと匂いとか気になりますしね。
近すぎず遠すぎずって感じです。

田畑に囲まれた在所で、本当にのどかな風景が広がってます。
村民の皆様と仲良くしてたら、畑の野菜の差し入れが期待出来そうです(冗談です)

それよりも、自宅の敷地内で畑をしようと考えていましたので、教えてもらえそうな方がたくさんいらっしゃりそうで、これはある意味プラスポイントかと。

見て、感じて、歩いた情報を整理しましょう。

見た情報

周囲が建物に囲まれていますから、基本的に1階からの景色は良くありません。
但し、一部建物のスキマから山々がみえますし、2階からは先程の森や木々が見えますので、借景とまでは言えませんが、これは家からの眺めとして有効利用します。

個人の嗜好ではありますが、1階から見える景色は「森」「林」にしたいと思ってますので、大きな土地を利用して、LDKからの眺めには森のような庭をしようと考えました。

ここにウッドデッキをし、庭を眺めたり、家族で遊んだりの多目的スペースにします。またこの庭は作り込んだ物にするのではなく、ビオトープでは無いのですが、雨が降った時にだけ溜まるような池を作ったり、出来るだけ自生しているような自然な環境に整えて、子供達には学びと、訪れてくれる方には癒しが与えらえたらと考えました。

そしてそして、この森のような木々を利用して、プライバシーを守ったり、お隣との境界を作っていければと考えた訳です。


何故か?
どの家も境界にフェンスなんてしてませんから!(笑)

もちろん、生垣や門などされている家もありますが、個人的に、この微妙にオープンな感じが古い在所の良い所かとも思っていますので、そういう所は守っていこうかと。

近所のおばちゃんが、木々の間から入ってきて
「きゅうり ぎょうさん出来たからいらんか?」
と言いながら入って来られる事も想定(希望!?)しています

道路側も最初の写真にありましたが、石垣や草花をうまく利用して、周囲の景観になじむような自然な感じに仕上げようかと思いました。

聞いた情報

無音でしたから、ほぼ対策無しです。
普通に作れば困る事は無さそうですね

感じた情報

匂いについても特になにも問題なし。
近所のドラム缶焼却炉については、止めて下さるのを期待するしかないですね(苦笑)

風は間違いなく南北を意識した間取りにしたいと思います。
南から北への抜け道が出来れば、風は良く通ります。

2階は、恐らく琵琶湖からの西風がありそうなので、西にも風を取り込める窓を設ける方が良いでしょう。

歩いた情報

子供が遊ぶには、車の往来がほぼ皆無で、交通事故という危険性が極めて少ない地域であり、遊び場だらけです(私が子供なら)
自然の脅威をしっかりと子供に伝えられれば、こんなによい環境はありません。

古い建物が多いという事は今後建て替えされる可能性はあります。
ただ、大きな土地を買ってますので、近所の家が3階建てになっても、畑や駐車場はともかく、家が日陰になる事はありません。

一つ世代が上の方々なので、うちの子供は完全に孫みたいなもんで、子供を連れて見に行った時は、早速遊んで下さってました。

不動産的には道幅が狭いというのは、結構なマイナスイメージです。
前面道路が4mなら行き交う事が出来ますが気を使いながらの往来になるので敬遠されます。
6mまでいけば全く問題ありません

今回の現場は3mありませんでした。
2.5mぐらい。
南側からだと2mあるかないか。

でも先程も書きましたが、車さえ来なければ、ただの道です。
苦も無く通れます。

南側からは軽自動車は問題ありませんが、普通車は少し厳しいです。

但し、この土地はどちらかというと北側から入ってくる方が便利そうな土地ですし、北側だけの出入りになったとしても不便を感じるような距離感はありませんから。

まとめ

全面道路が2.5m?   
そんな狭いの無理

古い在所?       
しきたりとか面倒だし古臭そう

近隣に囲まれている?  
景色が悪そう。近所付き合いも面倒くさそう

あなたが今までデメリットと思っていたことは、それほどデメリットでは無かったり、場合によってはメリットになる部分がある事に気付いて頂けましたでしょうか?

もちろん、個人の考え方によってはNGの部分もあったかと思いますが、不動産的に価値は低くても、それ程問題でない事は理解して頂けたかと思いますし、何より不動産的に価値が低い条件があると、価格が安い!
これはオマケです(笑)

土地を決める前、また決めたあとの間取りを考える上では、ネットの情報や不動産情報だけではわからない、現地に行かないとわからない部分が、良い事も悪い事もたくさんあります。

物理的な条件が揃ったからと言って契約するのではなく、現地を自分の目でみて、その先の暮らし方まで想定して考えれば、自ずと答えは出てきます。

間取りについてはもちろん工務店の協力が必要ですが、景色を確認し自分が癒される・心地よく感じれるポイント(山々や自然が見えたり)を見つけられれば、そこを中心においた家造りを依頼すれば良いのです。

そんな見方から始まる土地選びですが、今回題材にした自邸の完成見学会が間もなく始まります。
ご来場の際はその地に立って、私の言っていた事を確認しながら見て頂くと、間取りや家の配置や庭(まだ出来上がってませんが)が何故こうなったのか理解して頂けると思います。

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それは当たり前のこと

でも、建てる時の費用を安くするための選択が

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10年後、20年後に何百万とコストのかかる家になっていたら?

残念ながらそういったことが実際にあるのです

建てる前に知ってたら、こうしていたのに!

という事も少なくありません。

そんな悔しい思いをする人を一人でも減らしたくて

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家を建てる前に読みたいお話
2020.08.31

工務店経営者が語る、自邸の家づくり・・ 土地探し編

マルトの経営者の一員として長らくお客様の家を手掛けてきた私、澤田が自邸を建てる中で留めておきたい思ったことをブログに書いていこうと思います。

仕様や性能も触れていきますが、それは別のブログにも書いていますので控えめにします。

実際にあった事や、考えた事、迷った事など、隠し事なく赤裸々に書いて行こうかと思いますので、今悩んでる人、これから考えるという方々の参考書もしくはバイブル(ちょっと大げさ!)となるようにしていきたいと思います。

まず、一番大事な事。

工務店の常務だからって、特別な家を建ててません!

皆さんと同じです

普通にお金がかかりますし(若干は安いですが)、自分のやりたい放題でやったら嫁さんに怒られますから、現実的な範囲でどこまでやれるかという感じで考えました。

なので特別なデザインでもなく普段から自分達がお客様にオススメしている「普通」の家です。

マルトにとっても、世の中の家を建てたい方にとってもスタンダードとなるような家を目指して作りました。

家を考える前に基本のキ 地面が無ければ家は建てれません(笑)

三男で土地をもっていない私はまずは土地探しから始まります。

このあたり(彦根市)の一等地はとても予算的に買えません。


出来れば会社まで車で30分までの所が理想。

それと、子供はこれから大きくなっていきますので、学校をどうするかも重要です。

家造りを考える方の多くが子育て世代ですので、やはり商談していますと必ず「学校」「学区」はポイントとして挙がってきます。

私も全く同じですね。

という事でまずは土地探しから始まりました。

嫁さんと数年前から、「住むなら何が重要?」なんて話をずっとしてましたので、何となく方向性は決まってました

嫁さんは、子供の住環境を重視
もちろん僕もそこは同意

後述しますが、基本的に子供の住環境を考えると、大人にも暮らしやすい場所になると思います。

駅近、病院の近く、スーパーに歩いて行ける立地、などとはまったく考えてません。

この辺りは車が無いと困る地域なので、大人になればほぼ免許を取ります。

買い物も病院も車で行きますし、余程の山奥(私が生まれた実家など)で無い限りは基本NGの土地は無いんですね。

ただ、この住環境の考え方には意見の相違がありました。

嫁さんは、近所に同い年ぐらいの子供がいる地域。
僕は近所に大通りのない静かな場所。

嫁さんの要望通りなら、手っ取り早いのは新規分譲地。
子育て世代が建てる事が多いので、ほぼ間違いなく同年代になります。

しかし、それでは嫁さんの要望とズレが生じます。

嫁さんはお隣との間が狭く、窓や音などご近所を気にしながら生活するのはイヤとの事。(私もゆったりした土地が希望でした)

なんと、嫁さんは小高い丘にポツンと建ってるのが理想だったそうです。
それは様々な要件で実現は難しいですし、そもそも近所に子供がいないので、嫁さんのポイントから外れます!!

また、私の個人的な希望という事で、古い在所(村)の中を探してました。

古い在所には、確かに面倒臭いしきたりはあるのですが、比較的静かな地域が多く(交通の便は悪い)、既に周囲に建物が立っているので、視線などの対策も出来ますし、なにより住んでいる人がわかるのが大きいです。

どんな人が来るのかわからない
どんな家が建つのかわからない

この不安が無いのが古い在所の良い所です。
そんな条件を整理しながら探すと自ずと場所は、彦根(郊外)、多賀に絞られてきます。

彦根・多賀といっても範囲が広すぎるので、もう少し絞ってみる事にしました。
彦根の南部は通勤に30分越える可能性があるので無し。
必然的に河瀬より以北になります。

また、湖に近い所は、冬場の強風も気になりますし、比較的地盤が緩い所が多いです。

ハザードマップなど見ると、湖岸は川の下流域になりますので、湖からの増水・川の氾濫の可能性が高いので、市内でも出来るだけ東側(8号線の方)が理想です。

そして一番重要な土地の値段!

私はこういう仕事しているので、既に自分で色々計算していましたから、予算は決まってましたけど、一般の方は、一番最初にライフプランを組む事が大前提ですね。

ネットで自分で組むことも出来ますし、工務店が無料でライフプランをしてくれる所もあります。

そうすれば、土地・建物でいくらまで予算が掛けられるか見えてきます。

希望や予算からすると、小さな土地は×ですから、彦根の中心部はほぼNGですし、あったとすると1000万オーバー。

工務店だからではないですが、住み心地を優先したいので、家にお金を掛けたい。

どう計算しても60坪以上で1000万以下しか無理でした。

これが、なかなか難しい。
まず便利な街中ではありません。
あったとしたら、何かしらの問題があるからだと思います。

探し続ける事5、6年(その間いくつか候補があったのですが、その時のお客様に優先してご紹介していたのでなかなか私に廻って来ることはありませんでした。苦笑))

ついに今回の土地に巡りあえました。

場所は多賀町月之木

古い在所のど真ん中

道幅は狭いけど、住民以外の往来はほぼ無し。
近くに芹川があり、畑や田んぼにも囲まれた自然豊かなホンマに静かな土地です。

同年代の子供はいませんが、歩いて1分もすれば大きな新規分譲地があり、そこには子供の同級生がいっぱいいます。

小学校や中学校までは一足ありますが、それでも15分もあれば歩ける距離で、保育園は歩いて5分です

もちろん、高校や大学に行くとなると、市内ほど便利ではありませんが、恐ろしく料金の高い近江鉄道が一応ありますし、南彦根駅なら自転車で20~30分あれば付きます。

私の生まれ育った実家だと峠を2つ超えて1時間ですからね。
平坦な土地でこれなら十分かと。

さらにさらに
周囲は民家に囲まれていますから、眺望は良くないですが、眺望など関係無しといわんばかりの200坪の土地(苦笑)
しかも400万!

嫁さんの要望である、周囲の家との距離を気にする事など全くない大きさです。

また、多賀町は言い方悪いのですが、かなりお金持ちの町。

大きな工場がたくさんありますので、税収が多くかなり潤っていますので、補助や助成が手厚いので、子育てには本当に良い地域だと思います。

という感じで、多少不便な部分はもちろんあるのですが、ほぼ希望の土地が見つかりました。

本音言うと飲みに行くのに自転車で行ける彦根の利便性に、かなり心動かされていたのですが(笑)、

何だかんだ言いながら残りの人生考えると、畑したり庭いじりしたりする老後の時間の方が多そうだったので、多賀のような田舎で良いのかなって思いましたし、何より、嫁さん子供の事を考えるとベストな場所でもあったので、この地に骨をうずめる事にしました。

「土地は縁のもの、見付けた時が買い時」とよくお客様に言います。

私の場合それを2、3軒逃していますので、このまま見つけられなかったらどうしようと思ってはいたんですが、捨てる神あれば拾う神ありとはこの事ですね。

御施主様にお譲りした物件と比較しても、申し分ない良い土地を見つける事が出来ました。時間はかかりましたけど(苦笑)

今回は、家造りのはじめの一歩の説明になりました。
ここから、家造りが本格化するのですが、その話は次のブログになります。

土地探しについての記事はこちら

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家づくりにはたくさんの落とし穴があります。

建てる時には教えてくれないこともあります。

誰だって出来るだけ安く家を建てたい

それは当たり前のこと

でも、建てる時の費用を安くするための選択が

光熱費のやたらかかる、寒くて暑い家になってしまったら?

10年後、20年後に何百万とコストのかかる家になっていたら?

残念ながらそういったことが実際にあるのです

建てる前に知ってたら、こうしていたのに!

という事も少なくありません。

そんな悔しい思いをする人を一人でも減らしたくて

「家を建ててからかかるお金の話知っていますか」

という小冊子を作りました。

これを読んだうえで、

納得の家づくりをして頂きたいと、心から願っています。

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