2022.01.27最終更新日:2023/10/19

トイレ床材|上質な空間にするには、おすすめは何?

ウオルナット K邸

弊社で家を建築するお客様のほぼ100%は、無垢の床材(多くは桧と杉)を採用されます

居室の床材は悩むことなく無垢材を採用されても、トイレ、脱衣室、まれにキッチンの床材では悩まれる方が多いです

どうしてか?

やはり、水濡れや掃除に強い床材を求められ、無垢材では不安に思われる方が多いようです、が

㌽|無垢の床材がトイレや脱衣に使えないという訳ではありません

実際に採用されたお客様も何人もいらっしゃいます

そのあたりも含めて、詳しく見ていきたいと思います

トイレ床材を選ぶポイント

耐水性・耐久性に優れている

トイレは手洗いの水がこぼれたり、尿跳ねを掃除するのに水拭きをしたり、と何かと水と縁のある場所で、そういった意味からも水に強い素材が向いていると言えます

また、家族全員が毎日、日に数回使用する場所です

耐久性が優れていないと困ります

掃除がしやすい

子供さんが小さかったり、男性が立って用を足したりする家は、特に掃除の頻度が高くなります

汚れが付きにくい、落としやすい、といった素材であることは大切です

常時、床も洗剤で掃除する習慣のある家は、洗剤成分に強い素材であることも大切です

リフォームしやすい

トイレは設備の中でも特に頻繁に使用するものです

当然壊れることもあります

修理で直らない場合は便器ごと交換になります

その場合床の交換が必要になる場合もあり、リフォームが容易にできる素材が向いていると言えます

トイレの床材を素材別に見てみましょう

トイレ床材:無垢床板

無垢床材なんて無理っ!!と思われがちですが、表面をオイル塗装などすることで拭き掃除などのメンテナンスがしやすくなります

大量の水をこぼしたりなどしたときは目地から水が入るので、速やかにふき取ってくださいね

また固い樹種(広葉樹)を選ぶと、柔らかいものに比べ染み込みにくい分、メンテナンスはしやすいでしょう

以下は弊社が良く使う無垢のトイレ床材です

漆塗り赤松

S邸

漆には抗菌作用や防水、防腐作用があり、日本においては古くから住宅の塗装として用いられてきました

現場での再塗装も可能なため、長く使える素材ともいえます

また、100%自然素材の塗料であるということも、無垢の木の家との相性が良いと言えます

弊社での実績としても、10年以上水拭きなどの掃除をしたトイレも、剥げたりなどの劣化はありません

ちなみに上の画像の収納扉には漆塗り和紙を使用しています

トイレに無垢の床材を使うなら、室内建具はこちらをおススメします

竹(バンブー)フロア

F邸

竹はよく知られているように3~4年で成長するエコロジー素材です

非常に硬い素材で耐久性に優れています

ウレタン塗装されているので水に強く、お掃除に向いています

トイレ床材:コルク

トイレの床材はコルク
大阪の工務店 藏家様からお借りしました

コルクとはコルクガシの表皮の下の外皮を砕き、圧縮して形成したものです。

コルク樫の皮は、剥がれても9年ほどで再生するため、木を伐採することなく何度も利用でき、エコロジーな素材と言えます

コルクタイルの床材は、空気をよく含むので軟らかく、吸湿性・吸音性、断熱性・保温性に優れておりメリットはたくさんありますね

(軟らかいとは言ってもタイルなどと比べての話で、フニャフニャしているわけではありませんよ)

実は弊社でも浴室用コルク「バスコ」は洗面室やランドリールームによく採用しています

これからはトイレの床でも採用をしていきたいところです

コルクも特にお手入れで困ることはないのですが、 大量の水をこぼしたりなどしたときは目地から水が入るので、速やかにふき取ってくださいね

デメリットとしては紫外線による日焼けがあります

I邸 ランドリールーム

トイレ床材:クッションフロア(CF)

M邸

クッションフロアの特徴といえば豊富なデザインでしょう

写真のようなヘリンボーン柄を無垢材ですると高価なものなりますが、CFであれば気軽に使えます

大理石柄からタイル柄、はては花柄まで揃っています

塩化ビニルで作られているので耐水性に優れ、汚れも落としやすく施工も簡単です

ですが、本物の質感を求められる方にはちょっと物足りない素材かもしれません

また、経年劣化によるめくれなどもいずれ発生するでしょう

トイレ床材:タイル

トイレの床材はタイル
LIXILよりお借りしました

タイルもいろんなデザイン(柄)があるので、選ぶ楽しさはありますね

無垢の床材とはまた違った本物の質感が楽しめそうです

ただ、コストが高くなるのと、施工に手間がかかる分価格は高くなりがちです

清掃性はとても良いですが、目地の部分の掃除が気になるかもしれません

そんな方には床全面に使える陶器の床もあります

トイレの床材は大型タイル
TOTOよりお借りしました

ハイドロセラ・フロアJという大型陶板の床です

普通のタイルに比べると色柄の種類が少なくなるのが残念です

トイレ床材:サニタリーフロア

トイレの床材はサニタリーフロア
パナソニックよりお借りしました

サニタリーフロアとは、耐水性・耐汚染性に優れた建材メーカーの作る床材です。

基材には湿気に強い合板を使用し、面取り部には防水処理を施し、継ぎ目から水分が浸透しにくい仕様になっているようです

表面はシート貼りなので木目調や大理石調などデザインは豊富です

トイレ床材 まとめ

トイレの床材というと、クッションフロアと思われがちですが、この記事でご紹介したように漆塗りの床材やコルクなどもあり、本物の素材を探しておられる方には是非検討して頂きたい床材だと思います

逆にクッションフロアはリーズナブルでデザインも豊富ですから、自分好みのオリジナルのトイレにするのにはピッタリの素材だと思います

自分好みの土間仕上げを見つけたい方にはこちらの記事をどうぞ

土間仕上げは何を選ぶ?【実例紹介】

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