2017.09.11最終更新日:2023/10/25

基礎配筋|人通口の周りは補強が肝心

基礎のコンクリートの中にはどんな鉄筋が入っているか

これは、ベタ基礎の外周部の断面図です。

▽GL というのが地盤面なので、基礎が出来上がった時には、コンクリートが150mm(15cm)巾の【立上り部分】が400mm(40cm)の高さで見えることになります。

その中の鉄筋はというと、水平方向に入っているのが、上から

D13 直径13mmの異形鉄筋

D10 直径13mmの異形鉄筋

D13 直径13mmの異形鉄筋

D13 直径13mmの異形鉄筋

そして垂直方向は

D10 @200 直径10mmの異形鉄筋が200mmの間隔で入っています。

また、スラブと呼ばれる床の部分は、150mm(15cm)の厚みのコンクリートの中D13 直径13mmの異形鉄筋が碁盤の目のようにタテヨコ200mm(20cm)の間隔で入っています。

図面に書いてある通りに鉄筋を組んでいくことを『配筋』といいます。

この基礎業者さんは、

注1 捨てコンクリートの上に付けた

注2 墨に合わせて

外周部の立上り部分の鉄筋をまず配置し、その後内部の土間部分の配筋にかかっています。

一般的なベタ基礎の内部立上り部の構造は、

上記のようなパターンが多いかと思います。

基礎工事は出来上がってしまえば、中の鉄筋はわからないので、会社によっては、土間部分の配筋をD10@300(直径10mmの異形鉄筋をタテヨコ300mm(30cm)に配筋)でしたり、立上りのコンクリート巾120mm(12cm)でするところもあります。

それでも同じベタ基礎です。

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でも、弊社では基礎も許容応力度計算をして、形状・配筋を決定していますので、上記の基礎配筋よりも鉄筋が太くなったり、本数が増えたりします。

人通口の周りは強度補強する

基礎の内部に必ずと言っていいほどあるのが人通口というものです。

人通口は、家が出来上がってから、床下の配管を点検したり、メンテナンスができるように、1階の床に設置した床下点検口から、どこの部屋にも行けるように、人が通れる開口の事です。

上記の図面では、巾600mm(60cm)、高さ350mm(35cm)の開口が開いています。

この開口を設置する場合は、その部分の強度が弱くなる為、コンクリートを下部に増し、補強筋という鉄筋を配置して、基礎の強度を保ちます。

実際の配筋状況は、

許容応力度計算によって、配置される地中梁

大きな部屋、一般的な住宅ではLDKの場合が多いのですが、柱や壁が無い部分には、基礎の立上りは無いのが普通です。

しかし、柱や壁が無い分、その他の部分に荷重がかかる為、その応力が伝わる部分は強度を上げなければなりません。

上図のように、土間の中に『梁』のように入るので、地中梁といいます。

実際の状況は、

一番下の画像、手前から奥まで、基礎の立上りはありませんが、地中梁が3通り入っています。

これも許容応力度計算によって必要になったものです。

と、書いてはみましたがむづかしいですね。

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基礎工事についてはこちらもどうぞ

気密パッキンと基礎(通気)パッキンの使い分け

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マルトおススメの無垢の床や塗り壁

心地よさの理由とお手入れについて

の勉強会を開催します!

インスタグラムやピンタレストで見かける

塗り壁や無垢の床材で造られた素敵な空間。

実は、素敵なだけではなくて五感で感じる

「心地よさ」

があるのをご存じですか?

イメージで「なんとなく素敵」なのではなく

ちゃんと科学的な根拠があって

心地よい素敵な空間になるのです

今回開催する勉強会では

スタッフが実際に暮らす!!モデルハウスにて

実際の塗り壁や無垢の床を体験してもらいながら

その心地よさの理由についてお話ししたいと思います

塗り壁や無垢の床が良いのはわかっているけれど

そうは言っても心によぎるのはこれ

うちには小さい子がいるし・・・

お掃除苦手だし・・・

ガサツな家族なんです・・・

実はこのモデルハウス

暮らし始めてすでに3年経ちました

保育園児だった子供も小学生になりました!

それなりに汚れもしましたし

キズもあちこちについています

どんな風に見えるのか、気になりませんか?

塗り壁や無垢の床だからと言って

特別なお手入れは何もないのですが

そのへんの不安も解消できるように

実演付きのメンテナンスもご紹介します

今回ご紹介する塗り壁は

土壁って言葉がピッタリの

ゆふ珪藻土と

ひのき、すぎといった

日本の木で造られた床になります

勉強会の最後には

ゆふ珪藻土で「おくどさん」を作って

おかまで炊いた、かまど御飯を

参加者の皆さんと楽しみたいと思います

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