2017.09.11最終更新日:2021/10/18

基礎配筋|人通口の周りは補強が肝心

基礎のコンクリートの中にはどんな鉄筋が入っているか

基礎配筋

これは、ベタ基礎の外周部の断面図です。

▽GL というのが地盤面なので、基礎が出来上がった時には、コンクリートが150mm(15cm)巾の【立上り部分】が400mm(40cm)の高さで見えることになります。

その中の鉄筋はというと、水平方向に入っているのが、上から

D13 直径13mmの異形鉄筋

D10 直径13mmの異形鉄筋

D13 直径13mmの異形鉄筋

D13 直径13mmの異形鉄筋

そして垂直方向は

D10 @200 直径10mmの異形鉄筋が200mmの間隔で入っています。

また、スラブと呼ばれる床の部分は、150mm(15cm)の厚みのコンクリートの中D13 直径13mmの異形鉄筋が碁盤の目のようにタテヨコ200mm(20cm)の間隔で入っています。

図面に書いてある通りに鉄筋を組んでいくことを『配筋』といいます。

基礎配筋

この基礎業者さんは、

注1 捨てコンクリートの上に付けた

注2 墨に合わせて

外周部の立上り部分の鉄筋をまず配置し、その後内部の土間部分の配筋にかかっています。

一般的なベタ基礎の内部立上り部の構造は、

基礎配筋

上記のようなパターンが多いかと思います。

基礎工事は出来上がってしまえば、中の鉄筋はわからないので、会社によっては、土間部分の配筋をD10@300(直径10mmの異形鉄筋をタテヨコ300mm(30cm)に配筋)でしたり、立上りのコンクリート巾120mm(12cm)でするところもあります。

それでも同じベタ基礎です。

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でも、弊社では基礎も許容応力度計算をして、形状・配筋を決定していますので、上記の基礎配筋よりも鉄筋が太くなったり、本数が増えたりします。

許容応力度計算

これは、形状は同じですが、立上り部分の上と下にD13サイズの鉄筋が1本づつ増えているものです。

建物の形状や、力のかかる場所によって内容は全く変わりますので、違うパターンを次回に案内します。

人通口の周りは強度補強する

基礎の内部に必ずと言っていいほどあるのが人通口というものです。

基礎配筋

人通口は、家が出来上がってから、床下の配管を点検したり、メンテナンスができるように、1階の床に設置した床下点検口から、どこの部屋にも行けるように、人が通れる開口の事です。

上記の図面では、巾600mm(60cm)、高さ350mm(35cm)の開口が開いています。

この開口を設置する場合は、その部分の強度が弱くなる為、コンクリートを下部に増し、補強筋という鉄筋を配置して、基礎の強度を保ちます。

実際の配筋状況は、

基礎配筋

基礎配筋

許容応力度計算によって、配置される地中梁

大きな部屋、一般的な住宅ではLDKの場合が多いのですが、柱や壁が無い部分には、基礎の立上りは無いのが普通です。

しかし、柱や壁が無い分、その他の部分に荷重がかかる為、その応力が伝わる部分は強度を上げなければなりません。

基礎配筋

上図のように、土間の中に『梁』のように入るので、地中梁といいます。

実際の状況は、

基礎配筋

基礎配筋

一番下の画像、手前から奥まで、基礎の立上りはありませんが、地中梁が3通り入っています。

これも許容応力度計算によって必要になったものです。

と、書いてはみましたがむづかしいですね。

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