2017.12.06最終更新日:2020/03/06

給湯器。ガス・石油・電気の違いは?

給湯器は何をお使いですか?と聞いた時、

『んっ? ボイラーの事?』

と、聞かれる事があります。

 

その通り、お湯を沸かすボイラーの事です。

従来からあった種類は

・石油給湯器

・ガス給湯器

・電気温水器

この3種類が代表的なものでした。

 

私達が住んでいる滋賀県の湖東地域では、

比較的石油給湯器が多くて、一般的な石油タンクの容量は90Lなんですが、

家庭によっては200Lとかの大きなタンクを設置し、

石油ファンヒーター等に使う石油を兼用で使われているところもありました。

 

それぞれに一長一短あり、

石油がそんなに高くない時であれば、石油給湯器がランニングコストが低いのですが、

石油が切れたらもちろんお湯が出ないので、石油をタンクに補充する手間がいります。

お年寄りしかいらっしゃらない家庭だと、ポリタンクで補充するのはかなりキツイ仕事です。

 

ガス給湯器は、ランニングコストが高くつくのですが、燃料を補充する手間がいりません。

都市ガスなら配管で接続されていますから、上水道を使うのと同じように使えますし、

プロパンガスなら、無くなる前にガス屋さんがボンベを交換に来てくれます。

それに、給湯器自体が小さい。ですから、アパートやマンションでは、

圧倒的にガス給湯器が多いです。

 

電気温水器は深夜の安い時間帯の電気でお湯を作り、保温しているので、

燃料の補充などいりませんが、お湯をたくさん使った場合に『湯切れ』

すなわちお湯が無くなってしまう事がありました。

 

今説明してきたのは、20年程前の時代の話です。

それから給湯器も色々なものが出てきました。

 

代表的なものがエコキュートです。

これは、ヒートポンプユニットという部分で空気を圧縮してお湯を作り、

貯湯タンクに貯めておくというもので、

以前の電気温水器と同じような使い方ではあるんですが、

当時の電気契約の形態で『オール電化』というのがありましたが、

それとあいまって、ランニングコストが非常に安くなりました。

一般的な4人家族で、370Lタイプのエコキュートだと、

お湯を作る分の電気代としては、月1400?1500円程度と言われていました。

 

石油給湯器で冬場だと、90Lのタンクに1回補充しますという方も多く、

そのことから考えると8000?9000円程度かかる計算になります。

1/5?1/6程度のランニングコストです。

 

それ以降、エコキュートの普及率がメチャクチャ上がりました。

滋賀県の湖東地方は、関西電力管内でも普及率がトップクラスだったと聞いています。

 

それが、

東北の大震災以降変わってきました。

原子力発電の問題で、エコキュートを敬遠する方も出てきましたし、

震災時に使えるものはプロパンガスということから、

ガス給湯器が見直されてきました。

 

それまで、ガス業界は随分とエコキュートに取って代わられ、

指をくわえて見ているしかない状態だったのですが、

やっとガス給湯器の使用率もあがってきました。

 

排気の熱も利用して、従来の変換効率80%から95%に上げたエコジョーズという機種を出したり、

ガスを使うことによって電気を作るというエコウィル

(高額なのでメチャクチャ普及しているというわけではありませんが)

最近では、ハイブリッド給湯器というエコワンというものが出てきました。

 

ハイブリッドと名前がついているように、お湯の作り方が2種類あります。

ひとつは、エコキュートのように、電気でお湯を沸かして貯めておくのですが、

その量と温度に違いがあります。

エコキュートは80?90℃のお湯を370Lとか460Lのタンクに貯めて保温をするので、

多少、余分な量のお湯を作ります。(マイコンがその家のお湯を使う量を学習しています)

エコワンの方は、40?50℃のお湯を100?130L貯めておき、

足らなくなったり、冷めてしまった場合には、

もうひとつの、瞬発力があるエコジョーズでお湯を作ります。

 

ですから、電気で作った分は必ず使い切るような量ですし、

たくさんお湯を使っても、エコジョーズでお湯を作れるので、

湯切れの心配はありません。

 

ランニングコストも従来のガス給湯器と比べて56%減という数字が出ています。

 

販売しているメーカーも

『電気とガスのいいとこ取り!』

とうたっています。

 

いまの時代でも、それぞれの給湯器には一長一短あり、

そのご家庭にとって、なにが重要かによって最善の機種が決まってきます。

 

弊社が家づくりで大切にしていることはこちらからどうぞ

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