2021.02.04最終更新日:2023/10/20

結露する窓を何とかしたい!

今から家を建てようと思っている人は

結露なんて関係な~い、新築だもん!

と思っていませんか?

それは大きな間違いです。

どんなに高性能な家であっても、条件がそろえば結露は発生します。

すでに家を建ててしまった、あるいは親からの古い家に住んでいる人は、結露にお悩みでしょう。

今回は弊社のある関西位の気候を念頭に、今から家を建てる人とすでに家を建ててしまった人にむけて記事を書いてみます。

結露とはなにか?

結露と聞いて一般的に思い浮かべるのは、冬の窓でしょうか。

寒い冬の夜、室内で石油ストーブをつけ、その上ではやかんがシュンシュン音を立てている。(昭和感満載ですね)

あるいは石油ファンヒーターやガスファンヒーターがフル稼働

窓は濡らしたかのような水の雫だらけ

レースのカーテンはびしょびしょのカビだらけ

こんな風景が目に浮かびます

結露とは空気中にためられた水分が冷たいものに触れることで発生します。

暖かい空気ほどたくさんの水分を持つことが出来ます

そうすると室内の暖かい空気が室外と接している窓に触れることで結露します

エステー様よりお借りしました

結露をさせないためには?

冷たいものに水分を含んだ暖かい空気が触れなければ、結露はしません

簡単に言うと、窓を冷やさない = 室温と外気温を同じにする

あるいは室内の空気をからっからに乾燥させる

そんなことをしたら、今のご時世あっという間にコロナにかかっちゃいますね

新築時には結露しない窓を選ぼう

結露に限らず室内環境を良くするには窓の選定がとても大切です

ひと口に窓と言ってもピンキリです

何を選ぶのかというと

断熱気密性能の高い窓を選びます

YKK様のHPにわかりやすいページがあります(リンク貼りました)

上の画像で分かるように、断熱のポイントはガラスを囲う枠を樹脂にする、ガラスを複層化することです

そうすることで冷たい外気の影響が内部に伝わりにくくなります

ペアガラスであってもアルミサッシ(室内外とも枠がアルミ製)はNGです

オプション扱いになっても、窓のグレードを上げることをおススメします

断熱性能の高い窓には

アルミ樹脂複合サッシ

樹脂サッシ

木製サッシ

とあります。

下へ行くほど性能は高くなります。

お値段も高くなります(樹脂サッシはそれほどでもないですが)

最低でもアルミ樹脂複合サッシは採用してほしいところです

結露の話をしていますが、こういった窓は実は夏にも効果が高いのです。

YKK様よりお借りしました

窓からの熱の出入りが一番大きいので、冬は暖かさを保つ、夏は涼しさを逃がさないのに効果的です。

また、窓だけでなく壁でも床でも結露は起こります

断熱材をきちんと天井、壁、床に入れましょう

高断熱高気密についてのブログはこちら

結露する窓対策をしよう・・・すでに住んでいる人編

結露対策にある程度費用が掛かってもいいという方

断熱改修というリフォーム工事があります

これは既存の建物を骨組みだけにして、断熱材を入れ窓も取り替えます

この方法をとれば新築とほぼ同様の効果はあります

ただし、想像されているよりもお金はかかるかもです

というのも、骨組みだけにすることで外装も内装も設備もほぼすべてやり替えになるためです

建築会社と費用対効果をよく相談されることをおススメします

そこまでは・・・とおっしゃる方におススメなのは内窓です

先にお伝えしたように、窓は熱の出入りが一番多い場所です

既存の窓の室内側にもう一つ窓を付けることで外気の影響を受けにくくなり、結露もしなくなります

この方法はかなり効果的で、費用対効果も良いのでおススメです

内窓についても紹介しています ↓

とりあえず、結露をしのぎたい方

市販の結露対策グッズを使いましょう

写真はプラダン(プラスチックダンボール)と呼ばれるものです

ストローのような空気層が並んでいて、断熱効果が期待できるそうです

雨戸があれば面倒がらずに閉めましょう

プラダン貼りの窓とで断熱効果も上がります

あとは室温を上げすぎないこと(酷なことを言うようでスイマセン)

暖かい空気になればなるほど水分を持ちます

20℃の室温より25℃の空気の方が水分を沢山持てます

その上で湿度をちゃんと測りましょう

たまに加湿器の動かしすぎ、プラス室温ぽかぽかで(確か27℃?)高性能な家でも結露しました・・・

室温18℃から20℃までで、湿度40%から50%

ちょっと寒いなと思ったら軽くて暖かいフリースでも羽織りましょう

結露する窓の許せる程度

先に書いたように高性能な家であっても条件がそろえば結露します

完璧に結露を起こさないようにすることも可能ですが、年に何日あるかの寒い日に合わせるよりも、許せる範囲を知っておくのもアリだと思います

結露したとしてもガラス面の下の方だけに薄く結露している

ほうっておいたら知らぬ間に消えている

という程度なら許せるかな?

もうちょっと暖かくしたい方へ

暖房しているけれどなんとなくスースーする。

光熱費を上げずに暖房を強化したい

そんな方におススメの窓まわりの商品があります

ハニカムスクリーン、という空気層を持ったブラインドです

空気層を持っている分断熱効果が高く、熱の逃げに弱い窓には効果的です。

ただし単板ガラスのアルミサッシにに取り付けると、残念ながら結露すると思います。

ペアガラスのアルミサッシでも特にアルミ部分は結露すると思います。

対策としては少しシェードを開けておく、が効果的ですが本末転倒ですね

使えるおススメはやはりアルミ樹脂複合サッシ以上の窓になります

そういった意味からも、新築時にはアルミ樹脂複合サッシは押さえておきたいものですね。


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