2020.07.31最終更新日:2020/11/26

防犯・災害・プライバシー、窓の外に付けるのは何が良い?

窓の役目は、光の取り込み、景色の取り込み、風の取り込み、熱の出入りの調整、といったところでしょうか。

ただ、窓単体では出来ないけれども、家づくりにおいて窓廻りで必要になる要素があります。

① 風通しは欲しいけど、虫は入って欲しくない =防虫

② 台風の時に物が飛んできたら困る =災害対策

③ 夜寝てる時とか留守の時は泥棒さんが心配 =防犯

④ 隣が丸見えって事はこちらも丸見え =プライバシー

何となくわかりますよね

網戸

雨戸

カーテン

この3つを窓にプラスして考えなくてはいけません。

網戸はほぼついてるので防虫はOKとします。

カーテンも内障子にするとか色々考え方があるので大事なのですが、災害・防犯にはあまり役に立たなさそうなので今回は省きます。

この記事では②③④の全ての要素に関係してくる雨戸を考えたいと思います。

木製雨戸

irei blog 様より、お借りしました。

まず、昔からある木製雨戸

デザインがとっても素敵です。
外観にもよりますが、家の雰囲気がグッと良くなりますね。

また、出来るだけ雨ざらしにならないように窓用の付け庇なんかも合わせて考えると、デザインもさる事ながら使い勝手も良く長持しますし、窓や外壁を守る事になりますから、耐久性も上がる事になります。

但し、雨戸自体は雨ざらしになりますから、雨戸の耐久性は心配です。

出来るだけ雨にかからない工夫(戸袋を作る)とか、
雨に濡れても動かしやすい工夫が必要です。

アルミ製雨戸

YKK 雨戸

次なる雨戸はアルミ製。

これは最高です。

軽量、安価、雨に強い

文句を言う所がありません。
デザインを除けば(苦笑)

やっぱりどこまでいってもアルミ製
どこまでいっても偽物なんですよね

外観的にはあまりよろしくない

更に、出す時にギィギィと金属音がする事もあります。防犯上はいいかもですが。

木製も同じですが、一枚一枚出さなければ行けないのでやっぱり面倒臭い、という事もあって、今の主流になっているのが軽量シャッタータイプ

シャッタータイプ

雨戸のようにいつでもどこでも外壁に”丸出し”状態ではなく、必要な時以外はクルクルと撒かれて収納されてます。

必要な時にだけ出す。もちろん軽量なので、片手で軽く操作出来ます。

一昔前は高価な商品だったのですが、需要が増えた為、価格もこなれてきており、シャッター単体なら雨戸と価格差は無くなってきましたし、窓を開けて動かすの面倒やな、シャッターを人力で上げたり下げたりするの面倒やな、年寄りにはしゃがんだりするの大変やん なんてお考えのズボラな方!?の為に比較的安価で対応できる電動シャッターまで出てきました。

更に更に、このシャッターは、閉めながらスラットを少し巻き上げて、スキマを作り、光や風を通す事が出来るタイプもあります。

一昔前は中年の下腹みたいなぼっこり出っ張ったシャッターボックスがついて、これがカッコ悪かったんですが、今はこれもかなり薄型になり、HMさんには、ボックスがまるで無いようにみえるようなシャッターを採用されてる所もあります。

あと、格子戸のタイプもあるのですが、これは中が見えるという事で今回は雨戸の部類から外しました。

雨戸の最大の効果

雨戸の最大の効果は木製・アルミ製・シャッター全てに共通していえるのは、防犯性と災害時に非常に役立つという事です。

まず、防犯という意味では、窓ガラスを割る前に一工程入りますから、泥棒さんにとっては面倒が増えますね。

中の様子が伺いにくいという意味では、泥棒さんの準備も手間がかかります

災害というと特に台風ですね

昨今の台風は、異常気象のせいか、とんでもない風雨をもたらします。

当然、近所から吹き上げられた物が飛んでくる事も考えられます。

そんな時に雨戸は飛来物から窓を守ってくれます。

また、暗くはなりますが、真夏の日中に雨戸をすると暑い日差しをカットして遮熱効果も期待出来ますし、冬は逆に断熱層を一つ増やす事になるので、多少ではありますが断熱材としての効果も期待できます。

雨戸は採用したくないって時は、、、

雨戸やシャッターは採用したくないけど、上記内容を少しでもクリアできる方法は無いのか?という我儘な御施主様のご要望にお答えするなら

① 防犯合わせガラスを採用する →割れるんですが、やぶれにくい粘度の高いシートが貼られていて、なかなか破る事が出来ない

② 昔のヤンキー車のような中見えないミラーのフィルムを貼る→但し、夜はうっすら見えるのでご注意。

③ 外部ブラインドを使えば、日射のコントロールも出来、夜は閉じればプライバシーも守れます → めちゃくちゃ価格が高いですけどね

木製以外の画像はYKK様よりお借りしました

雨戸の注意点

気を付けて頂きたいのは、全ての窓にシャッターや雨戸を付けたいという事ですと、小さな窓には基本的に設定がありませんので、大きな窓を採用しなければなりません。

また、外に開く窓(タテすべり出しやすべり出し窓)は手動タイプのシャッターや雨戸は取り付けられません。

窓が開いてるとシャッターがぶつかって降ろす事が出来ませんし、窓を閉めた状態で雨戸を出すなんて事もできませんので、自動的に電動シャッターを採用しなければなりません。

比較的安価とはいえ、アップ要因になりますので予算を組む段階では注意して下さい

いくつかの注意点はありますが、基本的には工務店が提案をしてくれます。

しかし、デザインを優先して木製雨戸にしたいとか、全部シャッターにしたいなどの要望を伝えないと、シャッターの設定のない小さな窓の提案も部屋によって
提案しますので、窓にどこまでの性能を求めるのか整理しておく方が良いかと思います

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