床下エアコン・・・空気の流れを読む
先日床下エアコンを設置したお客様から、「床下エアコンの効きが悪い」とのご連絡があり、点検と合わせて原因調査に…
昨年末に地鎮祭を行ったY様邸、
地盤調査をした結果、いわゆる軟弱地盤であるという判定が出ました。
基礎の仕様によっても判定が違ってくるのですが、
弊社の場合、基本的に耐震等級3にする為、
許容応力度計算という難し?い計算によって基礎の仕様を決めるので、
一般的な基礎よりも強度があるのですが、
それでも地盤改良が必要という結果になりました。
今回の改良方法は『湿式柱状改良』という方法です。
建物の建つ部分、地盤面【設計GL(グランドライン)と呼びます】から、
2.25?3.5m下の地中に強固な支持地盤があります。
その指示地盤に、コンクリートの柱みたいなものを建てて、
その上に建物の基礎を作るというイメージです。
工事の内容は、
土がいっぱいでわかりにくいのですが、
重機の棒の先がドリルのようになっていて、
クルクル回しながら支持地盤まで掘っていきます。
こうして見ると、深いところまで掘れるのがわかりますでしょうか。
重機の隣にあるトラックの荷台部分で、セメント系固化材というものを作り、
それを掘った部分に入れ、コンクリートの柱のようにします。
この写真が出来上がった状態の天端です。
直径が60?あります。
この写真では、土がいっぱいでわかりずらいですね。
余分な土を取った状態です。
雨が降って水たまりになっている所がありますが、
支持地盤まで届いている柱が34本あります。
建物が出来上がってしまえば、全く見えなくなる部分ですが、
非常に重要な部分です。