室内建具の開き方、何を選びますか?
家を建てるための打ち合わせをしていると、必ず目にする平面図。 平面図の中には多彩な情報がありますが、…
先日お邪魔した、2年前にお引渡しをしたお宅には、
『薪ストーブ』
が設置してあります。
ダッチウェストジャパンという会社の
フェデラルコンベクションヒーターというシリーズの
ラージFA265という機種です。
この薪ストーブの詳細については、後日説明するとして、
こちらのお客様はご自分の山をお持ちで、
建てさせていただいた時も、全てではないのですが、
ご自分の山の木を使わせていただきました。
燃料となる薪も自分の山の桧・杉と、
知り合いの方から分けてもらっているという広葉樹で、
すべて、自分で用意されています。
上の写真のように、近々に使う分を庇の下に置いて、
掃き出しのサッシを開ければすぐ取れるという状態にされています。
もちろん、写真で見えているくらいの量では一冬越せませんので、
隣の倉庫に、たんまりと置かれていました。
薪ストーブの設置状況は、
吹抜のあるLDKに設置しています。
2年間暮らしてみて、薪ストーブを使用した感想を聞いてみますと、
『家が暖か過ぎて、職場が寒くてたまりません(笑)』との事。
実はこのお宅、三世代同居で大きなお宅でして、
延べ床面積は約200?、坪数でいうと約60坪です。
これだけ大きくても、暖房器具はこの薪ストーブ1台のみ。
今の時期でも、晴れてさえいれば朝一番に燃やす分だけで
夕方まで追加の薪を入れなくても大丈夫だそうで、
晴れていなくても、夕方奥様が仕事から帰ってきた時の温度は大体17℃だそうです。
薪を入れて火をつけている時は、25・26℃にはなるそうで、
2階に部屋があるお子様方は、冬でも家ではTシャツ1枚だそうです。
2階の床材は杉を使用していますが、
お子様方の友人等が来られて2階へ行くと、
必ず、『これ床暖房?』
と聞かれるそうです。
確かに杉自体も冷たさを感じにくい材料ですが、
それだけ、薪ストーブの暖かさが伝わっているのかなと思います。
奥様曰く、
『私、この家に引っ越してから、自分では意識がないんですけど、
職場で寒い寒いとばかり言ってるらしく、
周りの人から、17℃で寒いっていう方がおかしいねん!って言われるんです』
との事。(笑)
薪ストーブに火がついていると、ほとんど常夏状態なので、
家の中の恰好のままで、ついそのまま外へ出ると、
異常な寒さに感じますと嘆いておられました。
薪ストーブは、薪を段取りする事が大変ではありますけど、
暖かさという点では、他の暖房機器では得られないものがあります。
薪を準備する事がきらいじゃない方には、本当にお勧めです。