2016.12.06最終更新日:2020/02/21

私たちの考える木の家づくり

先日、とある勉強会に参加する為、大阪へ行ってきました。

ここの所、世間を賑わせているゼロエネルギー住宅に大きく関係している”高断熱・高気密”について、実例を元にした考え方や施工方法などを学んできました。

みなさん、 高断熱・高気密 って聞くとどうお感じになられますか?

よくご存知な方ですと

・冬は暖かく、夏は涼しい
・電気などのエネルギーを使わないから毎月の電気代が安い

・不純な外気(花粉、PM2.5、廃棄ガス、悪臭など)が入らない

 

ってとこでしょうか

逆にあまり知らない、もしくは興味がないって方は

 

・気密って息苦しそう
・自然の暖かさや涼しさを感じたい

・機械に生かされてるみたいでイヤ

 

って感じのイメージをお持ちかもしれません


前者は最先端の家造りを希望される現代型、後者は安心安全な暮らしを求める自然派といった感じでしょうか

どっちも間違いじゃないです。

人は千差万別。顔が違えば趣味嗜好も違いますし、家においても好みがあって当たり前なんですね。

でもこの相反するように思える二つの事は別の物として家造りを考えてはいけません。どっちも大事ですし、どっちも家造りにおいて外す事が出来ないものなんです。

ともすると、性能ばかりに特化してしまったり

自然素材で自然な環境造りを優先するあまり、大事な性能を疎かにしてしまったり

これでは長く、家族が安心安全で暮らしていけません。

 

山奥の自然しかない環境で育ち、更に家業が木を使う製材業。

無垢の木や土などの自然な素材を使った空間造りが、健康や安全な暮らしに重要である事は身をもって体験していますしそれが人が暮らす為の根幹であると考えてマルトは家造りをしております。

ただ、これだけでは、安心・安全で長く暮らせる家造りではありません。

長く暮らすには・・・

 

多発する大規模地震に耐える性能が無くてはなりません

亜熱帯化しつつある環境の変化に対応できる高い断熱性能が必要です。

エネルギー削減が全世界で叫ばれる時代で、エネルギーを使わない性能も重要ですし、エネルギーを創る(創エネ)工夫も必要です。

家中の室温を均一化する事で、長生きという意味だけではなく働き盛り世代の健康被害も減らさなければなりません

 

以上のように、何が欠けてもダメですし、何かだけが特化していても本当意味での長く暮らせる家造りにはなりません。

マルトの家造りは今、全てを兼ね備えた家造りをしています。仕様・性能・デザインがベストなバランスで造られた家。そのうちの一つである高断熱・高気密について今回は学んできたのですが、性能・仕様などもう少しまとめてから、ブログやHPにてお知らせしていきたいと思っております。

Pocket