キッチンレイアウト 実例集
天竜焼杉と塗り壁の外観の家 間取りを考えるにあたってキッチンのレイアウトは悩ましいところですね この記…
断熱サッシと呼べるものには、必ず複層ガラス以上のものが入っています。
真空ガラスだったり、3枚あるトリプルガラスだったり、様々な高性能のガラスが出てきています。
その中でも、現在の主流といいますか、多く採用されている
『Low-Eガラス』
について説明します。
Low-Eは Low-Emissivity の略で、『低放射』という意味です。
低放射性能を発揮する銀と、それを保護するための酸化金属からなる特殊金属膜をコーティングしたガラスをLow-Eガラスと言います。
熱の移動の三要素は【伝導】、【対流】、【放射】ですが、Low-E金属膜は【放射】による伝熱を少なくする性質を持っており、ガラス内の放射伝熱が8割程度抑えることができます。
その結果、冬は室内の暖かい熱を逃がさず、夏は熱い太陽熱を適度に遮蔽するという、ウソみたいなガラスです。
下の画像は、普通の複層ガラス
2枚のガラスの室外側ガラスをLow-E金属膜でコーティングしたものが遮熱タイプ
2枚のガラスの室内側ガラスをLow-E金属膜でコーティングしたものが断熱タイプ
色のついていないタイプなら、そのガラスがLow-Eガラスかどうかは見ただけではわかりませんが、断熱効果は絶大です。
昔のように、窓のガラスが1枚の時代は透明ガラスか型ガラスのどちらかを選ぶだけでしたが、最近はいろんな種類のガラスがあります。
合わせガラス
2枚のガラスの間に中間膜を介してくっつけたガラスです。
中間膜に樹脂を使うことにより、ガラスが割れても飛散しにくくなります。
また、この中間膜に何を使うかによって、いろんな性能を発揮するガラスになります。
防災ガラス
合わせガラスや強化ガラスの中で、特に脱落防止性能に優れたガラスです。
防犯ガラス
中間膜に強いタイプの樹脂膜やポリカーボネートを使用したもの。
ガラスは割れても(ヒビが入る等)中間膜を破るのに時間がかかります。
防音ガラス
防音特殊中間膜を使うことにより、音によっておきる振動を熱に変え、音の波を消滅させる原理を用いたものです。
これにより、外部の騒音が聞こえにくくなるだけでなく、内部の音も外に漏れにくくなります。
真空ガラス
2枚のガラスの間に真空層を設けているものです。
真空は熱を伝えません。熱は水や空気等、物と物が接触して伝わるのですが、真空は何も物がない為、熱が伝わりません。断熱性能大です。
格子入り複層ガラス
ガラスの間に格子が入っているので、掃除が楽です。
ブラインド入り複層ガラス
これもガラスの間にブラインドが入っている為、ブラインドの掃除は不要です。