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工務店としての日々の仕事の中から、「これは家を建てる前に是非知っておいて欲しい」という
基本的な家づくりの知識や、家づくりや暮らしについてのちょっとしたヒント、
マルトからのお知らせなども記事にしています。
気になる単語でも検索できます。例:「資金計画」「土地」「間取り」など

家を建てる前に読みたいお話
2020.08.06

なぜ、木は乾燥していないといけないのか?

木は濡れることよりも、自分の持っている水分量が問題

まずは先日の記事を読んでらっしゃらない方にこちら。

上棟日に、雨が降りそうなんですが・・・

濡れてもいいのかダメなのか、
どっちなんだ!
と言われれば、もちろん濡れることはよくありません。

ただ、これは程度の問題がありますので、絶対ダメって訳ではありません。

濡れても乾燥させればOK
濡れても濡れる程度によってOK

実は木は濡れることよりも、木材自体が持っている水分の量が問題なのです。
これについては後で説明します。

無垢の木を扱う会社は必ず言います
「含水率(※)を〇〇%にしています」
私もかならず言います。

※木に含まれている水分の事で、使われる部位にもよりますが20%前後が良いとされています

お客様にしっかり乾燥した木である事を説明する為に、弊社の取引先(木を購入する先)には、しっかりと乾燥された間違いない商品であるか、確認の意味でも必ず聞きます。

何で木を乾燥させなければならないのかは、後で説明します。

この含水率の良し悪しで家の構造や仕上がりに大きな影響が出てきます。

そのため工務店及び製材所さんは様々な工夫と努力で、含水率を抑えた木材を使っているのです。

含水率を落とすとどうなる?

弊社が良く使うヒノキや杉は立木の状態ですと、木材自体の約1.5倍の水分を含んでいるそうです。150%ですね。

どうやって、含水率を落していくのか。

木の中には自由水と結合水という2種類の水分があります。

導管内を通る”水”の状態の物を自由水と言います。

細胞を形成する”水分”としての状態を結合水と言います。

自由水は”水”なので、簡単に抜く事が出来ます。
簡単って言うと製材所さんに怒られそうやな(苦笑)

自由水が抜けきると、その木の持つ含水率は概ね30%前後になると言われています。

もちろん何十年もほったらかしで乾燥(天然乾燥)させておけばもっと下がりますが、なかなかそこまで待っていられませんので、機械(人工乾燥)を併用しながら含水率を下げていきます。

含水率は20%前後まで下げなければなりませんから、そうなると当然結合水を抜かなければなりません。

しかし、これは水でなく組織を形成する水分なので、そう簡単に抜ける訳ではありません。

そのため製材所、工務店は様々な方法で水を抜く努力をしているのですが、その方法はまた別の機会に書くことにします。

この結合水ですが、成長する過程で木の細胞となった水分ですから、一度抜けると、今度これを戻すのはかなり難しいのです。

なんでも結合水を戻すには240℃の熱を加えないと無理だそうです。

食べ物を蒸す時に使われる蒸籠(せいろ)がどんなに蒸しても腐ったり、曲がったりしないのがその証ですね

つまり、余程雨に濡れ続ける事が無い限り含水率が30%とか40%になる事はないんですね。
表面がちょっと濡れてるだけと思ってもらって問題ありません。

ましてや腐るなんてことはあり得ません。

これが上棟の際に雨に濡れても問題はない、という意味です。

最初にも言いましたが、濡れない事が一番です。
ただ、濡れても表面だけなので、その後の乾燥などしっかりとした対応さえしていれば問題ありませんのでご安心ください

乾燥するとどんなメリットがある?

上棟時の雨濡れから始まった木と水の関係
最後は乾燥です。

なんで乾燥させる必要があるのか?
概ね次の2点です。

● 木が強くなる
● 木が反ったり、割れにくくなるのです。

実は木は乾燥することで、強度性能が高くなる性質があります。

曲がりに対して折れにくくたわみにくくなります。

また、乾燥する過程で寸法の変化が進み、結果建築材料になってからは反ったり割れたりしにくくなる、ということです。

まず木は伐採してからどんどん水分が抜けていきます。
水分が抜けて含水率が落ちるのに比例するように強度が増していきますが、
含水率は10%前後になると、そこで下げ止まりになります。

その下げ止まりの状態になるのが3~10年と言われておりますので、家を建てた時に聞こえる「ピシッ、ピシッ」というポルターガイストの音(木が乾燥してワレたり反ったりする時に出る音)は、築3年頃までは聞こえてきますが、それ以降音は減ってきているはずです。

3~10年で木の水分が抜けるのは止まってしまいますが、木の強度はまだまだ上がっていきます。

ある調査結果を見ますと伐採から200年後まで、木はどんどん強度を増していくんですね。

そこからゆるやかに木は強度を落していき、伐採時の強度と同じまで戻るのは1300年後です。

130年じゃありませんよ、1300年です

どうですか?

無垢の木の強さを何となくですがご理解頂けたのではないでしょうか?

ちょっと専門的な話になりますが、自然乾燥で可能な含水率30%になった状態を繊維飽和点といいます。
この状態までは木の伸縮はおこりませんし強度も基本的には変わりません。
1%含水率が下がるたびに、曲げ、せん断、圧縮といった強さが数%ずつ上がっていきます。

含水率は下げれば下げるほど強度は上がっていくのです。

わかりやすく言うと、細い木の枝って、生えてる状態(乾燥してない状態)の時って手でぐにゃっと曲げられますよね。

ところが、折れて地面に落ちている状態の枝で、ある程度乾燥していると固くなって曲げるどころか折りにくくなります。

但し、もっと乾燥すると、逆に弱くなってしまい、簡単に折れるどころか踏むだけで粉砕されてしまいます。

ちょうど粘りもあって固さもある強度というのが、樹種にもよりますが
7%~20%の間ぐらいと言われています。

弊社で採用する無垢材は構造材は20%前後、造作材は10%台と規定しております。

概ね乾燥した状態で使いますので、比較的材料の動きは少なく、またワレや反りも出にくくなっています

但し、、、
いつも口酸っぱく言わせてもらっているのですが、それでも木は動きます。
ワレや反りも木の味と思って採用していますので、ここについてはご理解下さい。

先日、ある大学教授の講義を聞いていたのですが、残念ながら木のワレがある事で強度の低下はあるそうです。

但し、実際の木材を使い強度試験をした所、割れのひどいものや節の多いもので個体差はあるものの、木造住宅で使うレベルの荷重には全く問題のないレベルの強度低下だそうです。

無垢の木は強く、そして長くもつ性能があります。

しかしながら、それを活かすも殺すも調理する板前さん(山師、製材所、工務店、職人)次第なんですね。

木の特性を知らず、無垢の木を使う事はある意味危険です。

但し、木の特性を知ればこれほど、住まいに適した素材はありません。

このブログを読んで下さった方は、もう無垢の木マイスターです(笑)
無垢の木の家造りと暮らしを楽しんで下さい。

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家を建てる前に読みたいお話
2020.08.04

上棟日、雨が降りそうなんですが・・・

上棟で雨が降ったら、どうする?

契約や上棟前に必ずお客様から聞かれるのが

「雨でもやるんですか?」

のご質問。


基本的に雨の場合はやりません。


当たり前ですけど、作業に問題が出ます。

仕上がりにも影響が出ます。

作業員の危険も増します。

それと、やっぱり木が濡れる事はよくありません。

ネットなどを見てると、在来工法は大丈夫とか、2×4工法はダメとか色々書いてますが、これは私の言葉を信じてもらって結構です。

濡れないのが一番!

濡れない事に勝るものはありません。

とはいえ、雨に降られない・雨水が完全に入らないようにするには、奇跡的に1週間~2週間雨が降らない日が続かなければなりません。

なかなかこれは実現不可能なことです。

ですから、出来るだけ濡れないようにする、あるいは濡れた時にどう対処をするのかが、実は大事なポイントです。

雨になりそうな時の上棟の流れと押さえるべきポイント

屋根

雨が降らない状態で屋根はかけてしまいたい

上棟当日、怪しそうな天気の場合どこに注目すればいいかを書いてみました。

降らないうちに屋根まで出来れば、まず第一段階クリアです。

屋根が出来れば、家自体の濡れ方は全然変わります。
残念ながら屋根が出来るまでに雨が降りそうなら、あるいはその日のうちに屋根まで作業が進まないならば、ブルーシート等で一時的に養生する(覆う)必要はあります。

屋根をクリアしても第一段階と書いた通り、外壁が出来上がらないと、完全な防水にはなりません。

すぐに透湿防水シートを貼る事が出来ると良いのですが、工法や工程によっては1~2週間貼れない場合もありますので、一時的にブルーシートで覆う事が出来ればベストです。

覆うことでかなり濡れは軽減出来ますが、それでも一時的なものなので、外壁に近い場所は一部濡れる事があります。

また、このブルーシート等での養生がされていないと、2階に比べ1階部分は結構雨が入ってきます。

床下断熱でなく、基礎断熱で床下エアコンをする場合は、床下に雨水が入ってきてしまいますと、湿気の抜け道がありませんから、後々床下にカビ発生のリスクがあります。

まずは雨水を入れない工夫が一番で、それでも入ってしまったら、よく乾燥させる事が重要です。

上棟日を延期する

上棟予定日の後が長雨になりそうとか、台風が来る時(そんな天気予報の時はそもそも上棟をしませんが)は、外壁にブルーシートはもちろんなのですが、それ以前に可能なら上棟日の延期を考えることも一案です。

とはいえ実は、実際のところ上棟日の延期は色々な問題があります。

上棟とはその家を建てる大工一人が携わるわけではなく、応援の他の大工、その他職人さん、レッカー屋さんもそうですが、その日に合わせて皆予定を組んでますから、変更するとかなり予定が変わるかもしれません。

それこそ完成時期にも影響が出ることがあります。

天気予報がそこまで悪い感じでなければ、思い切って工事を進める事も選択肢の一つです。

工程もずれませんし、実はちょっとした雨ぐらいなら木にはほぼ全くと言って良いほど影響はありません。

これについては別記事で書いています。

なぜ、木は乾燥していないといけないのか?

上棟だけに限らず、基礎工事や外構工事の時もそうですが、家を建てるのは外部で行いますから、どうしても天候に左右されてしまいます。

「神様じゃないんだからそれは仕方ない事」

とあきらめて、天気なりに進めるのではなく、そういった時にどう対処できるかという事を考えておくことが大変重要です。

まとめてみました

ここまでのことをまとめると以下のようになります。

① 濡れないようにする

② 濡れたらしっかり乾燥させる

③ 明らかに天候が悪そうならば上棟を延期する

④ 施工者に雨が降ることを想定した対処法がある

雨が降ったらどうするか?

ではなく雨が降ることを想定した工程と施工方法を考えておく事が重要で、弊社もこのあたりはしっかり押さえて管理しております。

お時間あれば、是非上棟直後の弊社現場をのぞいてみて下さい

上棟時に雨に濡れることで起こる不安

残念ながらカビの発生はないとは言えない

雨に濡れる事でお客様が心配されるのが

”カビ”

皆さん、カビの発生条件をご存知ですか?

栄養
湿度
空気(酸素)
温度

この4つが揃うとカビが発生すると言われています。

カビは0℃~40℃で発生します。

特に繁殖しやすいと言われているのは、

20℃~40℃で湿度は70%以上。

だから梅雨時はカビが繁殖しやすいんですね。

長雨が続き晴れの日がなく、高温多湿で乾かない時期が続くと、木材にもカビが発生します。

「カビが発生したらもうおしまい! 交換しかない!」

そんな極端なことはありませんのでご安心下さい。

しっかりと乾燥させればカビは死滅し、構造的にも影響はありません。

但し、カビがシミとして残りはするのでご注意下さい。

濡れないようにする
 ↓
濡れたら乾かす
 ↓
何らかの理由でカビてしまった場合も、まず乾燥。
 ↓
乾燥後、影響無い部位ならそのまま使い、部位によっては交換。
(影響のある部位とは仕上がり時に見える部分です)

この流れの対応が必要です。

カビは先の4つの条件が揃うと発生するのですが、逆に1個でも無くすと発生しなくなります。


そういう意味では、在来工法は上棟後一定期間骨組み状態になっていますので、湿気を抜きやすい環境です。

2×4は注意が必要

2×4工法は合板で作ったパネルで組み上げていきますから、雨は大敵です。
濡れたら湿気が逃げる事ができません。

また、パネルに使われる合板もボトボトに濡れると構造的にも弱くなってしまいますから、2×4工法は屋根が塞がるまで雨降らない事が理想といえますね。

一番初めに書きましたがが、上棟前後は雨が降らない、そして濡れないのが一番です。

しかしながら、なかなかそうはうまく行きませんので、濡れない対策、濡れてからの対策をしっかりする事が大事です。

完成見学会を開催します
詳細は下記よりどうぞ

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家を建てる前に読みたいお話
2020.02.10

鎮め物

地鎮祭とは何のために行う?

地鎮祭

地鎮祭とは工事の前に、建築地の土地の神様に工事の安全と、建築後もその建物が何事もなく過ごせることをお願いする儀式になります。

一般的には神式で行うことが多いと思います。(写真も神式です)弊社では仏式も何度か経験しました。調べてみるとキリスト教式というものもあるようです。施主様の宗旨によって変わるのでしょう。

弊社ではお客様が特にご要望がなければ神式で、いつもお願いしている神社の神主さんにお願いしています。以下の記事は神式での内容になります。

地鎮祭に必要なもの

地鎮祭

上の写真が祭壇の様子です。3段目の空いている棚は後で玉ぐしを捧げることになります。

右側に立てかけてあるのは鋤(スキ)と鍬(クワ)で、儀式の中で使います。

弊社の例になりますが、お供え物(神饌)や四方に立てる竹は弊社で、祭壇などの道具類は神主さんのほうで用意していただきます。お施主様には身体ひとつでお越しいただきます。ただこれは建築会社や地方によっても習慣が違うかもしれません。一度工事店に相談されたほうがいいですね。

あと大事なことは、地鎮祭を執り行うのも行わないのもお施主様の全くの自由です。

弊社でも過去に2件ほど全く執り行わなかったことがあります。でも、ちゃんと平和に暮らしておられますよ。( ´艸`)

費用については後で触れますね。

地鎮祭の流れ

地鎮祭

地鎮祭の式次第は

・開式の辞

・修祓(しゅばつ)の儀・・・祭事の前に行う清めの儀礼

・降神(こうしん)の儀・・・神主が神様をお迎えします

・献饌(けんせん)の儀・・・神主が神様にお供え物を捧げます

・祝詞奏上(のりとそうじょう)・・・神様に工事の報告をし、安全と家の繁栄を祈願します

床鎮めの祭
地鎮祭

・清祓い(きよはらい)の儀・・・上の写真が様子です。四方祓いとも言い、土地の四隅と中央に米・塩・酒をまいて清めます。

地鎮祭
鎮め物

・地鎮の儀・・・お施主様が鋤で砂を掘り起こし、起工の意味を表します。次に神主が鎮め物を掘り返した場所に据え、安全を祈念します。最後に工事者が(例えば弊社が)その土地をならすという意味で、鍬で鎮め物に砂をかぶせます。この所作は鎌(カマ)を加えて3度行われるところも多いようです。

鎮め物

上の写真が鎮め物です。何が入っているのか気になりますね。

鎮め物の中には、昔に宝物であったという意味で、人形、盾、矛、小刀子、長刀子、鏡、水玉の七種が入っていて、地面の神様にお供えするという意味だそうです。

でも開けたことがないので、実際には見たことがありません。(#^^#)

その後、

地鎮祭

・玉串奉奠(たまぐしほうてん)・・・神様に玉串を捧げ拝礼します

・撤饌(てっせん)の儀・・・神様へのお供え物をおさげします

・昇神(しょうしん)の儀・・・神様にお帰り頂きます

・神職退下(しんしょくたいげ)・・・お供えのお下がりを食します

ここまでが地鎮祭の一連の流れです。

すべて神主さんが案内してくださるので、お施主様は言われたとおりにやってくださいね。

鎮め物はどうなる?

その後鎮め物はどうなるでしょうか。

弊社の場合はうちでお預かりして、基礎工事の前に家の中心部分に埋めます。上の写真の中ほどの白い物が鎮め物になります。

埋めてしまうと鎮め物を見ることはもう出来ませんが、これからの工事の安全、完成してからのお施主様の生活を見守ってくださいます。

地鎮祭にかかる費用について

コンテンツ

地鎮祭についてかかる費用の内訳は

神主さんへの謝礼

お供え物(神饌)の代金

工事店の手間賃(弊社の場合ですとお供えの用意や竹の用意)

といったところでしょうか。

神主さんへの謝礼は様々だと思います。

弊社の場合いつもお願いする神主さんへは2万円で、地鎮祭費用に含まれています。(見積明細に記載されています)お願いする神社によっては数倍するところや、お車代が必要になる場合もあります。

お供え物(神饌)の代金も何を用意するかによって変わってきます。弊社の場合はやはり地鎮祭費用に含まれています。

こういった祭事は依頼するところや、規模によってもかかる費用は大きく変わってくると思います。

一度工事依頼先に相談してみて、納得できる範囲でされるのがよいと思います。

日時や出席者、天気のこと

執り行う日時ですが、大安とかを思い浮かべるところですが、実は建築には建築吉日というのもあって、弊社の場合はそれらのカレンダーを見ながらお施主様と日取りを決めます。

かかる時間はおよそ1時間ほどなので、過去には仕事に間に合うよう夏の朝7時くらいから始めたこともあります。

せっかくの地鎮祭ですから、ぜひ参加できるようにこの辺も工事依頼先と相談されるのがよいと思います。

出席者については特に決まりはないので、弊社の場合は一緒に住む予定がなくてもご両親が参加されることは多くあります。

また、雨の場合は弊社の場合はテントを張って執り行います。

さあ、いよいよ家づくりのスタートですね。

家づくりが楽しく、スムーズに進むよう願っています!!

↓ こちらの記事は地鎮祭の後始まる工事の第1歩です。↓

ベタ基礎だからと言って安心できない、布基礎との比較

↓ こちらの記事は地鎮祭から基礎工事までの流れを紹介しています↓ 

地縄張りなど建築にまつわる言葉の意味を書いてみた

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現場日記
2016.01.19

地鎮祭から上棟まで

1月15日に上棟させて頂きました 彦根F様邸。

「息子が家を建てたいというので、いい土地ないかな?」と相談を受け、「彦根市内の便利なとこだと、解体してももったいなくない古い家付を探すのも一つよ」と話をさせてもらってからすぐ! 親世帯の道路をはさんで前の家が売りに出される事になりました。

子育てや介護などを考えると、最近は三世代(二世帯)同居・近居も増えてきています。運命に導かれるように あれよあれよと進みました。

めずらしい仏式の地鎮祭

建築場所は 彦根 佐和山の麓 大洞弁財天(弁天さん)の登り口の近くです。鳥居があるので神社かと思えば、弁財天はどこでも神仏習合で正式には 真言宗の長寿院というお寺です。

と、いう事で 2015年11月13日に仏式で地鎮祭が行われました。
P1070064

その時の御札が こちら。
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棟上げが無事終わったら、御札もこちらに…

P1260168

上棟式は、棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)とも言われ、工事中は元より、完成した後も建物が無事であるようにと行われます。

上棟日の朝の写真は、こちらのブログを。


棟木への筆入れ


お昼には、既にここまで組み上がっていました。
P1260092


そろそろ、お施主様の出番 棟木への筆入れです。
P1000875

P1000873
ギャラリーが見つめる中、緊張の一発勝負!
次は、奥様の出番。
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筆入れされた棟木が吊り上げられ いよいよです。
P1000896

ご夫婦 お二人で仲良く棟木を納められました。
他の角度からは、こちらのブログを。
P1000901
なんとか、夕方までに屋根の防水のシートまで出来ました!
夜には、雨が降ったので ほんと 良かったです。

P1260097
棟木を2Fから見上げると。とても、立派に書けて書けていますね。
P1260166
奥様のご両親と記念撮影。時々、見にきて下さいね。
P1260091

現場日記
2016.01.15

”晴れの日を心よりお祝い申し上げます”

今日は2016年、一発目の上棟でした。

寒気が入り本格的な冬の寒さが到来し、いつ雪が降ってもおかしくない状況に、

朝起きると冬場のこの地域特有の鉛色の空模様。

 

DSC_0835

 

「今日はヤバイかな・・・」と心配した朝がウソのような上天気の上棟となりました。

 

DSC_0844

 

今回の物件は、数年前に弊社にて建てさせて頂いたお客様の息子さんが、ご結婚を機に家を建てたいとの事で弊社へご依頼下さいました。 息子さんであるM君(お施主様なのに君づけですみません)は、ご両親の家をプランしている時から打ち合わせにも参加して下さっていて、その当時は大学生でした。 「僕が建てる時はマルトさんに頼みます」と言って下さってはいましたが、社会に出ればお付き合いも増えますし、見聞も広がりますから、正直な所「そんなうまくはいかんよな・・・」って思っておりました。 そんなM君から自宅を建てたいとの「本気」のご依頼を受けたのが昨年の5月でした。 沢山の工務店、住宅メーカーがある中、ヨソに行く事もなく弊社にご相談下さり、お打ち合わせを重ねて今日の上棟となった訳です。 ネットの普及か、現在の教育のせいなのかわかりませんが”人と人とのお付き合い”という事が少なくなって来たように感じています。 今や”飲みにケーション”なんて言ったら、笑われるかブラック扱いなんですよね。 思わず「今時の若いもんわ・・・」なんて、私のオヤジが言ってた最もキライな言葉を言ってしまいそうになります。 歳を取るってつくづくいややなって思います。(余談でした) そんな世知辛い・ドライな世の中になってきたなかで、M君ご夫妻、そしてそのご両親との打ち合わせは、いつもいつも笑顔と、駆け引き無しの(ちょっとはあったかな?)本音の話し合いができ、身の上話をしたり、世間話をしたり、いったいどこまでが仕事でどこまでが遊びなのかわからないぐらい、本当に楽しく充実したお仕事をさせて頂きました。 そんな中、一番うれしかった事は、最初にM君から頂いた 「マルトさんにお願いしたいと思ってます」でした。 もちろん、どこにも負けない家造りをしている自負はありますが、他にもたくさんの工務店がある訳ですし、様々な情報もありますし、M君も奥様もお付き合いもあったかと思うんですが、いくつかの候補の中から合い見積りで選ぶのでは無く、そう言って私共にご依頼くださった事は忘れる事ができないぐらいの喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。 「感謝の言葉よりお金に還元して」と冗談とも本気とも取れるような突っ込みがM君のお母様と奥様から来そうですが、本当に本当に感謝しております。 そのお気持ちに返せる物は、完璧な仕上がりの家と、ここで長く暮らしていける性能と、心地よい暮らしの提供です。(ちなみに今回の物件は、低炭素住宅での補助金申請と長期優良住宅としての認定もとっております) 春の完成まで誠心誠意取り組んで参りますので、M君、Mさんよろしくお願いします。(Kずあき君とMぁーちゃんはややこしくなるのでちょっと黙っててくださいね) 今日のような清々しい晴れの天気のような人生がお二人に訪れますように、幸あれ! って気分になったので、結婚式はもうちょい先ですが、上棟にからめてフライング気味にブログに書かせて頂きました。

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