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工務店としての日々の仕事の中から、「これは家を建てる前に是非知っておいて欲しい」という
基本的な家づくりの知識や、家づくりや暮らしについてのちょっとしたヒント、
マルトからのお知らせなども記事にしています。
気になる単語でも検索できます。例:「資金計画」「土地」「間取り」など

現場日記
2019.02.08

床下エアコン・・・空気の流れを読む

 

先日床下エアコンを設置したお客様から、「床下エアコンの効きが悪い」とのご連絡があり、点検と合わせて原因調査に行ってきました。

 

DSC_8988


気密が悪い可能性もありますし、断熱欠損もあるかもしれません。
完成時に様々な検査をしたつもりですが、もう一度チェックに床下へ

う?ん、やっぱり問題なし。
循環を助ける為のサーキュレーターを設置しているのですが、それの稼働も問題なし

ただ・・・

確かに、問題の和室下はやはり少し寒い。
他は熱いくらいに暖かいのになんで???

答えはまさに便秘・・・いやいや、袋小路になっていて抜け道が無かったんですね。

正確に言いますとガラリの数が少なかった(面積が少ない)ので、エアコンより一番遠い位置にある家の一番奥になる和室下は、暖気はこちらに来ようとするものの、床下に溜まった冷気の出口が無いもんですから、ずーっと暖気に押し込まれた状態の空気の交通渋滞がおこっていて、暖かい空気が出なかった訳です。

床下エアコンを採用する上で様々な所で勉強させて頂き、これで完璧!という方式でやってみたのですが、想定外の問題がおこりますね(苦笑)

お施主様にはご了承頂きまして、貫通用のかんち・・・いえいえ、ガラリの数を増やさせて頂きました。

昨日までは暖かかったので確認できなかったのですが、最強寒波が来る今週の3連休に一度確認に行ってまいりたいと思います。

 

下はマルトの家づくりの考え方のひとつです。

https://www.maruto-s.com/maruto2/service04/

 

こちらの家は2017年秋に完成したのですが、それからお庭を作らせてもらいました。

ちょっといい感じになってきましたね。

 

DSC_8892のコピー

 

 

現場日記
2018.04.05

現場で吹付ける断熱材の仕様

先日上棟を迎えた現場です。

屋根の垂木(タルキ)が取り付いた様子です。

屋根

ここまでは、ごく普通。

 

 

屋根断熱

垂木と垂木の間に何か付いています。

 

屋根断熱

実はコレ、段ボールなんです。

 

何の為につけているかと言いますと、

こちらのお宅は、断熱材を屋根面に現場で吹付けるタイプで、

野地板という垂木の上に貼る合板に直接吹き付けると、

通気層という熱い空気を吐き出したりするスペースがとれません。

 

ですから、このダンボールを貼り付け、

野地板との間にしっかりと通気層を確保する為につけています。

 

屋根断熱

野地板とダンボールの間が空いているのがわかりますでしょうか。

 

 

現場発泡

↑ この画像はこちらの現場ではありませんが、

同じように屋根面に断熱材を吹き付けた状態のものです。

 

この断熱材が吹付けられた日から、現場内部は外気温にほとんど左右されません。

 

 

現場日記
2018.04.02

滋賀県産材を使用した住宅の上棟

4月になったところだというのに、

まるで夏が来たかと思うような天気まわりで、

先週の木曜日、上棟させていただきました。

 

もちろん、滋賀県産材を使用した木造注文住宅です。

 

水曜日から土台の据付けです。

 

桧の土台

桧

こうやって見ると、大きなお宅です。

 

水平構面

1階の床構造用合板(28mm)が貼れました。

 

こちらのお宅では、現場発泡の断熱材を採用していますので、

この段階で断熱材は見えません。

 

 

いよいよ上棟日本番!

滋賀県の木

 

桧柱

 

1階の柱が建ちました。

これから組みあがっていきます。

 

上棟

 

お客様による、恒例の筆入れ!

親子仲良く筆入れ中です。

 

杉

屋根の一番高いところから、下方を撮影。

 

注文住宅

 

すべてが写っているわけではありませんが、

やはり大きい!

 

H様、これからしっかりつくっていきますので、

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

現場日記
2018.03.27

完成見学会の御礼。

先日24日(土)25日(日)の2日間、

『多賀の家』の完成見学会では、たくさんの方に足をお運びいただき

本当にありがとうございました。

 

完成見学会

近隣の桜は全くと言っていい程咲いていないのに、

このお宅の桜は、まるで完成見学会に合わせるかのように綺麗に咲いてくれました。

 

リビングやキッチンからも良く見えるので、

案内をさせてもらっている最中、来場されたお客様から

「あれ梅ですか?」(この時期に咲いている為)と、3組の方に質問されました。

本当に最高のタイミングで咲いてくれました。

 

 

木の家

 

木の家

 

木の家

 

来場されたほとんどの方が、玄関に入ると

『木のいい匂いがする』と言われます。

 

画像だけでは伝わらない匂いや雰囲気は、実際の建物でないと感じられません。

 

来月、4月21日(土)、22日(日)

『多賀の家2』

の完成見学会を、予約制で開催します。

 

是非、予定に入れておいてください。

 

 

現場日記
2018.02.19

センサーいろいろ

前回、センサースイッチの事を案内しましたが、

今回はセンサーの付いている照明器具についての案内です。

 

人感センサーが反応するものは、超音波・赤外線・可視光等いろいろありますが、

それについてはまたということにして、

照明器具に付いている人感センサーは、大抵のものに調整機能がついています。

センサースイッチなんかも同じですが、

・感知してからどれくらいの時間点いているか。

・どれくらいの暗さになったら感知するか

 

室内で使用する照明器具ならこんな程度ですが、

外部で使用する照明器具の場合だと、

ON-OFFタイプというものなら大して変わらず、センサーが感知した時に点いて、

感知しない時は消えるというものですが、

マルチタイプ(メーカーにより呼び方は様々)というものだと、

・明るい時は消灯

・設定しておいた照度(暗さ)になったらほんのり点灯(20%程度)

・人を感知すると100%点灯

・設定しておいた時間(数分程度)がすぎると20%点灯に戻る

・別に設定しておいた時間(何時間程度)が過ぎると消灯により省エネ

・人を感知すると100%点灯

・明るくなると消灯

 

という風に、ムダな電気は使わないように節電しながらも、

人を感知するとしっかり点灯するという、防犯上も有効な仕様のものが多くなっています。

 

もっと防犯の事が気になる方には、フラッシュ点滅するタイプもあることを説明しています。

 

 

現場日記
2018.02.18

センサーを使う電気配線計画

電気配線計画をする時、

『センサー』をどのように使うかによって工事費が安くできる場合があります。

 

もちろん間取りによりけりではありますが、

階段の照明を入り切りするスイッチは、1階と2階の少なくとも2ヶ所で

入り切りする『3路スイッチ』(3ヶ所以上で入り切りする場合は4路スイッチ)

等の場合を例に挙げると、

例えば玄関ホールに階段のある間取りなら、

玄関ドア等外部の出入口、リビングへの出入口、階段の上り口付近の3ヶ所に、

4路スイッチが必要になる場合があります。

しかし、それぞれの出入口が見通せる位置にセンサースイッチが配置できるなら、

4路スイッチ*3ヶ所 → センサースイッチ*1ヶ所となり、

そちらの方が工事費は安くつきます。

 

建物全体の換気方法が様々あるので、全てというわけではありませんが、

トイレに換気扇を取付けてある場合、

照明器具用のスイッチと、換気扇用のスイッチの2ヶ所にしなくても、

換気扇連動用センサースイッチというのもあり、

ひとつのスイッチで済むことがあります。

 

次回は照明器具に付いているセンサーの種類を紹介します。

 

 

 

現場日記
2018.02.14

外壁通気層

外壁の仕上げ材にもたくさんの種類があります。

 

・板貼(羽目板・焼板)

・サイディング(窯業系・金属系・樹脂系・木質系)

・鋼板貼

・塗り壁(そとん・モルタルの上塗装)

・タイル貼

等々。

 

家が仕上がってからではわかりませんが、

どの外壁材を選んでも、基本的に外壁材の裏側には『通気層』というものがあります。

 

通気層

構造躯体(柱等)の外側に、

水は通さないけど湿気は通す『透湿防水シート』を貼り、

壁の中から出た湿気をスムーズに放出できるように設けた空間の事です。

 

10mmの空間があれば、その用を成すという話もありますが、

弊社では15mmを基本にしています。

 

また、『壁体内結露』といって、壁の中での結露を防ぐ為に、

室内の湿気を壁の中に入れないように、構造躯体室内側には防湿フィルムを貼っています。

 

建物を長持ちさせる為に必要なもののひとつです。

 

ちなみに先日上棟を終えたY様邸は、

 

通気層

 

通気層

 

外壁の仕上げ材が羽目板の竪貼りなので、

まず通気層用の胴縁(木の下地材)を竪に取付け、

その上に竪貼りの羽目板を留める為の胴縁を横に取付けています。

 

 

 

現場日記
2018.02.12

大工さんの加工には、

大工さんがしてくれる加工には色々なものがあります。

構造材を組んでいく為の『きざみ』という加工もあれば、

造作する上での加工も様々です。

 

例えば、

 

大工加工

 

材料が重なっていますが、

緑矢印は敷居(障子等引戸の下に入るもの)で、

紺矢印は鴨居(障子等引戸の上に入るもの)です。

 

少しずらした写真では、

 

桧

 

下に置いてある鴨居は3本の溝の内1本しか見えていませんが、

溝の深さの違いがわかるでしょうか。

 

他にはこんな加工もあります。

 

杉

 

材料の小口に4とか13(逆向きですが)と書いてあるものは凸型に加工されています。

黄色の星印の部分は『決り(シャクリ)』と呼んでいる加工がされています。

 

でもこの決ってある部分は、出来上がった時には見えません。

 

大工加工

 

この写真は部屋入口の枠を撮影していますが、

材料の3番の赤矢印が、入口枠の赤矢印の部分です。

 

こうやって完成してしまうと、黄色の星印の部分は全くわかりません。

 

見えないのであれば、最初から薄い材料ですればいいのに。

と思われる方もあるかもしれませんが、強度上の問題等があり、

薄い材料ではできません。

 

大工さんの手間はかかりますが、これがベストだと考えての寸法になっています。

現場日記
2018.02.11

窓廻りの防水は

先日上棟が無事終了したY様邸。

サッシの取付が完了し、透湿防水シートが貼り終わりました。

 

基本的には、この段階で家の中には雨が入りません。

 

ここまでで注意しなければならないのが、窓廻りの防水です。

サッシの下部両端は、透湿防水シートの巻き込みだけでは、

『ピンホール』と呼ばれる穴ができる可能性があり、漏水の危険性が増すので、

弊社では『ウェザータイト』という商品を取付けています。

 

防水

 

ポリエチレン製の一体成型で造られており、

上図に書いてあるピンホールができやすい部分から一切漏れることがありません。

 

施工された状態が、

 

防水部品

 

こうして見るとサッシの下にしか見えませんが、

 

ウェザータイト

 

緑の線の部分にウェザータイトがあり、

サッシを取り付けた後に、

オレンジ色の線の部分に両面防水テープを貼り、その上から透湿防水シートを貼ります。

 

内部から見ると、

 

丁寧な防水

 

緑色のものがウェザータイトです。

 

これで、窓下の漏水の心配はありません。