ブログ

BLOG

工務店としての日々の仕事の中から、「これは家を建てる前に是非知っておいて欲しい」という
基本的な家づくりの知識や、家づくりや暮らしについてのちょっとしたヒント、
マルトからのお知らせなども記事にしています。
気になる単語でも検索できます。例:「資金計画」「土地」「間取り」など

マルトの日々
2022.05.06

豊かな暮らしとは?

多分、これに正解は無いように思います。豊かに感じるポイントはひとそれぞれですよね。 都会の真ん中で便利に暮らせるのも田舎暮らしで自然に囲まれる暮らせるのもご近所との良い関係のお付き合い子供がスクスク育つ環境 などなど、豊かなポイントはたくさんあります。 このGWの3日間のお休みは、完全な私の主観ではありますが、豊かさとは?を知る事が出来た3日間でした。 私の3日間はどなたにとっても”良い時間”ではないと思いますが、こんな暮らしも楽しいよねって思えるのではないかと思い、あまり家造りには関係ない話なのですがブログに書かせてもらいました。参考にして下さいと言えるまでの内容ではありませんが、何かのヒントになれば幸いです。 今年のゴールデンウィークは、3日、4日、5日と三日間お休みを頂きました。 特に予定もなかったんですが、コロナの行動規制がほぼ無くなった状態での久しぶりのGWですから、シャレにならん人出になるんじゃなかろうかと、休みは畑や庭をする事と子供とは近場で遊ぶ事にしました。 初日(5月3日) まず、朝7時過ぎから庭の草むしり。2週ほど前からそこそこしていたので、今日は2時間弱で終了です。 天気も良かったのと、庭が出来て1年半ほどで、大分木々も育ってきましたので、緑も濃くなって、ちょっとずつですが森に近づいてきています。 2年や3年で形にはなりませんが、木々の成長も楽しみながら庭を楽しんでいきたいと思います その後、畑に植える苗と肥料を買いにお買い物へ。実家に頼まれた買い物もあり、嫁さんや子供の買い物など色々あって、夕方4時すぎに帰宅。 「こないだ開墾記を書いてたのに、もう植えるの?」って感じじゃないですか? 子供に、「植えたい! 植えたい!」とせがまれまして、止む無く一部だけ畑を始めようと苗と種を買いに行った訳です。子供のやりたい事ですから出来るだけやりたいように、、、と考えたのが間違いの元 植えた野菜の種類が何と13種類!とうもろこしすいかホウレンソウメロン茄子ピーマントマト万願寺とうがらしごぼうソラマメじゃがいもにんじんねぎ 時期外れもありますし、うまく育てられる自信もないのですが、まぁとにかくやってみるかって感じです(苦笑) そんな訳ですから、買ったその日から、子供は植えたいとせがむのですが、まだ掘り起こしただけの状態ですから、畑と呼べるほどの代物ではありません。肥料もやって無ければ、ほぐされてもいません。ちょっと固めの粘土みたいなものですね。なので、庭づくりの頃に買って放置していた畑土を混ぜ合わせて、出来るだけ栄養価のある土にし、作物を育て安い土壌になるよう、夕方から混ぜながら耕し始めました。 植えるのは明日とゆう事にして、子供達も混ぜるのをお手伝い。まだ流石に役に立つレベルではないので、クワを持たせて遊ばせていました。 すると、裏のおじさんおばさんが、自分の所の畑作業からちょうど帰ってこられまして、 「トラクター走らせたろか?」 と、何と何と機械でほぐして下さるとの事。多分、人力でやってる私と子供達を見て不憫に思われたのかと思います。まぁ、それはそれで楽しんでいたのですが、何にしろめちゃくちゃありがたいお申し出(笑)もちろんお願いしました。 あっというまにほぐし完了!20分ぐらいかな。 いやー、助かりました。 トラクターによるほぐしが終わった頃、おばさん(この方、畑マイスターです)から、土づくりのレクチャーを受けました。 友人が鶏糞とか牛糞とか腐葉土混ぜてやれば?とアドバイスをくれたので、その準備していたら、「ダメ」とのご指摘 悪い訳ではなく、今すぐは逆に虫が付きやすくなるそうで良く無いとの事鶏糞・牛糞は最低でも1カ月は撒いて撹拌して寝かしておかないとダメだそうです。 知らなかった、、、 なので、まずは石灰で土を消毒し、アルカリ性にするのがスタートとの事で、肥料は一旦使わずで今日はストップです。 子供達は、耕すのも楽しんでいたので役目を取り上げてしまったのですが、流石におじさんに「やらないで」とは言えない(苦笑)実際、私的には助かりましたしね。 トラクターをしてもらってる時は子供達は眺めるだけだったのですが、ちょうどその頃にナナメ前の家の空き地で、里帰りされてる娘さん夫婦が夕涼みされてました。あとで子供に聞いたのですが、どうも夫婦で学校の先生をされてるそうで、「一緒にお菓子食べよう!」と二人を誘ってくれました。 結局、私が畑マイスターのレクチャーを受けてる間、ずっと面倒見てくれた感じです。 どちらももちろん頼んだ訳ではないです(何となく目で訴えてたかも~)ご近所さんからお声がけ下さって、本当に助かった初日でした。 2日目 またまた朝7時から畑作業。 昨日のうちに石灰を買いに行ったので、子供が来るまでに石灰撒いて、まぜるのにクワを走らせます。 混ぜ終わって畦を作りかけた頃に子供達が参上。 買った苗や種を植えていきます。 うまく出来るかわからないけど、育ててみたいと思う気持ちを持ってくれるのは一つ良い事。うまく育つように土をそっとかけてあげなさいと伝えると、下の子は「大きくなぁれ」とおまじないかけながら、そっと土をかけてます。 喜ばしいというか微笑ましい光景と、何となく教育も出来てるのかなと。 畑作業を午前中で終らせて、今日は実家の在所がお祭りなので実家へ行く事にしました。お祭りといっても、子供がいない限界集落状態の在所ですから、祭行事や神輿がある訳ではありません。ですので、ただただ遊びに行くだけ。 実家では恒例の魚釣りです。犬上川の上流ですので、水の透明度はなかなかで、川魚たちもたくさん生息しています。実家に行くと、必ず釣りに行くのですが、毎回釣れるのはアブラケ(正式名はアブラハヤ)のみ。今年こそ鮎、イワナを目指しましたが、全く釣れず、、、 適当な仕掛けですからね、釣れる訳ありません(苦笑)。 結局あきらめて、サバイバル好きな長男の為に村の中の川や山を探検に行きました。TV番組の”冒険少年”やサバイバル本が大好きなので、「探検」というと内容はクソみたいな形でも大喜びで歩きます。 獣の骨を見つけたり、石投げたり、カニ探して川にはまったり、石だらけの河原で転ぶ痛さを知ったり。まぁ、本当に色んな体験が出来ます。 探検終わると、実家で晩御飯。もちろん、普段我が家で食べる事のない牛肉。おいしゅうございました。 3日目 早起きして、昨日植えた種と苗への水やりです。息子は同じタイミングで置きましたが、娘は起きようともしません(笑)。よって、息子と二人で水やり。 今朝(5/6)は息子の方が早起きして、先に水やりをしてくれてました。自分で植えたいと言い出した責任を感じているのか、楽しいのかよくわかりませんが、積極的にやってくれるのはありがたい事ですね 水やりが終わると、もらった花の苗を植えたり、少しだけ庭の手入れをし、リビングに戻りました。窓から見える緑も良い感じ。 庭仕事は小一時間で済ませ、この日もまた多賀町内にて色々遊びに行く予定となっていました。 スタートは、多賀町の歴史を知るスタンプラリーのような物をやってみました。こういうの嫁さんが色々調べてくれるので助かります。たいした遊びではないですが、その場所にいってクイズに答えるとカンバッチが貰える。そのカンバッチがあると、いくつかの多賀町の施設でのフリーパス券になるんですね。 まず、町内にある胡宮(このみや)神社に行き、クイズを解きながら散策。全く知らなかったのですが、この神社の奥に敏満寺石仏谷墓跡なるものがあるらしく、何でも中世では国内最大だそうです。知らんかったー。こんなのあえて行かなきゃ全くわかりません(苦笑) その後、別名”あけぼのパーク”の町立図書館へ行き、アケボノゾウのクイズに答えてカンバッチゲットです。 そのカンバッチをつけて、次は高取山ふれあい公園へ ここが今回の休みの最大イベントである「宝探し」が出来る場所。 「こんなイベントやってるよ」と、これまた嫁さん情報。多賀町にあるイベントなら、うちの奥様知らない事は無いんじゃないかなって思うぐらいです。また違った意味にはなりますが、地域とのつながりを感じずにはいられません。 ここでも謎を解きながら、宝の地図をゲットし、ヒントとなる宝箱を探して、最終的に大きな宝箱を開けるという遊びです。 こんな山の中を歩いていきます。散策というよりほぼ山登り。下の娘はグロッキーでしたが、冒険大好き長男は遥か前方に。 こんな宝箱が5カ所ほどあって、そこに次につながるヒントが入っています。 途中の東屋で休憩の予定がジャングルジムみたいな東屋だったもんですから、必然的に遊びだします。 全てのヒントを総合して最後の大きな宝箱の謎解きにチャレンジ!謎解きは親の担当。めっちゃ難しかった~ この宝探しは山の中を散策しながらになるので、良い運動になりますし、とにかく子供のテンションが違います宝の地図とヒントを頼りに、山の中を駆け回る駆け回る(苦笑)無駄な体力使いまくってましたが、自分達で考えながらやってたのを見て少し成長を感じました。 あと息子が木の名前を知ってた事に驚き!「おとうちゃん、あの木は何?杉か?」と杉をしってた事にビックリでした。 言っていた木は松でしたけど、ちょうど松・杉・桧が生えていたので説明しておきました。 その後、米原の公園に行ってアスレチックして、帰ってからはやってなかった宿題を仕上げ、まだ日が落ちてなかったので、庭先の駐車場で暗くなるまでキャッチボールしてました。 と、何だかんだで大忙しな3日間でしたが、移動距離が短いおかげで、内容濃いお休みとなりました。というか、多賀町でこれだけ遊べる事に、長い事多賀に住んでますが初めて知りました。 さてさて、本題の豊かな暮らしです。 もう説明いりませんよね。 まず、古い在所で暮らす事で、人とのつながりやご近所付き合いのありがたさを知る事が出来ます。古い在所ですから、大きな土地を格安で買う事が出来るので、庭や畑造り、そこに子供達も参加させることで、育てる事や面倒をみる事など、なんていうのかなー、思いやる気持ち?みたなものも学ばす事が出来ますよね。もちろん、野菜が取れれば家計にもありがたいですし、老後のヒマつぶしには最適です。田舎暮らしは都会暮らしに比べ不便ではありますが、こんな時でも渋滞知らずで一日中満喫できます。金を払って出来るとか既にあるものではなく、遊びを自分で考えるという想像力も養えそうですね。また自然の中で学べる事ってたくさんあります。危険の察知、木々の働き、生命の営み等々 もっとたくさんあるようにも思いますが、とにかく田舎暮らしって今の時代ではなかなか得れない体験が出来ているのかなと思います。 今時の子供は色んな物がありすぎて(そういう意味では豊かすぎる)遊び方を知らないというか考えない。自然に出る、外に出ると色んな学びがあったり出会いがあります。その全てが自分の学びになる。智となり肉となる。良い事も悪い事もありますが、その全てが最終的に豊かさにつながるのかなと思います。子供目線で書きましたが、大人にとっても同じですよね。 自然との繋がりや地域とのつながりがある事が、自分達の暮らしをこんなにも豊かにしてくれているのかと気付かされた、大変貴重な3日間になりました。
マルトの日々
2020.04.14

Stay at home

お客様担当の澤田です。 最近メルマガに力入れているもので、ブログが疎かになってしまってすみません。 どこに行っても何を見ても コロナ、コロナ、コロナ。もうね、嫌になりますね恐いなって思うのは、コロナだけではなく人間も。ウソの情報を流したり、それに踊らされたり、差別がおこり、自己中になり、誰かのせいにしたり、、、こういう時って、人の本性が見えてしまうんですよね。でも世の中そんな悪い人ばかりでも無い。誰かのために尽くしてくれる人もいるから何とか持ちこたえている訳で(いや、あんまり持ちこたえられてないか)、少なくとも私は、マルトはそうでありたいと思っております。昨日工務店仲間がメルマガで、同じく工務店仲間(仲間って言うか目指すべきすごい工務店さんです)の大変素晴らしいブログを紹介してくれてました。「そうそう、俺らがやりたい事、言いたい事ってこれなんよね」と思わず頷く内容。ここにそのまま紹介しようかとも思ったのですが、もう少し自分の言葉で説明したかったので、まるパクリせずに、私の考えもおりまぜ、マルトの考える家造りへの思いをここに書かせてもらいたいと思います。ちなみに、自邸(いよいよ家づくりが始まります!)はまさにこんなコンセプトが根本にあって、それを表現した家にするつもりです。 コロナウィルス感染を抑えるべく、 Stay at home(家にとどまりなさい。家にいましょう。) が世界的に叫ばれています。でもその家って、一日いられるほど快適な家ですか?一日家にいるとして、あなたはその家で豊かに暮らせますか?コロナの影響で恐らく世界は大きく変わると思います。残念ながら、昨日まで出来た事、去年まで常識であった事が出来なくなるようになるでしょう。私には全く想像も出来ない、社会構造にも大きな影響を及ぼすような問題も出てくるんでは無いでしょうか。ブログを書かれている工務店の社長さんは要約すると今の状況をこのように表現されてます  今回のコロナウィルスの流行は完全に文明の転換期となる 行き過ぎた資本主義。 行き過ぎたグローバリズム。 そして環境問題。 世の中の物差しは、なんでもお金・お金で、格差は広がり、豊かさを感じる人が減っていった  経済的合理性を追求してきた反動か、環境破壊、異常気象で地球にも限界が来ていた。  「このままじゃヤバイよね」と薄々わかっていたし、誰しもが思っていた、 その矢先に降ってきたコロナウイルスにより、今までとは180度、価値観が変わってしまう。 資本主義が悪いとは言いませんが、すくなくとも住宅業界においてその弊害はかなり大きいと思います。 金を物差しにして、経済的合理性を追求し、世界中で一番安く作れるところに製造拠点を移転してきました。その結果、安い家が出来、工業化されて職人が不要になり、家を建てる時の「棟上げ」が無くなり、村の住人総出でお手伝いするコミュニティの場であったこの棟上げという一大イベントも無くなり、近所の子を叱れる親、畑の野菜を分け合うような近所付き合いも無くなりました。 変わって、大きな資本を持つハウスメーカーが、画一化された方形の分譲地の開発を行い、そこにパッと見ても見分けがつかない同じデザインと仕様の家が立ち並び、工場で出来上がった部屋を組み立てるだけの家が立ち並びました。一般的に建売住宅の分譲地はこんな感じです。 建売は読んで字の如し、既に建ってる家を買うので、当然ですけどお引越しするまではお隣の顔も知りません。全ての若い方がそうではありませんが、比較的お若い方は、住みだしても出来れば隣とは関わりたくない、助け合いもおつきあいも出来れば無いような分譲地をご希望される方が多く、住まれてからは、ご近所と揉めてるような話もよく聞きます。 おひざ元の多賀町でも同じです。大きな資本は入っていませんので、色んなハウスメーカーや工務店が建てたもんですから、まぁ統一性の無い事(苦笑)多賀町のような山や田んぼしかない風景の中に、今時のデザイン、性能だけを重視した家、景観なんてまるで関係無い屋根がとんがった家(素人みたいな言い方ですいません)、ガルバリュウムの倉庫みたいな家などが建ち並んでいます。 これら全てが、工業化された家のせいではありませんが、少なからず影響はあったと考えます。 家を建ててそこで暮らすのはこういう事だと思われますか?他はどうでも良くて、自分達だけ良かったら良いんですかね? 金八先生が言ってますよね人って字は支え合いながら生きてるからこの字なんだって 我が家は塀はしません。 もちろん庭の木等で最低限のプライバシーの配慮はします。でもそれだけです。隣とを遮る物はなく、どこからでも入れます。近所挨拶には家族皆で行きました。古い在所なので、やはり高齢の方ばかり。でも皆さん「お互い様やから」「これからもよろしくね」と快く挨拶してくださいますし、早速うちの坊主と娘をかわいがってくださってましたつまり、家って自分達が住むだけの場所じゃないんですよねそこでの暮らしも暮らし方も含めて家になるんです。地域の中の一軒であって、コミュニティの中の一員なんです。住めれば何でも良いとすこしでも安く家を建て、 その変わりに、飛行機使って海外旅行だ、ブランド品を買う。 ガソリンだだもれの高級車にのって、高級レストランに行く。 ちょっと極端な例えでしたが(苦笑) 家の外での暮らしが華やかで豪華であれば”豊か”な暮らしと思っていた。果たしてそれは本当にそうだったのか? コロナウィルスのせいで、ほとんどの方が、休日も平日も自宅で過ごされてる事と思います。 緊急事態宣言は5月6日の1カ月後までの予定ですが、もしかするともっと長続きするかもしれませんし、7都府県だけでなく全国に広がるかもしれません。価格が安かった、見た目かっこよかった、性能が良かった、ネームバリューがあって安心だった理由で決めた今お住まいの家で、本当に豊かに暮らせてるのでしょうか庭をいじる、畑をする、家族が集まれる場所、子供達が遊ぶ所、在宅ワークの出来る場所、奥様だけでなく家族揃って料理出来る場所。 そんな居場所は居間だけで、ただテレビを見たりゲームをするしか機能が無い家になってしまっては、豊な暮らし、長く続く家での暮らしには限界が訪れてしまいます。 今回のコロナウィルスは、改めて「暮らし」について私達に問いかけているようにも思えます。 不謹慎ではあるのですが、そろそろ人間は色んな事に気付かなきゃいかんよという地球からのメッセージなのかもしれません どんなに金があっても、どんなに貧乏でも、有名人でも一般人でも、この病気に忖度はありません。 感染を抑えるには家にとどまらなければならないと、このコロナウィルスは言っています。 何れ特効薬が出来、インフルエンザや他の病気と同じになる時期が来ると思いますが、またその次の未知なるウィルスや災害いつ来るかもわかりません。その時にはまた Stay at home(家にとどまりなさい。家にいましょう。) になります。 その時にいかに豊かに暮らせるかを考える事は、当然何でもない普段の暮らしも豊かにしてくれます。 まだ確かな情報ではないですが、今回のコロナウィルスの特徴について、ドイツの研究者が学術誌で、 「金属、ガラス、またはプラスティックなどの無機物の表面でも生き続け、さらにその感染症は「2時間から9日程度」維持する」 と発表したそうです。 自然素材、特に無垢の木や土で囲われた空間は無機質な空間ではありません。安い家やハウスメーカーの家は、壁やドアが汚れてお客様からクレームにならないようにビニールの表面材を貼っています。 床も傷がつかないように、樹脂系のツルツルの塗料の膜が表面に施されています。 さて、どちらがウィルスにとって生存しやすい環境だと思いますか? 高気密、高断熱の家で温度差の無い空間は家族の健康を守ると共に、ストレスも無くなる事で免疫機能も高めてくれる事でしょう。 また、高気密の家は計画的な換気が可能で、空気汚染(ウィルスという意味ではありません。室内の空気環境の汚染という意味です)もありません。 高い耐震性能は、災害時に家族の命を守り、 太陽光とV2H(Vehicle to Home=電気自動車を家庭の電力として利用するシステム)でその後の暮らしも支えます。 あっ、これは私の家の事です。 ついでに私の自宅の計画をすこし説明させて頂きますと、 在宅勤務や、学びのための スペースなど、そこかしこに家族の居場所を造り、 外のつながりと、外での暮らし、 また、家族それぞれの趣味が楽しめる場所も作り、 「外に出るより、家にいるほうが楽しい家」 そして、「地球と、地域と、家族と、長期にわたり共に暮らしていける家」 住まいは住むだけでなく、豊かな暮らしが出来る場所でなければならない。 そう思っていましたし、そう伝えたいとも思い今回の自邸を考えました。 今後の弊社の指針となるような家になるでしょう。 たぶん人類は、これから何十年も、コロナウィルスと共存して過ごさねばならないでしょう。 コロナウィルスと共生してゆく時代は、今まで以上に、家の価値が出てくる事は間違いないと思います。 Stay at home(家にとどまりなさい。家にいましょう。) はからずともこの形を目指していた、自邸の完成は9月ようやく工事が始まり出しました。 後悔しない家づくりに役立つ小冊子差し上げます。下のバナーよりどうぞ。