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工務店としての日々の仕事の中から、「これは家を建てる前に是非知っておいて欲しい」という
基本的な家づくりの知識や、家づくりや暮らしについてのちょっとしたヒント、
マルトからのお知らせなども記事にしています。
気になる単語でも検索できます。例:「資金計画」「土地」「間取り」など

マルトの日々
2022.05.06

豊かな暮らしとは?

多分、これに正解は無いように思います。
豊かに感じるポイントはひとそれぞれですよね。

都会の真ん中で便利に暮らせるのも
田舎暮らしで自然に囲まれる暮らせるのも
ご近所との良い関係のお付き合い
子供がスクスク育つ環境

などなど、豊かなポイントはたくさんあります。

このGWの3日間のお休みは、完全な私の主観ではありますが、豊かさとは?を知る事が出来た3日間でした。

私の3日間はどなたにとっても”良い時間”ではないと思いますが、こんな暮らしも楽しいよねって思えるのではないかと思い、あまり家造りには関係ない話なのですがブログに書かせてもらいました。

参考にして下さいと言えるまでの内容ではありませんが、何かのヒントになれば幸いです。

今年のゴールデンウィークは、3日、4日、5日と三日間お休みを頂きました。

特に予定もなかったんですが、コロナの行動規制がほぼ無くなった状態での久しぶりのGWですから、シャレにならん人出になるんじゃなかろうかと、休みは畑や庭をする事と子供とは近場で遊ぶ事にしました。

初日(5月3日)

まず、朝7時過ぎから庭の草むしり。
2週ほど前からそこそこしていたので、今日は2時間弱で終了です。

天気も良かったのと、庭が出来て1年半ほどで、大分木々も育ってきましたので、緑も濃くなって、ちょっとずつですが森に近づいてきています。

2年や3年で形にはなりませんが、木々の成長も楽しみながら庭を楽しんでいきたいと思います

その後、畑に植える苗と肥料を買いにお買い物へ。
実家に頼まれた買い物もあり、嫁さんや子供の買い物など色々あって、夕方4時すぎに帰宅。

「こないだ開墾記を書いてたのに、もう植えるの?」って感じじゃないですか?

子供に、「植えたい! 植えたい!」とせがまれまして、止む無く一部だけ畑を始めようと苗と種を買いに行った訳です。
子供のやりたい事ですから出来るだけやりたいように、、、
と考えたのが間違いの元

植えた野菜の種類が何と13種類!

とうもろこし
すいか
ホウレンソウ
メロン
茄子
ピーマン
トマト
万願寺とうがらし
ごぼう
ソラマメ
じゃがいも
にんじん
ねぎ

時期外れもありますし、うまく育てられる自信もないのですが、まぁとにかくやってみるかって感じです(苦笑)

そんな訳ですから、買ったその日から、子供は植えたいとせがむのですが、まだ掘り起こしただけの状態ですから、畑と呼べるほどの代物ではありません。
肥料もやって無ければ、ほぐされてもいません。
ちょっと固めの粘土みたいなものですね。

なので、庭づくりの頃に買って放置していた畑土を混ぜ合わせて、出来るだけ栄養価のある土にし、作物を育て安い土壌になるよう、夕方から混ぜながら耕し始めました。

植えるのは明日とゆう事にして、子供達も混ぜるのをお手伝い。
まだ流石に役に立つレベルではないので、クワを持たせて遊ばせていました。

すると、裏のおじさんおばさんが、自分の所の畑作業からちょうど帰ってこられまして、

「トラクター走らせたろか?」

と、何と何と機械でほぐして下さるとの事。
多分、人力でやってる私と子供達を見て不憫に思われたのかと思います。
まぁ、それはそれで楽しんでいたのですが、何にしろめちゃくちゃありがたいお申し出(笑)
もちろんお願いしました。

あっというまにほぐし完了!
20分ぐらいかな。

いやー、助かりました。

トラクターによるほぐしが終わった頃、おばさん(この方、畑マイスターです)から、土づくりのレクチャーを受けました。

友人が鶏糞とか牛糞とか腐葉土混ぜてやれば?とアドバイスをくれたので、その準備していたら、「ダメ」とのご指摘

悪い訳ではなく、今すぐは逆に虫が付きやすくなるそうで良く無いとの事
鶏糞・牛糞は最低でも1カ月は撒いて撹拌して寝かしておかないとダメだそうです。

知らなかった、、、

なので、まずは石灰で土を消毒し、アルカリ性にするのがスタートとの事で、肥料は一旦使わずで今日はストップです。

子供達は、耕すのも楽しんでいたので役目を取り上げてしまったのですが、流石におじさんに「やらないで」とは言えない(苦笑)
実際、私的には助かりましたしね。

トラクターをしてもらってる時は子供達は眺めるだけだったのですが、ちょうどその頃にナナメ前の家の空き地で、里帰りされてる娘さん夫婦が夕涼みされてました。
あとで子供に聞いたのですが、どうも夫婦で学校の先生をされてるそうで、
「一緒にお菓子食べよう!」
と二人を誘ってくれました。

結局、私が畑マイスターのレクチャーを受けてる間、ずっと面倒見てくれた感じです。

どちらももちろん頼んだ訳ではないです(何となく目で訴えてたかも~)
ご近所さんからお声がけ下さって、本当に助かった初日でした。

2日目

またまた朝7時から畑作業。

昨日のうちに石灰を買いに行ったので、子供が来るまでに石灰撒いて、まぜるのにクワを走らせます。

混ぜ終わって畦を作りかけた頃に子供達が参上。

買った苗や種を植えていきます。

うまく出来るかわからないけど、育ててみたいと思う気持ちを持ってくれるのは一つ良い事。
うまく育つように土をそっとかけてあげなさいと伝えると、下の子は「大きくなぁれ」とおまじないかけながら、そっと土をかけてます。

喜ばしいというか微笑ましい光景と、何となく教育も出来てるのかなと。

畑作業を午前中で終らせて、今日は実家の在所がお祭りなので実家へ行く事にしました。
お祭りといっても、子供がいない限界集落状態の在所ですから、祭行事や神輿がある訳ではありません。
ですので、ただただ遊びに行くだけ。

実家では恒例の魚釣りです。
犬上川の上流ですので、水の透明度はなかなかで、川魚たちもたくさん生息しています。
実家に行くと、必ず釣りに行くのですが、毎回釣れるのはアブラケ(正式名はアブラハヤ)のみ。
今年こそ鮎、イワナを目指しましたが、全く釣れず、、、

適当な仕掛けですからね、釣れる訳ありません(苦笑)。

結局あきらめて、サバイバル好きな長男の為に村の中の川や山を探検に行きました。
TV番組の”冒険少年”やサバイバル本が大好きなので、「探検」というと内容はクソみたいな形でも大喜びで歩きます。

獣の骨を見つけたり、石投げたり、カニ探して川にはまったり、石だらけの河原で転ぶ痛さを知ったり。
まぁ、本当に色んな体験が出来ます。

探検終わると、実家で晩御飯。
もちろん、普段我が家で食べる事のない牛肉。
おいしゅうございました。

3日目

早起きして、昨日植えた種と苗への水やりです。
息子は同じタイミングで置きましたが、娘は起きようともしません(笑)。
よって、息子と二人で水やり。

今朝(5/6)は息子の方が早起きして、先に水やりをしてくれてました。
自分で植えたいと言い出した責任を感じているのか、楽しいのかよくわかりませんが、積極的にやってくれるのはありがたい事ですね

水やりが終わると、もらった花の苗を植えたり、少しだけ庭の手入れをし、リビングに戻りました。
窓から見える緑も良い感じ。


庭仕事は小一時間で済ませ、この日もまた多賀町内にて色々遊びに行く予定となっていました。

スタートは、多賀町の歴史を知るスタンプラリーのような物をやってみました。

こういうの嫁さんが色々調べてくれるので助かります。
たいした遊びではないですが、その場所にいってクイズに答えるとカンバッチが貰える。
そのカンバッチがあると、いくつかの多賀町の施設でのフリーパス券になるんですね。

まず、町内にある胡宮(このみや)神社に行き、クイズを解きながら散策。
全く知らなかったのですが、この神社の奥に敏満寺石仏谷墓跡なるものがあるらしく、何でも中世では国内最大だそうです。
知らんかったー。
こんなのあえて行かなきゃ全くわかりません(苦笑)

その後、別名”あけぼのパーク”の町立図書館へ行き、アケボノゾウのクイズに答えてカンバッチゲットです。

そのカンバッチをつけて、次は高取山ふれあい公園へ

ここが今回の休みの最大イベントである「宝探し」が出来る場所。

「こんなイベントやってるよ」と、これまた嫁さん情報。
多賀町にあるイベントなら、うちの奥様知らない事は無いんじゃないかなって思うぐらいです。
また違った意味にはなりますが、地域とのつながりを感じずにはいられません。

ここでも謎を解きながら、宝の地図をゲットし、ヒントとなる宝箱を探して、最終的に大きな宝箱を開けるという遊びです。


こんな山の中を歩いていきます。散策というよりほぼ山登り。
下の娘はグロッキーでしたが、冒険大好き長男は遥か前方に。

こんな宝箱が5カ所ほどあって、そこに次につながるヒントが入っています。


途中の東屋で休憩の予定がジャングルジムみたいな東屋だったもんですから、必然的に遊びだします。


全てのヒントを総合して最後の大きな宝箱の謎解きにチャレンジ!
謎解きは親の担当。
めっちゃ難しかった~

この宝探しは山の中を散策しながらになるので、良い運動になりますし、とにかく子供のテンションが違います
宝の地図とヒントを頼りに、山の中を駆け回る駆け回る(苦笑)
無駄な体力使いまくってましたが、自分達で考えながらやってたのを見て少し成長を感じました。

あと息子が木の名前を知ってた事に驚き!
「おとうちゃん、あの木は何?杉か?」
と杉をしってた事にビックリでした。

言っていた木は松でしたけど、ちょうど松・杉・桧が生えていたので説明しておきました。

その後、米原の公園に行ってアスレチックして、帰ってからはやってなかった宿題を仕上げ、まだ日が落ちてなかったので、庭先の駐車場で暗くなるまでキャッチボールしてました。

と、何だかんだで大忙しな3日間でしたが、移動距離が短いおかげで、内容濃いお休みとなりました。
というか、多賀町でこれだけ遊べる事に、長い事多賀に住んでますが初めて知りました。

さてさて、本題の豊かな暮らしです。

もう説明いりませんよね。

まず、古い在所で暮らす事で、人とのつながりやご近所付き合いのありがたさを知る事が出来ます。
古い在所ですから、大きな土地を格安で買う事が出来るので、庭や畑造り、そこに子供達も参加させることで、育てる事や面倒をみる事など、なんていうのかなー、思いやる気持ち?みたなものも学ばす事が出来ますよね。
もちろん、野菜が取れれば家計にもありがたいですし、老後のヒマつぶしには最適です。
田舎暮らしは都会暮らしに比べ不便ではありますが、こんな時でも渋滞知らずで一日中満喫できます。
金を払って出来るとか既にあるものではなく、遊びを自分で考えるという想像力も養えそうですね。
また自然の中で学べる事ってたくさんあります。
危険の察知、木々の働き、生命の営み等々

もっとたくさんあるようにも思いますが、とにかく田舎暮らしって今の時代ではなかなか得れない体験が出来ているのかなと思います。

今時の子供は色んな物がありすぎて(そういう意味では豊かすぎる)遊び方を知らないというか考えない。
自然に出る、外に出ると色んな学びがあったり出会いがあります。
その全てが自分の学びになる。
智となり肉となる。
良い事も悪い事もありますが、その全てが最終的に豊かさにつながるのかなと思います。
子供目線で書きましたが、大人にとっても同じですよね。

自然との繋がりや地域とのつながりがある事が、自分達の暮らしをこんなにも豊かにしてくれているのかと気付かされた、大変貴重な3日間になりました。

マルトの日々
2020.04.14

Stay at home

お客様担当の澤田です。

最近メルマガに力入れているもので、ブログが疎かになってしまってすみません。

どこに行っても何を見ても コロナ、コロナ、コロナ。

もうね、嫌になりますね

恐いなって思うのは、コロナだけではなく人間も。

ウソの情報を流したり、それに踊らされたり、差別がおこり、自己中になり、誰かのせいにしたり、、、

こういう時って、人の本性が見えてしまうんですよね。

でも世の中そんな悪い人ばかりでも無い。

誰かのために尽くしてくれる人もいるから何とか持ちこたえている訳で(いや、あんまり持ちこたえられてないか)、少なくとも私は、マルトはそうでありたいと思っております。

昨日工務店仲間がメルマガで、同じく工務店仲間(仲間って言うか目指すべきすごい工務店さんです)の大変素晴らしいブログを紹介してくれてました。

「そうそう、俺らがやりたい事、言いたい事ってこれなんよね」

と思わず頷く内容。

ここにそのまま紹介しようかとも思ったのですが、もう少し自分の言葉で説明したかったので、

まるパクリせずに、私の考えもおりまぜ、マルトの考える家造りへの思いをここに書かせてもらいたいと思います。

ちなみに、自邸(いよいよ家づくりが始まります!)はまさにこんなコンセプトが根本にあって、それを表現した家にするつもりです。

コロナウィルス感染を抑えるべく、

Stay at home(家にとどまりなさい。家にいましょう。)

が世界的に叫ばれています。

でもその家って、一日いられるほど快適な家ですか?

一日家にいるとして、あなたはその家で豊かに暮らせますか?

コロナの影響で恐らく世界は大きく変わると思います。
残念ながら、昨日まで出来た事、去年まで常識であった事が出来なくなるようになるでしょう。
私には全く想像も出来ない、社会構造にも大きな影響を及ぼすような問題も出てくるんでは無いでしょうか。

ブログを書かれている工務店の社長さんは要約すると今の状況をこのように表現されてます

 今回のコロナウィルスの流行は完全に文明の転換期となる

 行き過ぎた資本主義。
 行き過ぎたグローバリズム。
 そして環境問題。

 世の中の物差しは、なんでもお金・お金で、格差は広がり、豊かさを感じる人が減っていった

 経済的合理性を追求してきた反動か、環境破壊、異常気象で地球にも限界が来ていた。

 「このままじゃヤバイよね」と薄々わかっていたし、誰しもが思っていた、
 その矢先に降ってきたコロナウイルスにより、今までとは180度、価値観が変わってしまう。

資本主義が悪いとは言いませんが、すくなくとも住宅業界においてその弊害はかなり大きいと思います。

金を物差しにして、経済的合理性を追求し、世界中で一番安く作れるところに製造拠点を移転してきました。

その結果、安い家が出来、工業化されて職人が不要になり、家を建てる時の「棟上げ」が無くなり、村の住人総出でお手伝いするコミュニティの場であったこの棟上げという一大イベントも無くなり、近所の子を叱れる親、畑の野菜を分け合うような近所付き合いも無くなりました。


変わって、大きな資本を持つハウスメーカーが、画一化された方形の分譲地の開発を行い、そこにパッと見ても見分けがつかない同じデザインと仕様の家が立ち並び、工場で出来上がった部屋を組み立てるだけの家が立ち並びました。

一般的に建売住宅の分譲地はこんな感じです。

建売は読んで字の如し、既に建ってる家を買うので、当然ですけどお引越しするまではお隣の顔も知りません。全ての若い方がそうではありませんが、比較的お若い方は、住みだしても出来れば隣とは関わりたくない、助け合いもおつきあいも出来れば無いような分譲地をご希望される方が多く、住まれてからは、ご近所と揉めてるような話もよく聞きます。


おひざ元の多賀町でも同じです。大きな資本は入っていませんので、色んなハウスメーカーや工務店が建てたもんですから、まぁ統一性の無い事(苦笑)

多賀町のような山や田んぼしかない風景の中に、今時のデザイン、性能だけを重視した家、景観なんてまるで関係無い屋根がとんがった家(素人みたいな言い方ですいません)、ガルバリュウムの倉庫みたいな家などが建ち並んでいます。

これら全てが、工業化された家のせいではありませんが、少なからず影響はあったと考えます。

家を建ててそこで暮らすのはこういう事だと思われますか?
他はどうでも良くて、自分達だけ良かったら良いんですかね?

金八先生が言ってますよね人って字は支え合いながら生きてるからこの字なんだって

我が家は塀はしません。

もちろん庭の木等で最低限のプライバシーの配慮はします。
でもそれだけです。

隣とを遮る物はなく、どこからでも入れます。

近所挨拶には家族皆で行きました。

古い在所なので、やはり高齢の方ばかり。
でも皆さん「お互い様やから」「これからもよろしくね」と快く挨拶してくださいますし、早速うちの坊主と娘をかわいがってくださってました

つまり、家って自分達が住むだけの場所じゃないんですよね
そこでの暮らしも暮らし方も含めて家になるんです。

地域の中の一軒であって、コミュニティの中の一員なんです。

住めれば何でも良いとすこしでも安く家を建て、

その変わりに、飛行機使って海外旅行だ、ブランド品を買う。

ガソリンだだもれの高級車にのって、高級レストランに行く。

ちょっと極端な例えでしたが(苦笑)

家の外での暮らしが華やかで豪華であれば”豊か”な暮らしと思っていた。

果たしてそれは本当にそうだったのか?

コロナウィルスのせいで、ほとんどの方が、休日も平日も自宅で過ごされてる事と思います。

緊急事態宣言は5月6日の1カ月後までの予定ですが、もしかするともっと長続きするかもしれませんし、7都府県だけでなく全国に広がるかもしれません。

価格が安かった、見た目かっこよかった、性能が良かった、ネームバリューがあって安心だった理由で決めた今お住まいの家で、本当に豊かに暮らせてるのでしょうか

庭をいじる、畑をする、家族が集まれる場所、子供達が遊ぶ所、在宅ワークの出来る場所、奥様だけでなく家族揃って料理出来る場所。


そんな居場所は居間だけで、ただテレビを見たりゲームをするしか機能が無い家になってしまっては、豊な暮らし、長く続く家での暮らしには限界が訪れてしまいます。

今回のコロナウィルスは、改めて「暮らし」について私達に問いかけているようにも思えます。


不謹慎ではあるのですが、そろそろ人間は色んな事に気付かなきゃいかんよという地球からのメッセージなのかもしれません

どんなに金があっても、どんなに貧乏でも、有名人でも一般人でも、この病気に忖度はありません。

感染を抑えるには家にとどまらなければならないと、このコロナウィルスは言っています。


何れ特効薬が出来、インフルエンザや他の病気と同じになる時期が来ると思いますが、またその次の未知なるウィルスや災害いつ来るかもわかりません。その時にはまた

Stay at home(家にとどまりなさい。家にいましょう。)

になります。

その時にいかに豊かに暮らせるかを考える事は、当然何でもない普段の暮らしも豊かにしてくれます。

まだ確かな情報ではないですが、今回のコロナウィルスの特徴について、ドイツの研究者が学術誌で、

「金属、ガラス、またはプラスティックなどの無機物の表面でも生き続け、さらにその感染症は「2時間から9日程度」維持する」

と発表したそうです。


自然素材、特に無垢の木や土で囲われた空間は無機質な空間ではありません。
安い家やハウスメーカーの家は、壁やドアが汚れてお客様からクレームにならないようにビニールの表面材を貼っています。

床も傷がつかないように、樹脂系のツルツルの塗料の膜が表面に施されています。

さて、どちらがウィルスにとって生存しやすい環境だと思いますか?

高気密、高断熱の家で温度差の無い空間は家族の健康を守ると共に、ストレスも無くなる事で免疫機能も高めてくれる事でしょう。

また、高気密の家は計画的な換気が可能で、空気汚染(ウィルスという意味ではありません。室内の空気環境の汚染という意味です)もありません。

高い耐震性能は、災害時に家族の命を守り、

太陽光とV2H(Vehicle to Home=電気自動車を家庭の電力として利用するシステム)でその後の暮らしも支えます。


あっ、これは私の家の事です。

ついでに私の自宅の計画をすこし説明させて頂きますと、


在宅勤務や、学びのための

スペースなど、そこかしこに家族の居場所を造り、

隣の神社の緑を借景にした窓

外のつながりと、外での暮らし、

また、家族それぞれの趣味が楽しめる場所も作り、

「外に出るより、家にいるほうが楽しい家」

そして、

「地球と、地域と、家族と、長期にわたり共に暮らしていける家」


住まいは住むだけでなく、豊かな暮らしが出来る場所でなければならない。

そう思っていましたし、そう伝えたいとも思い今回の自邸を考えました。

今後の弊社の指針となるような家になるでしょう。


たぶん人類は、これから何十年も、
コロナウィルスと共存して過ごさねばならないでしょう。

コロナウィルスと共生してゆく時代は、
今まで以上に、家の価値が出てくる事は間違いないと思います。

Stay at home(家にとどまりなさい。家にいましょう。)


はからずともこの形を目指していた、自邸の完成は9月
ようやく工事が始まり出しました。

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建てる時には教えてくれないこともあります。

誰だって出来るだけ安く家を建てたい

それは当たり前のこと

でも、建てる時の費用を安くするための選択が

光熱費のやたらかかる、寒くて暑い家になってしまったら?

10年後、20年後に何百万とコストのかかる家になっていたら?

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マルトの日々
2019.11.05

マルトの秋祭り

毎年11月に、日ごろのお客様のご愛顧に感謝する秋祭りを開催しております。
今年も先日(11月2日)開催させて頂きました。

?

晴天の秋空の元



沢山のお客様がご来場くださいました!


自分で作った割りばし鉄砲で景品を落す!お子様に限らず、若いお父さんにもあまり馴染みのない遊びですよね。



秋の味覚焼き芋! 準備ミスで、焼き芋ではなく蒸し芋に・・・すみませんでした。


今年の木工教室はティッシュケース。いわゆるティッシュ用とトイレットペーパーを居室で使えるようなケースと、街角で配られている携帯用を部屋で使える小さめのケースの三種類にチャレンジして頂きました。


今回は簡単だったので、塗装までやって頂きました。なかなかの出来栄え。


日程については賛否両論あるのですが、
・夏祭は食中毒や日射病が恐い
・9月、10月は運動会や文化祭など、学校・地域のイベントが多い
等の理由で11月の第1週に開催しておりますが、
「第1週は文化の日と重なるので日を変えて欲しい」
「夏にしてくれると、木工教室が子供の夏休みの宿題になるのでありがたい」
など、ご意見を頂いており、正直いつが一番良いのか悩んでおります。

ブログをお読み頂いてる皆様からご意見頂けると幸いです。

今年も200名を超えるお客様がご来場くださいました。

毎年色々考えて大変ですよねー
準備って大変なんじゃないですか?
毎年毎年感謝してたらキリないですよー

なんて言葉をいつもお客様から言われます。

確かに、毎年色々考えるのも準備(片付けはもっと)も大変ですし、いつまで感謝し続けるんですかねー。。。

お答えしましょう。もちろんずっとです!

まず、この感謝祭は弊社とご契約させて頂きましたOB様への感謝と、これから弊社とご縁が生まれそうなお客様へマルトっていう会社を知って頂きたいという目的があって行っておりますが、もう一つ大事な意味があります。

お引渡しをさせて頂く時に必ず最後にお伝えする言葉があります。
「家造りはこれで終わりますが、本当のお付き合いはこれからになります。末永いお付き合いよろしくお願い致します」

家造りはイコール”家守り”のスタートです。

何か不具合があれば、すぐにメンテナンスに行くのはもちろんですが、10年、20年と住んでいきますと、家族構成が変わったり、暮らし方が変わって、いわゆるリフォームや修繕といった工事が出てきます。

そういった変化があればこの場で伺って、暮らし方のアドバイスだったり簡単な相談が出来る場として利用させて頂いたり

もっと具体的な問題点があれば、それを改善できる提案が出来るような聞き取りの場として活用させてもっらております。

長く住んで頂くと、何かしらの改善や修繕工事が出てきますので、その事への感謝もあり、更に住んでから感じた良かったとこ悪かったとこを聞きながら、これからの家造りにつなげていく為の情報収集をさせて頂けた事への感謝なども含まれている感謝祭なんです。

その他にも、毎年全ての御宅に定期点検には行けませんので、ご来場頂く事で近況を伺える事や、普段は私(営業担当)と担当の現場監督しかお施主様には会えないので、全社員にお客様のお顔を知ってもらう事で円滑な関係が構築出来るなど、弊社としてはメリットしかありません。

ですので、毎年開催しております。
「今年で何年目ですか?」って聞かれたんですが、気付くと12回目!
これだけ長く続けられるのもたくさんの御施主様のおかげです。
ありがとうございます。

個人的には、御施主様の笑顔と出会える1年に1回の機会ですので、叶うなら全てのお客様とお会いしたいので、来年はもっともっと楽しいイベントにして、たくさんのお客様が来ていただけるようにしたいと思っています。


写真だとちょっとわかりにくいんですが、積み木で街が造られてました。なかなかのデザイン力でしたの、思わずパシャリ。

マルトの日々
2019.04.22

自分の家で使う木を知る

自分の家で使う木を知る事の意味

 

 

書き出すと長文になるし(まとめる力が無いんですよね)、長文になるから時間が取られオックウになる。
結果、ブログが書けなくなるという悪循環で、まるでタバコを止めたいけど止められない禁煙マニアのように、もう何年も書き出しては止めの繰り返しです。

お話ししたい事は沢山あるんですけど、どうしても先に書いたような事で書く気になれない・時間が作れないので、本当はブログとしてはダメなんでしょうけど、もう少しゆるく書ければ、お伝えしたい事や、お伝えしたい情報もお届け出来るのかなと思いまして、これからはインスタやFBみたく、少しSNSっぽくやってみようかと思っております

歌舞伎の市川海老蔵方式ですかね(笑)

しっかり書く日とテキトーな日が出てくるかと思いますが、そういった主旨で書いていこうかと思いますのでお許し下さい。

と言いながら、今日は”しっかり書くぞ”の日です。

 

産地見学ツアー

弊社をよくご存知の方やHPをしっかり見て下さってる方なら、知ってる方も多いかと思いますが、弊社では構造材・仕上げ材は全て国産無垢材を採用しております。もちろんお施主様の要望に合わせて外国産材の採用もしますが、出来るだけ国産材の良さをご説明し、ご理解頂いた上で採用して頂いております。

そのメインとなる国産材ですが、弊社では滋賀県産と三重県産を主として使っており、特に重要な部分(内装の仕上げとして見えてくるような部分や、構造材としてしっかりとした強度や乾燥された材料が必要な所)については、三重県熊野市の野地木材工業さんの材料を採用しております。

この野地さんが素晴らしい製材所である事は、私共プロから見ても大変良い木を用意して下さいますし、HPを見て頂ければ素晴らしい会社さんである事はわかるのですが、建築や木の事をしらないエンドユーザー様にとっては?な事ばかりかもしれません。

本当に良い木なのかなんてわからない
もちろん材料の良し悪しも判断できない
ちゃんと作ってるのかどうかなんて、作ってるとこ見れないからわからない

じゃぁ自分で見て、確認しましょう! 

って事で、三重県・熊野へ見学にいくツアーを行っています。

先日の土曜日に、建築が近いお客様 御二組と一緒に、三重県熊野まで私も羽根をのば・・・いえ、一緒に学びに行ってまいりました

今回は、新名神のルートが変わっていたせいで、御二組共道を間違うというアクシデントが発生してしまい、予定変更して、まずは熊野の名所の一つでる花の窟屋神社へ行きました。
このツアーはもちろん”学び”がメインなのですが、ちょちょい観光も挟みつつ熊野の魅力・歴史を知って頂く事も入れております

 

 

 

右の青い上着を着てるのが野地木材の専務さんですが、観光協会の案内員かのごとく熊野の歴史の説明。

他の観光客まで聞き入るような本格的な説明です。引退してもこの仕事で食っていけますな

 

原木市場での市と製材の様子

その後ランチをとり、原木市場へ向かいます。
不幸中の幸いといいましょうか、午前予定を午後にした関係で、ちょうど市が始まっておりました。
威勢の良い声で競り子(売り子やったかな)が「この木は○○円から」の暗号見たいな言葉で競りが始まりますが、誰も声を出す事なく、よくわからない手信号か合図で落とされていきます。
野地社長(野地専務のお父様)も参加されていて、注意してみていると、手信号のほかに首の動きと目くばせで落とされていたようにも見えました。達人ですね。

 

 

その後、同じ市場内にある 桧・杉の原木前で、木の持っている特徴、桧と杉の違い、杉の中でもシラタと赤身の違いや、建築材としての使い方など、木のいろはの”い”を説明をしてくれます。

?

 

その後、購入した原木の皮をむく所(リングバーガー)を見て頂き、製材工場へ向かいます。

ちなみにこの剥かれた皮は、堆肥やバイオマスエネルギーの資源として再利用されます。

製材の様子はマルト

こちらの製材工場は、木取りをする必要性の少ない材の製材と、製材後仕上げ加工されるまでの間に適切な含水率にするための乾燥機があります。

 

ツインバンドソー(2本のノコギリで一気に丸太が切れる機械)で、休む事なく切り続けている様は、弊社のような小さな製材所にはないシステムで、初めて見た時は感動したものです。

皆さんも興味深かったようで、専務の話に聞き入っておられました

その後、野地木材さんの乾燥方法の説明を受け、1本1本の商品に対する会社の考えや、それを使う工務店やエンドユーザー様への思いなど踏まえて、今の乾燥方法になっている事を説明されていました。

 

そして製材した時にどうしても使えなくて廃棄される端材は紙の原料となるべく”チップ”にされています。

そのチップの山はさながら”砂の山”
”大人の事情”で訳のわからん話を聞かされて退屈だったお子様に、ようやく笑顔が戻った瞬間です。

 

 

 

自分の家の材料を買い付ける

 

こちらの工場を後にし、最後に向かったのが野地木材さんの本社工場。

 

こちらでは、化粧材(構造材ですとキレイな木目の木)や大きな構造材、造作材(フロアやドア枠や羽目板など部屋の仕上げに使う材)を加工されています。

ツインバンドとは違い、1本の木をどのように切ればどんな材が取れ、いかに質の良い材を効率よく取るかは、まさに職人技でして、皆さんも食い入るように見ておられました。

最後は恒例の梁材選び

 

 

朝から(今回は昼からでしたけど)ずっと見て・聞いてきた、野地木材さんの材料に対する拘り・加工技術を経て出来上がってきた材ですから、お客様にとっては商品の質については文句なしで、あとは自分のイメージに近い見た目で選んで頂く事になります。

私もようやく出番です。
御二組に野地さんが損する材(この価格でこの木目はお得ですよっていう材料)を入れ知恵、いやいや、オススメしておきました。

 

 

 

キレイなモクメの梁材ですね。本当に良い材をご用意くださいます。

最後に、木材の雑学を少し聞いて頂いてお勉強の時間は終わりです。
面白可笑しく説明して下さいますので、一般の方でも楽しいと思いますよ
ネタバレになるとマズイのでざっくり言うと
 ・木と大根の値段
 ・木の市場と納豆の市場
こんな切り口で話して下さいますから楽しいですし、それとは別に自分達が建てる家がどれだけ環境の一助になっているかも説明して下さいます。

朝早くから出発して頂いた上にたっぷり学んで頂いた後ですから、一日の疲れを癒すべく、熊野のリゾート地にてお泊り頂きます。

私も参加しての楽しいお酒とおいしい食事、二日目は皆さん自由行動としていますので、ゆっくりお休み頂くもよし、和歌山や伊勢の方に観光に行かれるのもよし、旅行として楽しんで頂けるようにしております。

はぁ、長かった(苦笑)

 

私のお伝えしたかったこと。まとめ。

 

結局何が言いたかったかというと、最後の梁材選びの時に書きましたが、自分の家に使われる材料が、どこで切られて、どんな加工されているのか見る事・知る事が出来ると、ご自分の家の素材に対する安心が得られ、それを作る人間の思いも知れ、更にその材料を自分で選んで使う事が出来る事が、家への愛着や家族が暮らす住まいへの揺るぎない安心につながります。

野地木材さんからすれば、一般的にはまず会う事のない製材業者が、エンドユーザーであるお客様に自分達の物造りへの思いが伝えられるという事は、”名前や産地すら知る事がないマルトが使うただの良い材”ではなく、”様々な作業工程や気づかいを経て出来上がる良い木材を作る製材所”と思って頂ける事は全然意味が違います。
自社のアピールという側面もありますが、どこにも負けない商品力と使って頂く上での安心を得てもらえる事。何より、会社が考える物作りへの思いを知っていただける事は何にも変えがたい喜びになります。

また、弊社からすると、口でどれだけ説明しても、やはり見るのと聞くのでは、思いが伝わる量も理解度も違ってきますし、こういう思いで作っている取引先が集まって、弊社の家造りが出来上がっているという事を知って頂けることは、再三申しています完成後のお客様の満足度が大きく違ってきますので、かれこれ8年も三重県・熊野へのツアーを続けています。

もちろん今後も続けてまいりますし、今の所不定期開催ではあるのですが、年2?3回は行っておりますので、ご興味ある方は弊社営業の澤田までご連絡頂ければと思います。
契約済みの方だけが対象ではありません。契約してなくても全く問題ありませんので、どうぞお気軽にご相談下さい。

 

お客様担当 澤田 藤司徳(トシノリ)

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家づくりにはたくさんの落とし穴があります。

建てる時には教えてくれないこともあります。

誰だって出来るだけ安く家を建てたい

それは当たり前のこと

でも、建てる時の費用を安くするための選択が

光熱費のやたらかかる、寒くて暑い家になってしまったら?

10年後、20年後に何百万とコストのかかる家になっていたら?

残念ながらそういったことが実際にあるのです

建てる前に知ってたら、こうしていたのに!

という事も少なくありません。

そんな悔しい思いをする人を一人でも減らしたくて

「家を建ててからかかるお金の話知っていますか」

という小冊子を作りました。

これを読んだうえで、

納得の家づくりをして頂きたいと、心から願っています。

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マルトの日々
2019.03.13

私たちの考える木の家づくり

ブログ掘り起し隊の西沢、久々の登場です。

以前のブログに今では珍しい家の建て方を紹介する記事がありました。

是非皆さんにお伝えしようと、掘り起こしてきましたっ!!

 

自分の山の木で家を建てる

 

 

前回投稿が8月8日

もうちょいで月ブログになるとこでした。

「継続」の難しさを身に染みて痛感しております。

私は何かする時は必ず目標を決めるんです。何かを目指さないと力が入りませんし続きません。 ところが先日、弊社専務が言うとりました。

「やらなアカンと思うから続かない。ちょっと肩の力抜いて「気が向いたらやろうか」ぐらいの方が長続きする」との事

まぁ、間違っちゃいないんでしょうけど、私はきっと「やらなく」なってしまうタイプです。追い込まないと出来ないんですよねー


先々週に、久々にワクワクするお客様とご商談させて頂きました。

まだご契約させて頂いた訳ではありませんので、全ての情報を伏せさせて頂きますが、ご希望が「自分の山の木を使って家づくりをしたい」との事でした。

よく勉強されていて、伐採時期(新月時の伐採を希望)や葉枯らし乾燥の事、その利点などご存じで、是非お手伝いさせて頂きたいと思いお話しを伺っておりました。

山の木は残念ながら林道沿いではない為、これを出してくるのにいったいいくらかかるのか?そもそも出せるのか?など価格面を含め全体が見えないと計画も進められないという事で、こちらは先週に、お客様、山師さん、弊社社長の3人で山に入りました。

DSC_0312

こんな山の


DSC_0307

こんなとこから登って行かれました。


ん!?なんで自分はいかないの? って思われた方!

私、長い営業生活のせいで、夏の外での活動は10分まで(冬は20分)・平坦な道でなければ歩けない・鉛筆より重い物が持てない身体になってしまいましたので、社長にお願いしました。

で、結果ですね、構造材に使える木も多数あり、木出しも可能との事でした。

価格面の検討がこれからなので、まだまだ先は長い話なのですが、十数年前に一度”0から始める家づくり”として、立っている山の木を

伐採→葉枯らし乾燥→製材→加工→上棟・完成

まで全てをやったお家がありました。

あの仕事が久しぶりに出来るかと思うとワクワクが止まりません。

是非、ご契約になるよう頑張っていきたいと思いますし、その経過などを見て頂けると、”論より証拠”ではないですが、一般の皆さまに木の家の本当のすばらしさが伝わる事と思います。

今後の報告をぜひお楽しみに!

 

2016年9月1日 お客様担当 澤田 記

 

いかがでしたか?

新月時の伐採や、葉枯らしなど聞きなれない言葉も出てきましたね。

多賀や東近江、あるいは米原、長浜などにお住まいだと山をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そんな方は是非マルトにお声がけしてくださいね。

 

 

マルトの日々
2017.04.14

外せない基本は地震に強い家づくり

 

熊本の地震から1年が経ちました。

亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、被災され今だ日常が戻っていない皆さまの少しでも早い復興をお祈り致します

2011年の東北の大震災、そして昨年の熊本。

立て続けに起こった大地震で弊社の家造りは大きく変わりました。

 

災害が少ないと言われる滋賀県。

弊社のある湖東地域には大きな活断層もなく、東南海地震で想定される震度は最大で5強。もちろん海が無いので大きな津波もなく(一説には湖でも起こるらしいのですが、よくわかってません)台風が来てもほぼ弱まってからの上陸。

今年は大雪に見舞われましたが、20年、30年前に比べると積もる量も大幅に減っています。

 

つまりは、元々災害に対して希薄な地域であるという事と、私達も「まぁ、ここは大丈夫でしょ」と考えていた内の一人でした。

 


そこに1年前の熊本地震です。

大地震が無いと言われていた熊本で、震度7が2回立て続けに起こるという、「日本の歴史上まれ」な地震が起こったのです。

 

熊本以降、業界内の地震に対する考え方も大きく変わってきました。



阪神淡路大震災で変わった建築基準法(耐震等級1)では耐えられない事

その1.25倍である等級2でも倒壊する事

耐震基準を通す為の設計ではなく、評価通りの耐震性能を出す為の設計が必用である事

そして何より変わったのは私達の意識かもしれません。

 

”私達の作る家で守れる命、救える命がある”という事。

 

弊社は、許容応力度計算から導かれる設計により耐震等級3を確保した家を基本にしつつ、自社独自の耐震設計基準として柱・壁の直下率も基準にしております。

直下率は、法律で必要とされている訳ではありません。

但し、識者の間では耐震性能に大きく関係している報告があげられ、実際、熊本での地震で等級2で倒れた家の直下率が低く、逆に等級1でも倒れなかった家の直下率が高かった事実が確認されております。

 

つい先日、NHKスペシャルで、地震波が増大される地盤リスクについて放送されていました。

100mも離れていない近い地域でも、粘土層の深さによって震度が増大されるというものでした。

地盤リスクについては、今後研究され、新たな対処方法が開発されていくと思われますが、私達工務店が今できる事は震度7でも8が来ても倒れないような、命を守れる家造りなんだと思います。

 

熊本の震災から1年。東北の震災から約6年。不謹慎な表現かもわかりませんが、震災や災害が起こった日は、その事で得られる教訓をこれからの家造りに活かしていく事を再確認する日としていきたいと考えています。

 

https://www.maruto-s.com/maruto2/service05/

 

 

 

 

 

マルトの日々
2017.02.11

家で使う木を選びに行く

木の産地へ行きます

 

 

弊社の企業理念であり、弊社の考える家造りにおいての根幹である「木」
事あるごとに木の良さを訴えていますが、目に見えて数字に表せる部分と、触れて・感じて頂かないとわからない部分があり、それがなかなかうまく伝わりません。

じゃあって事で、完成見学会や、伐採見学・体験、木工教室など様々な形で木に触れて頂けるようなイベントを行っておりますが、その中でもお客様から大変好評をいただいております、三重県熊野への原木と製材工場の見学ツアーがあり、先日お客様お二組と行ってきました。

弊社は工務店の傍ら、製材業も営んでおりますので、豊富にある滋賀県産材を使い、県産材だけで造った家を建てる事が出来るのですが、わざわざ他所の県の他所の製材所の木を採用し見学に行って頂いているのです。

それは何故か?

残念ながら、滋賀県は俗にいう木材産地ではありません。見渡せば山ばかり(まんなかは琵琶湖ですけど)でこんなに沢山の山と木々に囲まれているのですが、木そのものの質という点では隣県(三重、奈良、京都、岐阜など)に比べどうしても劣ってしまいます。


更に、弊社が取引しておりますこの熊野の製材所さんは、品質に対する拘りとどこにも負けない価格と質の追及、地域貢献、環境への配慮、顧客満足への取り組み等、その隣県の産地の中でも特別な会社さんであります。

弊社を信用しご発注頂くお客様の家を建てると考えた時、いつまでも弊社が建てるこの家に住んで頂きたいと考えた時、本当に価値のある、性能も担保した家を建てたいと考えた時、滋賀県産材だけでは限界があると感じました。
そこで、三重県熊野産の良質な杉や桧の良い所を利用しつつ、悪い所を補うような材料選定がベストであると考え、弊社では熊野産と滋賀県産をミックスした形の家造りをしております。

その製材工場である、野地木材工業さんにて、原木、原木の製材、乾燥、加工のすべてを見学して頂き、ご自宅で使う梁材も選定して頂きます。

自分の家の材料がどこで生まれ、どのような加工をされるのが確認でき、さらには自分で選ぶ事が出来る、大変価値ある経験をして頂く事が出来るのです。
また、只々見学するだけではおもしろくないので、観光を入れつつ、山・川・海・生物など木に纏わる様々な説明を受けたりし、その日の夜は熊野で一番の宿泊施設にて、熊野の名物に舌鼓をうち、ゆっくりとした時間をお過ごし頂けるような癒しのツアーにしています。

このツアーに参加して頂けば、弊社が使う木(お客様の家に使う木)が、単なる木の目が美しいとか、触り心地が良いとか、いい匂いがするというだけでなく、様々な加工工程を経て造られる性能、強さをご理解頂け、また、木が果たす役割が地域の環境に多大なる影響がある事、更に自らにも恩恵がある事を学んで頂けるかと思います。

少し過激な表現になりますが、無垢の木の事を悪く言われる方は結構いらっしゃます。住宅メーカーさんの営業さんなんかは弊社のような工務店と競合すると必ずお客様に言われるそうです(商談中にお客様からよく聞かされます)。ネットで叩く人もいますし、同じ工務店でも否定される方もいらっしゃいます。
「本当に木の事知ってるのかな? 自分の目で見て使って確かめてから言ってるのかな? ここへ見にくればきっと考えが変わるのに・・・」と思わずにはいられません。 
残念ながら、そもそも木が好きではない方にはなかなかその良さは伝わりにくく、きっと納得いかないままになるんだろうと思います。

 

このイベントでは
「無垢の木が好きなんだけど、少し不安がある」 
「木の家に住みたいけど、どんな木を使ってるのか見えないから心配だ」

「木が良いのは薄っすら知ってるけど、本当のとこどうなんだろう?」

そういう、木が好きなんだけど・・・って方々に来て頂きたいと思っています。


見て頂けば間違いのない性能や加工技術にご納得頂ける事でしょう。
説明を聞いて頂けば、木の無限の可能性や使う事の意味・意義を理解して頂けるでしょう
触れていただけば、一生の思い出と木の家を建てようと決めた事が間違いでなかった事に気付かれるはずです

木を知らずに否定する人には、残念ながら見えない・伝わらない事なんですが、少し穿った見方をする目の方を閉じて、フラットに判断できる目の方を開けて参加して下されば、弊社が無垢の木の家造りをオススメしているのかご理解頂ける事でしょう。

ご興味のある方は、営業担当の私までご連絡下さい。

 


ノジモク1

 

今回は、完成したばかりの野地木材・専務宅にて山を取り巻く環境、日本の木の現状などレクチャー頂きました

 


ノジモク2

 

場所を移し、熊野の木材市場に行き、原木の説明です。丁度、市が開かれていたこともあって、大量の原木の数々。


ノジモク3

 

製材工場にて、ツインバンドソー(製材機)での加工を見学したり、乾燥機を見たり。

 

 

ノジモク4

 

紙になる木のチップを手に取って頂きました。杉や桧の香りが充満しています

 

 

ノジモク5

 

途中、鬼ヶ城に観光で立ち寄り

 

 

ノジモク6

 

ノジモク7

 

最後に本社工場で、板の加工や造作材の仕上げ加工を見て頂き、自邸の梁選びをして頂きました。

 

 

 

 

マルトの日々
2016.12.27

YKKショールームで体感する

今月の21日に工務店業界の集まりで東京・品川へ
忘年会・・・もありますが、もちろん研修ありきの東京です。

窓メーカーさんのショールームに行ったのですが、もしかするとこっちの方が有名かな


images


そうですファスナーで有名なYKKに行ってきました。

この業界で仕事してるとYKK=窓なんですが、一般の方は、こっちのYKKのイメージの方が強いかもしれませんね
まぁとにかく、窓では1、2を争うメーカーさんなんです。
わざわざ東京まで行く価値あるの?って思われる方もおられるかと思います。

ここ、すごいんです。

エンドユーザーさんでも充分楽しめますが、私たち工務店にとっては、情報もさる事ながら体で体感できる温熱環境の差を知る事ができる大変貴重なショールームです。

私のムダに長いブログを読んで下さってる方、もしくは家の性能をとことん追及されてる方ならご存知かと思いますが、最近の住宅は、断熱性能や気密性能を高くし、効率の良い設備機器を採用した、省エネ性能の高い家造りが求められています。

ゼロエネルギー住宅(ZEH)なんかが今は一番有名ですね。

その断熱性能を上げていく上で非常に重要なのが、実は窓なんですね。もちろん断熱材も重要なのですが、極論言いますと断熱材はどんどん厚みを増したり枚数を増やしていけば、性能は簡単に上がっていきます。

しかし、窓はそう簡単な物ではありません。窓ガラスを何重にも設置すればもちろん性能は上がりますが、重くて動かせない・価格が尋常じゃないぐらい上がるなどの問題がおこりますし、枠になる部分(最近は樹脂が多いですが、アルミがほとんど)からも熱は伝わりますので、ここの断熱方法も重要になります。

壁の断熱材のように分厚くする事で解消するのではなく、スマート感を残しつつ、壁に負けないぐらいの断熱性能を出さなければなりません。


いつもの事ですが、前置きが長くなりました。

という訳でYKKの技術の粋を集めた窓を使った家を体感できるのが、品川の体感ショールームなのです。

人工に作られた大きな冷蔵庫を0℃?5℃の冬の外気温に設定し、そこに5つの家が作ってあり、家の中は暖房有りの部屋と無暖房の部屋が作ってあります。

A:昭和55年基準(初めて国が省エネ基準を造った年)
B:次世代省エネ基準(現行の省エネ基準です。この性能以上ないと今は家が建てられません)
C:YKKオススメ?
D:YKKオススメ?
E:YKKが富山県黒部市前沢に作った、高い断熱性能を持つ家(パッシブハウス)

の内容となっており、各々”住み(入り)比べ”できるようになっております。

 

20160406_08


20160406_09


20160406_10  ※YKKAP発表資料より抜粋

各々がどの程度の性能かという数値がありますが、それではわかりにくいのでわかりやすく説明しますと

A:20年より前に建てた方の家
B:最近建てたけど、ゼロエネとか長期優良住宅ではなかったかな?って家
C:ここ1、2年にゼロエネで建てたわよーって家
D:ゼロエネですけどもっと性能にこだわりましょう!って感じで建てた家
E:北海道の真冬でもエアコン1台で半袖で住める家。

こんな感じでしょうか

とにかくA,Bは寒い! エアコンが稼働している部屋の空気はあったかいですが、床は冷たく、壁も冷たいので、暖かさが感じられません。

C、Dは断熱性能が高いのでエアコンもほとんど動いてませんし、空気も暖かく、床は若干の冷たさを感じる程度。ただこれは床が複合フローリング(一般的なフローリングの事)だった為で、弊社が標準的に採用している杉や桧といった無垢の床ならまったく問題なさそうです。とはいえ、無暖房の部屋はやはり若干の寒さを感じました。

Eは・・・もう何もいう事はありません。暖房の部屋は当然ですが、無暖房でもTシャツで問題なさそうなぐらいです。(17℃だったように記憶してます)但し壁の断熱材の厚みは30センチ越えてますけど。

弊社はCを基本に、D程度の性能を最大として考えております。弊社のある湖東地域の山間部や湖北は雪国ですので、市街地に比べ寒いのですが、それでも北海道や東北のような寒さではありません。

性能とデザインと住み心地とコストのベストバランスを求めていくと、Eまでの性能は無くて良いと考えております。ただ、CとDには体感したからこそわかった違いがありました。 どこが違うかは、当分企業秘密にして下さい(ブログの小出しのネタにもなりますので)

「行かなきゃわかんない」 「行ったからこそわかった」 今回の貴重な体験を、うちの家造りにつなげていくぞ!と、サラリーマンの聖地:新橋にて呑みながら(呑まれながら?)決意しておりましたとさ。

めでたしめでたし。

マルトの日々
2016.11.20

震災後を見て考えること

まず、長文になる事を最初に報告させて頂きます(いつもですが…)

 

先日、弊社が参加しておりますJBNという全国の工務店ネットワークの全国大会に参加すべく福島県いわき市まで行ってまいりました。様々な催しや基調講演がありましたが、今回の一番の目的は、「福島の今」を見学する事でした。

 

福島といえばおわかりかとおもいますが、原発問題により帰還困難地域となっている第一原発のある双葉町、大熊町、浪江町をバスからの車窓見学と、最近居住制限区域を解除された富岡町の津波被害を受けた地域を見学させて頂きました

 

現地まで来ずとも、写真、映像、記事 でイヤになるくらい見て聞いてきました。

得られた情報を元に、様々な取り組みをしたり、それを元にした考えで 物事を考えたり。

福島の復興へ向けての歩みなどを見る事で、今後の自分達にも生かせれば・・・何て考えてもいました。

 

  「百聞は一見にしかず」

 

すこし意味は違いますが、実際に見るのと知ってるのではこれ程違うのかと思いしらされました。

震災以降の家造りが間違っていた訳ではありません。ただ、自分の意識の中で過去の地震として考え、その地震で起こったデータや情報を元にしてこれからの家造りとして提案をすればよいと思っていましたし、それは熊本地震後にも活かされており、取り組み方自体は間違っていないと思います。

 

ここは”過去”ではないんです。復興どころかいまでも震災が続いています。

2011年3月11日14時46分 あの震災から5年と8ヶ月

家もお店も学校も病院も、あの時から何も変わらないまま、まるで時間が止まっているかのようです。
津波被害の沿岸部以外は大きな倒壊もなく、いつもの街並み

つまり、ここにあるのは地震被害なんかではなく原発被害なんです。

 

おびただしい数の除染廃棄物を詰めた黒い袋があちらこちらに積み上げられ、帰還困難地域には歩く人も自転車も無く、家はその当時のままで、持ち主も泥棒も入れないようバリケードをされています。

風は少し冷たかったんですが、雲ひとつ無い晴天の日、自分達の住む町と何も変わらない街並みなのに、声も音楽も何の音も聞こえません。聞こえるのは車の行きかう音のみで、口や言葉では説明し難い異様な雰囲気と空気感がありました

 

  ゴーストタウン

 

ガイドさんの言っていた「震災は天災ではなく人災である」の言葉が重く心に響きます。

 

この現状をみた帰りの電車で色々考えました。

 

自分に何が出来るだろう

工務店として何が出来るだろう

 

考えても考えても答えなんて出て来ません。

 

どんなに耐震性能をあげても住めないんです。

どんなに快適な高断熱住宅を作っても住めない んです。

自然素材で作られた安全・安心の家を作っても安全じゃないんです。

 

原発無くせば解決しますが、それは私の力では無理ですし、国が総力あげてとりかかって5年過ぎてもまだ放射能をコントロール出来てない んです。そんな簡単に無くせる訳ありません。
原子力が無くても電気はまかなえると原発反対の方は言われますが、政府や電力会社は必要だと言っています。

残念ながら私にはそれが判断できる知識がありません。 福島では不要でも別の地域では必要で、そこにとっては原子力は必要なものなのかもしれません。 私のような無知な人間が適当な事を言うのは良い事では無いと思ってますので、国の判断を信じるしかありません

ただ一つ言える事は、その役目が終われば原子力発電は無くすべき物であるという事です。その役目をいますぐにでも終わらせられるように、私や会社は努力すべきだと感じました

 

出来るだけエネルギーを使わない家

電力供給を受けずとも生活出来る家(創エネできる設備)

地震に負けない強さ

 

家の事なら、大きな声で皆さんに説明できますし、私の力も発揮できます

個人や一企業に出来る事は限られますが、少しでもエネルギー削減への取り組みが出来ればと感じた全国大会となりました

 

1日でも早い原発の収束と福島の方々の日常が戻る事を祈るばかりです。


頑張れ福島!

 

最後に、二日酔いになるぐらいおいしいお酒と楽しい時間をくれた福島の皆さまありがとう(お後がよろしいようで、、、)

 

 

 

問題の第一原発 写真中央にいくつかクレーンが建っているのですがそこになります。
直線距離で約2キロ

第一原発

 

JR富岡駅跡 黒いフレコンバッグ(除染されてない廃棄物を入れた物)が山積みで置かれています。
こんな風景はここだけでなく、至る所に放置されています。
これが収束するのはいつ?いくらかかるの? 先が見えません

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津波の被害1 アパートの階段に丸太が突っ込んだまま

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津波の被害2 1階部分が根こそぎもってかれています

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津波の被害3 電柱はポッキリ

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津波の被害4 骨組みは残ったものの、1階部分は全て流され、土砂が入り込んでいます

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津波の被害5 津波でグシャグシャですが、最近まで居住制限区域だった為、直す事も出来ず。5年も立ち入れなければ直せる訳ありません。もう解体するしかないです。

 

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国道6号線のみ通れるようにし、脇線には入れないようバリケードされてます
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もちろん、民家の入口も全てバリケード。住人や泥棒が入れないよう、警備員さんが毎日カギの番号を替えて巡回されてるそうです

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写真では上手く伝えられないんですが、こんなに良い天気でどこにでもある街なのに人っこ一人いない風景には恐怖を覚えました。映画で見るゴーストタウンとはまったく違う感覚です

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浪江町のインターチェンジ入口に放射線量を表す掲示が。

国(環境省)が示す年間の安全基準は1mSv(ミリシーベルト) これを下記単位で表すと0.23μSv/h
年間にするとどれだけになって、どのような健康被害が出るのかわかりませんが、この数値がいかにアカン数字かわかりますよね?
ここに住めないのはもちろんですが、復興に向けて作業されてる方や先ほどの警備の方もいらっしゃいます。
直接的ではないながらも震災被害は二次的・三次的につながっていきます。
政府や東電は本当にどうするつもりなんでしょうか?
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