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工務店としての日々の仕事の中から、「これは家を建てる前に是非知っておいて欲しい」という
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住まいづくりのヒント集
2020.03.17

伊礼智(先生)に学ぶ、家の中に「居場所」をつくる

 

コロナの影響でテレワークや一斉休校など、自宅で過ごす人が増えていますね。

 

日中パソコンを使って会議をしたり、電話を掛けたり、子供たちはたくさんの宿題を片付けたり本を読んでみたり。

そんな行動を皆さんは家の中のどこでされているのでしょうか?

 

実は私(西沢)のオットが最近自宅待機のことがあり、会社からパソコンを急遽持ち帰り、協力業者さんと朝から打ち合わせ、なんてことがありました。

我が家は古い某ハウスメーカーの家で、1階は長方形の12畳くらいのLD、6畳のキッチン、同じく6畳の和室。2階は6畳と8畳の洋室と8畳と6畳の続き和室です。

 

さて、オットの自宅待機の際どうなったか!?

 

いつもなら出勤前に私がひとりで身支度や掃除をしながら見ているテレビをブチっと切って、ダイニングテーブルに陣取って仕事をしてはりました・・・

こんなことがしょっちゅうあるようなら、2階のどこかに仕事できる場所を作らねば!

書斎を作る?

 

 

本格的に毎日家で仕事する人とっては書斎=仕事部屋は必要でしょう。

 

また、音が出るような趣味(音楽)、散らかしたままにしたい趣味(プラモデルとか)をお持ちの方にとっても書斎的な部屋は出来れば欲しいでしょう。

 

でも、実際にいざ家を建てるとなると、独立したそうした部屋を作るのが難しい場合も結構あります。

 

大抵は子供が独立したら、空いた部屋をそれに当てましょうね。となります。

 

我が家もまさしくそのパターンですね。

2階の2つの洋室のうち1つが空いています。(実際にはムスメのヨガ部屋になってはいますが)

その部屋をオットとムスメでどちらが使うか話し合ってもらいましょう。

 

でも、まだそんな空き部屋を望めない若い世帯の人たちはどうするか。

 

どこかにそうしたスペースを作るか、ダイニングテーブルをそれに当てるか!?

 

そんな時に家の設計段階で居場所を作ってもらいませんか?

それも居心地の良い居場所を。

 

例えばちょっとした仕事のできるカウンター。

お母さんの顔の見えるスタディスペース。

伊礼智(先生)に学ぶ、家の中に居場所を作る

 

 

上のの写真は伊礼智先生のブログからお借りしました。

ブログはこちら。

 

リビングの一角に腰高の壁を作って緩やかに仕切り、畳コーナーがあります。

 

畳コーナーは仕事をするスペースとしてだけではなく、お昼寝をしたり洗濯物を畳んだり、お客様があれば泊まることも(この場合は一人ですけど)出来るという、多目的に使える場所です。

 

しかも窓の外の景色に向かえるように背もたれがあるという、痒い所に手が届く気遣いですね。(さすが!)

 

また、手前にはカウンターが作ってあり、書きものやパソコンにも使えます。

 

 

こちらは工務店さんが伊礼先生に設計依頼をされた施工例からお借りしました。

施工された工務店さんはこちら

 

こちらは伊礼先生が良くされている手法で、造作でソファを作られます。

 

赤いソファがそれで隣の障子を開けると外の景色が楽しめるように、片側にだけ背もたれがあります。

 

先生がお書きになっている文章の中に、このソファはお昼寝用とありました。可愛い。

 

隣の神社の緑を借景にした窓

 

ちょっと並べるのがおこがましいのですが、弊社の施工例。

ダイニングの横に小上がりを作り、借景を望むカウンターを作りました。

伊礼智(先生)に学ぶ、居場所を作る、は実は難易度が高い

 

 

まずは設計力を試されますね。

 

単に造ればいいというものではなく、例えば仕事用カウンターでしたら集中してできるか?

子供のスタディスペースなら家族の気配がわかるか?

私の読書コーナーなら居心地はいいか?

 

用途とそれにふさわしい作る場所をよく考えなくてはいけません。

そして出来るだけさりげない感じ、家の中に溶け込んでいる感じがいいですね。

 

これらは弊社もまだまだこれから勉強を重ねている最中です。

 

そして、それより何より難易度を上げているのが、家具に対する考え方ですね。

例えば先ほどの写真の伊礼先生の造作ソファ。

造作でソファを作るということは、ずっとそこにソファがあるわけですね。

設計を見ているとそこにソファがある必然性はよくわかるのですが、それをどれだけの人が受け入れてくれるか。

 

伊礼先生のようにすでにどんな建築家か理解されている人は、依頼してくる人もわかっていますから、むしろ造作ソファはうれしいと思います。

 

実は私も少し前まではソファなどの家具は好きにレイアウトするものと思っていました。

でも、伊礼先生を始めいろんな設計例を見ていると、最初からそこにそっと存在しています、という風な造作家具が作り出す「居場所」は素敵だなと思うようになりました。

 

出来れば弊社でもそんな居心地の良い素敵な「居場所」をご提案したいと思います。

伊礼智(先生)のレシピ本のご紹介

 

 

そんな居心地の良い居場所を含めて、伊礼先生の設計や考え方がわかる本をご紹介します。

伊礼智の「小さな家」70のレシピ

 

アマゾンはこちら

 

目次のいくつかを拾ってみると

 

● 小さな家こそ、おおらかに暮らす

● 小さな家ほど作り付けの家具を!

● こもれる小さな居場所の魅力

 

文章を読んだり、写真を見ているだけでも楽しい本です。おススメ!

 

こんな本を居心地の良いソファでコーヒーでも飲みながら読んでみたい、西沢でした。

 

 

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