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工務店としての日々の仕事の中から、「これは家を建てる前に是非知っておいて欲しい」という
基本的な家づくりの知識や、家づくりや暮らしについてのちょっとしたヒント、
マルトからのお知らせなども記事にしています。
気になる単語でも検索できます。例:「資金計画」「土地」「間取り」など

現場日記
2018.04.05

現場で吹付ける断熱材の仕様

先日上棟を迎えた現場です。

屋根の垂木(タルキ)が取り付いた様子です。

屋根

ここまでは、ごく普通。

 

 

屋根断熱

垂木と垂木の間に何か付いています。

 

屋根断熱

実はコレ、段ボールなんです。

 

何の為につけているかと言いますと、

こちらのお宅は、断熱材を屋根面に現場で吹付けるタイプで、

野地板という垂木の上に貼る合板に直接吹き付けると、

通気層という熱い空気を吐き出したりするスペースがとれません。

 

ですから、このダンボールを貼り付け、

野地板との間にしっかりと通気層を確保する為につけています。

 

屋根断熱

野地板とダンボールの間が空いているのがわかりますでしょうか。

 

 

現場発泡

↑ この画像はこちらの現場ではありませんが、

同じように屋根面に断熱材を吹き付けた状態のものです。

 

この断熱材が吹付けられた日から、現場内部は外気温にほとんど左右されません。

 

 

現場日記
2018.04.02

滋賀県産材を使用した住宅の上棟

4月になったところだというのに、

まるで夏が来たかと思うような天気まわりで、

先週の木曜日、上棟させていただきました。

 

もちろん、滋賀県産材を使用した木造注文住宅です。

 

水曜日から土台の据付けです。

 

桧の土台

桧

こうやって見ると、大きなお宅です。

 

水平構面

1階の床構造用合板(28mm)が貼れました。

 

こちらのお宅では、現場発泡の断熱材を採用していますので、

この段階で断熱材は見えません。

 

 

いよいよ上棟日本番!

滋賀県の木

 

桧柱

 

1階の柱が建ちました。

これから組みあがっていきます。

 

上棟

 

お客様による、恒例の筆入れ!

親子仲良く筆入れ中です。

 

杉

屋根の一番高いところから、下方を撮影。

 

注文住宅

 

すべてが写っているわけではありませんが、

やはり大きい!

 

H様、これからしっかりつくっていきますので、

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

現場日記
2018.02.12

大工さんの加工には、

大工さんがしてくれる加工には色々なものがあります。

構造材を組んでいく為の『きざみ』という加工もあれば、

造作する上での加工も様々です。

 

例えば、

 

大工加工

 

材料が重なっていますが、

緑矢印は敷居(障子等引戸の下に入るもの)で、

紺矢印は鴨居(障子等引戸の上に入るもの)です。

 

少しずらした写真では、

 

桧

 

下に置いてある鴨居は3本の溝の内1本しか見えていませんが、

溝の深さの違いがわかるでしょうか。

 

他にはこんな加工もあります。

 

杉

 

材料の小口に4とか13(逆向きですが)と書いてあるものは凸型に加工されています。

黄色の星印の部分は『決り(シャクリ)』と呼んでいる加工がされています。

 

でもこの決ってある部分は、出来上がった時には見えません。

 

大工加工

 

この写真は部屋入口の枠を撮影していますが、

材料の3番の赤矢印が、入口枠の赤矢印の部分です。

 

こうやって完成してしまうと、黄色の星印の部分は全くわかりません。

 

見えないのであれば、最初から薄い材料ですればいいのに。

と思われる方もあるかもしれませんが、強度上の問題等があり、

薄い材料ではできません。

 

大工さんの手間はかかりますが、これがベストだと考えての寸法になっています。

現場日記
2018.02.10

古材復活!

造作の進んでいるS様邸の現場です。

2階は造作工事が完了に近づいてきました。

 

ある部屋の天井

 

リノベーション

丸太が入っています。

その先を見ると、

 

古材復活

何やら凹んでいる場所があります。

 

この丸太は、この土地に以前建っていた建物に使われていた

『地棟』という材料で、

 

古材復活

黄色矢印が、解体後弊社の工場に預かった『地棟』で、

 

再利用

赤矢印の部分が、完成後見えてきた凹みです。

 

大工さん削ってもらうと、まっさらの材料のように復活します。

 

 

 

現場日記
2018.02.03

祝、上棟

先日から案内していましたY様邸、

本日が上棟日でした。

 

昨日見た天気予報では、一日中曇りという予報に反して、

午後から少し雨が降ってきましたが、

大工さん達がんばってくれました。

 

多賀町産材

 

長期優良住宅で、

耐震等級3で、

多賀町産材(ということは滋賀県産材でもあります)を使用したお住まいです。

 

今日の上棟日の準備として、昨日した作業は、

 

長期優良住宅

外周部、気密パッキン設置。

 

大引き

土台、大引きの設置。

 

長期優良住宅

28mm厚の床構造用合板貼。

 

ここまでの準備を前日までにやっておき、

上棟日当日、『棟木』が上がります。

 

明日の天気予報は15時から雪マークがついていますが、

降らない方に、天気予報がはずれる事を祈るばかりです。

 

 

現場日記
2018.01.29

降雪後の現場は、

先週の寒波で降った雪は、

上棟前の現場を困らせてしまいます。

 

工程では、今日は給排水業者さんが、

外廻りの配管工事をすることになっていますので、

それまでに基礎の型枠を外しておかなければなりません。(脱枠といいます)

 

基礎業者さんが、土曜日に脱枠をするためには、

金曜日に雪をどけておかなければなりません。

ということで、弊社の精鋭たちは金曜日の朝から除雪に向かいました。

 

土曜日には無事脱枠できたのですが、まだ問題があります。

 

何かというと、

 

基礎断熱

水です。

 

これは昨日の状態なんですが、

雪が溶けた分が水になって溜まっています。

雪をどけた、玄関部分なんかは、

基礎断熱

プールみたいに水が溜まっています。

 

今日の配管工事をする為に、昨日の午前中、

給排水業者さんが水中ポンプで水を排水しようとしたところ、

表面に氷が張っていて、うまく排水できなさそうということで断念して帰ったそうです。

 

先程確認したら、既に排水は完了したとの事でした。

 

上棟前に雪が降ると、現場はかなり大変です。

 

現場日記
2018.01.06

2017年 注文住宅動向

新しい年になると、各取引先の担当者が挨拶に来てくれます。

昨日も何社かの取引先が来社され、ゆっくり話をされる会社もあれば、

数多く回らなければならないところは、とりあえずご挨拶のみ!という会社もありました。

 

その中で、毎月その会社が発行されている月刊誌みたいなものをいただき、

その内容として、2017年に住宅を建築または検討された方を対象にした、

注文住宅の動向を調査された結果が掲載されていたので、

興味を持った部分だけですがご紹介します。

 

調査は日本全国を対象としています。

・建築者の建築費用は平均2775万円。

 結構高額に感じたのですが、2年前はもっと高額で、2912万円でした。

 

・ZEHの認知率(内容まで知っている・名前だけ知っている)は64%。

 これに驚きました。

 実は、建築関係の業者さんの中にもZEH(ぜっちと読みます)といっても

 伝わらない業者さんは、今も結構います。

 皆さん真剣に検討されているっていう証拠ですね。

 【ZEH:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスについては、また後日】

 

・ZEHの光熱費における経済的メリットの月平均は7,925円。

 この結果に関しては、仕様によって大きく変わってきます。

 というのも、昨年ご契約いただいたお客様にシュミレーションで出た経済的メリットは

 光熱費のみで月平均19,935円でした。

 アンケートの中でも、ZEH導入で満足した理由の1位は、

 ?経済的なメリットを感じられるようになったから?でした。

 

イニシャルコスト(建てる時の金額)だけでなく、ランニングコストも考えた、

トータルコストで検討してもらえると、満足度に差がでてくると思います。

現場日記
2017.12.17

外壁焼板の経年変化

2年前にお引渡しをしたお宅へ行ってきました。

三世代がお住まいの大きなお宅です。

 

焼板

こちらが現在の外観。

 

完成時は、

焼板

 

少し、カメラのアングルが違うのと、

光の当たり具合が違うので、わかりづらいかもしれませんが、

南東面の太陽光がよく当たるところは、

黒い焼板の色が少し褪せています。

北面なんかは、完成時とほとんど見分けがつかないくらい、

色もかわっていないんですけどね。

 

お客様は、『これも焼き板の味がでて、いいんちゃう?』と。

 

このように感じていただけると嬉しいですね。

 

確かに、焼板の事だけを考えれば、色が褪せてきたということは、

撥水効果が段々無くなっていってるわけですから、

保護塗装をするかしないかどちらがいいですかと聞かれれば、

する方がいいとお答えします。

 

が、日本で昔から使われてきた外壁材である焼板は、

過去に塗装するという概念もなく、

腐って穴が空いているような状態になったら、

貼り替えましょうという感じでした。

 

現在の施工方法を説明しますと、

上棟後、出入口や窓が取り付いたら、

透湿防水シート(こちらの現場は遮熱仕様)、ウェザータイト、防水テープを使い、

雨水が進入しない状態にします。

 

外壁遮熱

 

次に通気層という空気の通るスペースを確保する為、

竪に厚さ15mmの胴縁を取付け、その後焼板を留める為の横胴縁を取付けます。

 

遮熱シート

 

ですから、焼板がボロボロになって無くなっても、

極端な話でいいますと、透湿防水シートがある為、内部に雨水は進入しません。

 

焼板の色褪せに関しては、そこで暮らす人が気にするかしないかで判断してください

と、言っています。

 

 

現場日記
2017.10.30

基礎パッキン

床下の換気方法として

全周換気

ができる基礎パッキンの採用があります。

 

以前は、床下換気口と呼ばれる巾40?×高さ20?程度の大きさのものを、

各部屋に1ヶ所程度(目安として4mに1ヶ所程度)配置していましたが、

隅角部(部屋の角)は空気の淀み域(空気が動かない)

になってしまうという欠点がありました。

 

それが、基礎パッキンを使用することにより、

 

基礎パッキン

この画像のように、床下空間が全周で換気できるようになりました。

 

実際使用している画像が

 

全周換気

 

この基礎パッキンを配置するのにも規定があって、

・アンカーボルトのある部分

・柱下など荷重のかかる部分

・土台のジョイントになる部分

・1000mm以内

 

あと、換気量が少なくなるという意味から、設置する枚数が多すぎてもダメです。

 

基礎パッキンによって、床下換気口の設置が不要になり、補強配筋が減少しました。

また、基礎のコンクリートに土台が直接接しなくなるので、湿気のリスクも軽減されました。