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工務店としての日々の仕事の中から、「これは家を建てる前に是非知っておいて欲しい」という
基本的な家づくりの知識や、家づくりや暮らしについてのちょっとしたヒント、
マルトからのお知らせなども記事にしています。
気になる単語でも検索できます。例:「資金計画」「土地」「間取り」など

現場日記
2018.04.02

滋賀県産材を使用した住宅の上棟

4月になったところだというのに、

まるで夏が来たかと思うような天気まわりで、

先週の木曜日、上棟させていただきました。

 

もちろん、滋賀県産材を使用した木造注文住宅です。

 

水曜日から土台の据付けです。

 

桧の土台

桧

こうやって見ると、大きなお宅です。

 

水平構面

1階の床構造用合板(28mm)が貼れました。

 

こちらのお宅では、現場発泡の断熱材を採用していますので、

この段階で断熱材は見えません。

 

 

いよいよ上棟日本番!

滋賀県の木

 

桧柱

 

1階の柱が建ちました。

これから組みあがっていきます。

 

上棟

 

お客様による、恒例の筆入れ!

親子仲良く筆入れ中です。

 

杉

屋根の一番高いところから、下方を撮影。

 

注文住宅

 

すべてが写っているわけではありませんが、

やはり大きい!

 

H様、これからしっかりつくっていきますので、

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

現場日記
2018.02.14

外壁通気層

外壁の仕上げ材にもたくさんの種類があります。

 

・板貼(羽目板・焼板)

・サイディング(窯業系・金属系・樹脂系・木質系)

・鋼板貼

・塗り壁(そとん・モルタルの上塗装)

・タイル貼

等々。

 

家が仕上がってからではわかりませんが、

どの外壁材を選んでも、基本的に外壁材の裏側には『通気層』というものがあります。

 

通気層

構造躯体(柱等)の外側に、

水は通さないけど湿気は通す『透湿防水シート』を貼り、

壁の中から出た湿気をスムーズに放出できるように設けた空間の事です。

 

10mmの空間があれば、その用を成すという話もありますが、

弊社では15mmを基本にしています。

 

また、『壁体内結露』といって、壁の中での結露を防ぐ為に、

室内の湿気を壁の中に入れないように、構造躯体室内側には防湿フィルムを貼っています。

 

建物を長持ちさせる為に必要なもののひとつです。

 

ちなみに先日上棟を終えたY様邸は、

 

通気層

 

通気層

 

外壁の仕上げ材が羽目板の竪貼りなので、

まず通気層用の胴縁(木の下地材)を竪に取付け、

その上に竪貼りの羽目板を留める為の胴縁を横に取付けています。

 

 

 

現場日記
2018.02.12

大工さんの加工には、

大工さんがしてくれる加工には色々なものがあります。

構造材を組んでいく為の『きざみ』という加工もあれば、

造作する上での加工も様々です。

 

例えば、

 

大工加工

 

材料が重なっていますが、

緑矢印は敷居(障子等引戸の下に入るもの)で、

紺矢印は鴨居(障子等引戸の上に入るもの)です。

 

少しずらした写真では、

 

桧

 

下に置いてある鴨居は3本の溝の内1本しか見えていませんが、

溝の深さの違いがわかるでしょうか。

 

他にはこんな加工もあります。

 

杉

 

材料の小口に4とか13(逆向きですが)と書いてあるものは凸型に加工されています。

黄色の星印の部分は『決り(シャクリ)』と呼んでいる加工がされています。

 

でもこの決ってある部分は、出来上がった時には見えません。

 

大工加工

 

この写真は部屋入口の枠を撮影していますが、

材料の3番の赤矢印が、入口枠の赤矢印の部分です。

 

こうやって完成してしまうと、黄色の星印の部分は全くわかりません。

 

見えないのであれば、最初から薄い材料ですればいいのに。

と思われる方もあるかもしれませんが、強度上の問題等があり、

薄い材料ではできません。

 

大工さんの手間はかかりますが、これがベストだと考えての寸法になっています。

現場日記
2018.02.09

リノベーションでは、

現在の木造軸組み工法では、

特殊な方法で建てる場合を除いて、

接合金物と呼ばれるものを取り付ける必要があります。

 

耐震に必要な耐力壁となる部分には、筋交い等が入りますが、

その筋交いに取付ける接合金物もありますし、

 

垂直方向の柱と、水平方向の横架材(土台や梁)の仕口(つながる部分)は、

告示1460号第2号(柱脚および柱頭における仕口の接合方法)というもので

定められている接合金物があります。

 

平屋又は最上階の             

?出隅の柱                         

?その他の柱

その他の部分(2階建ての1階部分)の 

?上階及び当該階の柱が共に出隅の柱

?上階が出隅の柱で当該階が出隅の柱でない

?上階及び当該階の柱が共に出隅の柱でない

の5種類と、

A、壁倍率0.5倍

B、壁倍率1.0倍

C、壁倍率1.5倍(厚さ30mm以上×巾90mm以上の木材の筋交い)で、筋交いの下部が取り付く柱

D、     〃           その他の柱

E、壁倍率2.0倍(厚さ15mm以上×巾90mm以上の木材をたすき掛け)

F、壁倍率2.0倍(厚さ45mm以上×巾90mm以上の木材の筋交い)で、筋交いの下部が取り付く柱

G、     〃           その他の柱

H、壁倍率2.5倍(構造用合板を打ち付けた壁)

I、壁倍率3.0倍(厚さ30mm以上×巾90mm以上の木材をたすき掛け) 

J、壁倍率4.0倍(厚さ45mm以上×巾90mm以上の木材をたすき掛け) 

の10種類の組み合わせで、

 

『い、ろ、は、に、ほ、へ、と、ち、り、ぬ』

という記号で、それぞれに必要耐力が決まっています。

い  0.0KN(キロニュートン)

ろ  3.4KN

は  5.1KN

に  7.5KN

ほ  8.5KN

へ  10.0KN

と  15.0KN

ち  20.0KN

り  25KN

ぬ  30.0KN

 

建物の柱1本づつ、N値というものを計算し、その値に耐えうる金物を取付けます。

 

ただ、リノベーションやリフォーム工事の場合には、

解体してみたら、土台が腐っていましたとか、

柱の下部が白蟻の被害でほぼ無くなっていましたということがあります。

 

そんな場合は柱や土台を取り替えるのですが、

新築の時のような『ホゾ(土台等に穴を開け、そこへ差し込む部分)』が、

作れない場合があります。

すでに建っているものですから、ホゾが入るだけ上げる事が出来ない場合がそうです。

?

そんな時に、

リノベーション

柱交換用パイプコーナーという商品を使います。

 

耐力壁

 

上の図のように使うのですが、

オメガコーナー20KN用と併用して接合耐力が22.8KN。

 

単独で使用した場合でも9.3KNの接合耐力があるので、

耐震補強の際には非常に助かります。

 

 

 

現場日記
2018.02.05

上棟後は、

上棟日って、すごい早さで仕事が進んでいるようにみえます。

 

上棟日当日の写真が、

多賀町産材

 

2日経った今日の写真が、

多賀町産材

 

パッと見た感じではあまり変わらないようにも見えます。

 

でも、大工さん達がさぼっているいわけではありません。耐震等級3を確保する為に、たくさん『筋交い』を配置し、

その場所に合った、適正な金物の取付が必要なんです。

 

耐震等級3

 

以前、基礎工事の時に紹介したホールダウン金物。

柱が抜けないように留めています。

 

耐震等級3

これは、筋交いと柱をつないでいる『筋交いプレート』と、

梁と柱をつないでいる『引き寄せ金物』というものです。

 

筋交いプレート1枚につき、柱に8本、筋交いに6本の、計14本のビスが付いています。

こちらのお宅には、全部で78本の筋交いがあり、筋交いプレートは全部で156枚。

ということで、筋交いプレートのビスは全部で2184本。

 

インパクトドライバーという工具を使って留めていきますが、

それでも時間はかかります。

 

こういう仕事があるので、パッと見には仕事が進んでないように見えるんですね。

 

 

現場日記
2018.02.01

準備万端

2月3日上棟予定のY様邸。

明日、土台・大引き・床合板を施工予定です。

 

上棟準備

 

その為、今日は外部足場が設置されました。

外部足場には高い所や低い所があり、

この状態ではどんな形の建物になるかわかりませんが、

足場屋さんは、弊社が渡した図面を見ながら、

屋根工事や外壁工事を施工する際に、足場が必要になる場所に、

足場を組んでくれます。

 

また、以前に紹介した基礎断熱の土間部分は、

 

熱伝導率

 

まだ施工途中ですが、外周部から1m以内の部分の土間に

敷き詰めていきます。

 

熱伝導率

 

ミラフォームMKSという商品で、

ノンフロンの押出法ポリスチレンフォームという材料です。

 

この商品の熱伝導率は、0.028W/(m・K)で、

65mmの厚さのものを貼っています。

現場日記
2017.10.12

文化財

あまり知られていないことかもしれませんが、

文化財保護法

という法律で、『埋蔵文化財包蔵地』(文化財がありそうな場所)に指定されている場所で

開発(建物を建てたり造成したりすること)する場合は、

工事にかかる前に調査をしてもらわなければなりません。

 

この『埋蔵文化財包蔵地』は、結構いろんな所にあります。

調査が済んでからでないと工事にかかれないので注意が必要です。

 

で、昨日丁張を行った現場も、地鎮祭の前に調査をしてもらいました。

すると、

 

着工前

 

着工前

 

竪穴式住居

 

竪穴式住居

の跡だそうです。

 

歴史上重要なものが発見されると、ここで工事は止まってしまいますが、

幸いにも、この後埋戻して工事してもよいと連絡がきました。

 

自分の土地でありながら、工事できないとなるとつらい物があります。

とにかく工事にかかれて良かった。

 

ちなみにこの調査費用、

個人が住宅を建てる為に行う場合は無償なんですが、

法人が開発等を行う場合等は有償になります。

結構な金額がかかるそうです。

 

 

 

現場日記
2017.09.24

木のカップボード

O様邸のキッチンのカップボードがいい感じに仕上がってきてます。

IMG_6644 (640x480)

杉の無垢の板で組立ており、やさしさや温かさのある仕上がりになっているとともに、使い勝手の良いフルオーダーのカップボードです。

 

キッチンメーカーの家電収納を組み込んであるので、ポットや炊飯器の蒸気対策もできてますし、ステンレスのカウンターなので汚れや水に強い仕上げになってます。

IMG_6647 (640x480)

 

アクセントになっているタイルもいい雰囲気をだしていますね!

IMG_6645 (640x480)

 

造り付け家具の良さである、自分好みのサイズや仕様にできることや、世界でひとつだけという喜びが感じられるカップボードになりました。

扉をつければ、更に素敵なカップボードになることマチガイなしなので楽しみにしててくださいね

 

住まいづくりのヒント集
2017.08.28

シロアリ対策はエコボロンで決まり!

身体に安全なシロアリ対策とは

 

一般の方はもちろんの事、建築業界に居ても知らない方もあります。

 

『エコボロン』とは、主原料が「ホウ酸塩鉱物」の防蟻処理剤(シロアリ予防)です。

 

今までは農薬系の防蟻処理剤が使われていました。

農薬系のものは揮発し、その効果も最長5年と言われ、(基本的に保証期間が5年)その揮発成分はシックハウス症候群を引き起こす一因とされています。

 

それに対し、エコボロンは揮発・分解しないので安定性に優れています。

ホウ酸塩の流出が起こらない環境下(水・雨のかからないところ)では、長期間効果が持続します。

また、人間などの哺乳類(腎臓のあるもの)は、余分に摂取したホウ酸塩を対外に排出するため、多少口に入った程度では全く問題ありません。

人間に対する急性経口毒性は食塩程度だそうです。

 

以前の農薬系に比べ、

 

・長期間効果が持続

 

・人体にほぼ無害

 

ということによりこちらをお勧めしています。