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工務店としての日々の仕事の中から、「これは家を建てる前に是非知っておいて欲しい」という
基本的な家づくりの知識や、家づくりや暮らしについてのちょっとしたヒント、
マルトからのお知らせなども記事にしています。
気になる単語でも検索できます。例:「資金計画」「土地」「間取り」など

住まいづくりのヒント集
2018.02.28

サッシの種類

前回、省エネには欠かせない、ガラスの話でしたが、

今回はサッシの種類です。

 

以前からあった【アルミサッシ】というと、

アルミでできた枠に、単板ガラスをはめ込んだアルミの障子でした。

 

アルミサッシ

上の画像は、現在も販売されている【アルミサッシ】で、

枠はアルミでできていますが、造作で取り付ける窓枠が接する部分(アングル部)は

樹脂製になっていて、ガラスも複層になっています。

 

 

ここから【断熱サッシ】と呼ばれるものです。

断熱サッシ

 

障子は外部がアルミで内部が樹脂、もちろんガラスは複層です。

あと枠で重要なのが、上の画像で『断熱樹脂』と書いているオレンジ色の部分。

 

枠の外部の熱を内部に伝える事のないように、樹脂で熱を遮断しています。

この樹脂があるのとないのとでは随分と違います。

 

 

樹脂サッシ

これは、弊社が標準的に使用している樹脂サッシ(APW330)です。

枠も障子もオール樹脂。

断熱性能が高い良い窓です。

 

樹脂サッシ

これは、もう1ランク性能の高い樹脂サッシ(APW430)で、

ガラスもトリプルガラスになっています。

 

勿論こちらの方が断熱性能が高いのですが、

コスト面、地域の環境等、総合的に考えると、APW330が必要にして十分だと考えています。

 

 

 

 

住まいづくりのヒント集
2017.08.10

家の中でも熱中症

家の中で熱中症にかかる人が一番多い

 

 

熱中症に関するデータが、郵送物の中にありました。

平成27年度のデータですが、熱中症の発生場所別患者数は

 

『住宅』が一番多いんです。

なんと、その割合は39.2%

 

2位が道路や駐車場で17.1%、あと公衆の出入りする場所や作業中といった外部が続きます。

 

住宅の中でも起こりうる事は知っていましたが、まさか1位とは。しかも飛びぬけて多いです。

 

先日テレビで見た情報ですが、高齢になると暑さをガマンする人が多くなり、また、暑さを感じにくくなるそうです。実際両親に話を聞くと、「暑くない」とも言います。

搬送される年代を見ますと、65歳以上の高齢者が約半数を占めますので、イメージ的には、暑くてもエアコンも点けずに、閉めきった家でガマンしている高齢者が多いという事かもしれません。

 

最近のエアコンをつけっぱなしにしておいても、弊社が建てているレベルの家でしたら、さほど電気代はかかりません。逆に24時間つけっぱなしのほうが立ち上がりの電気を食わないのでいいと思います。

とはいっても、クーラー=電気代高い の刷り込みが強いのでしょうね。

 

立ちくらみがしたり、こむら返りがおこったりすると熱中症の症状です。

まずは、冷たい飲み物やシャワー等で身体を冷やし、エアコン等で涼しくする対策を取りましょう。

 

家の中で死亡するのはヒートショック

 

 

『ヒートショック』

 

という言葉を聞いたことのある方は多いと思いますが、冬、暖房のよくきいた部屋から、まったく暖房していない寒い部屋に移動した時、その温度差により血圧が急に変動しておこるものです。

 

循環器系の疾患で亡くなる方は夏場に比べて4割位増えます。

 

部屋の温度が18℃未満になると呼吸器系や循環器系の疾患リスクが高まると言われ、お勧め温度は21℃、少なくとも18℃以上にすると疾患のリスクが減少するそうです。

 

だからといって暖房をガンガンかけたのでは、光熱費が高くなりますし、部屋間の温度差解消にはなりません。

 

また、断熱性能の低い部屋は同じように暖房しても、熱移動の3原則のうちのひとつ『放射』によって、壁・床・天井・窓に熱を奪われてしまいます。

 

省エネというだけでなく、住む人の身体にとっても住まいの断熱性能は重要であるということですね。

 

 

 

住まいづくりのヒント集
2017.08.01

寒い家や暑い部屋を解消するには窓がカギになる

世界は寒い家を許さない

 

 

【自然と共に暮らす家】というテーマが目に飛び込んできて、読んでみました。

 

その著者曰く、現在の日本の建築は間違った方向へ行っているそうです。

五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を感じながら生活している人が、今の日本にどれだけいるのか。

それを感じなければ、感性が豊かにならない。と書かれています。

なんでも、欧米では騒音にすぎない虫の音が、日本では自然の奏でる音楽になる。

それゆえ、自然のささやきを絶たれると、日本人は情緒不安定になると、大脳生理学者が発見したそうです。

 

とはいえ、今までと同じではダメな『現実』があります。

一般の方には、あまり知られていない事だと思いますが、世界各国と比べて、日本の住宅は非常に断熱性能が低いんです。

 

窓の断熱性能を表す熱貫流率(W/?・K)の最低基準。(数値が低い方が断熱性能が高い)

 

フィンランド   1.0

 

ドイツ       1.3

 

デンマーク   ? 1.5

 

チェコ       1.7

 

オーストリア   1.7(住宅1.4)

 

イギリス      1.8

 

ハンガリー    2.0

 

フランス      2.6(住宅2.1)

 

イタリア      2.0?4.6

 

スペイン      2.1?2.8

 

多くの国では、上記のように最低基準が決められていますが、日本にはそれがありません。

日本の住宅の約8割は、アルミの枠・障子に単板ガラス(いわゆるアルミサッシ)であるといわれていますが、その熱貫流率は、

 

6.5W/?・K

 

現在日本の新築住宅の売れ筋の約7割は、

 

4.65W/?・K

 

世界各国の最低基準に遠く及びません。

 

著者は、昔ながらの生活スタイルが感性を豊かにすると言われているのかもしれませんが、気候自体が以前とは違いますし、生活スタイルも違います。

 

少し大きな話になりますが、断熱性能を上げる事は、省エネになり、地球温暖化対策としても有効です。

最近のような酷暑や真冬の極寒では、断熱性能の高い建物で快適な温度を保ち、春や秋の過ごしやすい気候では、窓を開け、自然の風を取込み、五感を感じてもらえたらと考えます。

 

寒い家にならないために、現在弊社で標準的に採用している窓

 

まず、基本的なサッシのグレードを確認しておきましょう

 

性能低: アルミサッシ・・・・・室内、室外両方ともアルミサッシ

性能普通:アルミ樹脂複合サッシ・室内は樹脂製、外部はアルミ

性能高: オール樹脂サッシ・・・室内、室外両方共樹脂製

 

これを各メーカーに当てはめると

 

アルミサッシ リクシル「デュオPG」 YKK「エイピア」

冬に暖かい家が欲しい方はこのあたりは選択肢から外しましょう。

 

アルミ樹脂複合サッシ リクシル「シンフォニー」「サーモスH」 YKK「エピソード」

このあたりのレベルは外せないと思います。必要ないと言う工務店はちょっと心配です。

 

オール樹脂サッシ リクシル「エルスター」「レガリス」 YKK「APW330」「APW440」

このグレードになると安心です。

 

で、弊社が標準的に採用しているのは

 

YKKのAPW330になります。(画像はYKKから借りました)

 

断熱樹脂サッシ

 

枠も障子も全て樹脂。

AのガラスはLow-E複層ガラス、Bの部分は樹脂スペーサー、ブルーアルゴンガス入り。

たてすべり出し窓+FIXの連窓、巾165?、高さ137?のサイズで熱貫流率は

 

断熱樹脂サッシ

 

1.31W/(?・K)です。

 

 

窓を良く考えずに家を建ててしまうと、いくら断熱材の性能をUPしようが「窓から熱が逃げる」あるいは「窓から熱が入る」ことになります。

また、後から窓のリフォームは大変ですし、コストもかかります。

 

是非、今あなたが建てようとしている窓のメーカーやブランドを確認することをオススメします。

 

 

 

 

未分類
2017.06.17

建具の種類vol.4

前回までとは少し意味の違う建具の種類です。

 

外部建具といえば『アルミサッシ』!

ではなくなってきました。

 

もちろん、現在でもアルミサッシはあります。

が、断熱性能を世界レベルでみると、完全に後れをとっている日本の住宅仕様。

 

その性能を上げるのに最も効果があるのが、窓の性能を上げる事です。

 

断熱材もおろそかにはできませんし、施工もキッチリしなければ断熱性能はあがりませんが、

いわゆる費用対効果で考えるならば、窓にこだわるべきだと思います。

 

アルミサッシ

フレミング

枠も障子もアルミでできている、昔ながらのものです。

ただ、ペアガラスがはめることができる巾にはなっています。

 

断熱サッシ(アルミ樹脂複合サッシ)

エピソード

障子は、外がアルミ、中が樹脂、

枠は『断熱樹脂』で接続することにより、熱を伝えない。

少し前までは、このタイプが主流だった。

 

断熱サッシ(樹脂サッシ)

APW

枠も障子もすべて樹脂。

iAPW結露比較アルミ     APW結露比較

条件は、室外温度0℃、室内温度24℃

結露画像は、室外温度0℃、室内温度20℃、相対湿度60%です。

 

 

 

 

APW真空トリプルガラス

樹脂サッシで、真空トリプルガラスを入れたもの

?の層にアルゴンガス、?の層は真空。

 

APW430

上記の樹脂サッシよりも断熱性能を上げたもの。

トリプルガラスで、内部にアルゴンガスをいれたもの。

 

もしかすると、将来はフォースガラスが出てくるかもしれません。

そうなると、重量がメチャクチャ重くなります。

 

サッシ屋さん、運ぶだけでも大変です。