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工務店としての日々の仕事の中から、「これは家を建てる前に是非知っておいて欲しい」という
基本的な家づくりの知識や、家づくりや暮らしについてのちょっとしたヒント、
マルトからのお知らせなども記事にしています。
気になる単語でも検索できます。例:「資金計画」「土地」「間取り」など

現場日記
2018.04.05

現場で吹付ける断熱材の仕様

先日上棟を迎えた現場です。

屋根の垂木(タルキ)が取り付いた様子です。

屋根

ここまでは、ごく普通。

 

 

屋根断熱

垂木と垂木の間に何か付いています。

 

屋根断熱

実はコレ、段ボールなんです。

 

何の為につけているかと言いますと、

こちらのお宅は、断熱材を屋根面に現場で吹付けるタイプで、

野地板という垂木の上に貼る合板に直接吹き付けると、

通気層という熱い空気を吐き出したりするスペースがとれません。

 

ですから、このダンボールを貼り付け、

野地板との間にしっかりと通気層を確保する為につけています。

 

屋根断熱

野地板とダンボールの間が空いているのがわかりますでしょうか。

 

 

現場発泡

↑ この画像はこちらの現場ではありませんが、

同じように屋根面に断熱材を吹き付けた状態のものです。

 

この断熱材が吹付けられた日から、現場内部は外気温にほとんど左右されません。

 

 

現場日記
2018.01.06

2017年 注文住宅動向

新しい年になると、各取引先の担当者が挨拶に来てくれます。

昨日も何社かの取引先が来社され、ゆっくり話をされる会社もあれば、

数多く回らなければならないところは、とりあえずご挨拶のみ!という会社もありました。

 

その中で、毎月その会社が発行されている月刊誌みたいなものをいただき、

その内容として、2017年に住宅を建築または検討された方を対象にした、

注文住宅の動向を調査された結果が掲載されていたので、

興味を持った部分だけですがご紹介します。

 

調査は日本全国を対象としています。

・建築者の建築費用は平均2775万円。

 結構高額に感じたのですが、2年前はもっと高額で、2912万円でした。

 

・ZEHの認知率(内容まで知っている・名前だけ知っている)は64%。

 これに驚きました。

 実は、建築関係の業者さんの中にもZEH(ぜっちと読みます)といっても

 伝わらない業者さんは、今も結構います。

 皆さん真剣に検討されているっていう証拠ですね。

 【ZEH:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスについては、また後日】

 

・ZEHの光熱費における経済的メリットの月平均は7,925円。

 この結果に関しては、仕様によって大きく変わってきます。

 というのも、昨年ご契約いただいたお客様にシュミレーションで出た経済的メリットは

 光熱費のみで月平均19,935円でした。

 アンケートの中でも、ZEH導入で満足した理由の1位は、

 ?経済的なメリットを感じられるようになったから?でした。

 

イニシャルコスト(建てる時の金額)だけでなく、ランニングコストも考えた、

トータルコストで検討してもらえると、満足度に差がでてくると思います。

住まいづくりのヒント集
2017.12.01

地震に備える制振って何?

地震大国である日本。

東南海地震がいつやってきてもおかしくないと言われ何年か過ぎています。

 

実際、自然の力の前には、なすすべがない事がありますが、

それに対して少しでも対応しているのと、していないとでは、

生命財産が守れるか守れないかの差が産まれることがあります。

 

地震に対して建物が対応する方法として、おおまかに3種類あり、

免震、制震、耐震という3種類です。

 

免震は、地面が揺れても、その建物は揺れから免(まぬが)れるもので、

建物や住む人も含め最も被害が少ないものですが、イニシャルコストはかなり高額です。

 

耐震は、建物が揺れても壊れないように耐えられるというもの。

どれだけ耐えられるかという指標に、耐震等級1・2・3があり、

数字が大きい程、地震に耐えられるというものです。

 

最後に制震は、免震と耐震の中間的なもので、

耐震の強度を持たせながら、地震の強さを少し軽減しましょうというものです。

 

制震の方法は、多くのメーカーから多くの方法が出ていますが、

今年、BXカネシンとい会社から

『DIT制震筋かい金物』という商品が出ました。

 

制震金物

これの良い点は、

今までの制震装置や制震金物は、

『耐力壁』となる筋かい(斜めに入れる材料)とは、別の場所等に設置しなければならないものが多く、

筋かいと干渉してしまって、耐力壁の量が少なくなるといったものもありました。

しかし、この商品は筋かいには必ず取り付けなければならない筋かいプレートという金物と

取り替えるだけなんです。

 

もちろん、普通の金物よりは高額ではありますが、

従来からあった制震金物よりも安く済みます。

取付ける数量にもよりけりですが、

メーカーの行った約39坪の実験棟では。

20個の設置で揺れの約50%軽減

60個設置で揺れの約75%が軽減されています。

 

なかなかの優れものです。

 

 

住まいづくりのヒント集
2017.09.25

壁の断熱施工

壁に使っている断熱材について

 

・現場発泡硬質ウレタンフォーム(0.036W/m・K)

・高性能グラスウール(0.038W/m・K)

 

それぞれに特徴がありますが、

今回は弊社で使用率の高い高性能グラスウールの説明をします。

 

グラスウールは、住宅の断熱材としてはもっともポピュラーで、

随分前から使用されてきた断熱材です。

しかしながら、以前に施工されていた『とりあえず壁の中に入っていれば』というものでは、

しっかりと断熱できないだけでなく、内部結露を起こしてカビがはえたり、

水分を吸収した断熱材が垂れてきたりして、断熱の役目を果たせません。

しっかりとした正規の施工がされて、はじめてその効力を発揮します。

 

弊社では実際の現場にて、断熱工事に関係する業者さん全社で研修を行い、

しっかりと効果が出るよう施工しています。

 

断熱材

 

断熱材

 

断熱材

 

上記が壁に断熱材を施工する場合の大まかな概要ですが、

以前の入れているだけの施工とあきらかに違うのは、

防湿フィルムを全面にしっかり貼るような状態にするということです。

 

壁の中に入っている斜めの材(筋交い)の部分は、

一旦防湿フィルムをはがし、筋交いの裏側に断熱材を入れた状態で、

筋交いの際に切り込みを入れ、正規の厚み(105?)になるようにした上で、

室内からの湿気が壁の中に入らないように、防湿フィルムをかぶせます。

 

防湿フィルムを全面に貼るという施工方法がでてくるまでは、

筋交いの部分は切って断熱材を入れ込むという方法が一般的でした。

 

 

高性能グラスウールの施工状況です。

 

断熱材

 

筋交い付近の施工もキッチリとされ、

防湿フィルムの『耳』が、しっかりと柱・半柱・窓マグサ・窓台に掛かっています。

この上からプラスターボードを貼るので、それによって防湿フィルムが押えられます。

 

断熱材

 

通常の部屋ですと、プラスターボードが貼られますが、

ここは浴室ですので、システムバスが設置されます。

ですから、防湿フィルムが押えられないので、こういう場所では

防湿フィルムの端部に気密テープを貼っていきます。

気密テープは黒色が多いのですが、この現場では白色の気密テープを使用しているので

少し解りづらいかもしれませんが、壁の断熱材の施工としてはこれで完了です。

 

 

住まいづくりのヒント集
2017.08.01

寒い家や暑い部屋を解消するには窓がカギになる

世界は寒い家を許さない

 

 

【自然と共に暮らす家】というテーマが目に飛び込んできて、読んでみました。

 

その著者曰く、現在の日本の建築は間違った方向へ行っているそうです。

五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を感じながら生活している人が、今の日本にどれだけいるのか。

それを感じなければ、感性が豊かにならない。と書かれています。

なんでも、欧米では騒音にすぎない虫の音が、日本では自然の奏でる音楽になる。

それゆえ、自然のささやきを絶たれると、日本人は情緒不安定になると、大脳生理学者が発見したそうです。

 

とはいえ、今までと同じではダメな『現実』があります。

一般の方には、あまり知られていない事だと思いますが、世界各国と比べて、日本の住宅は非常に断熱性能が低いんです。

 

窓の断熱性能を表す熱貫流率(W/?・K)の最低基準。(数値が低い方が断熱性能が高い)

 

フィンランド   1.0

 

ドイツ       1.3

 

デンマーク   ? 1.5

 

チェコ       1.7

 

オーストリア   1.7(住宅1.4)

 

イギリス      1.8

 

ハンガリー    2.0

 

フランス      2.6(住宅2.1)

 

イタリア      2.0?4.6

 

スペイン      2.1?2.8

 

多くの国では、上記のように最低基準が決められていますが、日本にはそれがありません。

日本の住宅の約8割は、アルミの枠・障子に単板ガラス(いわゆるアルミサッシ)であるといわれていますが、その熱貫流率は、

 

6.5W/?・K

 

現在日本の新築住宅の売れ筋の約7割は、

 

4.65W/?・K

 

世界各国の最低基準に遠く及びません。

 

著者は、昔ながらの生活スタイルが感性を豊かにすると言われているのかもしれませんが、気候自体が以前とは違いますし、生活スタイルも違います。

 

少し大きな話になりますが、断熱性能を上げる事は、省エネになり、地球温暖化対策としても有効です。

最近のような酷暑や真冬の極寒では、断熱性能の高い建物で快適な温度を保ち、春や秋の過ごしやすい気候では、窓を開け、自然の風を取込み、五感を感じてもらえたらと考えます。

 

寒い家にならないために、現在弊社で標準的に採用している窓

 

まず、基本的なサッシのグレードを確認しておきましょう

 

性能低: アルミサッシ・・・・・室内、室外両方ともアルミサッシ

性能普通:アルミ樹脂複合サッシ・室内は樹脂製、外部はアルミ

性能高: オール樹脂サッシ・・・室内、室外両方共樹脂製

 

これを各メーカーに当てはめると

 

アルミサッシ リクシル「デュオPG」 YKK「エイピア」

冬に暖かい家が欲しい方はこのあたりは選択肢から外しましょう。

 

アルミ樹脂複合サッシ リクシル「シンフォニー」「サーモスH」 YKK「エピソード」

このあたりのレベルは外せないと思います。必要ないと言う工務店はちょっと心配です。

 

オール樹脂サッシ リクシル「エルスター」「レガリス」 YKK「APW330」「APW440」

このグレードになると安心です。

 

で、弊社が標準的に採用しているのは

 

YKKのAPW330になります。(画像はYKKから借りました)

 

断熱樹脂サッシ

 

枠も障子も全て樹脂。

AのガラスはLow-E複層ガラス、Bの部分は樹脂スペーサー、ブルーアルゴンガス入り。

たてすべり出し窓+FIXの連窓、巾165?、高さ137?のサイズで熱貫流率は

 

断熱樹脂サッシ

 

1.31W/(?・K)です。

 

 

窓を良く考えずに家を建ててしまうと、いくら断熱材の性能をUPしようが「窓から熱が逃げる」あるいは「窓から熱が入る」ことになります。

また、後から窓のリフォームは大変ですし、コストもかかります。

 

是非、今あなたが建てようとしている窓のメーカーやブランドを確認することをオススメします。

 

 

 

 

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2017.06.12

北側斜線制限

北側隣地の日当たりの悪さを防ぐ為に、建物の北側に課せられる制限です。

 

第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域では、

真北の敷地境界線上5メートルの高さから1メートルにつき1.25メートル上がる斜線

の内側に建物を納めなければなりません。

 

北側低層斜線制限

 

 

 

第一種中高層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域では、

真北の敷地境界線上10メートルの高さから1メートルにつき1.25メートル上がる斜線

の内側に建築物を納めなければなりません。

 

ただし、日影規制の対象地域は除きます。

 

その他の用途地域には北側斜線制限の適用はありません。

 

北側中高層斜線制限

 

大きな分譲地等がこれらの用途地域になっている事が多く、

住環境は条件的に良好です。

 

 

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2017.06.08

道路斜線制限

敷地が接している前面道路の反対側の境界線から、

一定の勾配で示された斜線の内側が、建築物を建てられる高さの上限となります。

この斜線制限は全ての用途地域に適用されます。

 

住居系地域については、敷地が接する道路の反対側の境界線から

1メートルにつき1.25メートル、

その他の用途地域については

1メートルにつき1.5メートル

上がる斜線の内側に

建築物を納めなければならないとあります。

 

全面道路の幅が4.0mで、道路境界線ギリギリに建物を建てるなら、

住居系地域の場合は【4.0m×1.25=5.0m】で、5.0mより高いものは建てられません。

 

道路斜線制限

 

建築物を道路からセットバック(後退)させ敷地の道路側に空地を設けた場合、

セットバックした距離だけ、前面道路の反対側の境界線が向こう側に移動したものとして、

道路斜線制限を適用する。

 

道路斜線制限緩和

先程の例と同じように例を挙げると、

全面道路の幅が4.0mで、道路境界線から1.0m後退した場所に建物を建てるなら、

住居系地域の場合は【(4.0m+1.0m+1.0m)×1.25=7.5m】で、7.5mより高いものは建てられないということになります。

 

 

 

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