木を使う事 光と風の事自然素材性能と快適性価格の事定期点検とアフター

長く住み続けるには、工法的な工夫や耐久性の高い素材を使う事も重要ですが、そこで長く暮らすという事を考えると、使う素材の安全性が本当は一番重要なのかもしれません。ベニヤ板やビニール製品を使った新建材と呼ばれる住宅建材には、シックハウス症候群の原因とされる成分が人体に影響が出ない程度の微量ではありますが含まれています。朝起きて、ごはんを食べ身支度し出かける。専業主婦の奥様、おじいちゃんおばあちゃん、小さな子供なら一日中家にいます。仕事から帰りご飯を食べて寝る。仕事や学校に行っているご家族でも、一日の半分は家の中で過ごすのです。ここに使う材料が安心・安全でなくて長く住み続けるのは難しいですよね。
マルトでは無垢の木の持つ力を最大限利用する為に、滋賀県産、各県の選りすぐられた国産良材を使う事が基本です。例えば床材では杉・桧松など用途に合わせてチョイスしたり、外部には腐りにくく防水効果の高い心材(赤身)部分だけで造られた羽目板など、用途に合わせ各々の特徴を活かした国産無垢の木の使い分けをしています。また、仕上げに使う内装・外装では自然の恵みの木だけでなく、土や紙、保護材(塗料等)にも自然由来の物を採用しております。長く住み続けるには、自然素材は必須なのです。

構造材

以上を中心にした構造材を採用しております。この構造材は天然乾燥と人工乾燥をミックスさせた方法で乾燥させ、ソリやワレが起こりにくくなる、含水率(木に含まれる水分量)20%前後にしております。また、お客様のご要望に応じ、木の強度を測るグレーディング検査をした材を使った構造材を使用する事も出来ます。

床・壁・天井材に使う樹種

床材は滋賀県産、三重県産の桧や杉を基本としております。杉には他の床材にはない柔らかさと温かみ、桧にはその木の目の美しさと香り、水に強い特性と柔らかさがあります。杉や桧の特性を活かす上でも、床だけでなく、壁や天井の仕上げとしての羽目板として採用しております。
その他に、玄関ホールや和室の床の間、縁側に、俗に縁甲板と呼ばれる節のない木の目の美しい島根産の松を使ったり、長野産赤松に漆を塗った防水性、抗菌性に優れた床材や、防水性の高い竹の床材をキッチンやトイレ等の水回りに採用しております。
変わった所では、お風呂以外の場所で一番の防水性を要求される脱衣所には、ワインの栓でお馴染みのコルク(コルク樫の樹皮)の床材を採用しております。この床材はもちろん無垢の木であるという事と、お風呂の洗い場に使えるほどの防水性を兼ね備えておりますので、脱衣所のような湿気が多く、水はねが心配される場所には最適です。
それ以外にも、和歌山、岐阜、静岡、奈良、京都といった木材産地との連携により、ご要望、デザイン、用途に合わせた樹種の採用と、さらなる品質向上を目指しております。

内装仕上げ材

基本は珪藻土・漆喰(しっくい)といった自然素材をめーすにした塗り壁をご提案しております。土といっても性能も仕上がりも様々ですので、内装のイメージやお客様のご要望に応じて土の変更、塗り方の変更対応しております。また、塗り壁以外の仕上げについては、ビニール成分を含まない純粋な和紙を壁紙としてご提案しております。自然の土と木で造られた内装仕上げ材は、家族の健康と良質な空間造りにとって必須のアイテムです。
とはいえ、子供部屋や水廻りなど、落書きに油汚れや水はねなどが考えられる部屋では、これら自然素材を採用するのは多少の”覚悟”が必用になります。補修は可能ですが、やはり手直しした部分が良くわかります。そういった事に不安を感じるお客様にはビニールクロスのご提案もしておりますので、お客様の考えや暮らし方に合わせてご提案させて頂きますので、ご相談頂けたらと思います。

保護材

木材を長く使う上で重要な事は、建築技術による工夫で湿気のない環境を作る事が前提ですが、それだけでは長くもたす事はできません。その表面に木の呼吸を妨げず、耐水性を持ち、適度な水分を保持できるような保護材が必要になります。
こちらの保護材も、基本は桐油・亜麻仁油・蜜蝋・米ヌカをベースにした自然塗料を採用しており、溶剤を含まない、人が舐めても大丈夫な安心安全な保護材になります。

外装材

外装材において一番重要な事は、いかに長く持つかという事に尽きると思います。
その観点から申しますと、自然素材であれ何であれ100点満点の外装材は存在しないのかもしれません。ただ、それはお客様のご理解とメンテナンスにより大きな違いが生まれます。弊社がお勧めする自然素材の外装材は、

等をご提案しております。

とはいえ、半永久はお客様の解釈により様々です。外装に使う板は、日を追う事に退色しシルバーグレーに変わってきます。また土壁においても防水性能の低下はないものの、表面にほこりや大気汚れが付着し色がくすんできます。性能が落ちた訳ではないのですが見た目の変化により、「張り替えたい」「塗り替えたい」と思われる方もいらっしゃるかと思います。これを古びの味わいと捉えて頂ける方にとっては、半永久と言っても過言ではありませんが、やはり外装の再美装をしたいとなるとそれなりのメンテナンス費用はかかって参りますので、こちらはお客様のご理解が必要となってきます。但し、外装材についてはお客様のメンテナンスにより、耐久性が飛躍的に変わります。着色した板や保護材はプロで無くとも塗りなおしが可能ですし、そとん壁については高圧洗浄機で洗って頂けば汚れを洗い流す事ができます。足場などは必要になりますが、業者に頼んで外壁塗りなおしなどして頂く事を考えると非常に格安でメンテナンスする事ができます。