床下エアコン・・・空気の流れを読む
先日床下エアコンを設置したお客様から、「床下エアコンの効きが悪い」とのご連絡があり、点検と合わせて原因調査に行ってきま…
一般の方はあまり目に触れる事のない、鉄筋の話です。
基礎のコンクリートの中には、たくさんの鉄筋が入っています。
コンクリートは圧縮強度が高い(押しつぶされる力に対して強い)反面、引張強度が低い(引っ張られるとすぐに崩壊する)ので、その弱点を補う為に、引張強度が高い鉄筋を入れます。
基礎は様々な荷重に対して、圧縮荷重にはコンクリートが、引張荷重には鉄筋が対応しているという訳です。
以前は『丸鋼』という単純に丸い棒を使ったりしましたが、現在では、コンクリートの付着強度を高める為に表面に凸凹の突起をつけた
異形鉄筋(deformed ber)
を使います。
表面がつるつるの丸鋼に比べ、定着長さ(鉄筋をつなげる時の重ねあう長さ)が短くなるとか、定着の為の加工が簡素化されるといった利点がある為です。
例を挙げると、丸鋼の場合は先端部にフックをつける(抜けにくくするために先を180度曲げる)事が必要でしたが、異形鉄筋の場合は不要になるといった事です。
異形鉄筋を図面であらわすと、
D10 = 直径10mmの異形鉄筋
D13 = 直径13mmの異形鉄筋
このように、Dが異形鉄筋、数字が直径という表記になります。