防犯・災害・プライバシー、窓の外に付けるのは何が良い?
窓の役目は、光の取り込み、景色の取り込み、風の取り込み、熱の出入りの調整、といったところでしょうか。 …
漆喰は、石灰に海草糊やつなぎとなるスサ(麻の繊維や紙などを細かく切ったものや川砂)を混ぜてペースト状にしたもので、鏝(コテ)で押えて仕上げる。
石灰にはカキなどの貝殻を粉にしたものを混ぜるようで、現在の漆喰は化学糊を使っているものもあります。
昔の左官屋さんは、それぞれの材料を混ぜて漆喰を調合していましたが、今では、全て混ざったものが販売されています。
漆喰の性質は何といっても防火性で、それゆえ財産を守る為に土蔵に使われました。
また、湿気を吸収し調節するので、季節の変化にも耐えカビがつきにくいということと、遮音性・遮光性に優れているという性質もあります。
反対に漆喰の短所は、乾燥後の収縮率が高い為ヒビが入りやすいということです。
これを防ぐために、スサなどを混ぜたり塗り回数を多くします。
漆喰というと白い壁が主流ですが、白ばかりでなく灰墨を混ぜた黒漆喰や、赤い顔料を混ぜた赤漆喰も古くからありました。
この辺りでは、赤漆喰は見かけませんが、黒漆喰はたまに見かけます。
ただ、最近建てられた住宅の外壁では、ほとんど使われていないのが現状です。