2017.12.19最終更新日:2020/03/06

薪ストーブの知らない世界

タイトルを見ると、何だ?っていう感じですが、

昨日ご紹介した薪ストーブについて、

おそらく一般の方はご存じないであろう情報を提供したいと思います。

 

薪ストーブと言ってもたくさんのメーカーからたくさんの種類が出ていて、

弊社で入れさせていただいた機種も色々です。

 

暖房器具としてという点でお勧めし、尚且つ、たくさん入れさせていただいているのが、

昨日も紹介したお宅で使用している、

ダッチウェストジャパンの

フェデラルコンベクションヒーター

ラージF265

という機種です。

 

薪ストーブがどういうものかというのを、

私自身はこの機種の事を知って、初めて学びました。

もう10数年前の事です。

 

薪ストーブというと、鉄みたいな箱の中で火を燃やしてるだけでしょ!

と思っていたら、

全然、違いました。

 

薪ストーブってそんな構造になってたんですか!と驚かされました。

 

薪ストーブ

この写真を見ただけだと、ただの鉄の箱みたいですよね。

 

 

中はどんな感じかというと、

 

ダッチウェスト

上の図で、煙突に煙が行く手前にある

キャタリティックコンバスター

という触媒

これが、1984年に世界で初めて薪ストーブに搭載されました。

 

触媒と聞いても何の事だかわかりませんよね。

自動車の排ガス規制で、排気をきれいにするものとして触媒が利用されているのですが、

薪ストーブでは、この触媒によって薪が燃えた(一次燃焼)後の煙を、

もう一度燃やす(二次燃焼)ことができます。

 

言葉ではよくわからないと思いますが、

通常、煙は約600℃以上にならないと燃えませんが、

この触媒をつけると、約220℃で再燃焼します。

 

それによりどうなるかというと、

薪が燃えた後の煙まで燃やしますから、

熱効率が約50%アップ

薪の使用量が約25%節約

90%煙を燃焼することにより煙突からでる煙も、

ものすごくきれいになるという、一石三鳥的な代物です。

 

もちろん、その他にも『へぇ?』という仕組みがあります。

 

一見してはわかりませんが、

ストーブの中にもう一つストーブがあるような二重構造になっており、

輻射熱と対流熱を生むバランスのいいストーブ。

 

表面がデコボコした石打ち模様にする事により、表面積が40%アップし、

内壁が二重になる事で放熱面積が58%アップとなり、

小さな体積でも大きな熱量を生む事が出来ます。

 

ちなみに、このF265という機種は

巾66?、高さ67.5?、奥行59?という寸法ですが、

カタログ上の最大暖房能力は

144?(約87帖)

となっています。

 

この面積が、どういう断熱仕様の建物で計算したのかはわかりませんが、

先日紹介した住まいは、

200?

で、薪さえ燃やしていれば常夏状態です。

 

現在の弊社の断熱仕様であれば、もっと広くても十分な暖かさが得られると思います。

 

また、この本体は鉄ではなく鋳物で出来ていて、

鋳物から放射される赤外線は波長が長く?遠赤外線?と呼ばれています。

鉄製の薪ストーブから出た赤外線では届かなかった身体の奥にまで

浸透することがわかっています。

 

説明しだすとキリがないくらい特徴はありますが、

とにもかくにも、他の暖房機器では味わうことのできない暖かさが

薪ストーブにはあります。

 

薪の準備ができる方、

薪を買ってでもいいと思われる方、

本当にお勧めです。

 

 

 

 

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