2019.09.20最終更新日:2021/01/26

家を建てる流れ・・・考え方編

 

今このページを見に来てくださっているあなたは、家を建てたいと思ったものの、

 

何から家づくりを進めていけば良いのか?

何を切り口で考えれば良いのか?

 

ちょっと困ってるって感じではないですか?

 

何を基準にすればよいか?

何が自分にとって重要なのか?

また家族にとっては?

ハウスメーカーに頼むのか、

それとも工務店か?

 

実は工務店仲間と話していて「1000万円で家建つ?」とか、夏に初めて会って「年内に住みたいんやけど」なんて言われるお客様がいるよね、と話すことがあります。

無理な話ではありません。実際に1000万で家を建てたり、工期の短い建築業者さんが存在することは事実です。

 

家にかけるお金や時間はうんと少なくして、趣味などにそれらを費やすのもあっていいと思います。

価値観の問題ですね。

 

ただ、ここのブログでお伝えしたいのは、もう少し家に対する思い入れがある場合のお話です。

 

さて、便利な時代になってどんな情報もネットから簡単に仕入れられるようになった反面、情報量の多さから逆にわからなくなってしまっている方が多いように感じます。

 

家を建てたいと思ったら、まずはご自分の頭の中を整理してみましょう。

家を建てるために考えを整理してみよう

家を建てると自分の暮らしはどんな風になる?想像してみよう。

まずは一番大切なこと。

どんな方にも共通する事です。

「どんなふうに暮らしたいのか?」

ここをイメージする事がまず最初の作業になります。


「そんなの無いよ。普通に暮らせたらそんでえーねん」

はい、出てきましたね。「普通に暮らす」というイメージが(笑)

では、あなたにとって「普通に暮らす」とは具体的にはどういうことでしょうか。

そこを少し分解してみましょう。

● 長生きしたいな(家の中で早死にしたくない)

● うちは家族仲良しだから、皆が集まれる大きなリビングが欲しい(楽しめる間取り)

● 家族の健康を最優先で考えたい(健康に暮らせる家が欲しい)

● プリウスみたいにエネルギーを消費しない家が良いな(省エネな家)

● 最近、地震がやたら多く感じる。家が壊れるのは困るし、何より家族の命を守りたい(家が壊れるのは困る)

● 自分の家を持ったらずっと住み続けたい(メンテナンス費が少ない家がいいな)

難しく考えなくて良いと思うんです。

上に書いたのはいくつかの例ですが、まずは今自分が考えている問題もしくは希望から暮らし方を想像し、自分もしくは家族の建てたい家としてイメージをする事がスタートです。

家を建てるためには、今の自分の状況を整理し把握する。

イメージが沸いたからといって、すぐにハウスメーカーや工務店に行っても家は建てられません。

まずは自分の状況を理解する事が次のステップです。

家はおそらく人生で一番高い買い物です。

10年や20年で買い替える物でもありません。

ある統計データでは、人が一生の内、家で過ごす時間は睡眠時間も含めると6割にもなるそうです。

そういう意味でもしっかりと目的と計画をもって建てる必要があると思います。

そこで計画を立てる上で重要となるのが、現状把握ですね。

●転勤はないのか。あるのならその場合は賃貸で貸し出す?売却する?それとも単身赴任? ⇒ それらによって立地や家のつくりが変わります。

●子供たちの通う学校はどこにする? ⇒ 学校の雰囲気や通学方法を検討。

●歳をとって車を手放しても住み続けることは可能か? ⇒ 徒歩で生活できる環境か。

●親の持つ土地で建てるが、その土地で家を建てられるのか? ⇒ 土地の種類によって違います。

●仕事上、駅近くでないと困る。⇒ マンションという選択も視野に入れよう。

●今の世帯年収や今後の予想 ⇒ 資金計画に影響しますね

●家族構成 ⇒ 教育費や介護費用が変わります

●家に使える貯蓄はいくら? ⇒ 貯蓄全部を頭金にしてはいけません。

●親の援助は期待できる? ⇒ 期待出来たらラッキーですね。資金計画に余裕が出ます。

●どこの銀行に相談できる? ⇒ 今は金融機関も様々です。

●いづれ両親と同居する ⇒ いい機会ですから一度話し合っておくといいですね

●仏壇を引き取る ⇒ これもあらかじめわかっているなら場所を考えておけます。

ランダムに書き出しましたが以上のように自分の現状を把握し整理しておけば、次のステップで困る事なく、また土地や間取りを考えたりする上でも決めやすくなります。

また、ご自分ではわからないことが見えてくるので、この先プロに相談しやすくもなります。

土地やライフプランなどは自分達だけで考えるのではなく、プロの意見を参考にするのも良いかもしれません。

フアイナンシャルプランナーに相談すると、人生の中でどこでどのようなお金がどれぐらいかかるのか、家族構成などからどの程度家にお金を使えるのかなど、あなたの状況に合わせて提案してくれます。

土地もライフプランもハウスメーカーや工務店によりけりですが、こういった人生設計まで含めた提案をしてくれる会社さんもあります。

家を建てる上で、自分にとって家族にとって大事な事を考える

ここまで整理・把握できると、だいたいの方向性が見えてきます。

つぎのステップは、自分にとって家族にとって「何が一番大事なのか?」です。

前述の暮らしを想像する、に似ているのですが考え方の例をあげます。

具体性をだす為にある人物を想定して作ってみました。(年収以外、私がモデルです。)

48歳 妻(〇〇歳)長男5歳 長女3歳の4人家族

多賀町出身で会社も多賀町

月2、3回は出張で電車を使う

私が3男である事と、妻には兄がおり、どちらも両親との同居は無い

自己資金1500万 年収700万 妻収入80万

家を建てればそこで一生住む事に家族含め異論はありません。

転勤のない勤め先ですのでこの地を離れる必要はありませんし、妻も滋賀県の湖北出身なので、住むならやはりこの地域になります。

仕事柄、飲みに行く事も多いので彦根の駅近くが希望ですが、年齢から35年もの長いローンは組めない為、出来るだけ安い土地を探す必要があります。

結果、彦根の駅近くはあきらめて、多賀町がベストな選択です。

子育てという観点からも多賀町は支援も多く、静かで暮らしやすい。

しかし妻は山奥はキライらしい(今後一番難航しそうな要件です)

また、これから子供にお金がかかる時期を迎えるので、家にかけられる予算は抑えたい。

健康で長生きしたいのと、子供のことが大好きなので、出来るなら子供が大きくなっても同居出来るような家がいいと思っています(妻はどうか知りませんが・・・)

家にかけられる予算は2500万前後


とはいえ、家族の健康は最優先にしたい。


いつまでも長く住み続けられる家


決まった間取りやデザインの家には住みたくない。こだわりのある家にしたい。

住む場所は妻と話し合いの上で多賀か彦根

でも駅から離れた比較的安価な土地。

老後の事も考えて静かな場所が良い

というような感じでまとめる事ができます。


この程度でもかまいませんので、自分にとって大切な事の順位をつけておくといいでしょう。

家を建てるのに、自分に合った依頼先を探す

ここで依頼先の選定です。依頼先さえ決まれば、あとは話を詰めるだけですので、実は家造りはここまでが一番大変な作業になります。

家を建てる、というと土地を先に決めなくてはいけないと思いこまれている方が多いですが、そんなことはありません。

もちろん土地は必要ですから不動産屋さんに行くのは当然ですが、めぼしい土地が見つかったら、契約する前に家を建てたいと思っているハウスメーカーや工務店に相談するのがベストです。

ほぼどんな会社さんも快く相談に乗ってくれるでしょう。

そうなると、土地決めの前に建築会社の決定も必要になってきますね。

土地を決めてから依頼先を決めるのではなく、実はその前から依頼先は必要になります。

ただひとつ気を付けて頂きたい事があります。

ハウスメーカーや工務店でも土地を扱っている(販売している)会社には注意が必要です。

少しカドがたつ言い方になりますが、土地を持っているということは、1分1秒でも早くその土地を売りさばきたいと考えるのが普通です。

そのためお客様の為というより、いかに高く、テマヒマかけずに売りきるかという事に主眼がおかれており、お客様に寄り添った仕事をしてくれないところが多いように感じます。

もちろんその土地がとても良い条件の土地であれば何の問題もありません。(実際には建築条件付きというヒモ付きの土地であるという問題はありますが)

では、自分達のイメージに合う建築会社を何を基準に決めればよいのでしょうか?

ここで役に立つのが、先ほどのランク付けです。

家にかけられる予算は2500万前後。

希望の予算でいけそうな会社を探す。


⇒ ハウスメーカーでも工務店でもありそうです。 

とはいえ、家族の健康は最優先にしたい。どれだけ体に安全な家造りをしているか(自然な素材を使った安心・安全な家造り)

⇒ 私の場合は自然素材を使った家を希望していますから、ハウスメーカーよりも工務店の方がよさそうです

いつまでも長く住み続けられる家。老後も含め、子どもや孫と同居する事を考慮した、長く住み続けられる家を建てている会社か。(長期優良住宅や耐震性能)

長く住むという事は、近くにあってすぐにメンテナンスをしてくれる、アフターサービスもしっかりした会社であることも必要。


⇒ これはハウスメーカーや工務店というジャンル分けではなく、個々の会社の対応力を調べなくてはいけません。

概ねハウスメーカーは対応しているのではないでしょうか。

決まった間取りやデザインの家には住みたくない。こだわりのある家にしたい。自分の為だけに作られたこだわりのある家を建てられる会社


⇒ これはハウスメーカーよりも工務店の方が得意でしょう。 

ここまででなんとなくお分かりかと思いますが、ハウスメーカーはほぼどれも高いレベルでこなせますが、無垢の木や自然素材には弱く、また注文住宅とは言っても画一的なプランが多いと思います。

逆に言うと、ハウスメーカーで無垢の木を使って本格的に注文住宅を建てると、非常に高額になる可能性があります。

全国展開されている会社がほとんどですので、ブランド力=信頼力は高いと思います。

工務店はこだわりのある建物は作れますが、こと性能に関すると会社によって非常に差が大きいです。

性能など意に介していない会社もあるくらいです。

また、一人でやっている工務店(案外多いのです)ですと人手が足りずアフターメンテナンスは疎かになりがちな会社もあるようです。

工務店を選ぶのには見極める目が必要かもしれません。

注文住宅を建てる流れについてのまとめ

大まかに分けると、家は建てたいけれども性能や耐震以外にはそれほどこだわりが無いのであればハウスメーカーが向いているのかもしれません。

性能や耐震、素材や設計などなどいろいろこだわりがあるのであれば工務店が向いているのでしょう。

この記事ではあまり触れませんでしたが、家に掛けるお金をうんと少なくしたいのであれば、ハウスメーカーは無理でしょうからローコスト住宅の大手ビルダーや建売住宅が候補になるでしょう。

建築会社の選定は本当に難しいのですが、ご自分の暮らしを想像し、現状の把握をした上で優先する事柄をまとめておくと、自ずと絞られてきます。

情報収集は必須ですので、自分達の暮らしの想像に近いハウスメーカーや工務店やの見学会には出来るだけ行きましょう。

ただし、住宅展示場のモデルハウスはオプションだらけの建物ですからあまり参考にはならないです。

実際に住まわれる家の見学会に行きましょう。

また資料を集めたりどんな家づくりをしているのか、どんな考えで取り組んでいるのか話を聞くのも大事です。

そこである程度候補が絞れたら、具体的に相談していくのが良いでしょう。

希望通りの家づくりには、とにもかくにも前準備が大切と思って早め早めのアクションを心がけて下さい

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住宅ローン、いくら借りられるか?など不安を感じる方に読んで欲しい

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家づくりにはたくさんの落とし穴があります。

建てる時には教えてくれないこともあります。

誰だって出来るだけ安く家を建てたい

それは当たり前のこと

でも、建てる時の費用を安くするための選択が

光熱費のやたらかかる、寒くて暑い家になってしまったら?

10年後、20年後に何百万とコストのかかる家になっていたら?

残念ながらそういったことが実際にあるのです

建てる前に知ってたら、こうしていたのに!

という事も少なくありません。

そんな悔しい思いをする人を一人でも減らしたくて

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