2017.02.11最終更新日:2020/03/23

私たちの考える木の家づくり

木の産地へ行きます

 

 

弊社の企業理念であり、弊社の考える家造りにおいての根幹である「木」
事あるごとに木の良さを訴えていますが、目に見えて数字に表せる部分と、触れて・感じて頂かないとわからない部分があり、それがなかなかうまく伝わりません。

じゃあって事で、完成見学会や、伐採見学・体験、木工教室など様々な形で木に触れて頂けるようなイベントを行っておりますが、その中でもお客様から大変好評をいただいております、三重県熊野への原木と製材工場の見学ツアーがあり、先日お客様お二組と行ってきました。

弊社は工務店の傍ら、製材業も営んでおりますので、豊富にある滋賀県産材を使い、県産材だけで造った家を建てる事が出来るのですが、わざわざ他所の県の他所の製材所の木を採用し見学に行って頂いているのです。

それは何故か?

残念ながら、滋賀県は俗にいう木材産地ではありません。見渡せば山ばかり(まんなかは琵琶湖ですけど)でこんなに沢山の山と木々に囲まれているのですが、木そのものの質という点では隣県(三重、奈良、京都、岐阜など)に比べどうしても劣ってしまいます。


更に、弊社が取引しておりますこの熊野の製材所さんは、品質に対する拘りとどこにも負けない価格と質の追及、地域貢献、環境への配慮、顧客満足への取り組み等、その隣県の産地の中でも特別な会社さんであります。

弊社を信用しご発注頂くお客様の家を建てると考えた時、いつまでも弊社が建てるこの家に住んで頂きたいと考えた時、本当に価値のある、性能も担保した家を建てたいと考えた時、滋賀県産材だけでは限界があると感じました。
そこで、三重県熊野産の良質な杉や桧の良い所を利用しつつ、悪い所を補うような材料選定がベストであると考え、弊社では熊野産と滋賀県産をミックスした形の家造りをしております。

その製材工場である、野地木材工業さんにて、原木、原木の製材、乾燥、加工のすべてを見学して頂き、ご自宅で使う梁材も選定して頂きます。

自分の家の材料がどこで生まれ、どのような加工をされるのが確認でき、さらには自分で選ぶ事が出来る、大変価値ある経験をして頂く事が出来るのです。
また、只々見学するだけではおもしろくないので、観光を入れつつ、山・川・海・生物など木に纏わる様々な説明を受けたりし、その日の夜は熊野で一番の宿泊施設にて、熊野の名物に舌鼓をうち、ゆっくりとした時間をお過ごし頂けるような癒しのツアーにしています。

このツアーに参加して頂けば、弊社が使う木(お客様の家に使う木)が、単なる木の目が美しいとか、触り心地が良いとか、いい匂いがするというだけでなく、様々な加工工程を経て造られる性能、強さをご理解頂け、また、木が果たす役割が地域の環境に多大なる影響がある事、更に自らにも恩恵がある事を学んで頂けるかと思います。

少し過激な表現になりますが、無垢の木の事を悪く言われる方は結構いらっしゃます。住宅メーカーさんの営業さんなんかは弊社のような工務店と競合すると必ずお客様に言われるそうです(商談中にお客様からよく聞かされます)。ネットで叩く人もいますし、同じ工務店でも否定される方もいらっしゃいます。
「本当に木の事知ってるのかな? 自分の目で見て使って確かめてから言ってるのかな? ここへ見にくればきっと考えが変わるのに・・・」と思わずにはいられません。 
残念ながら、そもそも木が好きではない方にはなかなかその良さは伝わりにくく、きっと納得いかないままになるんだろうと思います。

 

このイベントでは
「無垢の木が好きなんだけど、少し不安がある」 
「木の家に住みたいけど、どんな木を使ってるのか見えないから心配だ」

「木が良いのは薄っすら知ってるけど、本当のとこどうなんだろう?」

そういう、木が好きなんだけど・・・って方々に来て頂きたいと思っています。


見て頂けば間違いのない性能や加工技術にご納得頂ける事でしょう。
説明を聞いて頂けば、木の無限の可能性や使う事の意味・意義を理解して頂けるでしょう
触れていただけば、一生の思い出と木の家を建てようと決めた事が間違いでなかった事に気付かれるはずです

木を知らずに否定する人には、残念ながら見えない・伝わらない事なんですが、少し穿った見方をする目の方を閉じて、フラットに判断できる目の方を開けて参加して下されば、弊社が無垢の木の家造りをオススメしているのかご理解頂ける事でしょう。

ご興味のある方は、営業担当の私までご連絡下さい。

 


ノジモク1

 

今回は、完成したばかりの野地木材・専務宅にて山を取り巻く環境、日本の木の現状などレクチャー頂きました

 


ノジモク2

 

場所を移し、熊野の木材市場に行き、原木の説明です。丁度、市が開かれていたこともあって、大量の原木の数々。


ノジモク3

 

製材工場にて、ツインバンドソー(製材機)での加工を見学したり、乾燥機を見たり。

 

 

ノジモク4

 

紙になる木のチップを手に取って頂きました。杉や桧の香りが充満しています

 

 

ノジモク5

 

途中、鬼ヶ城に観光で立ち寄り

 

 

ノジモク6

 

ノジモク7

 

最後に本社工場で、板の加工や造作材の仕上げ加工を見て頂き、自邸の梁選びをして頂きました。

 

 

 

 

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