床下エアコン・・・空気の流れを読む
先日床下エアコンを設置したお客様から、「床下エアコンの効きが悪い」とのご連絡があり、点検と合わせて原因調査に…
私たちの地域で、昔から建てられていた立派な住宅というと、
『田の字』の部屋で、出の間・座敷の南側に広縁があり、
(よつがらみと言ったりもします)
構造材にはベンガラという赤い塗料を塗った、大きなものがほとんどでした。
延べ床面積でいうと、70坪や80坪は当たり前、
弊社で建てさせて頂いたお宅の中には、130坪というとてつもなく大きなものもありました。
そんな立派な建物の場合は、樋は銅製のものが多く、
また、『屋根の谷(流れの方向が変わる部分の取合い)』も、
錆びないからという理由だと思うのですが、銅が使われていました。
昔はそれで大丈夫だったのですが、最近は酸性雨の影響で穴が開いてしまうんです。
↑ これが屋根の谷の部分ですが、
瓦から雨が落ちる部分に穴が開いてるのわかりますでしょうか。
また、樋の場合も
こんな風に穴が開きます。
ですから、今は銅の代わりにステンレスを使っています。