2019.10.20最終更新日:2021/01/25

長期優良住宅の認定を受けるにはどんな条件があるか?

 

長期優良住宅のメリットデメリットを簡単に説明します

 

どんな条件で長期優良住宅の認定が受けられるのかの前に、どんなメリットがあるのかを簡単に書きますと、税制面で優遇されたり、住宅ローンの金利がお得になったりなどがあります。

 

どんなメリットがあるのかを詳しく書いた記事をお読みでない方はこちらをまずどうぞ

長期優良住宅のメリットデメリット

 

 

長期優良住宅と認められるための条件は

耐震性

耐震性とは、大規模地震などが起きた場合でも建物の変形の度合いを一定以下にすることが出来る措置が取られているかで判断します。

要するに大地震が起こっても倒壊したり、住めなくなったりすることが無いような構造や施工がされているかどうかを判断する基準ですね。

では耐震等級とは?
耐震等級とは耐震性能を表す基準のことで1から3まであります。

【耐震等級1】(建築基準法の耐震性能を満たす水準で最低レベル)
・数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)に対しても倒壊や崩壊しない
・数十年に一度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しない程度

【耐震等級2】
・等級1で想定される1.25倍の地震が起きても耐えられる
長期優良住宅ではこの等級2以上が義務付けられています。

【耐震等級3】
・等級1で想定される1.5倍の地震が起きても耐えられる

よくわかりませんよね。

実例でお話しすると、熊本地震の時、震度7の揺れが2回も起こりましたが、耐震等級1の建物では倒壊・大破があり、倒壊していなくても2年後には建て替えか解体が20%を超えました。

その等級1の1.25倍の強さの地震に対して耐えられるのが等級2となります。

ただし、熊本では耐震等級2でも倒壊はありました。

もちろん同じ等級でもそれぞれ構造など違うので原因はわかりませんが倒壊は起こりました。

一方、耐震等級3では無被害及び軽微な被害ですみました。

マルトでは命や財産を守る為、長期優良住宅で義務付けられている耐震等級2よりもさらに強い、許容応力度計算による耐震等級3を標準としています。

これは家を建てる建築会社の責任、使命と考えています。

余談になりますが「耐震等級3相当」という表現をする会社もあるようです。

これは国からの認定も何もない、耐震等級3とは似て非なるものですからご注意ください。

省エネルギー性

必要な断熱性や気密性など、省エネルギー性能が確保されていること。

地球環境や光熱費、健康にも直結するとこなので長期優良住宅に関わらずこだわりたい部分です。

省エネルギー対策等級4以上を確保することが義務づけられていますが、実はこの基準では省エネとしても、快適性においても、光熱費の面でもまだまだ不十分とマルトでは考えています。

そのため国の省エネ基準を上回る高い断熱気密の性能を全戸に適用しています。

維持管理

建物の構造よりも耐用年数が短い内装や設備は10?20年ほどでの劣化は想定できます。

維持管理(清掃・点検・補修・入替え)を建物に影響を与えずに、容易に行うことが出来る様な措置が取られていることが基準となります。

劣化対策

通常考えられる維持管理下で、数世代にわたり(100年以上)建物を使い続けられるような措置がされていることが必要です。

劣化対策等級3相当・床下及び小屋裏に点検口を設置・床下空間に330mm以上の有効な高さが必要

可変性

どの家庭でも必ず子供の成長や親や自分自身の高齢化等によりライフスタイルは変化します。

そこで間取りの変更や、配管・配線の変更等リフォーム・リノベーションのしやすい措置を講じておくことです。

バリアフリー性

将来スロープを設置するなど、バリアフリーリフォームに対応できるよう必要な措置を講じておくことです。

その他の基準

近隣の景観を損なわないデザインが評価される「住居環境」や、概ね一戸建て住宅では75㎡以上の面積を備えた住宅かを判断する「住戸面積」。

また、定期的な点検を実施する計画等の「維持保全計画」といった基準があります。

長期優良住宅の申請の手順

結論からお話しすると、申請はハウスメーカーや工務店に依頼したほうが多少の手数料がかかってもスムーズにいき、サポートも受けられます。

マルトでももちろん申請を行っています。

おおまかな流れは下記のようになります。

1・長期優良住宅建築等計画に係る計画の作成

2・登録住宅性能評価機関にて技術的審査を受けます

3・長期優良住宅建築等計画に係る技術的審査の【適合証】を発行してもらいます。

4・各所管行政庁に認定申請

5・審査通れば認定通知書を発行してもらいます。

注意したいのは建築確認申請が下りていても、長期優良住宅の認定申請までは工事着工することはできません。

特に技術的審査の設計図書や図面の量が確認申請よりもかなり多いので、申請までに時間がかかるところです。

認定申請は申請時点から工事着工できるのでいいのですが、行政によってはかなり日数のかかる所も有ります。

長期優良住宅についてのまとめ

こうして長期優良住宅について詳しく見ていくと、お財布に優しいから認定を取るというよりも、最低限の家としての性能を確保し、それを国が認めたのが長期優良住宅だとマルトでは考えています。

ハウスメーカーでも工務店でも依頼先がどこであれ「長期優良住宅で建てたい」と伝えて、「コストが掛かるばっかりで無駄ですよ」とか、「うちでは対応できません」という会社は、よほどのコスト削減で出来ないのか、耐震・省エネなど技術面が足りなくて出来ないのか、いづれにせよ依頼先としては不適格だと思います。

家づくりにはたくさんの落とし穴があります。

建てる時には教えてくれないこともあります。

建てる前に知ってたら、こうしていたのに!

という事も少なくありません。

そんな悔しい思いをする人を一人でも減らしたくて

「家を建ててからかかるお金の話知っていますか」

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これを読んだうえで、

納得の家づくりをして頂きたいと、心から願っています。

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