国産の木の家を建てる滋賀の工務店

 


 

完成見学会を開催します。

最近では若い方にも人気の平屋の家です。

2018年10月20日(土)21日(日)予約制

詳細のページはこちらから

 

埋もれブログを発掘しました~。(西沢)

 

変わってゆくもの、変わらないもの

 

変わってゆくもの

 

この仕事を始めて25年が経ちました。最初は神戸の会社で現場監督から始めました。監督の仕事は、いかにキレイに仕上げるか、段取りよく現場を進めるか、そして工期に遅れる事なく完成させる事が最大のミッションです。

工期の短い現場では、何泊も泊まりで作業していた事もありましたね〜

まさにブラック企業ですね。今なら100%訴えられます

 

その後、家業の工務店であるマルトに入る訳ですが、ここでも今までの経験を活かすべく現場監督をしておりましたが、ちょうど10年前に組織(と言っても家族ですけど)の変更をし、お客様の窓口として営業をする事になりました。

同じ職種でも現場と営業では、知識もスキルも違うもんですから、一から勉強のしなおしで、今だに勉強の毎日です。その中で最近気付いたんですが、日本の住宅事情はここ100年で大きく様変わりしているなーと言う事です(あくまで私見ですので)

 

それまでは、木を使った伝統工法のみであったものが、明治から昭和初期の産業革命で、レンガ積みや鉄骨造、さらには鉄筋コンクリート造がこの頃から始まりだします。

戦後の高度成長期には、プレハブ住宅や住宅メーカーによる建売や企画型住宅が生まれてきます。

でもそのほとんどは見た目だったり作り方だったり合理性だったりで、暮らしといった内面にまで目を向けらえていたとは思えない変化ばかりでした。

 

この後、バブルが弾けた頃から住まいは大きく変わり始めます。

まずは阪神淡路大震災による耐震性能アップの法制化、新建材に含まれる成分による健康阻害で起こったシックハウス問題、耐震偽装問題から端を発した消費者保護の瑕疵担保履行法の制定、東日本大震災の原発事故や世界的な異常気象など環境問題から始まる省エネ・創エネへの取り組み、そして熊本の大地震

特に、バブル以降は上記に書いたように住まいの性能・機能について大きな変化がおこっています。

 

変わらないもの

 

しかし、変わらない物もあります。

それはそこで家を建て暮らす人の人生です。

その暮らしが、安心安全で豊かで健やかでなければ暮らしも人生も成り立ちません。そしてその暮らしを実現するには変わらない技術や知識だったり、無垢の木などの自然素材でつくられる事だと思うんです

どんなに高性能でも暮らしにくくては意味がありませんし、どんなに心地よくてもエネルギーのダダ漏れでは本末転倒です

流行だけに左右されるのでもなく、またトレンドを無視する訳でもなく、時代の変化に対応しつつ、無垢の木を基本とした自然の力を活かした変わらない家造りを今後もご提案していきたいと考えています。

 

前置きが長くなりましたが、今後様々な切り口で、このブログから発信して参りますが、このような考えを元にしている事を説明させて頂きたく、長文のブログを書かせて頂きました。

たまーにサボっちゃうかもしれませんが、出来るだけ更新してまいりますので、よろしくお願いします

 

お客様窓口 澤田 藤司徳   2016年6月記

 

 

熊本の地震から1年が経ちました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、被災され今だ日常が戻っていない皆さまの少しでも早い復興をお祈り致します

2011年の東北の大震災、そして昨年の熊本。立て続けに起こった大地震で弊社の家造りは大きく変わりました。
災害が少ないと言われる滋賀県。弊社のある湖東地域には大きな活断層もなく、東南海地震で想定される震度は最大で5強。もちろん海が無いので大きな津波もなく(一説には湖でも起こるらしいのですが、よくわかってません)台風が来てもほぼ弱まってからの上陸。今年は大雪に見舞われましたが、20年、30年前に比べると積もる量も大幅に減っています。
つまりは、元々災害に対して希薄な地域であるという事と、私達も「まぁ、ここは大丈夫でしょ」と考えていた内の一人でした。

そこに1年前の熊本地震です。大地震が無いと言われていた熊本で、震度7が2回立て続けに起こるという、「日本の歴史上まれ」な地震が起こったのです。
熊本以降、業界内の地震に対する考え方も大きく変わってきました。

阪神淡路大震災で変わった建築基準法(耐震等級1)では耐えられない事
その1.25倍である等級2でも倒壊する事
耐震基準を通す為の設計ではなく、評価通りの耐震性能を出す為の設計が必用である事

そして何より変わったのは私達の意識かもしれません。”私達の作る家で守れる命、救える命がある”という事。

弊社は、許容応力度計算から導かれる設計により耐震等級3を確保した家を基本にしつつ、自社独自の耐震設計基準として柱・壁の直下率も基準にしております。

直下率は、法律で必要とされている訳ではありません。但し、識者の間では耐震性能に大きく関係している報告があげられ、実際、熊本での地震で等級2で倒れた家の直下率が低く、逆に等級1でも倒れなかった家の直下率が高かった事実が確認されております。

つい先日、NHKスペシャルで、地震波が増大される地盤リスクについて放送されていました。100mも離れていない近い地域でも、粘土層の深さによって震度が増大されるというものでした。
地盤リスクについては、今後研究され、新たな対処方法が開発されていくと思われますが、私達工務店が今できる事は震度7でも8が来ても倒れないような、命を守れる家造りなんだと思います。

熊本の震災から1年。東北の震災から約6年。不謹慎な表現かもわかりませんが、震災や災害が起こった日は、その事で得られる教訓をこれからの家造りに活かしていく事を再確認する日としていきたいと考えています。

弊社の企業理念であり、弊社の考える家造りにおいての根幹である「木」
事あるごとに木の良さを訴えていますが、目に見えて数字に表せる部分と、触れて・感じて頂かないとわからない部分があり、それがなかなかうまく伝わりません。

じゃあって事で、完成見学会や、伐採見学・体験、木工教室など様々な形で木に触れて頂けるようなイベントを行っておりますが、その中でもお客様から大変好評をいただいております、三重県熊野への原木と製材工場の見学ツアーがあり、先日お客様お二組と行ってきました。

弊社は工務店の傍ら、製材業も営んでおりますので、豊富にある滋賀県産材を使い、県産材だけで造った家を建てる事が出来るのですが、わざわざ他所の県の他所の製材所の木を採用し見学に行って頂いているのです。

それは何故か?

残念ながら、滋賀県は俗にいう木材産地ではありません。見渡せば山ばかり(まんなかは琵琶湖ですけど)でこんなに沢山の山と木々に囲まれているのですが、木そのものの質という点では隣県(三重、奈良、京都、岐阜など)に比べどうしても劣ってしまいます。


更に、弊社が取引しておりますこの熊野の製材所さんは、品質に対する拘りとどこにも負けない価格と質の追及、地域貢献、環境への配慮、顧客満足への取り組み等、その隣県の産地の中でも特別な会社さんであります。

弊社を信用しご発注頂くお客様の家を建てると考えた時、いつまでも弊社が建てるこの家に住んで頂きたいと考えた時、本当に価値のある、性能も担保した家を建てたいと考えた時、滋賀県産材だけでは限界があると感じました。
そこで、三重県熊野産の良質な杉や桧の良い所を利用しつつ、悪い所を補うような材料選定がベストであると考え、弊社では熊野産と滋賀県産をミックスした形の家造りをしております。

その製材工場である、野地木材工業さんにて、原木、原木の製材、乾燥、加工のすべてを見学して頂き、ご自宅で使う梁材も選定して頂きます。

自分の家の材料がどこで生まれ、どのような加工をされるのが確認でき、さらには自分で選ぶ事が出来る、大変価値ある経験をして頂く事が出来るのです。
また、只々見学するだけではおもしろくないので、観光を入れつつ、山・川・海・生物など木に纏わる様々な説明を受けたりし、その日の夜は熊野で一番の宿泊施設にて、熊野の名物に舌鼓をうち、ゆっくりとした時間をお過ごし頂けるような癒しのツアーにしています。

このツアーに参加して頂けば、弊社が使う木(お客様の家に使う木)が、単なる木の目が美しいとか、触り心地が良いとか、いい匂いがするというだけでなく、様々な加工工程を経て造られる性能、強さをご理解頂け、また、木が果たす役割が地域の環境に多大なる影響がある事、更に自らにも恩恵がある事を学んで頂けるかと思います。

少し過激な表現になりますが、無垢の木の事を悪く言われる方は結構いらっしゃます。住宅メーカーさんの営業さんなんかは弊社のような工務店と競合すると必ずお客様に言われるそうです(商談中にお客様からよく聞かされます)。ネットで叩く人もいますし、同じ工務店でも否定される方もいらっしゃいます。
「本当に木の事知ってるのかな? 自分の目で見て使って確かめてから言ってるのかな? ここへ見にくればきっと考えが変わるのに・・・」と思わずにはいられません。 
残念ながら、そもそも木が好きではない方にはなかなかその良さは伝わりにくく、きっと納得いかないままになるんだろうと思います。

 

このイベントでは
「無垢の木が好きなんだけど、少し不安がある」 
「木の家に住みたいけど、どんな木を使ってるのか見えないから心配だ」

「木が良いのは薄っすら知ってるけど、本当のとこどうなんだろう?」

そういう、木が好きなんだけど・・・って方々に来て頂きたいと思っています。


見て頂けば間違いのない性能や加工技術にご納得頂ける事でしょう。
説明を聞いて頂けば、木の無限の可能性や使う事の意味・意義を理解して頂けるでしょう
触れていただけば、一生の思い出と木の家を建てようと決めた事が間違いでなかった事に気付かれるはずです

木を知らずに否定する人には、残念ながら見えない・伝わらない事なんですが、少し穿った見方をする目の方を閉じて、フラットに判断できる目の方を開けて参加して下されば、弊社が無垢の木の家造りをオススメしているのかご理解頂ける事でしょう。

ご興味のある方は、営業担当の私までご連絡下さい。

 


ノジモク1

 

今回は、完成したばかりの野地木材・専務宅にて山を取り巻く環境、日本の木の現状などレクチャー頂きました

 

ノジモク2

 

場所を移し、熊野の木材市場に行き、原木の説明です。丁度、市が開かれていたこともあって、大量の原木の数々。


ノジモク3

 

製材工場にて、ツインバンドソー(製材機)での加工を見学したり、乾燥機を見たり。

 

 

ノジモク4

 

紙になる木のチップを手に取って頂きました。杉や桧の香りが充満しています

 

 

ノジモク5

 

途中、鬼ヶ城に観光で立ち寄り

 

 

ノジモク6

 

ノジモク7

 

最後に本社工場で、板の加工や造作材の仕上げ加工を見て頂き、自邸の梁選びをして頂きました。

2017年がスタートしました。
1月とは思えない暖かさと好天のおかげで、地元の多賀大社は例年にない参拝者があったようで、三が日で40万人を超えたそうです。
弊社もこの勢いに肖っていきたいと思う新年のスタートでした。

私事になりますが、ことしのお正月は、普段から旦那らしい事や父らしい事が疎かになっているので、嫁さん・子供達への罪滅ぼしを兼ねて、

【わがままを全て聞くぞ、お正月休み!】

といったタイトルを銘打ち、家族の為のお正月休みをすごさせて頂きました。
おかげで、正月休みならぬ正月疲れの初出勤です

様々な事をこなした休みだったのですが、1月2日は上の坊主が大好きなプラレールの博覧会をやっているという事で一路、大阪・南港へ行ってきました。

入場しただけでもらえる無料配布のはやぶさの中間車両、プラレールの巨大ジオラマやプラレール新幹線の巨大展示物、様々な記念撮影スポット、チケット購入してゲーム式のアトラクションに参加して限定新幹線がもらえるなど、とにかくテンションあげまくって、仕上げは今さっき見て遊んだ商品の販売コーナー

もう、買わない訳にはいきませんよね。お見事というしかないぐらい完璧な販売戦略です

まず、オマケの中間車両を持ってしまうと、当然前後の先頭車両が欲しくなります。これでまずはやぶさセットを買わされます(うちはサンタさんからゲット済みだったのでこれは回避)

プラレールの新幹線を操縦できるキット(もちろん市販品)で遊べたり、巨大ジオラマで実物の臨場感を出し、購入意欲をそそりつつ、プラレールアトラクションでたくさんのチケット代をつかわせ、最後に
「さっき遊んでた物・見てた物がご自宅でもできますよ~」的なかんじで、販売コーナーになります。

当然ここを通らないと外に出られない訳で・・・
いや正確に言うと出れるんですけど、もう子供は買わなきゃ帰れん状態に仕上がってる訳で・・・

息子(といっても3才ですが)との長時間の交渉の末、蒸気機関車セットを1台買う事で合意に達しました。

まぁ、そんな正月休みだったのですが、良くも悪くもトミカさんの販売戦略は素晴らしいと感じました。

それだけでは成り立たないが、興味が沸く仕掛けをする事で次につなげ、実物を見る事で興味本位だった物を本気モードにさせ、実際に動かしたり触ったりする体験をする事で”買う”という確実なものに変化させ、最後の販売・購入につなげる。

家とは全くの別物ではありますが、営業手法という意味では、家にもあてはまる物があるかと思います。

心地良い遊び疲れと学びのあった、良いお正月休みだったと思います。

最後になりましたが、株式会社マルトとお付き合いいただいております、お客様、お施主様、お取引先の皆さま。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます


                                    株式会社マルト   常務取締役 澤田藤司徳


年末のご挨拶

2016.12.28

株式会社マルトとご縁のありました皆様へ

本年もあと少しとなりました。
今年はどのような1年でしたでしょうか?

私どもの業界は、やはり消費税のアップ、長引く不況などから、全体的に見ると決して大忙しといった状況ではありませんでした。

世界的なエネルギー削減を目指すcop21(パリ協定)が制定されたり、日本では大きな地震や災害が立て続けにおこり、住宅に係るすべての事に対して「エネルギーを使わない仕組み造り」が、トレンドになっておる事もあって、何でもかんでも新築ではなく、使えるものは上手に使っていこう(リフォームやリノベーション)、使われなくなった物を上手く利用しよう(中古住宅の流通、空き家対策)、新しく建てるならば何年も住み続けられる省エネ性能の高い家を建てよう(長期優良住宅やゼロエネ住宅)という家造りを、国や地方自治体からも求められています。

大きく変わり始めた住宅業界ですが、ありがたい事にたくさんのお施主様、家を造ってくれる職人達、良質な資材を用意してくれる企業の皆さまの協力やお手伝いがあって、今年も良い一年を過ごさせて頂きました。

 

本当にありがとうございました。

来年は、更に厳しい状況になるかと予想されておりますが、一寸たりとも気を抜く事なく、お客様への最高のご提案・サービスを続けていくよう、スタッフ一同全身全霊で務めて参りますので、来年も本年同様のご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

尚、年内は12月28日までの営業、新年は1月5日から平常どおり営業させていただきます。


                                     株式会社マルト   常務取締役 澤田 藤司徳

今月の21日に工務店業界の集まりで東京・品川へ
忘年会・・・もありますが、もちろん研修ありきの東京です。

窓メーカーさんのショールームに行ったのですが、もしかするとこっちの方が有名かな


images


そうですファスナーで有名なYKKに行ってきました。

この業界で仕事してるとYKK=窓なんですが、一般の方は、こっちのYKKのイメージの方が強いかもしれませんね
まぁとにかく、窓では1、2を争うメーカーさんなんです。
わざわざ東京まで行く価値あるの?って思われる方もおられるかと思います。

ここ、すごいんです。

エンドユーザーさんでも充分楽しめますが、私たち工務店にとっては、情報もさる事ながら体で体感できる温熱環境の差を知る事ができる大変貴重なショールームです。

私のムダに長いブログを読んで下さってる方、もしくは家の性能をとことん追及されてる方ならご存知かと思いますが、最近の住宅は、断熱性能や気密性能を高くし、効率の良い設備機器を採用した、省エネ性能の高い家造りが求められています。

ゼロエネルギー住宅(ZEH)なんかが今は一番有名ですね。

その断熱性能を上げていく上で非常に重要なのが、実は窓なんですね。もちろん断熱材も重要なのですが、極論言いますと断熱材はどんどん厚みを増したり枚数を増やしていけば、性能は簡単に上がっていきます。

しかし、窓はそう簡単な物ではありません。窓ガラスを何重にも設置すればもちろん性能は上がりますが、重くて動かせない・価格が尋常じゃないぐらい上がるなどの問題がおこりますし、枠になる部分(最近は樹脂が多いですが、アルミがほとんど)からも熱は伝わりますので、ここの断熱方法も重要になります。

壁の断熱材のように分厚くする事で解消するのではなく、スマート感を残しつつ、壁に負けないぐらいの断熱性能を出さなければなりません。


いつもの事ですが、前置きが長くなりました。

という訳でYKKの技術の粋を集めた窓を使った家を体感できるのが、品川の体感ショールームなのです。

人工に作られた大きな冷蔵庫を0℃~5℃の冬の外気温に設定し、そこに5つの家が作ってあり、家の中は暖房有りの部屋と無暖房の部屋が作ってあります。

A:昭和55年基準(初めて国が省エネ基準を造った年)
B:次世代省エネ基準(現行の省エネ基準です。この性能以上ないと今は家が建てられません)
C:YKKオススメⅠ
D:YKKオススメⅡ
E:YKKが富山県黒部市前沢に作った、高い断熱性能を持つ家(パッシブハウス)

の内容となっており、各々”住み(入り)比べ”できるようになっております。

 

20160406_08


20160406_09


20160406_10  ※YKKAP発表資料より抜粋

各々がどの程度の性能かという数値がありますが、それではわかりにくいのでわかりやすく説明しますと

A:20年より前に建てた方の家
B:最近建てたけど、ゼロエネとか長期優良住宅ではなかったかな?って家
C:ここ1、2年にゼロエネで建てたわよーって家
D:ゼロエネですけどもっと性能にこだわりましょう!って感じで建てた家
E:北海道の真冬でもエアコン1台で半袖で住める家。

こんな感じでしょうか

とにかくA,Bは寒い! エアコンが稼働している部屋の空気はあったかいですが、床は冷たく、壁も冷たいので、暖かさが感じられません。

C、Dは断熱性能が高いのでエアコンもほとんど動いてませんし、空気も暖かく、床は若干の冷たさを感じる程度。ただこれは床が複合フローリング(一般的なフローリングの事)だった為で、弊社が標準的に採用している杉や桧といった無垢の床ならまったく問題なさそうです。とはいえ、無暖房の部屋はやはり若干の寒さを感じました。

Eは・・・もう何もいう事はありません。暖房の部屋は当然ですが、無暖房でもTシャツで問題なさそうなぐらいです。(17℃だったように記憶してます)但し壁の断熱材の厚みは30センチ越えてますけど。

弊社はCを基本に、D程度の性能を最大として考えております。弊社のある湖東地域の山間部や湖北は雪国ですので、市街地に比べ寒いのですが、それでも北海道や東北のような寒さではありません。

性能とデザインと住み心地とコストのベストバランスを求めていくと、Eまでの性能は無くて良いと考えております。ただ、CとDには体感したからこそわかった違いがありました。 どこが違うかは、当分企業秘密にして下さい(ブログの小出しのネタにもなりますので)

「行かなきゃわかんない」 「行ったからこそわかった」 今回の貴重な体験を、うちの家造りにつなげていくぞ!と、サラリーマンの聖地:新橋にて呑みながら(呑まれながら?)決意しておりましたとさ。

めでたしめでたし。

先日、とある勉強会に参加する為、大阪へ行ってきました。

ここの所、世間を賑わせているゼロエネルギー住宅に大きく関係している”高断熱・高気密”について、実例を元にした考え方や施工方法などを学んできました。

みなさん、 高断熱・高気密 って聞くとどうお感じになられますか?

よくご存知な方ですと

・冬は暖かく、夏は涼しい
・電気などのエネルギーを使わないから毎月の電気代が安い

・不純な外気(花粉、PM2.5、廃棄ガス、悪臭など)が入らない

 

ってとこでしょうか

逆にあまり知らない、もしくは興味がないって方は

 

・気密って息苦しそう
・自然の暖かさや涼しさを感じたい

・機械に生かされてるみたいでイヤ

 

って感じのイメージをお持ちかもしれません


前者は最先端の家造りを希望される現代型、後者は安心安全な暮らしを求める自然派といった感じでしょうか

どっちも間違いじゃないです。

人は千差万別。顔が違えば趣味嗜好も違いますし、家においても好みがあって当たり前なんですね。

でもこの相反するように思える二つの事は別の物として家造りを考えてはいけません。どっちも大事ですし、どっちも家造りにおいて外す事が出来ないものなんです。

ともすると、性能ばかりに特化してしまったり

自然素材で自然な環境造りを優先するあまり、大事な性能を疎かにしてしまったり

これでは長く、家族が安心安全で暮らしていけません。

 

山奥の自然しかない環境で育ち、更に家業が木を使う製材業。

無垢の木や土などの自然な素材を使った空間造りが、健康や安全な暮らしに重要である事は身をもって体験していますしそれが人が暮らす為の根幹であると考えてマルトは家造りをしております。

ただ、これだけでは、安心・安全で長く暮らせる家造りではありません。

長く暮らすには・・・

 

多発する大規模地震に耐える性能が無くてはなりません

亜熱帯化しつつある環境の変化に対応できる高い断熱性能が必要です。

エネルギー削減が全世界で叫ばれる時代で、エネルギーを使わない性能も重要ですし、エネルギーを創る(創エネ)工夫も必要です。

家中の室温を均一化する事で、長生きという意味だけではなく働き盛り世代の健康被害も減らさなければなりません

 

以上のように、何が欠けてもダメですし、何かだけが特化していても本当意味での長く暮らせる家造りにはなりません。

マルトの家造りは今、全てを兼ね備えた家造りをしています。仕様・性能・デザインがベストなバランスで造られた家。そのうちの一つである高断熱・高気密について今回は学んできたのですが、性能・仕様などもう少しまとめてから、ブログやHPにてお知らせしていきたいと思っております。

まず、長文になる事を最初に報告させて頂きます(いつもですが…)

 

先日、弊社が参加しておりますJBNという全国の工務店ネットワークの全国大会に参加すべく福島県いわき市まで行ってまいりました。様々な催しや基調講演がありましたが、今回の一番の目的は、「福島の今」を見学する事でした。

 

福島といえばおわかりかとおもいますが、原発問題により帰還困難地域となっている第一原発のある双葉町、大熊町、浪江町をバスからの車窓見学と、最近居住制限区域を解除された富岡町の津波被害を受けた地域を見学させて頂きました

 

現地まで来ずとも、写真、映像、記事 でイヤになるくらい見て聞いてきました。

得られた情報を元に、様々な取り組みをしたり、それを元にした考えで 物事を考えたり。

福島の復興へ向けての歩みなどを見る事で、今後の自分達にも生かせれば・・・何て考えてもいました。

 

  「百聞は一見にしかず」

 

すこし意味は違いますが、実際に見るのと知ってるのではこれ程違うのかと思いしらされました。

震災以降の家造りが間違っていた訳ではありません。ただ、自分の意識の中で過去の地震として考え、その地震で起こったデータや情報を元にしてこれからの家造りとして提案をすればよいと思っていましたし、それは熊本地震後にも活かされており、取り組み方自体は間違っていないと思います。

 

ここは”過去”ではないんです。復興どころかいまでも震災が続いています。

2011年3月11日14時46分 あの震災から5年と8ヶ月

家もお店も学校も病院も、あの時から何も変わらないまま、まるで時間が止まっているかのようです。
津波被害の沿岸部以外は大きな倒壊もなく、いつもの街並み

つまり、ここにあるのは地震被害なんかではなく原発被害なんです。

 

おびただしい数の除染廃棄物を詰めた黒い袋があちらこちらに積み上げられ、帰還困難地域には歩く人も自転車も無く、家はその当時のままで、持ち主も泥棒も入れないようバリケードをされています。

風は少し冷たかったんですが、雲ひとつ無い晴天の日、自分達の住む町と何も変わらない街並みなのに、声も音楽も何の音も聞こえません。聞こえるのは車の行きかう音のみで、口や言葉では説明し難い異様な雰囲気と空気感がありました

 

  ゴーストタウン

 

ガイドさんの言っていた「震災は天災ではなく人災である」の言葉が重く心に響きます。

 

この現状をみた帰りの電車で色々考えました。

 

自分に何が出来るだろう

工務店として何が出来るだろう

 

考えても考えても答えなんて出て来ません。

 

どんなに耐震性能をあげても住めないんです。

どんなに快適な高断熱住宅を作っても住めない んです。

自然素材で作られた安全・安心の家を作っても安全じゃないんです。

 

原発無くせば解決しますが、それは私の力では無理ですし、国が総力あげてとりかかって5年過ぎてもまだ放射能をコントロール出来てない んです。そんな簡単に無くせる訳ありません。
原子力が無くても電気はまかなえると原発反対の方は言われますが、政府や電力会社は必要だと言っています。

残念ながら私にはそれが判断できる知識がありません。 福島では不要でも別の地域では必要で、そこにとっては原子力は必要なものなのかもしれません。 私のような無知な人間が適当な事を言うのは良い事では無いと思ってますので、国の判断を信じるしかありません

ただ一つ言える事は、その役目が終われば原子力発電は無くすべき物であるという事です。その役目をいますぐにでも終わらせられるように、私や会社は努力すべきだと感じました

 

出来るだけエネルギーを使わない家

電力供給を受けずとも生活出来る家(創エネできる設備)

地震に負けない強さ

 

家の事なら、大きな声で皆さんに説明できますし、私の力も発揮できます

個人や一企業に出来る事は限られますが、少しでもエネルギー削減への取り組みが出来ればと感じた全国大会となりました

 

1日でも早い原発の収束と福島の方々の日常が戻る事を祈るばかりです。


頑張れ福島!

 

最後に、二日酔いになるぐらいおいしいお酒と楽しい時間をくれた福島の皆さまありがとう(お後がよろしいようで、、、)

 

 

 

問題の第一原発 写真中央にいくつかクレーンが建っているのですがそこになります。
直線距離で約2キロ

第一原発

 

JR富岡駅跡 黒いフレコンバッグ(除染されてない廃棄物を入れた物)が山積みで置かれています。
こんな風景はここだけでなく、至る所に放置されています。
これが収束するのはいつ?いくらかかるの? 先が見えません

震災8

 

津波の被害1 アパートの階段に丸太が突っ込んだまま

震災1

 

津波の被害2 1階部分が根こそぎもってかれています

震災2

 

津波の被害3 電柱はポッキリ

震災3

 

津波の被害4 骨組みは残ったものの、1階部分は全て流され、土砂が入り込んでいます

震災4

 

津波の被害5 津波でグシャグシャですが、最近まで居住制限区域だった為、直す事も出来ず。5年も立ち入れなければ直せる訳ありません。もう解体するしかないです。

 

震災5


国道6号線のみ通れるようにし、脇線には入れないようバリケードされてます
震災6

 

もちろん、民家の入口も全てバリケード。住人や泥棒が入れないよう、警備員さんが毎日カギの番号を替えて巡回されてるそうです

震災7

 

写真では上手く伝えられないんですが、こんなに良い天気でどこにでもある街なのに人っこ一人いない風景には恐怖を覚えました。映画で見るゴーストタウンとはまったく違う感覚です

震災10

 

浪江町のインターチェンジ入口に放射線量を表す掲示が。

国(環境省)が示す年間の安全基準は1mSv(ミリシーベルト) これを下記単位で表すと0.23μSv/h
年間にするとどれだけになって、どのような健康被害が出るのかわかりませんが、この数値がいかにアカン数字かわかりますよね?
ここに住めないのはもちろんですが、復興に向けて作業されてる方や先ほどの警備の方もいらっしゃいます。
直接的ではないながらも震災被害は二次的・三次的につながっていきます。
政府や東電は本当にどうするつもりなんでしょうか?
震災9

ちょっと間あきましたね
遊んでたわけやないんですけどね。

書きたい事がありすぎて、でも内容が多くて濃いもんですから、このブログでどこまで書くべきか悩んでおりました

 10回シリーズぐらいで分けて書こうか・・・
 いや、HPのトップにコーナーつくろうか・・・
 思い切って、資料にして勉強会で発表するか・・・

という言い訳を考えてたら1か月経っちゃいました。
ほんまに遊んでたわけやないんですけどね。

書きたい事がありす・・・・・ もうえっか

無駄に行を使いすぎました。

この1か月弱の間に、お引渡し・ご契約・着工とたくさんのお客様とのご縁もあり、たくさんの学びがあり、新しい取り組みや情報が入り、また次のステップへの足掛かりとなるような事もありました。
小出し小出しで報告して行こうかと思ってます。

今日は一番の小ネタで。

昨年まであった省エネ住宅ポイントによく似た補助金制度が発表となりました

その名も 住宅ストック循環支援事業

相変わらずのセンスのないネーミング!
エンドユーザーには絶対伝わらないこのネーミングは誰が考えているんでしょうか?

くだを巻いてんとはよ本題に入らんかい!と御叱りが聞こえてきそうですので、説明させて頂きます。

今回は省エネポイントとちがい、住宅ストック(建物の性能があまり高くない中古住宅)が循環(また新たにリフォームする事で良質な家に生まれ変わり購入され住まれる)する事を支援する(特に若者世代に資金援助として補助金を出す)ことで、建物としての資産価値を高め、しかも解体したりする事で生まれるムダなエネルギーも抑えるという、広い意味で省エネやエコといった意味あいもある、ネーミングとは違ってとっても素晴らしい補助金制度です。

 

この補助金制度の素晴らしい所は、既存住宅のリフォームだけでなく、性能の高い中古住宅を購入する方にも補助されたり、資金的に苦しい若者への補助という視点も考えられた事と、耐震性能が低い家に関しては建て替えの新築にも補助が出るという、柔軟さがある所ですね。

B琶湖のあるS賀県の太陽光発電の補助金のように、新築はダメ、既存住宅に付ける時しか補助しませんなんて、意味のわからない条件はついておりません。

アカン、くだ巻いてばっかやな

残念ながら、何百万ももらえる補助金ではありませんで、30万から最大でも65万と少々控えめな補助額ではありますが、チロルチョコが3万個、ベビースターラーメンが1万個も買える金額ですから、結構助かると思います。(参考資料:私の小学時代はチロル10円、チョコバット20円、ベビスター30円、ダブルソーダー30円、)

すいません、例えが悪くて。

住宅で言うならエコキュートとか安価なキッチンなら無料で買えますよってぐらいの金額です。

 

全部はここで説明仕切れませんので、お問合せ頂ければご説明しますが、
「自分は該当しそうだな」
って思われる方は一度ご検討されてみては如何でしょうか?

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