床下エアコン・・・空気の流れを読む
先日床下エアコンを設置したお客様から、「床下エアコンの効きが悪い」とのご連絡があり、点検と合わせて原因調査に…
大工さんがしてくれる加工には色々なものがあります。
構造材を組んでいく為の『きざみ』という加工もあれば、
造作する上での加工も様々です。
例えば、
材料が重なっていますが、
緑矢印は敷居(障子等引戸の下に入るもの)で、
紺矢印は鴨居(障子等引戸の上に入るもの)です。
少しずらした写真では、
下に置いてある鴨居は3本の溝の内1本しか見えていませんが、
溝の深さの違いがわかるでしょうか。
他にはこんな加工もあります。
材料の小口に4とか13(逆向きですが)と書いてあるものは凸型に加工されています。
黄色の星印の部分は『決り(シャクリ)』と呼んでいる加工がされています。
でもこの決ってある部分は、出来上がった時には見えません。
この写真は部屋入口の枠を撮影していますが、
材料の3番の赤矢印が、入口枠の赤矢印の部分です。
こうやって完成してしまうと、黄色の星印の部分は全くわかりません。
見えないのであれば、最初から薄い材料ですればいいのに。
と思われる方もあるかもしれませんが、強度上の問題等があり、
薄い材料ではできません。
大工さんの手間はかかりますが、これがベストだと考えての寸法になっています。