国産の木の家を建てる滋賀の工務店

 


 

年末のご挨拶

2016.12.28

株式会社マルトとご縁のありました皆様へ

本年もあと少しとなりました。
今年はどのような1年でしたでしょうか?

私どもの業界は、やはり消費税のアップ、長引く不況などから、全体的に見ると決して大忙しといった状況ではありませんでした。

世界的なエネルギー削減を目指すcop21(パリ協定)が制定されたり、日本では大きな地震や災害が立て続けにおこり、住宅に係るすべての事に対して「エネルギーを使わない仕組み造り」が、トレンドになっておる事もあって、何でもかんでも新築ではなく、使えるものは上手に使っていこう(リフォームやリノベーション)、使われなくなった物を上手く利用しよう(中古住宅の流通、空き家対策)、新しく建てるならば何年も住み続けられる省エネ性能の高い家を建てよう(長期優良住宅やゼロエネ住宅)という家造りを、国や地方自治体からも求められています。

大きく変わり始めた住宅業界ですが、ありがたい事にたくさんのお施主様、家を造ってくれる職人達、良質な資材を用意してくれる企業の皆さまの協力やお手伝いがあって、今年も良い一年を過ごさせて頂きました。

 

本当にありがとうございました。

来年は、更に厳しい状況になるかと予想されておりますが、一寸たりとも気を抜く事なく、お客様への最高のご提案・サービスを続けていくよう、スタッフ一同全身全霊で務めて参りますので、来年も本年同様のご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

尚、年内は12月28日までの営業、新年は1月5日から平常どおり営業させていただきます。


                                     株式会社マルト   常務取締役 澤田 藤司徳

今月の21日に工務店業界の集まりで東京・品川へ
忘年会・・・もありますが、もちろん研修ありきの東京です。

窓メーカーさんのショールームに行ったのですが、もしかするとこっちの方が有名かな


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そうですファスナーで有名なYKKに行ってきました。

この業界で仕事してるとYKK=窓なんですが、一般の方は、こっちのYKKのイメージの方が強いかもしれませんね
まぁとにかく、窓では1、2を争うメーカーさんなんです。
わざわざ東京まで行く価値あるの?って思われる方もおられるかと思います。

ここ、すごいんです。

エンドユーザーさんでも充分楽しめますが、私たち工務店にとっては、情報もさる事ながら体で体感できる温熱環境の差を知る事ができる大変貴重なショールームです。

私のムダに長いブログを読んで下さってる方、もしくは家の性能をとことん追及されてる方ならご存知かと思いますが、最近の住宅は、断熱性能や気密性能を高くし、効率の良い設備機器を採用した、省エネ性能の高い家造りが求められています。

ゼロエネルギー住宅(ZEH)なんかが今は一番有名ですね。

その断熱性能を上げていく上で非常に重要なのが、実は窓なんですね。もちろん断熱材も重要なのですが、極論言いますと断熱材はどんどん厚みを増したり枚数を増やしていけば、性能は簡単に上がっていきます。

しかし、窓はそう簡単な物ではありません。窓ガラスを何重にも設置すればもちろん性能は上がりますが、重くて動かせない・価格が尋常じゃないぐらい上がるなどの問題がおこりますし、枠になる部分(最近は樹脂が多いですが、アルミがほとんど)からも熱は伝わりますので、ここの断熱方法も重要になります。

壁の断熱材のように分厚くする事で解消するのではなく、スマート感を残しつつ、壁に負けないぐらいの断熱性能を出さなければなりません。


いつもの事ですが、前置きが長くなりました。

という訳でYKKの技術の粋を集めた窓を使った家を体感できるのが、品川の体感ショールームなのです。

人工に作られた大きな冷蔵庫を0℃~5℃の冬の外気温に設定し、そこに5つの家が作ってあり、家の中は暖房有りの部屋と無暖房の部屋が作ってあります。

A:昭和55年基準(初めて国が省エネ基準を造った年)
B:次世代省エネ基準(現行の省エネ基準です。この性能以上ないと今は家が建てられません)
C:YKKオススメⅠ
D:YKKオススメⅡ
E:YKKが富山県黒部市前沢に作った、高い断熱性能を持つ家(パッシブハウス)

の内容となっており、各々”住み(入り)比べ”できるようになっております。

 

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20160406_10  ※YKKAP発表資料より抜粋

各々がどの程度の性能かという数値がありますが、それではわかりにくいのでわかりやすく説明しますと

A:20年より前に建てた方の家
B:最近建てたけど、ゼロエネとか長期優良住宅ではなかったかな?って家
C:ここ1、2年にゼロエネで建てたわよーって家
D:ゼロエネですけどもっと性能にこだわりましょう!って感じで建てた家
E:北海道の真冬でもエアコン1台で半袖で住める家。

こんな感じでしょうか

とにかくA,Bは寒い! エアコンが稼働している部屋の空気はあったかいですが、床は冷たく、壁も冷たいので、暖かさが感じられません。

C、Dは断熱性能が高いのでエアコンもほとんど動いてませんし、空気も暖かく、床は若干の冷たさを感じる程度。ただこれは床が複合フローリング(一般的なフローリングの事)だった為で、弊社が標準的に採用している杉や桧といった無垢の床ならまったく問題なさそうです。とはいえ、無暖房の部屋はやはり若干の寒さを感じました。

Eは・・・もう何もいう事はありません。暖房の部屋は当然ですが、無暖房でもTシャツで問題なさそうなぐらいです。(17℃だったように記憶してます)但し壁の断熱材の厚みは30センチ越えてますけど。

弊社はCを基本に、D程度の性能を最大として考えております。弊社のある湖東地域の山間部や湖北は雪国ですので、市街地に比べ寒いのですが、それでも北海道や東北のような寒さではありません。

性能とデザインと住み心地とコストのベストバランスを求めていくと、Eまでの性能は無くて良いと考えております。ただ、CとDには体感したからこそわかった違いがありました。 どこが違うかは、当分企業秘密にして下さい(ブログの小出しのネタにもなりますので)

「行かなきゃわかんない」 「行ったからこそわかった」 今回の貴重な体験を、うちの家造りにつなげていくぞ!と、サラリーマンの聖地:新橋にて呑みながら(呑まれながら?)決意しておりましたとさ。

めでたしめでたし。

地鎮祭

2016.12.19

先週の土曜日ですが、H様邸の地鎮祭を執り行いました。

 

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前日は風が強く時折吹雪いたりしていてとても寒い日でしたが、翌日のH様邸の地鎮祭は少し肌寒いものの天候に恵まれ、滞りなく地鎮祭を執り行うことができました。

 

上棟は春頃になりますが、いよいよH様の家づくりがスタートします。

 

今日Y様邸ではユニットバスの据付工事をしました。

 

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ユニットバスを据付けるまでに断熱工事を済ましておきました。

 ・壁には高性能グラスウール(省エネルギー対策等級4)

 ・基礎と土間にはポリスチレンフォーム保温板

 ・基礎パッキンには断熱除湿パッキン

これで浴室の断熱性能は格段に向上していますので、快適なお風呂生活になること間違いなしですね!

 

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TOTO社のユニットバスです。

 

夕方には組み立てが完了しました。

仕上がってしまえば分かりにくい断熱工事ですが、しっかりとした工事をすることで快適な生活と省エネに繋がっていく大事な工事なんです。

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杉がキレイ

2016.12.10

先月末に上棟しましたY様邸では外装工事をしています。

今は軒天(屋根部分の天井のほうが分かりやすいですかね….)に無垢杉の羽目板を貼っています。

 

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無垢の木なので一枚一枚表情が違って色や模様が揃いませんが、それが却っていい味と雰囲気をだしており自然素材の良さが分かります。

  

外壁も杉板を貼りますので、無垢の杉に包まれたやわらかな雰囲気の外観に仕上がりますよ!

 

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補強して安心

2016.12.08

蔵を住まいに改修しているT様邸ですが、土壁を撤去する前に構造補強の工事をしました。

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既存の柱・土台の内側に新たな柱・土台を組み立てて繋ぐことで既存の構造の補強をして頑丈で安心な構造にしました。

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これで構造補強ができましたので、この次は土壁の撤去をしていきました。

工事をしてみて、蔵は材料も手間も惜しまずに造られており、昔の方々の偉大さを感じています。現代にも生かせそうな事もありました。

まさに温故知新ってこういう事なのかなと日々感じています。

先日、とある勉強会に参加する為、大阪へ行ってきました。

ここの所、世間を賑わせているゼロエネルギー住宅に大きく関係している”高断熱・高気密”について、実例を元にした考え方や施工方法などを学んできました。

みなさん、 高断熱・高気密 って聞くとどうお感じになられますか?

よくご存知な方ですと

・冬は暖かく、夏は涼しい
・電気などのエネルギーを使わないから毎月の電気代が安い

・不純な外気(花粉、PM2.5、廃棄ガス、悪臭など)が入らない

 

ってとこでしょうか

逆にあまり知らない、もしくは興味がないって方は

 

・気密って息苦しそう
・自然の暖かさや涼しさを感じたい

・機械に生かされてるみたいでイヤ

 

って感じのイメージをお持ちかもしれません


前者は最先端の家造りを希望される現代型、後者は安心安全な暮らしを求める自然派といった感じでしょうか

どっちも間違いじゃないです。

人は千差万別。顔が違えば趣味嗜好も違いますし、家においても好みがあって当たり前なんですね。

でもこの相反するように思える二つの事は別の物として家造りを考えてはいけません。どっちも大事ですし、どっちも家造りにおいて外す事が出来ないものなんです。

ともすると、性能ばかりに特化してしまったり

自然素材で自然な環境造りを優先するあまり、大事な性能を疎かにしてしまったり

これでは長く、家族が安心安全で暮らしていけません。

 

山奥の自然しかない環境で育ち、更に家業が木を使う製材業。

無垢の木や土などの自然な素材を使った空間造りが、健康や安全な暮らしに重要である事は身をもって体験していますしそれが人が暮らす為の根幹であると考えてマルトは家造りをしております。

ただ、これだけでは、安心・安全で長く暮らせる家造りではありません。

長く暮らすには・・・

 

多発する大規模地震に耐える性能が無くてはなりません

亜熱帯化しつつある環境の変化に対応できる高い断熱性能が必要です。

エネルギー削減が全世界で叫ばれる時代で、エネルギーを使わない性能も重要ですし、エネルギーを創る(創エネ)工夫も必要です。

家中の室温を均一化する事で、長生きという意味だけではなく働き盛り世代の健康被害も減らさなければなりません

 

以上のように、何が欠けてもダメですし、何かだけが特化していても本当意味での長く暮らせる家造りにはなりません。

マルトの家造りは今、全てを兼ね備えた家造りをしています。仕様・性能・デザインがベストなバランスで造られた家。そのうちの一つである高断熱・高気密について今回は学んできたのですが、性能・仕様などもう少しまとめてから、ブログやHPにてお知らせしていきたいと思っております。

蔵を住まいに改修してるT様邸の工事も順調に進んでいます。

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今は↑の写真の状態ですが、ここまでに様々な工事をしてきました。

 

先ず最初に行った工事は、建物を補強する為の構造を組み立てる用の基礎工事です。

ふつう基礎は外から見えていますが、今回は家の中に基礎を作りました。

 

床を解体して整地をしました

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鉄筋を入れてコンクリートを流し込みました。

今回の基礎は立上り部分が無い基礎なんですよ!

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土間からの湿気を防ぐ為に全面にビニールシートを敷いてあり、防湿対策もバッチリです!

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ここから建物の構造補強工事に進んで行きました。