建具の種類vol.4
前回までとは少し意味の違う建具の種類です。 外部建具といえば『アルミサッシ』!ではなくなってきました。&nbs…
昨日のブログ、
たくさん難しい言葉が出てきました。
・耐震等級
・パッシブ
・UA値
・HEAT20
・G1レベル 等々
今日は、耐震等級の説明をしましょう。
耐震等級には3段階あって、
耐震等級1:建築基準法(法律)と同程度の建物
耐震等級2:耐震等級1で想定する地震の1.25倍に耐えられる建物
耐震等級3:耐震等級1で想定する地震の1.5倍に耐えられる建物
という分け方になっています。
耐震等級1の建築基準法(法律)と同程度の建物というのが、
・数百年に一度発生する(住宅の密集する都市で震度6強から震度7程度)
地震に対して、倒壊・崩壊しない。
・数十年に一度発生する(住宅の密集する都市で震度5強程度)
地震に対して、損傷しない。
というもので、阪神淡路大震災が基準となっています。
等級2と3は、それの1.25倍や1.5倍程度と考え勝ちですが、
等級1の場合は『耐力壁』という『壁』だけの計算で成り立っています。
語弊があるかもしれませんが、乱暴な表現をすると、
建築確認が通りやすいように、その建物を設計した建築士の責任において、
簡易な計算方法でも確認済証を発行しますよ!というものです。
それに対して、耐震等級2や耐震等級3は、
床や屋根の強度まで含めたもので計算をしなくてはいけないので、
より正確な数値が出てきます。
ですから、耐震等級2と3の強度の差はそんなにないと思いますが、
耐震等級1と2は、大きな違いがあります。