床下エアコン・・・空気の流れを読む
先日床下エアコンを設置したお客様から、「床下エアコンの効きが悪い」とのご連絡があり、点検と合わせて原因調査に…
床下の換気方法として
全周換気
ができる基礎パッキンの採用があります。
以前は、床下換気口と呼ばれる巾40?×高さ20?程度の大きさのものを、
各部屋に1ヶ所程度(目安として4mに1ヶ所程度)配置していましたが、
隅角部(部屋の角)は空気の淀み域(空気が動かない)
になってしまうという欠点がありました。
それが、基礎パッキンを使用することにより、
この画像のように、床下空間が全周で換気できるようになりました。
実際使用している画像が
この基礎パッキンを配置するのにも規定があって、
・アンカーボルトのある部分
・柱下など荷重のかかる部分
・土台のジョイントになる部分
・1000mm以内
あと、換気量が少なくなるという意味から、設置する枚数が多すぎてもダメです。
基礎パッキンによって、床下換気口の設置が不要になり、補強配筋が減少しました。
また、基礎のコンクリートに土台が直接接しなくなるので、湿気のリスクも軽減されました。